【2021年度版】宝塚記念入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る宝塚記念の入賞馬

宝塚記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 8 クロノジェネシス 牝4 56kg 2.13.5 稍重 パゴ クロフネ
2 7 キセキ 牡6 58kg 2.14.5 ルーラーシップ ディープインパクト
3 6 モズッペロ 牡4 58kg 2.15.3 ディープブリランテ Harlan’s Holiday
2019 1 8 リスグラシュー 牝5 56kg 2.10.8 ハーツクライ American Post
2 1 キセキ 牡5 58kg 2.11.3 ルーラシップ ディープインパクト
3 8 スワーヴリチャード 牡5 58kg 2.11.6 ハーツクライ Unbridled’s Song
2018 1 2 ミッキーロケット 牡5 58kg 2.11.6 稍重 キングカメハメハ Pivotal
2 7 ワーザー 騙7 58kg 2.11.6 Pivotal Zabeel
3 1 ノーブルマーズ 牡5 58kg 2.12.1 ジャングルポケット Silver Hawk
2017 1 8 サトノクラウン 牡5 58kg 2.11.4 稍重 Marju Rossini
2 2 ゴールドアクター 牡6 58kg 2.11.5 スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
3 7 ミッキークイーン 牝6 56kg 2.11.7 ディープインパクト Gold Away
2016 1 8 マリアライト 牝5 56kg 2.12.8 稍重 ディープインパクト エルコンドルパサー
2 5 ドゥラメンテ 牡4 58kg 2.12.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 2 キタサンブラック 牡4 58kg 2.12.8 ブラクタイド サクラバクシンオー
2015 1 8 ラブリーデイ 牡5 58kg 2.14.4 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 3 デニムアンドルビー 牝5 56kg 2.14.4 ディープインパクト キングカメハメハ
3 1 ショウナンパンドラ 牝4 56kg 2.14.6 ディープインパクト フレンチデピュティ
2014 1 8 ゴールドシップ 牡5 58kg 2.13.9 ステイゴールド メジロマックイーン
2 5 カレンミロティック 騙6 58kg 2.14.4 ハーツクライ A.P. Indy
3 3 ヴィルシーナ 牝5 56kg 2.14.6 ディープインパクト Machiavellian
2013 1 8 ゴールドシップ 牡4 58kg 2.13.2 ステイゴールド メジロマックイーン
2 4 ダノンバラード 牡5 58kg 2.13.8 ディープインパクト Unbridled
3 8 ジェンティルドンナ 牝4 56kg 2.13.8 ディープインパクト Bertolini
2012 1 6 オルフェーヴル 牡4 58kg 2.10.9 ステイゴールド メジロマックイーン
2 4 ルーラーシップ 牡5 58kg 2.11.2 キングカメハメハ トニービン
3 1 ショウナンマイティ 牡4 58kg 2.11.4 マンハッタンカフェ Storm Cat
2011 1 1 アーネストリー 牡6 58kg 2.10.1 グラスワンダー トニービン
2 4 ブエナビスタ 牝5 56kg 2.10.3 スペシャルウィーク Caerleon
3 2 エイシンフラッシュ 牡4 58kg 2.10.3 キングズベスト プラティニ

宝塚記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 2 クロノジェネシス 大阪杯 4 2
2 6 キセキ 天皇賞春 3 6
3 12 モズッペロ 天皇賞春 5 7
2019 1 3 リスグラシュー QE2世C(香港) 2 3
2 1 キセキ 大阪杯 2 2
3 2 スワーヴリチャード ドバイシーマクラシック 3 3
2018 1 7 ミッキーロケット 天皇賞(春) 9 4
2 10 ワーザー ライオンロックトロフ(香港G3) 3 6
3 12 ノーブルマーズ 目黒記念 12 3
2017 1 3 サトノクラウン 大阪杯 3 6
2 5 ゴールドアクター 天皇賞(春) 5 7
3 4 ミッキークイーン ヴィクトリアマイル 1 7
2016 1 8 マリアライト 目黒記念 1 2
2 1 ドゥラメンテ ドバイシーマクラシック 3 2
3 2 キタサンブラック 天皇賞(春) 2 1
2015 1 6 ラブリーデイ 鳴尾記念 2 1
2 10 デニムアンドルビー 天皇賞(春) 9 10
3 11 ショウナンパンドラ ヴィクトリアマイル 7 8
2014 1 1 ゴールドシップ 天皇賞(春) 2 7
2 9 カレンミロティック 鳴尾記念 2 4
3 8 ヴィルシーナ ヴィクトリアマイル 11 1
2013 1 2 ゴールドシップ 天皇賞(春) 1 5
2 5 ダノンバラード 鳴尾記念 3 3
3 1 ジェンティルドンナ ドバイシーマクラシック 1 2
2012 1 1 オルフェーヴル 天皇賞(春) 1 11
2 2 ルーラーシップ クイーンエリザベスC(香港) 3 1
3 6 ショウナンマイティ 鳴尾記念 1 2
2011 1 6 アーネストリー 金鯱賞 3 3
2 1 ブエナビスタ ヴィクトリアマイル 1 2
3 3 エイシンフラッシュ 天皇賞(春) 3 2

