【2021年度版】きさらぎ賞入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るきさらぎ賞の入賞馬

きさらぎ賞の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 1 コルテジア 牡3 56kg 1.48.3 シンボリクリスエス ジャングルポケット
2 7 ストーンリッジ 牡3 56kg 1.48.3 ディープインパクト フレンチデピュティ
3 8 アルジャンナ 牡3 56kg 1.48.4 ディープインパクト Tiz Wonderful
2019 1 4 ダノンチェイサー 牡3 56kg 1.49.0 ディープインパクト ロックオブジブラルタル
2 1 タガノディアマンテ 牡3 56kg 1.49.3 オルフェーヴル キングカメハメハ
3 6 ランスオブプラーナ 牡3 56kg 1.49.4 ケープブランコ マンハッタンカフェ
2018 1 3 サトノフェイバー 牡3 56kg 1.48.8 ゼンノロブロイ Distorted Humor
2 7 グローリーヴェイズ 牡3 56kg 1.48.8 ディープインパクト スウェプトオーヴァーボード
3 4 ラセット 牡3 56kg 1.49.2 モンテロッソ アグネスタキオン
2017 1 7 アメリカズカップ 牡3 56kg 1.50.1 マンハッタンカフェ コロナドズクエスト
2 1 サトノアーサー 牡3 56kg 1.50.4 ディープインパクト Redoute’s Choice
3 4 ダンビュライト 牡3 56kg 1.50.4 ルーラーシップ サンデーサイレンス
2016 1 8 サトノダイヤモンド 牡3 56kg 1.46.9 ディープインパクト Orpen
2 2 レブランシュ 牡3 56kg 1.47.5 ディープインパクト ファスリエフ
3 3 ロイカバード 牡3 56kg 1.47.5 ディープインパクト ジェイドハンター
2015 1 3 ルージュバック 牝3 54kg 1.48.6 マンハッタンカフェ Awesome Again
2 5 ボルトドートウィユ 牡3 56kg 1.48.9 ディープインパクト クロフネ
3 4 アッシュゴールド 牡3 56kg 1.49.1 ステイゴールド メジロマックイーン
2014 1 1 トーセンスターダム 牡3 56kg 1.47.6 稍重 ディープインパクト エンドスウィープ
2 5 バンドワゴン 牡3 56kg 1.47.6 ホワイトマズル Unbridled’s Song
3 3 ウィシンエルヴィン 牡3 56kg 1.47.8 Shamardal Monsun
2013 1 3 タマモベストプレイ 牡3 56kg 1.48.9 フジキセキ ノーザンテースト
2 2 マズルファイヤー 牡3 56kg 1.48.9 ホワイトマズル Saint Ballado
3 7 アドマイバドバイ 牡3 56kg 1.49.0 アドマイヤムーン サンデーサイレンス
2012 1 6 ワールドエース 牡3 56kg 1.47.0 ディープインパクト Acatenango
2 4 ヒストリカル 牡3 56kg 1.47.2 ディープインパクト ノーザンテースト
3 8 ベールドインパクト 牡3 56kg 1.47.7 ディープインパクト ドクターデヴィアス
2011 1 5 トーセンラー 牡3 56kg 1.47.6 ディープインパクト Lycius
2 6 ヒキサンマックス 牡3 56kg 1.47.6 キングヘイロー テンビー
3 7 オルフェーヴル 牡3 56kg 1.47.8 ステイゴールド メジロマックイーン

きさらぎ賞入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 7 コルテジア シンザン記念 9 3
2 4 ストーンリッジ 新馬(中10週) 2 1
3 1 アルジャンナ 東京スポーツ2歳S 2 2
2019 1 3 ダノンチェイサー 500万下 1 1
2 6 タガノディアマンテ 500万下 5 3
3 7 ランスオブプラーナ 500万下 1 2
2018 1 4 サトノフェイバー 新馬(中5週) 2 1
2 2 グローリーヴェイズ 500万下 2 2
3 5 ラセット 未勝利(中4週) 2 1
2017 1 6 アメリカズカップ 朝日杯フューチュリティS 9 9
2 1 サトノアーサー 500万下 1 1
3 2 ダンビュライト 朝日杯フューチュリティS 2 13
2016 1 1 サトノダイヤモンド 500万下 1 1
2 4 レブランシュ 500万下 3 1
3 2 ロイカバード 500万下 1 1
2015 1 1 ルージュバック 500万下 1 1
2 2 ボルトドートウィユ 500万下 2 1
3 3 アッシュゴールド 朝日杯フューチュリティS 4 8
2014 1 2 トーセンスターダム OP 1 1
2 1 バンドワゴン 500万下 1 1
3 6 ウィシンエルヴィン 未勝利(中3か月) 1 1
2013 1 6 タマモベストプレイ シンザン記念 3 3
2 5 マズルファイヤー 未勝利(中2週) 1 1
3 3 アドマイバドバイ 500万下 6 5
2012 1 1 ワールドエース OP 1 2
2 4 ヒストリカル 500万下 2 4
3 2 ベールドインパクト 未勝利(中6週) 1 1
2011 1 3 トーセンラー 500万下 1 3
2 8 ヒキサンマックス 未勝利(中5週) 9 1
3 2 オルフェーヴル シンザン記念 3 2

