2021年第71回G3東京新聞杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年東京新聞杯の注目馬を分析!

東京新聞杯の特徴

G3東京新聞杯は第1回東京開催4日目に行われる4歳以上芝1600mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。過去の獲得本賞金により負担重量が加算され、3000万円を超過した馬は2000万円毎に1kg加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また外国調教馬は過去の重賞勝利実績により負担重量が加算され、2歳重賞を除きG1勝利5kg増、G2勝利3kg増、G3勝利1kg増。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

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2021年東京新聞杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダイワキャグニー キングカメハメハ 牡7 内田博幸 社台ファーム
菊沢隆徳 (美浦) サンデーサイレンス 58kg 大城敬三
1 2 サトノウィザード   ロードカナロア 牡5 鮫島良太 下河辺牧場
松田国英 (栗東) アグネスタキオン 56kg サトミホースカンパニー
2 3 ロードマイウェイ ジャスタウェイ 牡5 横山武史 ロードホースクラブ
杉山 晴紀(栗東) ジャングルポケット 57kg ケイアイファーム
2 4 カテドラル ハーツクライ 牡5 田辺裕信 ノーザンファーム
池添学 (栗東) ロックオブジブラルタル 56kg キャロットファーム
3 5 トライン  ディープインパクト 牡6 横山典弘 タイヘイ牧場
浜田多実 (栗東) Kingmambo 56kg 大野照旺
3 6 プロディガルサン   ディープインパクト 牡8 藤岡佑介 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) Storm Cat 58kg 金子真人H
4 7 ショウナンライズ ダイワメジャー 牡8 大野拓弥 下河辺牧場
上原博之 (美浦) Rahy 56kg 国本哲秀
4 8 ニシノデイジー ハービンジャー 牡5 勝浦正樹 谷川牧場
高木登(美浦) アグネスタキオン 58kg 西山茂行
5 9 サトノアーサー ディープインパクト  牡7 坂井瑠星 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Redoute’s Choice 57kg サトミホースカンパニー
5 10 カラテ トゥザグローリー 牡5 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 56kg 小田切光
6 11 シャドウディーヴァ ハーツクライ 牝5 岩田康誠 ノーザンファーム
斎藤誠 (美浦) Dansili 54kg スリーエイチレーシング
6 12 トリプルエース Shamardal  牡4 C.ルメール Godolphin
斉藤崇史(栗東) サンデーサイレンス 56kg ゴドルフィン
7 13 ヴァンドギャルド ディープインパクト 牡5 福永祐一 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) Motivator 57kg 社台レースホース
7 14 エントシャイデン ディープインパクト 牡6 川須栄彦 ノースヒルズ
矢作芳人 (栗東) サクラバクシンオー 56kg 前田幸治
8 15 エメラルファイト クロフネ 牡5 石川裕紀人 金成吉田牧場
相沢郁 (美浦) スペシャルウィーク 56kg 高橋勉
8 16 サトノインプレッサ ディープインパクト 牡4 戸崎圭太 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) Sahm 56kg サトミホースカンパニー

勝ち馬予想に役立つ!東京新聞杯の注目馬分析

ヴァンギャルド

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
スキア  Motivator  モンジュー 
Out West 
Light Quest  クエストフォーフェイム 
Gleam of Light 

ヴァギャルドはこれまで14戦5勝3着3回昨年の東京マイルG3富士ステークスの優勝馬で、マイルチャンピオンシップでは8番人気で優勝馬グランアレグリアに0.5秒差6着重賞は他に東京スポーツ杯、毎日杯、マイラーズカップで共に3着の実績。

ヴァンギャルドの父はディープインパクト。母スキアは仏国芝2100mG3を優勝。母の父モティヴェーターは英国ダービー馬です。

末脚勝負の馬でまた14戦中11戦で上り3番手以内。また安田記念とマイルチャンピオンシップを1分32秒台で走っていることから時計勝負も問題ありません。

今回はマイルチャンピオンシップと同じ57kg。メンバーも前走より明らかに手薄。過去10年でマイルチャンピオンシップから直行馬が2勝。父も東京マイル戦が得意なディープインパクトとマイナス面は特にありません。体調さえ良ければ勝ち負け。

トリプルエース

Shamardal Giant’s Causeway Storm Cat 
Mariah’s Storm 
Helsinki Machiavellian
Helen Street 
トリプルピルエット サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
シャッター Mr. Prospector 
Savannah Dancer 

トリプルエースはこれまで10戦3勝2着1回重賞勝ちはありませんが、小倉2歳ステークスで2着。重賞6戦して4回掲示板に載っています。前走2連勝で臨んだ京都金杯では4番人気でしたが、優勝馬ケイデンスコールに0.5秒差8着に敗れています。

