【2020年度版】チャンピオンズカップ入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るチャンピオンズカップの入賞馬

チャンピオンズカップの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 3 クリソベリル 牡3 55kg 1.48.5 ゴールドアリュール エルコンドルパサー
2 6 ゴールドドリーム 牡6 57kg 1.48.5 ゴールドアリュール フレンチデピュティ
3 2 インティ 牡5 57kg 1.48.7 ケイホーム Northern Afleet
2018 1 2 ルヴァンスレーヴ 牡3 56kg 1.50.1 シンボリクリスエス ネオユニヴァース
2 7 ウェスタールンド 騙6 57kg 1.50.5 ネオユニヴァース Marquetry
3 5 サンライズソニア 牡4 57kg 1.50.5 シンボリクリスエス スペシャルウィーク
2017 1 5 ゴールドドリーム 牡4 57kg 1.50.1 ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2 7 テイエムジンソク 牡5 57kg 1.50.1 クロフネ フォーティナイナー
3 1 コパノリッキー 牡7 57kg 1.50.2 ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2016 1 5 サウンドトゥルー 騙6 57kg 1.50.1 フレンチデピュティ フジキセキ
2 2 アウォーディー 牡6 57kg 1.50.1 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 3 アスカノロマン 牡5 57kg 1.50.2 アグネスデジタル タバスコキャット
2015 1 2 サンビスタ 牝6 55kg 1.50.4 スズカマンボ ミシル
2 1 ノンコノユメ 牡3 56kg 1.50.6 トワイニング アスネスタキオン
3 1 サウンドトゥルー 騙5 57kg 1.50.7 フレンチデピュティ フジキセキ
2014 1 4 ホッコータルマエ 牡5 57kg 1.51.0 キングカメハメハ Cherokee Run
2 2 ナムラビクター 牡5 57kg 1.51.1 ゼンノロブロイ エンドスウィープ
3 6 ローマンレジェンド 牡6 57kg 1.51.2 スペシャルウィーク Awesome Again
2013 1 6 ペルシャザール 牡5 57kg 1.50.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 4 ワンダーアキュート 牡7 57kg 1.50.4 カリズマティック Pleasant Tap
3 3 ホッコータルマエ 牡4 57kg 1.50.5 キングカメハメハ Cherokee Run
2012 1 7 ニホンピロアワーズ 牡5 57kg 1.48.8 ホワイトマズル アドマイヤベガ
2 6 ワンダーアキュート 牡6 57kg 1.49.4 カリズマティック Pleasant Tap
3 5 ホッコータルマエ 牡3 56kg 1.49.5 キングカメハメハ Cherokee Run
2011 1 8 トランセンド 牡5 57kg 1.50.6 ワイルドラッシュ トニービン
2 5 ワンダーアキュート 牡5 57kg 1.50.9 カリズマティック Pleasant Tap
3 3 エスポワールシチー 牡6 57kg 1.50.9 ゴールドアリュール ブライアンズタイム
2010 1 2 トランセンド 牡4 57kg 1.48.9 稍重 ワイルドラッシュ トニービン
2 7 グロリアスノア 牡4 57kg 1.48.9 プレサイズエンド ジェイドロバリー
3 6 アドマイヤスバル 牡7 57kg 1.49.1 アドマイヤボス ジェネラス

チャンピオンズカップ入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 2 クリソベリル 日本テレビ盃 1 1
2 1 ゴールドドリーム 盛岡マイルCS 1 2
3 3 インティ みやこS 1 15
2018 1 1 ルヴァンスレーヴ 盛岡マイルCS 2 1
2 8 ウェスタールンド 武蔵野ステークス 3 7
3 3 サンライズソニア JCBクラシック 1 3
2017 1 8 ゴールドドリーム 盛岡マイルCS 2 5
2 1 テイエムジンソク みやこS 2 1
3 9 コパノリッキー JCBスプリント 1 2
2016 1 6 サウンドトゥルー JCBクラシック 5 3
2 1 アウォーディー JCBクラシック 2 1
3 10 アスカノロマン みやこS 2 14
2015 1 12 サンビスタ JCBレディスクラシック 1 2
2 3 ノンコノユメ 武蔵野ステークス 2 1
3 5 サウンドトゥルー JCBクラシック 4 2
2014 1 2 ホッコータルマエ JCBクラシック 4 4
2 8 ナムラビクター みやこS 4 3
3 3 ローマンレジェンド エルムS 3 1
2013 1 3 ペルシャザール 武蔵野ステークス 1 1
2 6 ワンダーアキュート JCBクラシック 2 2
3 1 ホッコータルマエ JCBクラシック 1 1
2012 1 6 ニホンピロアワーズ みやこS 3 2
2 3 ワンダーアキュート JCBクラシック 5 1
3 9 ホッコータルマエ JCBクラシック 9 3
2011 1 1 トランセンド JCBクラシック 2 2
2 5 ワンダーアキュート みやこS 2 4
3 2 エスポワールシチー みやこS 1 1
2010 1 1 トランセンド みやこS 2 1
2 8 グロリアスノア 武蔵野ステークス 6 1
3 11 アドマイヤスバル JCBクラシック 7 3

チャンピオンズカップと馬券の傾向

過去10年の集計より。2013年までは阪神競馬場、2014年より中京競馬場で開催されています。

人気と馬券

1番人気 3勝2着3回3着1回、連対率6割、複勝率7割

2番人気 2勝2着0回3着1回、連対率2割、複勝率3割

3番人気 1勝2着2回3着3回、連対率3割、複勝率6割

1番人気は連対率6割、複勝率7割と連軸としてそれなりに信頼できる数字。また3番人気は連対率3割も、複勝率6割なのでこちらは馬券に入れておきたい口です。一方で2番人気は2勝も、連対率2割、複勝率3割とあまり馬券になりません。馬券に入れる際は慎重に判断した方が良いでしょう。

