2021年第55回G2フィリーズレビュー予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年フィリーズレビューの注目馬を分析!

フィリーズレビューの特徴

G2フィリーズレビューは第1回阪神開催10日目に行われる3歳牝馬限定芝1400mの定量戦です。負担重量は54kg。桜花賞のトライアルレースに指定され、3着までに同レースへの優先出走権が与えられます。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は桜花賞認定馬およびJRAの2歳G1、3歳重賞の勝利馬2頭までチューリップ賞への優先出走権が与えられます。

桜花賞への最終切符のレースですが、G2に昇格し桜花賞と同じ距離・コースで行われるチューリップ賞に有力馬が出走するため、もともとG2各で桜花賞トライアルだった当レースはメンバーが弱体傾向。トライアルレースながら桜花賞の成績に直結しなくなっています。

↓過去10年のフィリーズレビュー入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年フィリーズレビュー出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ゴールドチャリス  トゥザワールド 牝3 浜中俊 ノーザンファーム
武幸四郎 (栗東) Rainbow Quest 54kg フィールドレーシング
1 2 テリーヌ  ダノンシャーク 牝3 富田暁 フジワラファーム
長谷川浩 (栗東) フレンチデピュティ 54kg 三木久史
2 3 エルカスティージョ ロードカナロア 牝3 岩田康誠 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) ジャングルポケット 54kg キャロットファーム
2 4 アンブレラデート エイシンフラッシュ 牝3 池添謙一 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) アグネスタキオン 54kg 吉田千津
3 5 シゲルピンクルビー  モーリス 牝3 和田竜二 天羽牧場
辺薫彦 (栗東) High Chaparral 54kg 森中蕃
3 6 クープドクール   エイシンヒカリ 牝3 斎藤新 畠山牧場
高橋義忠 (栗東) Hesabull 54kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
4 7 ポールネイロン  オルフェーヴル 牝3 藤岡佑介 ノースヒルズ
矢作芳人 (栗東) Dansili 54kg 前田幸治
4 8 ヨカヨカ スクワートルスクワート 牝3 幸英明 本田土寿
谷潔 (栗東) Danehill Dancer 54kg 岡浩二
5 9 ラヴブケリー カレンブラックヒル 牝3 松若風馬 オリエント牧場
高柳大輔 (栗東) シンボリクリスエス 54kg 水谷昌晃
5 10 ヴァーチャリティ マクフィ 牝3 松田大作 桑田牧場
庄野靖志 (栗東) アグネスタキオン 54kg 桑田牧場
6 11 ララクリスティーヌ  ミッキーアイル 牝3 中井裕二 土井牧場
斉藤崇史 (栗東) タニノギムレット 54kg フジイ興産
6 12 ブルーバード リーチザクラウン 牝3 柴田大和 水丸牧場
中舘英二 (美浦) Elusive Quality 54kg TC・ラフィアン
7 13 ミニーアイル ミッキーアイル 牝3 藤岡康太 ノーザンファーム
武幸四郎 (栗東) Petionville 54kg 大野剛嗣
7 13 ラストリージョ アグネスデジタル 牝3 藤井勘一郎 ブルースターズファーム
蛯名利弘 (美浦) アドマイヤマックス 54kg ブルースターズファーム
7 14 エイシンヒテン エイシンヒカリ 牝3 団野大成 栄進牧場
辺薫彦 (栗東) エイシンワシントン 54kg 栄進堂
8 15 オパールムーン ヴィクトワールピサ 牝3 横山典弘 前野牧場
昆貢 (栗東) マヤノトップガン 54kg NICKS
8 15 フリード No Nay Never 牝3 国分優作 Lynch Bages Ltd
西園正都 (栗東) War Chant 54kg 岡田繁幸
8 16 スティクス ロードカナロア 牝3 吉田隼人 ノーザンファーム
武幸四郎 (栗東) ネオユニヴァース 54kg シルクレーシング

勝ち馬予想に役立つ!フィリーズレビューの注目馬分析

オパールムーン

ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース サンデーサイレンス
ポインテッドパス 
ホワイトウォーターアフェア Machiavellian 
Much Too Risky 
コパノマルコリーニ マヤノトップガン ブライアンズタイム
アルプミープリーズ
ステファーナ リアルシャダイ
ダイナコマネチ

オパールムーンは昨年のファンタジーステークスの2着馬で、これまで3戦1勝2着1回。前走阪神ジュベナイルフィリーズでは5番人気に押され、ソダシに0.5秒差6着に敗退。ただし上りはメンバー中3番目で、33秒8の末脚を繰り出しています。

オパールムーンの父は皐月賞・有馬記念・ドバイワールドカップと中長距離G1を3勝したヴィクトワールピサ。母コパノマルコリーニは地方で未勝利。オパールムーンの半兄でブラックタイド産駒のサイモンラスネスはJRAで5勝もオープンまで。

オパールムーンは血統内にロベルトの4×4の濃いクロスと、ヘイルトゥリーズンの5×5×5、ヘイローの4×5を持っており爆発力を秘めた構成。母の父が長距離馬を多く出すマヤノトップガン。小柄な馬で阪神ジュベナイルフィリーズでは430kgで出走。