宝塚記念と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 2勝2着4回3着1回 連対率6割、複勝率7割

2番人気 2勝2着0回3着2回 連対率2割、複勝率4割

3番人気 2勝2着0回3着1回 連対率2割、複勝率3割

1番人気は2勝も、連対率6割、複勝率7割なので連軸としても信頼できます。一方で、2、3番人気はそれぞれ2勝ずつ挙げていますが、連対率も共に2割、複勝率は4割と3割なので馬券的な信用度ではイマイチ。

2桁人気が馬券になった年は過去10年で3回、中2回が馬連でのもので、しかも複数頭2桁人気が馬券になっています。1~3番気が共に馬連で馬券を外した年は2回。馬連で1~3番人気同士で決まった年は2回だけ。基本的に紐荒れのレースで連軸は1~3番人気のいずれかで、対抗は手広く流すレースです。

前走と馬券

天皇賞春      4勝2着3回3着3回

大阪杯       2勝2着1回3着0回

ヴィクトリアマイル 0勝2着1回3着3回

鳴尾記念      1勝2着2回3着1回

海外G1        1勝2着3回3着2回

前走天皇賞春からの直行組が強く、全体の1/3を占めます過去10年で天皇賞春を優勝した馬がその年の宝塚記念を優勝したことが無い反面、前走そここそ人気があれば2桁着順からでも巻き返してきます。

一方で同じ阪神コースを使い、1ハロンしか距離が違わない大阪杯から直行組は2勝を挙げるものの占有率は10%と、鳴尾記念組とさほど変わりません。やはりローテーション的に長すぎか。

また香港やドバイなど海外G1を使ってきた組の占有率が20%と高い数値。こちらは前走で全て1、2着なので海外の強敵相手にレースをしてきた馬はやはり実力も上位と見てよいでしょう。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   17頭

ミスタープロスペクター系  7頭

ノーザンダンサー系     2頭

ロベルト系         2頭

その他           2頭

サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が17頭、全体の約6割を占めます。サンデーサイレンス系であればディープインパクト系が9頭と半数を占め、以下ステイゴールド3頭、ハーツクライ3頭と系統がある程度決まっています。

ただしここ5年は雨季で馬場が悪化しがちで、スピード能力を生かすサンデーサイレンス系を占める割合が低くなっており、全体の2割程度まで占有率が低下しています。

他ではミスタープロスペクター系が7頭、すべてパワーとスピードに秀でたキングマンボの血をひいています。ノーザンダンサー系であれば欧州系の洋芝適性の高い種牡馬。またロベルト系はグラスワンダーの血を引いています。

良馬場であればサンデーサイレンス系、馬場が悪化すればパワーのあるミスタープロスペクター系や欧州系の種牡馬を父に持つ馬が向いていると言えます。

性齢と馬券

4歳   3勝2着1回3着6回 占有率33.3%

5歳   6勝2着5回3着3回 占有率46.7%

6歳   1勝2着3回2着1回 占有率16.7%

7歳以上 0勝2着1回3着0回 占有率3.3%

過去10年で6勝2着5回、全体の半数近くを占めている5歳馬が中心4歳馬も3勝を挙げていますが3着6回と、馬体が完成している5歳馬に比べると能力的やや劣勢。

6歳以上は明らかに能力が低下しており、7歳馬は2着が1回あるのみ。馬券になった7歳馬は外国調教馬の騙馬なのでほぼ例外と言っていいので、日本馬なら無視して良いでしょう。

牝馬は過去10年で3勝2着2回3着3回、占有率26.7%と出走馬の数に対してやや高め。全て過去にG1で馬券になっており、かつ牡馬混合重賞で勝ち負けしています。

宝塚記念のレース及びコースの攻略法

宝塚記念はコーナーを4つ回る阪神芝内回り2200mを使用。スタートはスタート正面、外回りの第4コーナーに設けられている引き込み線から。スタートから第1コーナーまで直線が530mもあり、フラットなコースが続くので先行争いはさほど厳しくありません。

途中ゴール前を通過するため急坂を登りますが、その後は基本平坦。第4コーナーから下り坂なので加速がつきやすいのですが、阪神の内回りはお結び型で第4コーナーはほぼ直角に近い形。ここでスピードを上げ過ぎると遠心力で外に振られてコースロスが生じます。

最後の直線は356.5mと短めで、さらゴール手前に高低差1.9mの急坂が待ち受けます。この頃の阪神競馬場は芝が荒れ、時計が掛かります。そのため逃げ、先行馬が有利。

過去10年で馬券に絡んだ馬の半数以上が第4コーナーを回った時点で4番手以内。10番手以上の後方から追い込んで優勝した馬は「怪物」オルフェーヴルただ1頭です。

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