2020年第64回G1大阪杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2020年大阪杯の注目馬を分析!

今年の大阪杯は有馬記念馬ブラストワンピース、ダービー馬ワグネリアン、マカヒキなど5頭のG1馬をはじめ、前哨戦で歴戦のG1馬を軽くあしらったダノンキングリーが参戦するなど混線が予想されます。大阪杯に登録している馬の中から注目馬をピックアップし、勝ち負けできるか分析します。

大阪杯の特徴

大阪杯は第2回阪神開催4日目に行われる芝2000mの古馬混合G1レース。定量戦で負担重量は牡馬57kg、牝馬55kg。外国調教馬が出走可能な国際G1で、優勝馬はアイルランドの芝10ハロンG1、アイリッシュチャンピオンステークスへの優先出走権が付与されます。

また春の古馬G1三冠レースの第1弾目で、春の天皇賞、宝塚記念を全て制すると報奨金が授与されます。

大阪杯はもともと春の天皇賞を目指すステップレースとして定着していたG2格のレースでしたが、G1級のメンバー揃うためハイレベルな戦いが繰り広げられてきました。そこで2017年のレース体型の整備に伴い、G1に昇格。春の古馬中距離No1を決めるレースと位置付けられます。

しかしこの時期、賞金も国際的な評価も高い中距離G1レースがドバイや香港で組まれ、しかも昨今の日本馬の能力で十分勝負になり、飛行機で楽に遠征できるため中距離有力馬はこちらのレースに参加しています。そのためJRAの思惑とは裏腹に、大阪杯の出走メンバーは小粒です。

レース及びコースの攻略法

大阪杯はコーナーを4つ回る阪神の内回りコースを使用。スタートはスタンド手前、第四コーナーを過ぎた辺りから。スタート直後に急な上り坂があり、直ぐにカーブが急な第1、第2コーナーを回るため、前半ペースが早くなることはほとんどなく、よどみなく進みます。

実際にレースが動くのは3コーナー付近から。中山に比べるとカーブが緩やかなためある程度スピードを上げてもコーナーをスムーズに回れます。前半がスローで流れ各馬余力があり、直線も短いので逃げ、先行馬が有利。

直線に急坂が待ち構えているのでパワーも必要。前に行っても瞬発力で早い脚が使えることが勝利条件です。

勝ち馬予想に役立つ!大阪杯の注目馬分析

ブラストワンピース

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
ツルマルワンピース キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ツルマルグラマー フジキセキ
エラティス

 

ブラストワンピースは3歳で2018年の有馬記念を制覇。昨年も大阪杯に参戦し1番人気も6着。ただし春初戦がG1で0.3秒差なら力負けではありません。札幌記念勝利後は凱旋門賞へ向けての調整が行われ、実戦の凱旋門賞で超重馬場を走り11着で敗退します。

ブラストワンピースの復帰初戦、前走の中山芝2200mG2AJCCは1番人気に応え快勝。新馬戦が520kgと巨漢馬で、前走でも546kgと馬体が大きく成長。非常に筋肉量が多く、一度使うと疲れが溜まる体質と判断でき、このローテーションは問題ありません。

ブラストワンピースの父は英国の芝2400mG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを勝ったハービンジャー。ハービンジャーは3歳の4月デビューで、G1勝利も4歳夏と成長は遅めでした。

ブラストワンピースが3歳で2500mの有馬記念を制覇したことからも、距離適性や成長度はハービンジャーを色濃く受け継いでいると判断できます。

またブラストワンピースの大柄で筋肉質の馬体は、母の父のキングカメハメハの血。有馬記念や毎日杯、AJCC、札幌記念など、坂や洋芝などパワーが必要なコースは苦にしません。前走のAJCCである程度前でレースを運べることも証明済み。この舞台では当然勝ち負け。

ダノンキングリー

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
マイグッドネス Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Caressing Honour and Glory
Lovin Touch

 

ダノンキングリーはG1勝こそ無いものの、昨年の皐月賞ではタイム差無しの3着、ダービーでもタイム差無の2着。秋は古馬相手に圧倒的な1番人気でG2毎日王冠を制し、マイルチャンピオンシップでは2番人気。5着に敗れましたが勝ち馬とは0.4秒差しかなく、3歳馬なら上出来。

ダノンキングリーの前走、中山記念では他のG1勝馬と斤量差があったとは言え2着に0.3秒差を付けて余裕勝ち。実力は間違いなくG1級。今回ブラストワンピースと人気を二分するの間違いありません。

