2020年第24回G3シリウスステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2020年シリウスステークスの注目馬を分析!

ユニコーンステークスをレコード勝ちした期待の素質馬カフェファラオが出走登録している2020年のシリウスステーク。マーチステークス勝ちのスワーヴアラミスなどシリウスステークスに登録している馬の中から注目馬をピックアップし馬券になるか分析します。

シリウスステークスの特徴

G3シリウスステークスは阪神ダート2000mで行われる3歳以上のハンデキャップ競争ですが、2020年度は京都競馬場改修工事に伴い開催変更が行われ、第2回中京開催8日目に中京ダート1900mで行われます。

国際競争に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また指定交流競走に指定され地方所属馬は4頭まで登録が可能です。

過去10年のシリウスステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら

2020年シリウスステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダイシンインディー ゴールドアリュール 牡4 吉田隼人 佐藤牧場
戸田博文 (美浦) Storm Cat 54kg 大八木信行
1 2 サクラアリュール ゴールドアリュール 牡5 藤岡康太 谷岡牧場
村山明 (栗東)  Gulch 54kg さくらコマース
2 3 エイコーン フリオーソ 牡5 高倉稜 杵臼斉藤牧場
吉田直弘 (栗東) アドマイヤムーン 55kg 西森功
2 4 アルドーレ オルフェーヴル 牡5 横山典弘 辻牧場
昆貢 (栗東) フレンチデピュティ 56kg 安原浩司
3 5 ランスオブプラーナ ケープブランコ 牡4 太宰啓介 フジワラファーム
本田優 (栗東) マンハッタンカフェ 55kg 五影慶則
3 6 メイショウワザシ アイルハヴアナザー 牡5 浜中俊 富田牧場
南井克巳 (栗東)  マンハッタンカフェ 56kg 松本好雄
4 7 エムオーグリッタ ブラックタキシード 牡6 団野大成 橋本牧場
古賀慎明 (美浦) ワレンダー 54kg 大浅貢
4 8 サンデーウィザード ネオユニヴァース 牡8 秋山真一郎 ノーザンファーム
大久保龍 (栗東) Include 56kg 巽祐子
5 9 ダノンスプレンダー ロードカナロア 牡4 川田将雅 レイクヴィラファーム
安田隆行 (栗東) シンボリクリスエス 55kg ダノックス
5 10 ダイメイコリーダ エスケンデレヤ 牡3 松山弘平 宮本昇
森田直行 (栗東) スパイキュール 54kg 出口牧場
6 11 グレートタイム キングカメハメハ 牡5 福永祐一 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) フジキセキ 55kg 金子真人H
6 12 テーオーヘリオス Fusaichi Pegasus 牡8 荻野琢磨 Yanagawa Stud LTD.
梅田智之 (栗東) Afternoon Deelites 56kg 小笹公也
7 13 キメラヴェリテ キズナ 牡3 松若風馬 ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 53kg 加藤誠
7 14 ナムラアラシ エンパイアメーカー 牡7 幸英明 いとう牧場
牧田和弥 (栗東) エンドスウィープ 56kg 奈村信重
8 15 カフェファラオ American Pharoah 牡3 C.ルメール Paul P. Pompa
堀宣行 (美浦) More Than Ready 54kg 西川光一
8 16 ミツバ カネヒキリ 牡8 岩田望来 タバタファーム
加用正 (栗東) コマンダーインチーフ 58kg 協栄

勝ち馬予想に役立つ!シリウスステークスの注目馬分析

カフェファラオ

American Pharoah Pioneerof the Nile エンパイアメーカー
Star of Goshen 
Littleprincessemma Yankee Gentleman 
Exclusive Rosette 
Mary’s Follies More Than Ready サザンヘイロー 
Woodman’s Girl 
Catch the Queen Miswaki 
Wave to the Queen 

