2022年第66回G3阪急杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年阪急杯の注目馬を分析!

阪急杯の特徴

G3阪急杯は第1回阪神開催6日目に行われる4歳以上芝1400mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算されます。加算される負担重量は以下の通り。

2kg増・・・1年以内に牝馬限定を除くG1優勝馬

1kg増・・・1年以内に牝馬限定G1優勝馬、同牝馬限定を除くG2勝利馬、1年以上前に牝馬限定を除くG1優勝馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は3頭まで出走登録できます。

なおJRA所属で阪急杯を優勝すると、当年の高松宮記念への優先出走権が与えられます。また地方所属馬は2着までに入ると高松宮記念に出走登録できます。

↓過去10年の阪急杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年阪急杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 トゥラヴェスーラ ドリームジャーニー 牡7 鮫島克駿 社台ファーム
高橋康之 (栗東) アドマイヤコジーン 56kg 吉田照哉
2 2 グルーヴィット ロードカナロア 牡6 団野大成 ノーザンファーム
松永幹夫(栗東) スペシャルウィーク 56kg キャロットファーム
3 3 リレーションシップ ルーラーシップ 牡5 松田大作  ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ハーツクライ 56kg 吉田勝己
3 4 ザイツィンガー ドリームジャーニー 牡6 酒井学 森永牧場
牧田和弥 (栗東) クロフネ 56kg 永田和彦
4 5 エイティーンガール ヨハネスブルグ 牝6 秋山真一郎 庄野牧場
飯田祐史 (栗東) アグネスタキオン 55kg 中山泰志
4 6 リンゴアメ マツリダゴッホ 牝4 国分優作 ビッグレッドファーム
菊川正達 (美浦) マイネルラヴ 54kg ビッグレッドファーム
5 7 ヴィジュネル   マクフィ 牡4 藤岡康太 白老ファーム
渡辺薫彦 (栗東) サンデーサイレンス 56kg キャロットファーム
5 8 サンライズオネスト ダイワメジャー 牡5 武豊 ヤナガワ牧場
河内洋 (栗東) ジャングルポケット 56kg 松岡隆雄
6 9 タイセイビジョン タートルボウル 牡5 幸英明 ノーザンファーム
西村真幸 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 田中成奉
6 10 ダイアトニック ロードカナロア 牡6 岩田康誠 酒井牧場
安田隆行(栗東) サンデーサイレンス 56kg シルクレーシング
7 11 ミッキーブリランテ ディープブリランテ 牡6 和田竜二 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) Dansili 56kg 野田みづき
7 12 グレイイングリーン ディープインパクト 牡4 岩田望来 追分ファーム
池江泰寿 (栗東) Closing Argument 56kg 青芝商事
8 13 モントライゼ ダイワメジャー 牡4 藤岡佑介 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) Nayef 56kg キャロットファーム
8 14 クリノガウディー スクリーンヒーロー 牡6 福永祐一 三輪牧場
藤沢則雄(栗東) ディアボロ 56kg 栗本博晴

勝ち馬予想に役立つ!阪急杯の注目馬分析

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
リトルゲルダ Closing Argument Successful Appeal
Mrs. Greeley
ビジューミス Buddha
Above the Odds

グレイイングリーンはこれまで9戦4勝2着1回3着2回3歳時にアーリントンカップ、NHKマイルカップにチャレンジしていますが、共に17着惨敗。その後は地道に条件戦を使い、前走中京芝1400m3勝クラスを1分19秒6と好時計勝ちをして駒を進めています。

グレイイングリーンの父はディープインパクト母リトルゲルダはセントウルステークス、北九州記念を制した7勝馬。そのため距離適性は母系から。

9戦中7戦、全4勝が非根幹距離の芝1400mとこの距離が主戦場短距離が苦手な父も、この距離ならそこそこ走ります。前走の勝ち時計は良いものの、古馬一級線との対決は無く、阪急杯は前走条件戦からの挑戦馬の成績は良くありません抑えまで。

クリノガウディー

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
クリノビリオネア ディアブロ Devil’s Bag 
Avilion 
オプトライアン メジロライアン 
テンザンミズホ