ダノンキングリーの父は大種牡馬ディープインパクト。ダノンキングリーの切れる末脚はディープインパクト譲り。母の米国産の1勝馬ですが、母の父はディープインパクトを相性の良いストームキャット。ストームキャットからはスピードと坂を登るパワーを受け継いでいる格好です

ダノンキングリーは配合から見ても中距離馬。前でレースを進めても常にメンバー中3位以内の早い末脚を使えるのが魅力。阪神2000mは逃げ、先行有利なので脚質的にも適鞍。阪神コースは今回初ですが、同じ小回りの中山で勝てる実力があるので問題ないでしょう。

同じディープインパクト産駒で今回出走するダービー馬ワグネリアンより勝てる可能性が高いと判断します。

ワグネリアン

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
ミスアンコール キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ブロードアピール Broad Brush
Valid Allure

 

ワグネリアンは2018年度のダービー馬。古馬になってから勝利はありませんが、昨年の大阪杯では4着、天皇賞秋では5着、ジャパンカップで3着と大崩れしません。今回はジャパンカップ以来4か月ぶりの実践です。

ワグネリアンの父ディープインパクト、母の父キングカメハメハ共にダービー馬。ワグネリアンを含め全て馬主の金子真人氏の持ち馬という、馬主の夢の結晶ともいうべき本馬。だだし馬体を見る限りスラっとしているのでディープインパクトの血がかなり濃いと判断できます。

ワグネリアンは稍重だった皐月賞や、洋芝の札幌記念では結果を出していないのでパワー勝負はやや分が悪いと考えられます。もっとも坂の有る阪神や東京は走っているので坂は特に問題ありません。馬場荒れていない外目を通れる枠順であればいい勝負ができます。

マカヒキ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
ウィキウィキ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
リアルナンバー Rainbow Corner
Numeraria

 

マカヒキ2016年度のダービー馬。G1勝利はこの1勝だけです。ダービー馬という称号とG1では常に上位に食い込むのでそこそこ人気になりますが、以後G1で馬券に絡んだことはありません。重賞勝ちもフランスのG2ニエル賞勝ちから見放されています。

さすがに開け7歳なのでマカヒキに往年の力を期待するのは酷かもしれませんが、昨年の大阪杯で4着、ジャパンカップでも4着しているように末脚の生きる展開になれば浮上してくる可能性は捨てきれません。メンバーも去年に比べれば手薄です。

マカヒキはディープインパクトらしく長くいい脚を使うのが信条。無欲のロングスパートで上位の人気馬の脚が途中で止まるようなら3着ぐらいまで浮上する可能性はありまあす。

ラッキーライラック

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート
Lilacs and Lace Flower Alley Distorted Humor
プリンセスオリビア
Refinement Seattle Slew
ステラマドリッド

 

ラッキーライラックは2017年の阪神ジュベナイルフィリーズ、2019年のエリザベス女王杯の勝馬。昨年は香港の芝2400mの国際G1ヴァースで2着しているように、強力牡馬と十分勝ち負けできる実力を備えています。

ラッキーライラックは前走中山記念でダノンキングリーの2着。ほぼ同じ位置取りで、上がり時計も同じ。今回はダノンキングリーの負担重量が1kg増えるので、単純計算では差は無くなります。両馬とも前走は大阪杯の布石なので、今回はどちらがより仕上げてくるかで差が出ます。

ラッキーライラックは古馬以降、牝馬同士のマイル戦では格下に負け、中距離路線では牡馬相手でも接戦しているように基本的に中距離以上で力を発揮すると判断でき、距離延長はプラス。三冠を制し、5歳の引退レース有馬記念を圧勝した父のオルフェーブルの血が濃いと思われます。

オルフェーブルはG2時代の大阪杯を優勝。またオルフェーブル産駒はピッチ走法でパワーがあるタイプが多く、小回りでゴール前に急坂がある阪神内回りコースや中山は得意。今回は中山記念より有力牡馬が強力ですが、ラッキーライラックは牝馬でも勝ち負けできる実力があります。

クロノジェネシス

パゴ Nashwan Blushing Groom
Height of Fashion
Moonlight’s Box Nureyev
Coup de Genie
クロノロジスト クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
インディスユニゾン サンデーサイレンス
ラスティックベル

 

