2021年第38回G1ホープフルステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年ホープフルステークスの注目馬を分析!

ホープフルステークスの特徴

G1ホープフルステークスは第5回中山開催7日目に行われる2歳限定芝2000mの馬齢定量戦です。負担重要は牡馬55kg、牝馬54kg。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬は東京スポーツ杯2歳ステークス及び京都2歳ステークスの2着馬に優先出走権が与えられ、またJRA2歳重賞で1着になった馬は出走登録が可能で、最大5頭まで出走できます。

2014年に中山で開催されていた2歳G1朝日フューチュリティーステークスが阪神に移行したのに伴い、阪神で開催されていた芝2000mG3ラジオNIKKEI2歳ステークスを中山で行われていたホープフルステークスに移行。2017年にG1に昇格しています。

牡馬クラッシック第1弾である皐月賞と同じコースで行われるため、近年ホープフルステークスを試走とする馬が増えており、中山に移行以後ホープフルステークスを制したレイデオロがダービーを、サートゥルナーリアとコントレイルが皐月賞を制しています。

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2021年 ホープフルステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シェルビーズアイ ハービンジャー 牡2 松田大作 桑田牧場
武英智 (栗東) ゼンノロブロイ 55kg 桑田牧場
2 2 アケルナルスター トーセンラー 牡2 柴田大和 岡田スタッド
清水英克 (美浦) タイキシャトル 55kg 永見貴昭
2 3 ラーグルフ モーリス 牡2 丸田恭介 スマイルファーム
宗像義忠 (美浦) ファルブラヴ 55kg 村木隆
3 4 グランドライン ドゥラメンテ 牡2 三浦皇成 松浦牧場
高木登 (美浦) Dylan Thomas 55kg ラ・メール
3 5 キラーアビリティ ディープインパクト 牡2 横山武史 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Congaree 55kg キャロットファーム
4 6 コマンドライン ディープインパクト 牡2 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) Tiz Wonderful 55kg サンデーレーシング
4 7 サトノヘリオス エピファネイア 牡2 岩田望来 社台ファーム
友道康夫 (栗東) サンデーサイレンス 55kg サトミホースカンパニー
5 8 ジャスティンパレス ディープインパクト 牡2 C.デムーロ ノーザンファーム
杉山晴紀 (栗東) Royal Anthem 55kg 三木正浩
5 9 ボーンディスウェイ ハーツクライ 牡2 石橋脩 社台ファーム
牧光二 (美浦) プラティニ 55kg 平田修
6 10 マテンロウレオ ハーツクライ 牡2 横山典弘 野毛牧場
昆貢 (栗東) ブライアンズタイム 55kg 寺田千代乃
6 11 クラウンドマジック エピファネイア 牡2 岩田康誠 タバタファーム
加用正 (栗東) ヴィクトワールピサ 55kg 協栄
7 12 オニャンコポン エイシンフラッシュ 牡2 菅原明良 社台ファーム
小島茂之 (美浦) ヴィクトワールピサ 55kg 田原邦男
7 13 フィデル ハーツクライ 牡2 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Bernstein 55kg エムズレーシング
8 14 タイラーテソーロ ゴールドシップ 牡2 内田博幸 リョーケンファーム
栗田徹 (美浦) ストリートクライ 55kg 了徳寺健二H
8 15 アスクワイルドモア キズナ 牡2 武豊 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) ゼンノロブロイ 55kg 廣崎利洋HD

勝ち馬予想に役立つ!ホープフルステークスの注目馬分析

コマンドライン

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
コンドコマンド Tiz Wonderful  Tiznow 
Evil 
Yearly Report  General Meeting 
Fiscal Year 

コマンドラインはサウジアラビアロイヤルカップの優勝馬で、これまで2戦2勝ホープフルステークス参戦馬の中で唯一の重賞勝ち馬です。

コマンドラインの父はディープインパクト母のコンドコマンドはアメリカのダート1400mのG1スピナウェイステークスの優勝馬で、2着に11馬身以上差で勝っている快速馬コマンドラインの1つ上の全兄に重賞2着3回のアルジャンナがいます。