クリノガウィーはこれまで27戦3勝2着2回3着2回重賞勝ちはありませんが、2歳時に朝日杯フューチュリティステークスで2着、2020年の高松宮記念では1位入線も降着で4着と、爆発力は秘めています。

クリノガウディーの父はスクリーンヒーロー。ダート短距離馬を多く出すディアブロ産駒の母クリノビリオネアはダートの3馬。近親に活躍馬はいません。

血統内にヘイローの4×4、ヘイルトゥリーズン5×5×5のクロスを持つため、昨年はトップハンデを背負って中京芝1400mコースレコードを出すような爆発力を秘めますが、反面気性難も伝えるため成績が安定しません。そのため昨秋は重賞4連戦して3着1回の成績。

このメンバーでは実力上位ですが、軸にはできない馬。良くて抑えまで。

ダイアトニック

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
トゥハーモニー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
エアレジェーロ アレミロード
アルパインスウィフト 

ダイトトニックはこれまで20戦7勝2着3回3着3回重賞はスワンステークスと函館スプリントステークス勝ちがあり、2020年の高松宮記念でも3着と好走。同年スプリンターズステークス後に骨折が判明し、長期休養。今回が休養明け3戦目です。

ダイアトニックの父はロードカナロア。母トゥハーモニーは未勝利馬。ダイアトニックの半兄に京王杯スプリングステークスで2着のレオプライム、地方で8勝を挙げたビジュアルサポート。血統内にストームバードの4×4の濃いクロスを持ちます。

前走京都金杯でトップハンデを背負い優勝馬から0.1秒差4着と好走芝1400m戦は5勝を挙げており、得意な距離に戻るのはプラス。更に前走に比べ斤量が1.5kgも軽くなります。ただし、阪急杯では前走金杯組、明け7歳の成績が良くありません。連下で。

タイセイビジョン

タートルボウル Dyhim Diamond  Night Shift 
Happy Landing 
Clara Bow  Top Ville 
Kamiya 
ソムニア スペシャルウィーク サンデーサイレンス 
キャンペンガール 
ドリームスケイプ エルコンドルパサー
ドリームビジョン 

タイセイビジョンはこれまで15戦3勝2着3回重賞は京王杯2歳ステークス、アーリントンカップ勝ちがあり、朝日杯フューチュリティステークス2着、NHKマイルカップで4着の成績。その後は重賞路線を歩むも、ちぐはぐな競馬。前々走の京阪杯で久々の2着に入っています

タイセイビジョンの父タートルボウルはアイルランド生産馬で、G1勝はフランス芝1400mのジャンプラ賞のみ。タイセイビジョンの母ムソニアは1勝馬で、2歳時に函館2歳ステークスで3着。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走阪神カップでは10番人気も、優勝馬グレナディアガーズから0.4秒差4着と好走ここ5戦はメンバー中上り3番手以内と2~3歳時の調子を取り戻しています。短距離の追い込み馬として脚質変更しているため展開がカギ。抑えで。

エイティーンガール

ヨハネスブルグ ヘネシー Storm Cat 
Island Kitty 
Myth オジジアン 
Yarn 
センターグラタンス アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
センターライジング ヘクタープロテクター
ダイシンオレンジ

エイティーンガールは前走京阪杯を10番人気で優勝し、重賞2勝目これまで24戦6勝2着4回3着1回2020年のキーランドカップで優勝し、昨年の同レースでも2着しています

エイティーンガールの父はストームキャット系のヨハネスブグ。海外では多数の大物を輩出していますが、日本での重賞勝ちは本馬と短距離重賞2勝のホウライアキコのみ。

アグネスタキオン産駒の母センターライジングは1勝馬。祖母が牝馬限定芝2000mG2サンスポ牝馬特別を優勝し、祖母の系統から一昔前の重賞馬が多数出ていますが、母の代からは尻つぼみ傾向。母系の活力は失っています。

短距離の追い込み馬で、ここ5戦はメンバー中2番目の上りをキープ。高松宮記念では上り最速、スプリンターズステークスでも上り2番目をマークしています。末脚は安定していますが、成績は展開次第。また24戦中23戦が芝1200m戦で、唯一の1400m戦では9着惨敗と距離に不安。抑えまで。

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