クロノジェネシスは昨年の秋華賞の優勝馬。牝馬三冠路線の桜花賞、オークス共に3着で、今まで掲示板を外していない安定感が魅力。

クロノジェネシスは前走のG2京都記念で古馬の牡馬と初対戦でしたが、2着に0.4秒差を付けて圧勝。京都記念の出走馬がG2,G3クラスで、真の実力馬は同期のライバル、ジャパンカップでも2着したカレンブーケドールだけという格下相手。危なげない勝利はこの馬の実力の証明です。

クロノジェネシスの父パゴは凱旋門賞をはじめ1600~2400mの欧州G1を5勝。パゴは2歳から5歳夏までが競走馬としてのピークで、それ以降は大崩れしないものの勝ちきれないレースが続き引退しています。

クロノジェネシスの母はクロフネ産駒のクロノロジストですが、ダートのマイル戦を2戦しただけで引退。前走重馬場の京都記念を重馬場で圧勝したことからも、母系でなく重い洋芝で走るパゴの血が濃く出ていることは明らか。今の時期が成長のピークと考えられます。

今回は牡馬の古馬一級線との初対戦。ラッキーライラックとは3歳時にエリザベス女王杯で対戦し0.3秒差で5着、斤量差2kgも今回は同斤量。成長度を加味してもラッキーライラックと能力差で逆転は疑問。末脚勝負でもラッキーライラックの方が強力です。連下までと判断します。

ロードマイウェイ

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
Wild Again
フェリス ジャングルポケット トニービン
ダンスチャーマー
レディミューズ ティンバーカントリー
シンコウラブリイ

 

ロードマイウェイは昨年6月の1勝クラスから5連勝。今回と同じ阪神芝2000mでG3チャレンジカップを制した昇り馬です。重賞勝ちはこの1勝のみ。前走は初めて一線級のサートゥルナーリアと対戦しましが、1.2秒差10着と離され大敗しています。

ただ、大敗といってもレースがスローなため位置取りの差。出走馬のほとんどがロードマイウェイと同じ33秒台の脚を使い、逃げ馬も34秒台の脚で3着に粘っています。ロードマイウェイは前でも競馬ができましたが、このレースでは後ろに陣取ったことがあだになった感じです。

ロードマイウェイの父はハーツクライ産駒のジャスタウェイで、古馬になって成長。ロードマイウェイの末脚もジャスタウェイ譲りと考えられます。母の父ジャングルポケットはスタミナを産駒に伝えるので2000mは問題ありません。

ロードマイウェイは前でレースを運んでも33秒台の脚は使えるので、今回は位置取りをどうするかが課題。見限るにはまだ早く、他のG1未勝利馬の中では阪神芝2000mの舞台で最も適した脚質です。人気は落ちるので、当日の気配を見て馬券に入れるか判断してください。

出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ロードマイウェイ ジャスタウェイ 牡4 武豊 ロードホースクラブ
杉山 晴紀(栗東) ジャングルポケット 57kg ケイアイファーム
2 2 サトノソルタス ディープインパクト  牡5 藤岡康太 ノーザンファーム
堀宣行(美浦) Petionville 57kg サトミホースカンパニー
3 3 ブラストワンピース ハービンジャー 牡5 川田将雅 ノーザンファーム
大竹正博 (美浦) キングカメハメハ 57kg シルクレーシング
4 4 ワグネリアン ディープインパクト 牡5 福永祐一 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) キングカメハメハ 57kg 金子真人H
5 5 ラッキーライラック オルフェーブル 牝5 M.デムーロ ノーザンファーム
松永幹夫(栗東) Flower Alley 55kg サンデーレーシング
5 6 レッドジェニアル キングカメハメハ 牡4 酒井学 社台ファーム
高橋義忠 (栗東) マンハッタンカフェ 57kg 東京ホースレーシング
6 7 ステイフーリッシュ ステイゴールド 牡5 岩田康誠 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) キングカメハメハ 57kg 社台レースホース
6 8 ダノンキングリー ディープインパクト 牡4 横山典弘 ダノックス
萩原清(美浦) Storm Cat 57kg 三嶋牧場
7 9 マカヒキ ディープインパクト 牡7 L.ヒューイットソン ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) フレンチデピュティ 57kg 金子真人H
7 10 ジナンボー ディープインパクト 牡5 藤岡佑介 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) キングカメハメハ 57kg 金子真人H
8 11 カデナ ディープインパクト 牡6 鮫島克駿 グランド牧場
中竹和也 (栗東) フレンチデピュティ 57kg 前田幸治
8 12 クロノジェネシス パゴ 牝4 北村友一 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) クロフネ 55kg サンデーレーシング

ここをクリックすると他の重賞の【注目出走馬分析】を検索できます。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました