【2022年度版】中山金杯賞入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る中山金杯の入賞馬

中山金杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2021 1 5 ヒシイグアス 牡5 54kg 2.00.9 ハーツクライ Bernstein
2 2 ココロノトウダイ 牡4 53kg 2.00.9 エイシンフラッシュ アグネスタキオン
3 8 ウインイクシード 牡7 56kg 2.01.2 マンハッタンカフェ ボストンハーバー
2020 1 4 トリオンフ 騙6 58kg 1.59.5 タートルボウル ダンスインザダーク
2 4 ウインイクシード 牡6 55kg 1.59.5 マンハッタンカフェ ボストンハーバー
3 1 テリトーリアル 牡6 56kg 1.59.6 Teofilo Street Cry
2019 1 6 ウインブライト 牡5 58kg 1.59.2 ステイゴールド アドマイヤコジーン
2 8 ステイフーリッシュ 牡4 56kg 1.59.3 ステイゴールド キングカメハメハ
3 1 タニノフランケル 牡4 53kg 1.59.3 Frankel タニノギムレット
2018 1 3 セダブリランテス 牡4 55kg 1.59.8 ディープブリランテ ブライアンズタイム
2 1 ウインブライト 牡4 56kg 1.59.8 ステイゴールド アドマイヤコジーン
3 6 ストレンジクォーク 牡6 54kg 1.59.9 メイショウサムソン アグネスタキオン
2017 1 3 ツクバアズマオー 牡6 56.5kg 2.00.6 ステイゴールド Giant’s Causeway
2 2 クラリティスカイ 牡5 57.5kg 2.00.7 クロフネ スペシャルウィーク
3 1 シャイニープリンス 牡7 56.5kg 2.01.1 キングヘイロー リンドシェーバー
2016 1 4 ヤマカツエース 牡4 56kg 2.01.2 キングカメハメハ グラスワンダー
2 5 マイネルフロスト 牡5 57kg 2.01.3 ブラックタイド グラスワンダー
3 6 フルーキー 牡6 57.5kg 2.01.4 Redoute’s Choice サンデーサイレンス
2015 1 1 ラブリーデイ 牡5 57kg 1.57.8 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 2 ロゴタイプ 牡5 58kg 1.58.0 ローエングリン サンデーサイレンス
3 3 デウスウルト 騙7 55kg 1.58.1 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2014 1 2 オーシャンブルー 牡6 57.5kg 2.00.1 ステイゴールド Dashing Blade
2 2 カルドブレッサ 牡6 54kg 2.00.2 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 4 ディサイファ 牡5 55kg 2.00.3 デープインパクト Dubai Millennium
2013 1 3 タッチミーノット 牡7 57kg 1.59.5 ダンスインザダーク Mr. Prospector
2 6 アドマイヤタイシ 牡6 55kg 1.59.8 シングスピール Dubai Millennium
3 5 ジャスタウェイ 牡4 57kg 1.59.9 ハーツクライ Wild Again
2012 1 6 フェデラリスト 牡5 55kg 1.59.4 エンパイアメーカー サンデーサイレンス
2 6 ダイワファルコン 牡5 56kg 1.59.4 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 3 コスモファントム 牡5 57.5kg 1.59.8 Stephen Got Even Paris House

中山金杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2021 1 1 ヒシイグアス 3勝クラス 5 1
2 5 ココロノトウダイ 3勝クラス 1 1
3 11 ウインイクシード リステッドクラス 3 5
2020 1 2 トリオンフ チャレンジC 8 2
2 6 ウインイクシード リステッドクラス 2 2
3 11 テリトーリアル チャレンジC 9 12
2019 1 3 ウインブライト マイルCS 17 9
2 7 ステイフーリッシュ チャレンジC 5 3
3 9 タニノフランケル 1600万下 1 1
2018 1 1 セダブリランテス アルゼンチン共和 3 3
2 2 ウインブライト 福島記念 2 2
3 10 ストレンジクォーク 1600万下 7 1
2017 1 1 ツクバアズマオー OP 1 1
2 6 クラリティスカイ OP 4 5
3 4 シャイニープリンス OP 10 3
2016 1 3 ヤマカツエース 福島記念 2 1
2 5 マイネルフロスト 金鯱賞 8 4
3 1 フルーキー チャレンジC 1 1
2015 1 4 ラブリーデイ 金鯱賞 6 4
2 1 ロゴタイプ マイルCS 5 7
3 5 デウスウルト チャレンジC 9 2
2014 1 5 オーシャンブルー 金鯱賞 2 10
2 8 カルドブレッサ 朝日チャレジC 3 9
3 1 ディサイファ 福島記念 1 4
2013 1 2 タッチミーノット 毎日王冠 9 3
2 4 アドマイヤタイシ 朝日チャレンジC 4 2
3 1 ジャスタウェイ 天皇賞秋 8 6
2012 1 2 フェデラリスト 1600万下 4 1
2 4 ダイワファルコン OP 1 9
3 5 コスモファントム 中日新聞杯 11 1

中山金杯と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 3勝2着1回3着3回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 3勝2着1回3着0回、連対率4割、複勝率4割

3番人気 2勝2着0回3着0回、連対率2割、複勝率2割

一昔前は荒れる金杯として有名でしたが、ここ10年は1番人気が3勝、複勝率6割とそれなりに馬券になります。また2、3番人気も勝率3割、2割と勝ち鞍はそこそこあります。

過去10年で1~3番人気が馬券から外れた年は1回しかないので、基本的に連軸は1~3番人気の中から選ぶことになります。ただし馬連で1~3番人気同士で決まった年は1回しかありません。

中山金杯は対抗がやや荒れで、10年中4回が6番人気以下。ただし、馬連で2桁人気が絡んだ年はなく、3着が3回。それも10、11番人気なので極端には荒れません。対抗を4~9番人気からピックアップすると高確率で中穴馬券が取れるレースです。

前走と馬券

G1           1勝2着1回3着1回

G2           4勝2着1回3着0回 

G3           2勝2着4回4着5回

OP・リステッド 1勝2着3回3着2回

3勝クラス       2勝2着1回3着2回

コース形態が似ている阪神のチャンピオンズカップからの転戦馬が馬券に絡みやすいレース。格より調子が重視されるハンデキャップ戦のため前走が重賞であれば、前走で掲示板に載った馬か、人気だったのに惨敗した馬が馬券に多く絡んでいます。

ハンデキャップ戦ですが重賞経験がある程度必要で、前走オープや3勝クラスからの格上挑戦の勝率は3割。馬券的にも全体の36.7%程度に過ぎません。格上挑戦組で馬券に絡んだ11頭中5頭が前走1着、10頭が掲示板に載っているでやはり調子が重要です。

G1から3頭馬券に絡んでいますが、その内2頭は中山の2000mで馬券に絡んでいます。距離、コース実績は重要です。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   13頭

ノーザンダンサー系      9頭

ミスタープロスペクター系   5頭

その他            3頭

冬場で開催2回目とやや時計の掛かる芝になっているため、他の季節で行われる芝2000mの重賞に比べサンデーサイレンス系の割合が低く30頭中12頭、全体の43.3%サンデーサイレンス系であれば長距離実績ある種牡馬であることが必須で、ステイゴールド系やハーツクライ、マンハッタンカフェの割合が高いのが特徴。他のレースで圧倒的な存在感を示すディープインパクト系は3頭に過ぎません。

次点がスタミナとパワーに秀でたノーザンダンサー系が9頭、全体の30%と他のレースに比べても高い割合。特にサドラーズウェルズの血を持つ種牡馬の活躍が目立ちます。

一方、スピードとパワーに秀でたミスタープロスペクター系は5頭と、小回りの中山2000mではその能力を十分に活かせません。馬券に絡んだミスタープロスペクター系5頭中4頭はキングマンボの血を持っています。とにかくスタミナとパワー重視。

性齢と馬券

4歳     2勝2着3回3着2回、占有率23.4

5歳     4勝2着4回3着2回、占有率33.3%

6歳     3勝2着3回3着3回、占有率30.0%

7歳以上   1勝2着0回3着3回、占有率13.3%

ハンデキャップ戦らしく4~6歳馬はあまり差がありませんが、連軸にするなら4勝2着4回の5歳馬。7歳以上の成績はあまり良くなく、13.3%に低下します。7歳馬で馬券に絡んだ4頭中2頭が前走重賞で3着以内だったので、それ以外であれば基本無視して良い数字です。

なお過去10年で牝馬が馬券に絡んだことはありません。牝馬は冬に脂肪がつきやすく、さらにこの時期の中山の芝は時計が掛かります。切れ味重視の牝馬には分が悪く、牝馬が出走してきても無視して良いでしょう。

ハンデと馬券

52kg以下   0勝2着0回3着0回、占有率0%

53~54kg   1勝2着2回3着2回、占有率16.7%

55~56kg   4勝2着5回3着5回、占有率46.6%

57kg以上   5勝2着3回3着3回、占有率36.7%

ハンデキャッパーに評価された重ハンデの馬でも十分勝てるレース。実際に58kg、57.5kgの酷量を背負った馬が3勝2着2回3着2回と、勝ち抜くには格も必要重ハンデを背負っても調教などで調子が良いようなら疑わずに買いです。

中山金杯のレース及びコースの攻略法

中山金杯は中山内回り芝2000mCコースで行われます。スタートはスタンド正面で第4コーナーを過ぎた地点から。スタートから最初のコーナーまで367m、Aコース使用より30m距離が短くなり先行争いはやや激しくなります。

ただし中山は小回りなのですぐにペースは落ち着きます。この時期の中山の芝は回復が遅くやや時計が掛かります。ただしAコースからCコースに変わっているため外目の芝はさほど悪くなく、時計は意外と早め。ただし古馬のレースとしては遅く勝ち時計は2分00秒±0.5秒前後。

中山のスタート後とゴール前で中山名物の急坂を2度登ることになるので、実際に走る距離よりスタミナが必要またゴール前の直線が短いため、ある程度前で競馬をする必要があります。

過去10年で馬券に絡んだ30頭中6割が4コーナーを回った時点で5番手以内。ただし逃げ切り勝ちは無く、逃げ馬が馬券に絡んだのは2回のみ一方10番低下だった馬が馬券に絡んだのも2頭しかなく共に3着。基本的に前までしぶとく粘る馬が強いレースです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました