【2020年度版】ステイヤーズステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るステイヤーズステークスの入賞馬

ステイヤーズステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 8 モンドインテロ 牡7 56kg 3.46.1 ディープインパクト ブライアンズタイム
2 7 アルバート 牡8 56kg 3.46.2 アドマイヤドン ダンスインザダーク
3 4 エイシンクリック 牡5 56kg 3.46.4 ルーラーシップ キャロルハウス
2018 1 7 リッジマン 牡5 56kg 3.45.2 スウェプトオーヴァーボード Caerleon
2 7 アドマイヤエイカン 牡5 56kg 3.45.6 ハーツクライ フレンチデピュティ
3 3 モンドインテロ 牡6 56kg 3.45.6 ディープインパクト ブライアンズタイム
2017 1 8 アルバート 牡6 57kg 3.43.0 アドマイヤドン ダンスインザダーク
2 2 フェイゲーム 騙7 57kg 3.43.4 ハーツクライ アレミロード
3 7 ブレストウィック 牡6 56kg 3.43.7 ダイワメジャー Linamix
2016 1 3 アルバート 牡5 57kg 3.47.4 アドマイヤドン ダンスインザダーク
2 5 ファタモルガーナ 騙8 56kg 3.47.4 ディープインパクト エリシオ
3 6 モンドインテロ 牡4 56kg 3.47.7 ディープインパクト ブライアンズタイム
2015 1 1 アルバート 牡4 56kg 3.45.9 アドマイヤドン ダンスインザダーク
2 4 カムフィー 牡6 56kg 3.46.7 ダンスインザダーク ノーザンテースト
3 1 トゥインクル 牡4 56kg 3.46.8 ステイゴールド ノーザンテースト
2014 1 5 デウペラード 牡6 57kg 3.47.8 ネオユニヴァース トニービン
2 7 フェタモルガーナ 騙6 56kg 3.47.9 ディープインパクト エリシオ
3 2 クリールカイザ 牡5 56kg 3.48.2 キングヘイロー サッカーボーイ
2013 1 4 デウペラード 牡5 56kg 3.45.2 ネオユニヴァース トニービン
2 8 ユニバーサルバンク 牡5 56kg 3.45.8 ネオユニヴァース ドクターデヴィアス
3 4 トウカイトリック 牡11 57kg 3.45.9 エルコンドルパサー Silver Hawk
2012 1 8 トウカイトリック 牡10 56kg 3.46.5 エルコンドルパサー Silver Hawk
2 6 フェタモルガーナ 騙4 56kg 3.46.7 ディープインパクト エリシオ
3 5 デウペラード 牡4 56kg 3.46.7 ネオユニヴァース トニービン
2011 1 5 マイネルキッツ 牡8 58kg 3.50.8 不良 チーブベアハート サッカーボーイ
2 2 イグアス 牡3 55kg 3.51.0 ディープインパクト Potrillazo
3 7 トウカイトリック 牡9 57kg 3.51.6 エルコンドルパサー Silver Hawk
2010 1 1 コスモヘレノス 牡3 55kg 3.43.4 グラスワンダー エリシオ
2 5 ジャミール 牡4 57kg 3.43.5 ステイゴールド Sadler’s Wells
3 4 ネヴァブション 牡7 58kg 3.43.7 マーベラスサンデー Mill Reef

ステイヤーズステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 6 モンドインテロ OP 5 8
2 1 アルバート 京都大賞典 13 16
3 11 エイシンクリック 2勝クラス 4 4
2018 1 1 リッジマン OP 5 1
2 2 アドマイヤエイカン 1600万下 1 1
3 4 モンドインテロ 京都大賞典 9 9
2017 1 1 アルバート アルゼンチン共和国杯 2 4
2 2 フェイゲーム 京都大賞典 5 10
3 3 ブレストウィック アルゼンチン共和国杯 6 9
2016 1 1 アルバート アルゼンチン共和国杯 4 2
2 3 ファタモルガーナ 京都大賞典 9 9
3 2 モンドインテロ アルゼンチン共和国杯 1 4
2015 1 1 アルバート 1600万下 3 1
2 7 カムフィー 1600万下 3 3
3 4 トゥインクル 1600万下 1 2
2014 1 3 デウペラード アルゼンチン共和国杯 7 9
2 4 フェタモルガーナ OP 6 4
3 1 クリールカイザ アルゼンチン共和国杯 4 2
2013 1 1 デウペラード アルゼンチン共和国杯 9 6
2 4 ユニバーサルバンク OP 5 2
3 7 トウカイトリック アルゼンチン共和国杯 13 13
2012 1 8 トウカイトリック アルゼンチン共和国杯 14 10
2 4 フェタモルガーナ 1600万下 2 5
3 2 デウペラード 1600万下 4 1
2011 1 4 マイネルキッツ 京都大賞典 5 7
2 6 イグアス 1600万下 4 3
3 12 トウカイトリック アルゼンチン共和国杯 16 12
2010 1 5 コスモヘレノス アルゼンチン共和国杯 9 3
2 2 ジャミール アルゼンチン共和国杯 2 2
3 3 ネヴァブション 天皇賞秋 11 5

ステイヤーズステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 5勝2着1回3着1回、連対率6割、複勝率7割

2番人気 0勝2着3回3着2回、連対率3割、複勝率5割

3番人気 1勝2着1回3着2回、連対率2割、複勝率4割

1番人気は5勝、連対率6割、複勝率7割と、1番人気が人気通りの結果を出すレース。一方2、3番人気の連対率は低く、複勝率も4~5割。馬券には入れておいた方が無難ですが、馬連で考えるとあまり信用が置けません。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は2回で共に3着。この2年を除けば馬連は6番人気以内で決まった年が8回、3着まで5番人気以内で決まった年が5回と基本的に馬券は堅め上位8番人気以内の馬からピックアップするのが馬券の近道です。

前走と馬券

秋競馬初戦はステイヤータイプが活躍する重量レースが少なく、馬券に絡んだ前走重賞組はほとんどがG2の京都大賞典かアルゼンチン共和国杯を叩いてきた馬。この2レースで馬券になった馬の60%を占めます。

京都大賞典      1勝2着3回3着1回

アルゼンチン共和国杯 6勝2着1回3着4回

圧倒的にアルゼンチン共和国杯組が強いことが分かります。また下級条件下では3勝クラス(旧1600万下)でも十分馬券になりますが、過去10年で1勝と勝ち切りまでにはいかず2、3着候補と見た方が良いでしょう。

血統と馬券

ネオユニヴァース  2勝2着1回3着1回

ディープインパクト 1勝2着4回3着2回

アドマイヤドン   3勝2着1回3着0回

アドマイヤドンが3勝2着1回ですが、いずれもアルバートのもの。アルバートの母と父はステイヤーを多く出すダンスインザダーク、また血統内にスタミナを伝えるトニービンも入っているので、これらの血の影響が強いと感がられます。

父で見た場合、長距離も走るサンデーサイレンス系の馬で全体の60%、残り30%がミスタープロスペクター系、その他と続きます。開幕週で芝が痛んでいないため、軽い芝が得意なサンデーサイレンス系やミスタープロスペクター系が目立ちます。

ただし、父がミスタープロスペクター系であれば母の父に長距離実績のある種牡馬は必須。また父サンデーサイレンス系でも、血統内にブライアンズタイム、ノーザンテースト(および2400m以上で実績のあるノーザンダンサー系種牡馬)トニービンなどスタミナを伝える血が無いと馬券になりません。

性齢と馬券

3歳     1勝2着1回3着0回、占有率6.7%

4歳     1勝2着2回3着3回、占有率20.0%

5歳     3勝2着2回3着2回、占有率23.3%

6歳     2勝2着2回3着2回、占有率20.0%

7歳以上   3勝2着3回3着3回、占有率30.0%

スピードではなくスタミナが問われるレースのため瞬発力が衰える高齢馬でも十分活躍できるレース。むしろ経験豊富な分レース中に息を抜く(手を抜く)方法を覚えています。実際にトウカイトリックは10歳で優勝、11歳でも3着に入っています。

過去にステイヤーズステークスで馬券に絡んだ経験があれば7、8歳でも十分馬券になります。年齢が原因で人気が落ちているようなら買いです。

なお出走自体ほとんどありませんが、過去10年で牝馬が馬券に絡んだことは1度もありません。

ステイヤーズステークスのレース及びコースの攻略法

ステイヤーズステークはコーナーを8つ回る中山芝内回り3600mAコースを使用。スタートはスタンド正面、ゴール前の坂下から。中山名物急坂を3回も登り、しかも中山は全体の高低差が5.3mとアップダウンがキツく、想像以上にスタミナが必要なレースです。

スタートから最初のコーナーまで337mとやや短めですが、長距離でスタートから飛ばす馬はほとんどいないのでポジション争いはスムーズに行われます。中山内回りは1周1667mと小回りでスピードが出し難く、スタミナを温存させるため全体的スローペースでレースは淡々と進みます。

また、レース中ボジションの入れ替えもほとんど行われません。レースが動くのは2週目の第3コーナーからで、スタミナに自信のある先行馬が後続馬を引き離しにかかります。第4コーナーを過ぎるとゴールまでの直線は310mで、ゴール前に高低差2.2mの急坂が待ち受けます。

スタミナを切らした馬は第4コーナー過ぎに早々と脱落。馬券に絡んだ馬の70%は第4コーナーを過ぎた時点で5番手以内。逃げ、先行馬が有利ですが、逃げ馬は過去10年で3着1回が最高。2、3番手に控える馬が連軸となった年が8回なので、先行馬を連軸にするのがベターです。

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