カフェファラオはG3ユニコーンステークスまで3戦1番人気で3連勝を飾った素質馬ユニコーンステークスは2着馬に0.8秒差を付けて圧勝しています。次走のジャパンダートダービーでは単勝人気1.1倍と圧倒的な人気でしたが、優勝馬に2.5秒差を付けられ大惨敗しています。

ジャパンダートダービーでは終始3番手追走でしたが重馬場で前を走る馬のキックバック(蹴り上げた芝の塊や泥を受けること)受け、レースで嫌気したとコメントされています。精神的な脆さを感じさせる内容です。

カフェファラオの父は米国クラッシック三冠でブリダーズカップ・クラッシックも制したアメリカンファラオ。ジャパンダートダービーで優勝したダノンファラオもアメリカンファラオなので日本のダートへの適性の高さが伺えます。

カフェファラオの母メアリーズフォリーズは米国産で重賞2勝を含む4勝馬。産駒は全てダート重賞を勝ち母系の遺伝力も確かです。父アメリカンファラオはダート2000mのブリダーズカップ・クラッシックをレコード勝ちなので、父の血が濃く出ていれば距離は問題ありません。

前走大敗したため負担重量54kgと斤量は恵まれています。あとはレース中の位置取りがカギ。今回は歴戦の古馬との対戦なので、内枠だとレース中に包まれ気の弱さを見せる可能性もあります。外枠なら買い、内枠なら連下扱いで。

スワーヴアラミス

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ベイトゥベイ Sligo Bay  Sadler’s Wells 
Angelic Song 
Bala  With Approval 
Muskoka Dawn 

スワーヴアラミスは今年のマーチステークスの優勝馬。前走平安ステークスでは4番人気、レース中2番手でにレースでしたが、優勝馬オメガパフュームに0.9秒差の5着。オメガパフュームはダートG1を3勝し、負けても仕方がない相手。逃げ馬はシンガリ負けなので、よく粘っていると言えます。

スワーヴアラミスの父はハーツクライ。母ベイトゥベイはカナダの芝重賞を2勝しています。基本的に芝馬で固められた血統で、なぜダートを走るのかは不明。強いてゆうならハーツクライにダートでも走る産駒を出すトニービンが入っているので、こちらの血が濃く出ている可能性があります。

スワーヴアラミスはスタミナ豊富な血統で構成され距離は問題ありません。今回57.5kgのハンデを背負いますが2走クラスで58kgを背負い勝っています。ただし57kg以上を背負っての勝ち切りはシリウスステークでほとんどありません。成績も安定しており前走より相手関係も楽なので連軸で。

ダイメイコリーダ

エスケンデレヤ Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Aldebaran Light Seattle Slew
Altair
ミラクルフラッグ スパイキュール サンデーサイレンス
クラフテイワイフ
ポイントフラッグ メジロマックイーン
パストラリズム

ダイメイコリーダは3歳馬ながらこれまで11戦を消化しおり2勝2着4回3着1回。前走ジャパンダートダービーでは逃げて優勝馬ダノンファラオに0.3秒差2着と粘っています。3着以下には5馬身差を付けているので力はあります。

ダイメイコリーダの父エスケンデレイヤは米国3歳限定ダートG1を1勝後骨折が判明。大種牡馬ジャイアンツコーズウェイの血を引いているため種牡馬になっています。母ミラクルフラッグはダートの1勝馬で、母の半弟に芝G1を6勝したゴールドシップがいます。

ダイメイコリーダの母の父スパイキュールはサンデーサイレンス産駒で受賞勝ちはないもののダート7戦7勝と底を見せておらず、脚部不安のため引退し種牡馬になっています。ダートの長距離で逃げてもばてないのは母系にあるメジロマックイーンの血の影響が強いと考えられます。

血統上ダイメイコリーダはダートの長距離が合っており、今回大差をつけたカフェファラオと同斤量で出られるのは有利今回も逃げ・先行のレースが予想され、スワーヴアラミスのマークがきつくなる可能性があります。ただし大崩れは無いので馬券には入れておきたい1頭です。

