2022年ニュージーランドトロフィーの注目馬を分析!
ニュージーランドトロフィーの特徴
G2ニュージーランドトロフィーは第3回中山開催5日目に行われる3歳限定芝1600mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。
地方所属馬はNHKマイルカップ出走候補馬のみ3頭まで出走が可能で、JRA2歳G1及び3歳重賞勝利馬にも出走資格が与えられます。
ニュージーランドトロフィーはNHKマイルカップのトライアルレースに指定され、3着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。
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2022年ニュージーランドトロフィー出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | マテンロウオリオン | ダイワメジャー | 牡3 | 横山典弘 | ムラカミファーム |
昆貢 (栗東) | キングカメハメハ | 56kg | 寺田千代乃 | |||
2 | 2 | ティーガーデン | ドゥラメンテ | 牡3 | C.ルメール | ノーザンファーム |
萩原清 (美浦) | シンボリクリスエス | 56kg | サンデーレーシング | |||
3 | 3 | モチベーション | ガルボ | 牝3 | 秋山稔樹 | 水丸牧場 |
清水英克 (美浦) | アグネスデジタル | 54kg | 石川秀守 | |||
4 | 4 | アバンチュリエ | モーリス | 牡3 | 横山武史 | ノーザンファーム |
大竹正博 (美浦) | ディープインパクト | 56kg | DMMドリームクラブ | |||
5 | 5 | ベルウッドブラボー | シルバーステート | 牡3 | 丸山元気 | チェスナットファーム |
和田雄二 (美浦) | ヨハネスブルグ | 56kg | 鈴木照雄 | |||
6 | 6 | ジャングロ | More Than Ready | 牡3 | 武豊 | Nursery Place & Partners |
森秀行 (栗東) | Broad Brush | 56kg | 藤田晋 | |||
6 | 7 | リューベック | ハービンジャー | 牡3 | 吉田隼人 | ノーザンファーム |
須貝尚介 (栗東) | スペシャルウィーク | 56kg | 金子真人H | |||
7 | 8 | サーマルウインド | ドレフォン | 牝3 | 岩田康誠 | ノーザンファーム |
奥村武 (美浦) | スペシャルウィーク | 54kg | キャロットファーム | |||
7 | 9 | エイシンシュトルム | エイシンヒカリ | 牡3 | 石川裕紀人 | 栄進牧場 |
勢司和浩 (美浦) | Tapit | 56kg | 栄進堂 | |||
8 | 10 | デルマグレムリン | ディーマジェスティ | 牡3 | M.デムーロ | 岡田牧場 |
五十嵐忠 (栗東) | フォーティナイナー | 56kg | 浅沼廣幸 | |||
8 | 11 | エンペザー | ロードカナロア | 牡3 | 坂井瑠星 | 上村清志 |
田中克典 (栗東) | シンボリクリスエス | 56kg | リーヴァ |
勝ち馬予想に役立つ!ニュージーランドトロフィーの注目馬分析
マテンロウオリオン
ダイワメジャー | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
スカーレットブーケ | ノーザンテースト | |
スカーレットインク | ||
パルテノン | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
レディパステル | トニービン | |
ピンクタートル |
マテンロウオリオンはシンザン記念の優勝馬で、ニュージーランドトロフィー出走登録馬中唯一の重賞勝ち馬。これまで3戦2勝2着1回で、芝1600mは2戦2勝。
マテンロウオリオンの父はダイワメジャー。キングカメハ産駒の母パルテノンは地方の1勝馬。祖母はオークス馬のレディパステル。5代先までクロスが無いアウトブリード。近親にこれといった活躍馬はいません。
前走のシンザン記念は4番人気。逃げ馬がブービー負けし、掲示板に載った2番低下が中断から控えた馬の中、マテンロウレオンだけが先行押切。2着との着差は首差ですが、上りはメンバー中3番手なので、母系にあるスタミナの血が生きた印象。
前走負かした4着馬のビーアスニシッドが後にスプリングステークスを優勝しているので、実力ではメンバー中最右翼。またダイワメジャー産駒はこの時期のマイル戦ではめっぽう強いので、今回も勝ち負け。
リューベック
ハービンジャー | Dansili | デインヒル |
Hasili | ||
Penang Pearl | Bering | |
Guapa | ||
ライツェント | スペシャルウィーク | サンデーサイレンス |
キャンペンガール | ||
ソニンク | Machiavellian | |
Sonic Lady |
シューベックはこれまで4戦2勝。1月に中京芝2000mのリステッドクラスを勝っていますが、前走弥生賞では10番人気で6着に敗れています。
リューベックの父はハービンジャー。スペシャルウィーク産駒の母ライツェントは未勝利馬。母の半兄にシンボリクリスエス産駒のランフォルセが地方重賞4勝、半弟に中央・地方で重賞6勝のノーザンリバー、近親にダービー馬のロジユニヴァースがいます。
リューベックの全姉は秋華賞馬で英国芝中距離GⅠ勝ちもあるディアドラ。全姉のディアドラは中距離馬で、3歳春のマイル戦では勝ち切れない競馬が続いています。リューベックも勝ち鞍は1800~2000mで、マイル戦は初。距離が足りない可能性が大。
また姉が本格化したのは3歳秋以降。将来は有望も、現状では抑えまで。
ジャングロ
More Than Ready | サザンヘイロー | Halo |
Northern Sea | ||
Woodman’s Girl | Woodman | |
Becky Be Good | ||
Goodbye Stranger | Broad Brush | Ack Ack |
Hay Patcher | ||
Prime Investor | Deputy Minister | |
Starushka |
ジャングロはこれまで7戦3勝2着1回3着1回。芝1200mのオープン、リステッドクラスを連勝しての挑戦です。
ジャングロの父モアザンレディは米ダートGⅠを1勝しただけですが、種牡馬としてステークスウィナーを多数輩出。母ビーマイステレンジャーは米国産の未勝利馬。ジャングロの半兄のトムズレディが米ダート重賞3勝。
ジャングロの3勝は全て1400m以下で、マイル戦は1戦するも6着。米国血統のスピードタイプではゴール前の急坂で息切れする可能性が大。今回は見送り。
ティーガーデン
ドゥラメンテ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
アドマイヤグルーヴ | サンデーサイレンス | |
エアグルーヴ | ||
ルミナスパレード | シンボリクリスエス | Kris S. |
Tee Kay | ||
ルミナスポイント | アグネスタキオン | |
ソニンク |
ティーガーデンはこれまで4戦2勝。2走前に中山芝1600m1勝クラスを勝ち上がっています。前走ファルコンステークでは3番人気も、後方からの追い込み届かず、優勝馬から0.9秒差の8着に敗退。
ティーガーデンの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。シンボリクリスエス産駒の母ルミナスパレードはダート短距離の4勝馬。ティーガーデンの半姉のキズナ産駒のソングラインが昨年のNHKマイル2着、富士ステークスを優勝しています。
血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロス、さらにミスタープロスペター、ヘイルトゥリーズン、ヌレイエフのクロスを持っており底力とパワーを感じさせる配合。
父ドゥラメンテの産駒は2000m以上の成績が良く、前走1400mは距離が足りなかった印象。実際に芝1400m戦は2馬身以上引き離されています。今回はスタミナが必要な中山マイル戦なので、血統面で距離延長はプラス。連下で。
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