トリプルエースの父はストームキャット系で英国芝マイル~中距離でG1を4勝のシャマルダル。母トリプルピットはサンデーサイレンス直仔で地方の1勝馬。近親に活躍馬はいません。血統内にミスタープロスペクターの4×3、ヘイローの5×3の濃いクロスを持ち、スピードと筋力、気性が勝った構成。

血統からスピード勝負には強いものの、緩急があるレースは不得手か。また重賞勝ちが無いにも関わらず、今回毎日杯勝ちのサトノインプレッサと同斤量、馬齢より1kg重い56kgは見込まれた感じ。今回は見送り。

ヴェロックス

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
Wild Again
セルキス Monsun Konigsstuhl
Mosella
chwarzach Grand Lodge
Schwarzmeer

ヴェロックスはこれまで13戦3勝2着3回3着3回重賞勝ちはありませんが、皐月賞と神戸新聞で2着、ダービー、菊花賞、中日新聞杯で3着しているように重賞級の力はあります。

ヴェロックスの父はジャスタウェイ。母セルキスはモンズーン産駒の独国産で独国芝2000mG2の勝ち馬。5代先までクロスが無いアウトブリードで、3歳時に見せた強力な末脚からも影響力は父ジャスタウェイ。

昨年以降重賞を3戦して1,2番人気に押されるものの、本来なら格下相手に勝てず3着が最高。前走日経新春杯では優勝馬に1秒も離され惨敗しています。若駒ステークス以来川田騎手が騎乗していましたが、今回藤岡雄介騎手に変更。新味が出るかがカギ。

前走の結果から短い距離が良さそうということでのマイル戦ですが、過去に1600mの速い流れは経験していません。実績から人気になると予想されますが、マイルのスペシャリストが集まる今回は常識的に考えれば明らかに不利。見送り。

ダイワキャグニー

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
トリプレックス サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
トリプルワウ Coastal 
Iva Reputation 

おもい ダイワキャグニーはこれまで27戦8勝2着1回3着3回昨年エプソムカップを優勝し、毎日王冠では優勝馬サリオスに0.5秒差、2着しています。

ダイワキャグニーの父はキングカメハメハ。母トリプレックスはサンデーサイレンス直仔で芝中距離を4勝。近親にこれといった活躍馬はいません。

毎日王冠で2着していますが、優勝したサリオスは次走マイルチャンピオンシップで5着。6着に1/2馬身差でヴァンギャルドがいることから、同馬より1kg重い斤量のダイワキャグニーがヴァンギャルドに逆転できる可能性はかなり低いと考えられます。

また前走距離実績のない2200mの日経新春杯で57.5kgを背負い優勝馬に1.5秒差12着。今回守備範囲のマイル戦に戻るとはいえトップハンデの58kgはやはり酷。57.5kg以上を背負って馬券になったことはありません。マイナス要素が多く、今回は見送り

サトノインプレッサ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
サプレザ Sahm  Mr. Prospector 
Salsabil 
Sorpresa  Pleasant Tap 
Dubiously 

サトノインプレッサは8戦3勝。3歳時に新馬から3連勝で毎日杯を制していますその後NHKマイルカップでは3番人気も13着ダービーでは4着と好走秋は毎日王冠、菊花賞、明け日経新春杯と明らかに距離に迷いがある使い方をされ、どのレースも惨敗

サトノインプレッサの父はディープインパクト母サプレザは欧州マイルG1を3勝し、日本のマイルチャンピシップでも3着、4着と好走しています。母系から考えればマイラーで、今回は適距離。

ハンデは前走と同じ56kgですが、同斤量で毎日杯を制しているので問題ないでしょうまた過去10年で馬券に絡んだ馬の1/4がディープインパクト産駒前走がマイル戦でないことがマイナスも明らかにプラス面が多く、今回は2、3着候補。

シャドウディーヴァ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ダイヤモンドディーバ Dansili  デインヒル 
Hasili 
Vivianna  Indian Ridge 
Kundalini 

シャドウディーヴァはこれまで18戦2勝2着5回3着1回重賞勝ちはありませんが、昨年の東京新聞杯で2着。またフローラステークスと府中牝馬ステークスでも2着しているように東京コースは得意。

シャドウディーヴァの父はハーツクライ母ダイヤモンドディーハは海外で重賞2勝を含む6勝近親にこれといった活躍馬はいません

2200mのエリザベス女王杯から次走マイル戦は昨年のローテーションと同じ。またエリザベス女王杯から東京新聞杯の直行組は過去10年で3勝斤量も昨年と同じ54kgで、昨年同レースで負かしたヴァンギャルドは今回プラス1kg。充実の5歳馬とプラス面が多く、当日調子さえ良ければ勝ち負け。

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