ダノンスプレンダー

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
メジロスプレンダー シンボリクリスエス クライウィズジョイ
Tee Kay
クライウィズジョイ トニービン
クライングフォーモア

ダノンスプレンダーは重賞経験はありませんが、これまで8戦4勝2着2回3着2回と未だに馬券を外していません。前走3勝クラスを勝ち上がった時以外は、前で競馬をしても全戦で上がり3位以内と末脚は安定しています。

ダノンスプレンダーの父は短距離馬系種牡馬のロードカナロア母メジロスプレンダーは2勝馬ですが、母の半弟に重賞4勝のサトノブレスがいます。ロードカナロアの父キングカメハメハ、母の父シンボリクリスエス共にダート馬も輩出する種牡馬で、母系のトニービンの血はスタミナを伝えます。

そのため距離適性は母系からで、2走前に京都1900mを経験しているので問題ありません。前々走の2勝クラスでダイメイコリーダを負かしたシャンパンクーペを負かしており前走3勝クラスも前崩れの展開にも関わらず、唯一先行馬で押し切って勝ち上がっています。

実力馬のスワーヴアラミスより条件戦での勝ち上がり方スムーズで、素質的には遜色ありません。今回スワーヴアラミスより斤量が2.5kgも軽く有利。対抗で。

ロードブレス

ダノンバラード ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
レディバラード Unbridled
Angelic Song
ミステリューズ ナリタトップロード サッカーボーイ
フローラルマジック
レモンバーム フジキセキ
ラビットボール

ロードブレスはこれまで13戦5勝。ダート路線に変更後に5戦4勝なのでもともとダート適性が高かったと言えます。前走リスミテッドクラスの新潟ダート1800mBSN賞でレパードステークス勝ちがある同期のハヤヤッコに競り勝っているので、G3程度の力はあります。

ロードブレスの父はディープインパクト産駒のダノンバラード。ダノンバラードはG1勝ちこそないものの皐月賞3着、宝塚記念2着、重賞2勝と重賞で勝ち負けを繰り返していたため種牡馬になっています。母ミステリリューズは未勝利馬。

父ダノンバラード、母の父ナリタトップロード共に芝馬です。しかし、ダノンバラードの母レディーバラードは地方牝馬限定G3を2連勝しており、ロードブレスは父の母の影響が強いと考えられます。

血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの4×4×5の非常に濃いクロスを持っており、身体能力や勝負根性と共に悍性のきつさも遺伝している可能性があります。逃げや追い込みという競馬でも結果を出しているのは、現状はその気の強さが良い方向に向いているからか。

近走のレース内容から大崩れはなく馬体が500kgを超えているので斤量負けはしないでしょうが、前走ハンデキャップ戦で55kgでの勝ち上がりで今回斤量が56kgと1kg加算されます。連下で。

グレートタイム

キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
ミラクルレジェンド フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
パーソナルレジェンド Awesome Again
Highland Legend

グレートタイムはこれまで16戦3勝2着6回3着2回。3歳時にユニコーンステークスで2着、ジャパンダートダービーで3着しており、先着を許したルヴァンスレーヴとオメガパフュームはその後古馬ダートG1でも優勝しているので相手が悪かったと言えます。

グレートタイムの父はダート馬も出すキングカメハメハ母ミラクルレジェンドはダート重賞4勝を含め12勝を挙げた活躍馬。近親に地方G1京都大賞典を制したローマンレジェンドがいる良血です。

グレートタイムはジャパンダートダービー後伸び悩み、前々走でようやく3勝クラスを勝ち上がっています。前走リステッドクラスのジュライステークスでは勝ち馬に0.9秒差を付けられ7着と、オープンクラスではまだ実力が伴わない可能性があります。

グレートタイム2000mのジャパンダートダービーで着しているものの、勝ち上がりは1600~1800mで、マイルの方が好時計勝ちしています。今回の1900mは微妙に長いいと考えられます。今回はスタミナ豊富なダート馬が揃うので、相手関係からも馬券は厳しいと判断します。

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