きさらぎ賞と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 3勝2着2回3着1回、連対率5割、複勝率6割

2番人気 1勝2着2回3着4回、連対率3割、複勝率7割

3番人気 2勝2着0回3着2回、連対率2割、複勝率4割

1番人気は連対率5割、複勝率6割なので馬連としてはそこそこ信頼できる数字。1番人気で連対した馬は1勝クラスかオープンからの挑戦。このクラスからの挑戦で1番人気になるようなら信頼できます。2番人気は連対率がイマイチ複勝率は7割もあるので馬券に組み込む必要があります。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだことは1度もなく馬券は3着まで8番人気以内で決まる比較的堅いレース。馬連で1~3番人気が1頭も絡まなかった年は2回しかありません。

前走と馬券

朝日杯FS       1勝2着0回3着2回、占有率10%

シンザン記念     2勝2着0回3着1回、占有率10%

東京スポーツ杯2歳S  0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

OP・1勝クラス    6勝2着7回3着3回、占有率53.3%

新馬・未勝利     1勝2着3回3着3回、23.4%

前走重賞組よりオープンや1勝クラスからの格上挑戦組が強いレース。過去10年で馬券になった30頭中53.3%を占め、6勝3着7回と馬券の中心。ープン・1勝クラスからの出走組は前走全ての馬が掲示板に載っており、16頭中14頭が前走で馬券になっています。

また1勝クラスからは前走福寿草特別かエリカ賞組がほとんど。

前走重賞組では前走シンザン記念組が2勝で、馬券に絡んだ3頭はいずれも2、3着ローテーション的に適当で、調子が良いうちに重賞勝ちをしておこうという思惑が見て取れます。

血統と馬券

例年平坦の京都で行われているため父サンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬が圧倒的に強いレース。過去馬券になった30頭中24頭、実に80%を占めます。また母の父まで含めると86.7%でサンデーサイレンス系の血は必須。

その中でも最も多いのがディープインパクトで4勝2着4回3着4回、全体の30%を占め、他の重賞に比べても特出。他ではマンハッタンカフェやステイゴールドが次ぎ、切れるというよりは持続スピードが売りのサンデーサイレンス系種牡馬の活躍が目立ちます。

他の系統ではノーザンダンサー系が5頭で全体の16.7%。一方でもう一つの日本の主流血統であるミスタープロスペクター系はたった3頭に過ぎません。この3頭はいずれも母の父はサンデーサイレンス系種牡馬です。

性齢と馬券

牝馬は過去に優勝が1回あるのみ。勝ち馬は後にオークスで2着に入ったルージュバックで、前走東京芝2000mで2歳レコードを出していたように能力が特出しています。よほどの力が無い限り牝馬が馬券になりません。

きさらぎのレース及びコースの攻略法

2021年のきさらぎ賞はコーナーを4つ回る中京芝2000mで行われます。スタートはスタンドのゴール手前坂下から。スタートからの直線が長いため加速がつけやすく、先行争いはスムーズ。バック&ホームストレッチが長いためスピードが出やすいコースです。

コース全体の高低差は3.5mと全競馬場中第3位の落差があり、ゴール手前に中山に次ぐ勾配を誇る急坂が待ち構えています。実際の走行距離よりスタミナが必要で、馬体が完成していない若駒には非常にタフなコース。

またゴール前直線が410mと非常に長く、第3、第4コーナーのカーブが緩やかなスパイラルカーブなので、基本的に差し・追い込みが有利です。

例年のきさらぎ賞より1ハロン長い上、スタミナが試されるコースなので血統的に中距離以上で実績のある種牡馬の馬を選んだ方が良いでしょう。

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