2021年第53回G3函館2歳ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年函館2歳ステークスの注目馬を分析!

函館2歳ステークスの特徴

G3函館2歳ステークスは第1回函館開催5日目に行われる2歳限定芝1200mの馬齢定量戦です。負担重量は牡馬・牝馬共54kg。ただし南半球生産馬は負担重量が3kg減。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。

JRAでは最初の2歳重賞です。JRAの2歳新馬戦はダービー後から始まり、函館2歳ステークスまで2カ月無いので、この間に勝ち上がった馬が出走します。基本的にメンバーが手薄で、仕上がり早の馬が勝つレースです。

優勝馬は早熟タイプが多く、ここを勝っても馬券的に期待できるのは2歳G1まで。多くの馬はクラッシク路線前半で成長のピークを迎えるので、古馬になって活躍する馬は少数派。むしろ2、3着馬が古馬になって息の長い活躍をします。

↓過去10年の函館2歳ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年函館2歳ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 グランデ ディスクリートキャット 牡2 坂井瑠星 グランデオーナーズ
吉田直弘 (栗東) デュランダル 54kg 諏訪牧場
2 2 フェズカズマ ドレフォン 牡2 横山和生 ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) ネオユニヴァース 54kg 雅苑興業
3 3 イチローイチロー カレンブラックヒル 牡2 池添謙一 村上雅規
北出成人 (栗東) スウェプトオーヴァーボード 54kg 泉一郎
4 4 ポメランチェ キングカメハメハ 牝2 藤岡佑介 社台ファーム
牧田和弥 (栗東) サクラバクシンオー 54kg 社台レースホース
5 5 カワキタレブリー ドレフォン 牡2 加藤祥太 川島牧場
杉山佳明 (栗東) ディープインパクト 54kg 川島和範
6 6 カイカノキセキ キンシャサノキセキ 牝2 鮫島克駿 白老ファーム
池添学 (栗東) ティンバーカントリー 54kg キャロットファーム
6 7 ラブミードール    コパノリッキー 牝2 古川吉洋 グランド牧場
角川秀樹 (北海道) サウスヴィグラス 54kg 小林祥晃
7 8 トーセンヴァンノ ヴァンキッシュラン 牡2 武豊 エスティファーム
小桧山悟 (美浦) リリーオブザヴァレー 54kg 島川隆哉
7 9 メリトクラシー シルバーステート 牝2 C.ルメール 追分ファーム
武幸四郎 (栗東) Starspangledbanner 54kg G1レーシング
8 10 リトス シルバーステート 牝2 亀田温心 ディアレストクラブ
高橋裕 (美浦) ゼンノロブロイ 54kg 築紫洋
8 11 ナムラリコリス ジョーカプチーノ 牝2 泉谷楓真 桑田正己
大橋勇樹 (栗東) マツリダゴッホ 54kg 奈村睦弘

勝ち馬予想に役立つ!函館2歳ステークスの注目馬分析

ポメランチェ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
オレンジティアラ サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
オレンジブロッサム サンデーサイレンス
バッフドオレンジ

ポメランチェは前走札幌芝1200mの新馬戦を3番人気で優勝。逃げて勝ち時計1分7秒9の2歳コースレコード、2着に0.6秒差を付けて完勝。この時期にこの時計はかなり早い。

ポメランチェの父はキングカメハメハ。サクラバクシンオー産駒の母オレンジティアは短距離の4勝馬で、小倉2歳ステークスで3着の実績。この時期に短距離でレコードを出せるのは母の父サクラバクシンオーの血の影響が強いと考えられます。

前走は過去10年の函館2歳ステークスの勝ち時計より約1.5秒も早く、普通に走れば優勝できます。函館2歳ステークスは母の父サクラバクシンオー系が強いで血統的にも魅力。ただし、前走の馬体が392kgと軽く、今後の成長という面では疑問符。前走レコードの反動が無ければ勝ち負け。

フェズカズマ

ドレフォン Gio Ponti Tale of the Cat
Chipeta Springs
Eltimaas Ghostzapper
Najecam
シナジーウィスパー ネオユニヴァース サンデーサイレンス
ポインテッドパス
エヴリウィスパー ノーザンテースト
クラフテイワイフ

フェズカズマは前走阪神ダート1200mを1番人気で優勝不良馬場で勝ち時計1分12秒8、中段に構えての差し切り勝ちも、逃げ馬はどん尻負け、2番手も5着なのでレース全体はオーバーペースか。

フェズカズマの父は米短距離G1を3勝、ストームキャット系新種牡馬のドレフォン。ネオユニヴァース産駒の母シナジーウィスパーは未勝利馬。母の半兄にジャングルポケット産駒で天皇賞秋他、重賞4勝のトーセンジョーダンがいます。

母系はそれなりに活躍馬を輩出。父ドレフォンはこれまで20頭が出走し4勝を挙げ、内3勝は芝。さらに1800m勝ちもあるので、母系によっては距離をこなせる種牡馬か。連下で。

カイカノキセキ

キンシャサノキセキ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
ケルトシャーン Pleasant Colony 
Featherhill 
カイカヨソウ ティンバーカントリー Woodman
Fall Aspen
マチカネヤマザクラ エリシオ
マチカネミラージュ

カイカノキセキは前走札幌芝1000mの新馬戦を3番人気で逃げ切り勝ち。勝ち時計56秒9上りは33.5秒と優秀も、仮に1ハロン延長すると勝ち時計1分8秒9~1分9秒4なので時計年はやや平凡。それでも歴代函館2歳ステークスの勝ち時計の基準はクリア

カイカノキセキの父は高松宮記念を連覇した短距離系種牡馬のキンシャサノキセキ。ティンバーカントリー産駒の母カイカヨソウは地方で7勝、地方G3で3着2回の実績。

キンサシャノキセキは早熟系が多く、2歳戦は活躍。過去10年で函館2歳ステークスは1勝2着2回。相性は悪くありませんが、強調できるほどではありません。良くて連下まで。

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