過去10年のデータから見る根岸ステークスの入賞馬
根岸ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 6 | テイエムサウスダン | 牡5 | 57kg | 1.23.1 | 良 | サウスヴィグラス | Langfuhr |
2 | 4 | ヘリオス | 騙6 | 56kg | 1.23.3 | オルフェーヴル | フレンチデピュティ | ||
3 | 4 | タガノビューティー | 牡5 | 56kg | 1.23.4 | ヘニーヒューズ | スペシャルウィーク | ||
2021 | 1 | 2 | レッドルゼル | 牡5 | 56kg | 1.22.3 | 稍重 | ロードカナロア | フレンチデピュティ |
2 | 1 | ワンダーリーデル | 牡8 | 56kg | 1.22.3 | スタチューオブリバティ | マヤノトップガン | ||
3 | 3 | タイムフライヤー | 牡6 | 57kg | 1.22.4 | ハーツクライ | ブライアンズタイム | ||
2020 | 1 | 6 | モズアスコット | 牡6 | 58kg | 1.22.7 | 良 | Frankel | ヘネシー |
2 | 3 | コパノキッキング | 騙5 | 58kg | 1.22.9 | Spring At Last | ゴールドヘイロー | ||
3 | 4 | スマートヴァロン | 牡8 | 56kg | 1.23.1 | サウスヴィグラス | スキャターゴールド | ||
2019 | 1 | 6 | コパノキッキング | 騙4 | 56kg | 1.23.5 | 良 | Spring At Last | ゴールドヘイロー |
2 | 1 | ユラノト | 牡5 | 56kg | 1.23.6 | キングカメハメハ | フジキセキ | ||
3 | 1 | クインズサターン | 牡6 | 56kg | 1.23.9 | パイロ | クロフネ | ||
2018 | 1 | 8 | ノンコノユウメ | 騙6 | 58kg | 1.21.5 | 重 | トワイニング | アグネスタキオン |
2 | 5 | サンライズノヴァ | 牡4 | 56kg | 1.21.5 | ゴールドアリュール | サンダーガルチ | ||
3 | 4 | カフジテイク | 牡6 | 57kg | 1.21.9 | プリサイスエンド | スキャン | ||
2017 | 1 | 2 | カフジテイク | 牡5 | 56kg | 1.23.0 | 良 | プリサイスエンド | スキャン |
2 | 3 | ベストウォーリア | 牡7 | 58kg | 1.23.2 | マジェスティックウォリアー | Mr. Greeley | ||
3 | 7 | エイシンバッケン | 牡5 | 56kg | 1.23.6 | ヨハネスブルグ | シンボリクリスエス | ||
2016 | 1 | 8 | モーニン | 牡4 | 55kg | 1.22.0 | 稍重 | ヘニーニューズ | Distorted Humor |
2 | 4 | タールタン | 牡8 | 56kg | 1.22.1 | Tapit | Glitterman | ||
3 | 1 | グレープブランデー | 牡8 | 58kg | 1.22.4 | マンハッタンカフェ | ジャッジアンジェルーチ | ||
2015 | 1 | 3 | エアハリファ | 牡6 | 56kg | 1.23.4 | 重 | Discreet Cat | Afternoon Deelites |
2 | 7 | ワイロバッハ | 牡6 | 57kg | 1.23.6 | アジュディケーティング | スキャン | ||
3 | 7 | アドマイヤロイヤル | 牡8 | 56kg | 1.23.7 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ||
2014 | 1 | 3 | ゴールスキー | 牡7 | 56kg | 1.23.4 | 良 | ネオユニヴァース | Nureyev |
2 | 5 | ノーザンリバー | 牡6 | 57kg | 1.23.5 | アグネスタキオン | Machiavellian | ||
3 | 7 | シルクフォーチュン | 牡8 | 56kg | 1.23.5 | ゴールドアリュール | アルワウージュ | ||
2013 | 1 | 4 | メイショウマシュウ | 牡5 | 56kg | 1.23.7 | 良 | アドマイヤマックス | スキャン |
2 | 3 | ガンジス | 牡4 | 55kg | 1.23.7 | ネオユニヴァース | Silver Deputy | ||
3 | 1 | セイクリムズン | 牡7 | 58kg | 1.23.7 | エイシンサンディ | サウスアトランティック |
根岸ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 6 | テイエムサウスダン | 兵庫ゴールドT(GⅢ) | 1 | 1 |
2 | 4 | ヘリオス | OP(ダ) | 1 | 1 | |
3 | 2 | タガノビューティー | OP(ダ) | 1 | 3 | |
2021 | 1 | 1 | レッドルゼル | カペラS | 1 | 2 |
2 | 10 | ワンダーリーデル | 武蔵野S | 5 | 4 | |
3 | 2 | タイムフライヤー | チャンピオンズC | 7 | 8 | |
2020 | 1 | 3 | モズアスコット | マイルCS | 7 | 14 |
2 | 1 | コパノキッキング | カペラS | 2 | 1 | |
3 | 9 | スマートヴァロン | L(ダ) | 5 | 3 | |
2019 | 1 | 2 | コパノキッキング | カペラS | 1 | 1 |
2 | 3 | ユラノト | OP(ダ) | 1 | 2 | |
3 | 5 | クインズサターン | OP(ダ) | 4 | 3 | |