馬連はいずれの年も1~3番人気の馬が必ず1頭馬券に絡んでいます。また4~7番人気より、8、9番人気が馬券に絡むことが多く

8番人気 1勝2着3回3着0回

9番人気 0勝2着0回3着2回

実績馬が前走たたき台として不甲斐ない成績で臨んで来るとこの辺の人気になるようです。チャンピオンズカップは本年度のG1とJpn1優勝馬に別途報奨金が出ます。過去のレースで該当するレースがある馬は、本番で巻き返してくるため馬券的には美味しいといえます。

2桁人気が馬券に絡んだ年は3回で1勝3着2回。2桁人気で優勝したサンビスタは牝馬で、過去10年で唯一牝馬が馬券に絡んでいます。前走JCBレディクラッシクで1番人気2着。また他の2頭も過去にダートG1・Jpn1で3着以内に入ったことがあるので、人気が盲点だったと言えます。

前走と馬券

JRAのレースではたたき台に使われるみやこステークスと武蔵野ステークスからの出走が多数。また地方競馬で行われるJpn1の優勝馬には着順により別途報奨金が与えられるため、前走としてJCBクラッシックと盛岡マイルチャンピオンシップを使ってくる馬が多いのが特徴。

みやこステークス       2勝2着3回3着2回 占有率23.4%

武蔵野ステークス       1勝2着3回3着0回 占有率13.3%

JCBクラッシック       3勝2着3回3着5回 占有率36.7%

JCBレディクラッシック    1勝2着0回3着0回 占有率3.3%

JCBスプリント        0勝2着0回3着1回 占有率3.3%

盛岡マイルチャンピオンシップ 2勝2着1回3着0回 占有率10.0%

JCBクラッシックから出走してきた馬が全体の36.7%を占め最多。馬券になった11頭中10頭が前走3着以内もう一頭も4着なので同レース上位入賞馬はマークが必要。JCBレディクラッシックとスプリントも同日に行われ、馬券に絡んだ2頭は共に前走1番人気。

もう一つ同時期に行われるJpn1の盛岡マイルチャンピオンシップで馬券に絡んだ馬も同様で、3頭中2頭が前走連対もう一頭は5着だったゴールドドリームですが、こちらは同年のフェブラリーステークスを優勝しているので報奨金の対象馬です。

一方でJRAのダート重賞組はほとんどがみやこステークスか武蔵野ステークス組。前走をたたき台として使っている馬が多いので、前走の着順より人気の方が重要。上位人気で惨敗して人気を落としても、本番で巻き返してきます。それ以外のローテーションなら評価が評価が一段下がります。

血統と馬券

ゴールドアリュール 2勝2着1回3着2回

キングカメハメハ  2勝2着0回3着2回

馬券になった30頭中10頭、33.3%がサンデーサイレンス系で、そのうち半分がゴールドアリュールそのほかはゼンノロブロイ、スペシャルウィーク、スズカマンボ、ネオユニヴァース、アドマイヤボスで、アドマイヤボス以外は中長距離で活躍した馬。

父がダート血統で母系にこれらのサンデーサイレンス系の血が入っている馬も好走しています。

同様にミスタープロスペクター系も10頭で、全体の33.3%。内4頭がキングカメハメハで、こちらはダートのマイラーを出す種牡馬が多い傾向。他は5頭がノーザンダンサー系、その他系統が5頭です。

ミスタープロスペクター系以外の種牡馬なら、芝の中距離以上で実績のある馬が馬券に絡みます。

性齢と馬券

3歳     2勝2着1回3着1回、占有率13.3%

4歳     2勝2着1回3着2回、占有率16.7%

5歳     4勝2着3回3着3回、占有率33.3%

6歳     2勝2着4回3着2回、占有率26.7%

7歳以上   0勝2着1回3着2回、占有率10.0%

中心は5、6歳馬。チャンピオンズカップはダートの中距離に当たるため、スピードよりパワーとスタミナが重要。そのた馬体が完成する5歳馬が4勝と他世代を圧倒。瞬発力に比べパワーとスタミナは高齢になっても落ちにくいので、6歳秋でも十分対応可能です。

また3歳で馬券に絡んだ馬は全てジャパンダートダービーを優勝しています。なお牝馬は過去10年で優勝が1回のみ。こちらは地方重賞で常に勝ち負けしており、Jpn1勝ちもありました。相当ダート適性が無ければ牝馬は馬券になりません。

チャンピオンズカップのレース及びコースの攻略法

チャンピオンズカップはコーナーを4つ回る中京ダート1800mを使用。スタートはスタンド正面、ゴール前の上り坂中腹辺りから。スタートから最初のコーナーまで291mありダートコースとしてはやや長め。

中京の第1から第2コーナーの径は小さめなので、第2コーナー中腹から向こう正面1/3くらいまで緩やかな上り坂が続くので、前半ペースが速くなることはほとんどありません。

一方、向こう正面中盤辺りから第4コーナー終わりまで高低差3mの長い下り坂が続きます。このため後半からペースがアップします。中京コースは第3から第4コーナーにスパイラルカーブが設けられているので、スピードを上げ過ぎると遠心力で外に振られます。

最後の直線はゴールまで410mもあり、差し、追い込み有利ゴールまで残り2ハロンの場所に高低差2mの急坂が待ち受けているため、実際の走行距離よりスタミナとタフな根性が必要なコースです。

2020年チャンピオンズカップの注目馬分析はこちら

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