昨年フィリーズレビューと同じコースで行われたファンタジーステークスではメイケイエールに0.1秒差。走破時計1分20秒2は過去10年の優勝タイムを上回り、今回のフィリーズレビューの過去10年の優勝時計をも上回ります。

メイケイエールは先週のチューリップ賞を優勝し重賞3勝目。力関係を考えればこのメンバーなら実力上位。桜花賞出走のためにも、ここは勝ち負け。

ヨカヨカ

スクワートルスクワート Marquetry Conquistador Cielo
Regent’s Walk
Lost the Code Lost Code
Smarter By the Day
ハニーダンサー Danehill Dancer デインヒル
Mira Adonde
ハニーバン Unfuwain
Cocotte

ヨカヨカはこれまで5戦3勝新馬からオープン2戦まで3連勝を飾り、ファンタジーステークスと阪神ジュベナイルフィリーズでは共に優勝馬と0.4秒差で5着しています。

ヨカヨカの父スクワートルスクワートはミスタープロスペクター系の短距系種牡馬。産駒の芝走破距離も1200m台。2006年から日本で繋養されていますが未だに重賞勝ちは無し。特別レースの勝ち鞍も14勝と、種牡馬としてはあまり強調できません。

ヨカヨカの母はハ二―ダンサーも短距離馬で、未勝利で引退。近親に中山大障害馬レッドキングダムがいますが、他に母系から活躍馬は出ていません。血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロスとデインヒルの血があり本馬のスピード能力を押し上げた格好。

オープン2連勝もメンバーが手薄な九州産駒限定戦。前走10番人気で逃げて5着も、有力馬が後続馬を振り切るためギリギリまで交わさないという展開が有利に働いただけ。今回は桜花賞という本番を意識した馬が多数出走。血統の底力から考えてもここは見送り。

エイシンヒテン

エイシンヒカリ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャタリナ Storm Cat
Carolina Saga
エイシンサンバレー エイシンワシントン オジジアン
Shamaritan
エイシンサイレンス サンデーサイレンス
コンキスタドアブルー

エイシヒンヒテンはこれまで7戦2勝2着2回。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズでは7番人気で11着に惨敗。前走クイーンカップでは8番人気も優勝馬アカイトリノムスメに0.2秒差4着しています。

エイシンヒテンの父はディープインパクト産駒で海外G1を2勝したエイシンヒカリ。母エイシンサンバレーはエイシンワシントン産駒の2勝馬。エイシンヒテンの半兄にサウスヴィグラス産駒のエーシンユリシーズが地方で11勝。また血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持っています。

クイーンカップでは逃げて4着も上りは遅く、基本的に優勝馬以下にかわいがられた印象。阪神ジュベナイルフィリーズの結果からもここでは厳しいでしょう。見送り。

ベッラノーヴァ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ベッラレジーナ ネオユニヴァース サンデーサイレンス
ポインテッドパス
ベッラレイア ナリタトップロード
マリスターII

ベッラノーヴァはこれまで2戦1勝。前走フェアリーステークスでは6番人気も、メンバー中最速の上りで34.9秒を繰り出し優勝ファインルージュに0.5秒差3着しています。新馬戦の東京芝1400mも重馬場の中1分23秒6、上り34秒で勝ち上がっています。

ベッラノーヴァの父はエピファネイア。母ベッラジーナは1勝馬ですが、祖母ベッラレイアはフローラステークス勝ちでオークス2着、エリザベス女王杯3着の成績。血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスと、ヘイルトゥリーズンの5×5のクロスを持ちます。

母系も中長距離で活躍する種牡馬が重ねられており、本来ならもっと距離が伸びて良いタイプただし新馬戦は1400mで勝ち上がり、現状は末脚一辺倒ならここでも通用する可能性大。ゴール前直線が短い前走より今回の方が好条件。ここは馬券内。

ミニーアイル

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
アイランドファッション Petionville Seeking the Gold
Vana Turns
Danzigs Fashion A Native Danzig
High View Fashion

ミニーアイルはこれまで5戦2勝3着1回。ファンタジーステークスで4番人気も、優勝馬メイケイエールに0.4秒差6着。前走で小倉芝1200mの1勝クラスを1分8秒6、2着0.1秒差で勝ち上がり、ここまで5戦全てで上り3番手以内

ミニーアイルの父はディープインパクト産駒でマイルG1を2勝したミッキーアイル。母アイランドファッションは米ダートG1を2勝。

ミニーアイルの半姉でゼンノロブロ産駒のパシフィックギャルは牝馬限定G3で2着2回、半兄でディープインパクト産駒のサトノソルタスも共同通信杯、金鯱賞で2着と重賞に届きません。血統内にダンジグの5×4を持ち兄姉よりスピードに勝った格好。ミニーアイルが好走しているのは1200m戦

一応、ファンタジーステークスでの走破時計は歴代のフィリーズレビューの勝ち時計を上回っています。ただし同レース出走で今回も対戦するオパールムーンには0.3秒差をつけられており、距離適性から考えてもここはギリギリ良くて3着まで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

  1. […] GⅡフィリーズレビュー […]

タイトルとURLをコピーしました