2018 | 1 | 6 | ノンコノユウメ | チャンピオンズC | 6 | 9 |
2 | 1 | サンライズノヴァ | OP(ダ) | 2 | 2 | |
3 | 2 | カフジテイク | チャンピオンズC | 5 | 7 | |
2017 | 1 | 1 | カフジテイク | チャンピオンズC | 11 | 4 |
2 | 3 | ベストウォーリア | JCBスプリント | 1 | 2 | |
3 | 4 | エイシンバッケン | OP(ダ) | 1 | 2 | |
2016 | 1 | 1 | モーニン | 武蔵野S | 1 | 3 |
2 | 6 | タールタン | OP(ダ) | 7 | 1 | |
3 | 10 | グレープブランデー | チャンピオンズC | 10 | 8 | |
2015 | 1 | 1 | エアハリファ | 武蔵野ステークス | 1 | 2 |
2 | 2 | ワイロバッハ | チャンピオンズC | 10 | 6 | |
3 | 15 | アドマイヤロイヤル | 武蔵野S | 9 | 14 | |
2014 | 1 | 4 | ゴールスキー | 武蔵野S | 2 | 4 |
2 | 8 | ノーザンリバー | カペラS | 6 | 1 | |
3 | 5 | シルクフォーチュン | カペラS | 2 | 3 | |
2013 | 1 | 5 | メイショウマシュウ | OP(ダ) | 2 | 3 |
2 | 1 | ガンジス | OP(ダ) | 1 | 1 | |
3 | 10 | セイクリムズン | 兵庫ゴールドT(GⅢ) | 1 | 5 |
根岸ステークスと馬券の傾向
過去10年の集計より。
人気と馬券
1番人気 4勝2着3回3着0回、連対率7割、複勝率7割
2番人気 1勝2着1回3着3回、連対率2割、複勝率5割
3番人気 1勝2着2回3着0回、連対率3割、複勝率3割
1番人気は4勝、連対率、複勝率共に7割と連軸で信頼。対して2、3番人気の連対率は2、3割と人気ほど信頼が置けません。ただし、過去10年で1~3番が馬連に絡まなかった年は2回だけ。
逆に馬連で2桁人気が馬券に絡んだのは過去1回だけで、その時も優勝は1番人気。基本的に馬連は上位人気で決まります。ただし3着に2桁人気が絡むケースが多く、過去10年で4回。その内3回が10番なので三連単や三連複で2桁人気を1、2頭絡めると比較的耐確率で高額馬券が取れるレースです。
前走と馬券
チャンピオンズカップ 2勝2着1回3着3回、占有率20.0%
その他ダートGⅠ 1勝2着1回3着0回、占有率6.7%
カペラS 2勝2着2回3着1回、占有率16.7%
武蔵野S 3勝2着1回3着1回、占有率16.7%
その他ダート重賞 1勝2着0回3着1回、占有率6.7%
OP・Lクラス 1勝2着5回3着4回、占有率33.3%
ダート1400mという非根幹距離のレースのため、勝ち鞍は前走短距離~マイルのダート重賞出走馬が多く、全体で8勝を挙げています。
前走GⅠ走組は格下相手の対戦のため、前走の人気や着順はあまり関係なく来ます。前走他のダート重賞組では馬券になった13頭中12頭が前走で掲示板に載っており、それなりに実力が必要です。
一方、連下ではOP・Lクラスからの馬が多く、過去10年で5回も2着。。ダートのOP・Lクラスからの格上挑戦組で馬券に絡んだ10頭中9頭は前走で3着以内。ほとんどがギャラクシーSか師走S組です。傾向が明確で馬券が絞りやすいレースです。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 10頭
ノーザンダンサー系 9頭
ミスタープロスペクター系 8頭
A.Pインディ系 3頭
日本の主流血統であるサンデーサイレンス系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系が拮抗。ただし、近5年で見るとサンデーサイレンス系は2頭しか馬券に絡んでおらず、その大半はミスタープロスペクター系かノーザンダンサー系。
母の父でも非サンデーサイレンス系が強く、スピードとパワーが優先されるレースと分かります。ホームストレッチもバックストレッチ共に長く、ワンターンなので器用さは不要。ミスタープロスペクター系であれ、ノーザンダンサー系であれ米国系のスピード馬の血を持つ馬が強いレースです。
性齢と馬券
4歳 2勝2着2回3着0回、占有率13.3%
5歳 4勝2着2回3着2回、占有率26.7%
6歳 3勝2着3回3着3回、占有率30.0%
7歳以上 1勝2着3回3着5回、占有率30.0%
馬券の中心は5、6歳馬。短距離戦にも関わらず高齢馬の活躍が目立つレースで、3着に8歳馬が5回も馬券に絡んでいます。
この時期のダートは乾燥していて異常に重く、走り切るにはパワーと勝負根性が必要。スピード能力は他の時期より必要ありません。そのため馬体が完成している5歳以上が強く、レースを多く経験した高齢馬が2、3着に粘り込んで来ます。
なお、過去10年で牝馬が馬券にならず。出走してきても無視して良いでしょう。
根岸ステークスのレース及びコースの攻略法
根岸ステークスはコーナーを2つ回る東京ダート1400mで行われます。スタートはステンド向こう側、第2個コーナーを回った辺りから。スタートから最初のコーナーまで441mと非常に長いためポジション争いはスムーズ。テンもそれほど早くなりません。
ホームストレッチおよびバックストレッチとも長く、さらに東京コースの第3、第4コーナーの径も大きいのでスピードを落とさずレースができます。一方、この頃のダートは乾燥してパワーが必要。必要以上にレースが早くなることはありません。
最後の直線は501mと非常に長く、ゴール前2ハロン辺りから高低差2.4mの長い上り坂が続くため非常にパワーが必要。レース中スタミナを温存できる差し、追い込みが有利なレースで、過去10年で馬券に絡んだ30頭中20頭が第4コーナーを回った時点で7番手以下。逃げ馬が馬券に絡んだことは1度もありません。また勝ち馬10頭中8頭が差し馬です。
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