全兄のアルジャンナが東京スポーツ杯2歳ステークスで2着し、古馬になってマイラーズカップで2着しているように血統的にマイラー。2000mはギリギリで、決してプラスではありません。

またサウジアラビアロイヤルカップでコマンドラインに半馬身差まで詰め寄ったステルナティーアは阪神ジュベナイルフィリーズで7着に沈んだように、前走のメンバーも決して強かったわけではありません。素質はあるものの絶対視できず、連下で。

オニャンコポン

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmambo
Allegretta
ムーンレディ プラティニ
Midnight Fever
シャリオドール ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース
ホワイトウォーターアフェア
サプレザ Sahm
Sorpresa

オニャンコポンは芝2000mを2戦2勝。新馬戦で中山を経験済みは大きなアドバンテージです。

オニャンコポンの父はダービーと天皇賞秋を制したエイシンフラッシュ。ヴィクトワールピサ産駒の母シャリオードルは未勝利馬。祖母は海外G1を3勝し、マイルチャンピオンシップで2度3着しているサプレザで、近親に毎日杯勝ちのサトノインプレッサがいます。

血統内にミスタープロスペクターの4×5×4の濃いクロスを持っています。父エイシンフラッシュは種牡馬5年目も、未だに重賞勝ち馬が無く、重賞で連絡みしたのは今年の中山金杯でココロノトウダイ1頭のみ。血統的にオープンまでか。抑えまで。

ジャスティンパレス  

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
パレスルーマー Royal Anthem Theatrical
In Neon
Whisperifyoudare Red Ransom
Stellar Affair

ジャスティンパレスは芝2000mの新馬戦、1勝クラスを共に1番人気で連勝負け無し。2戦2勝でホープフルステークスに駒を進めています。

ジャスティンパレスの父はディープインパクト。母パレスルーマーは米国産で海外5勝。母の父ロイヤルアンセムは芝中長距離G1で3勝を挙げています。ジャスティンパレスの半兄でオルフェーヴル産駒のアイアンバローズは4勝を挙げ、今年のステイヤーズステークスで2着しています。

馬体が450kgと小柄で、2レースとも2番手で折り合い、上りもメンバー中3番目以内と父の影響が強いタイプ。血統的にも芝2000mは適鞍です。前走でゴール前急坂がある阪神を克服しています。勝ち負け。

キラーアビリティ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
キラーグレイシス Congaree アラジ
Mari’s Sheba
Heatherdoesntbluff Old Trieste
Michigan Bluff

キラーアビリティはこれまで3戦1勝2着1回。未勝利戦で小倉芝2000mを勝ち上がり、前走リステッドクラスでは1番人気も、優勝馬ダノンスコーピオンに首差競り負け2着ただし、上りは33.6秒で、3着馬は5馬身も引き離しています

キラーアビリティの父はディープインパクト母キラーグレースは米ダートG1馬。母の父コンガリーは米ダートG1を5勝しています。父が異なるサンデーサイレンス系の兄弟が4頭おり、中3頭が勝ち上がっていますが、いずれも条件クラスで頭打ち。

父がディープインパクトなのでメンバーが手薄な今頃は活躍できても、今後の活躍となると血統面ではやや疑問。現状の完成度から抑えまで。

フィデル

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ラッキートゥビーミー Bernstein Storm Cat
La Affirmed
Belle Erzulie Pulpit
Fancy Freda

フィデルは2戦1勝で、前走ラジオNIKKEI京都2歳ステークスで3着しています。

フィデルの父はハーツクライ。母ラッキートゥビーミーは米国産の3勝馬。フィデルの半姉に米2歳牝馬チャンピオンのシャンパンルームがいる良血です。

過去10年で、前走ラジオNIKKEI京都2歳ステークスから参戦して馬券になったのは2017年の優勝馬タイムフライヤーのみただし、このタイムフライヤーもハーツクライ産駒なので嬉しいデータ。

前走の優勝馬とは0.1秒差で、2着とはハナ差。4ヵ月の休養明けで12kgも馬体を増やしての出走で、叩き2戦目の今回は期待が持てます。馬体が絞れ、調子が良さそうなら買い。

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