【2023年度版】マーチステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

10年のデータから見るマーチステークスの入賞馬

マーチステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 6 メイショウハリオ 牡5 57kg 1.50.2 パイロ マンハッタンカフェ
2 5 ケンシンコウ 牡5 57kg 1.50.3 パイロ クリプティックラスカル
3 3 ブルベアイリーデ 牡6 57kg 1.50.9 キンサシャノキセキ ストーミングホーム
2021 1 2 レピアーウィット 牡6 56kg 1.51.0 稍重 ヘニーヒューズ Running Stag
2 6 ヒストリーメイカー 牡7 56kg 1.51.1 エンパイアメーカー バブルガムフェロー
3 7 メモリーコウ 牡6 54kg 1.51.6 エスポワールシチー キャプテンスティーヴ
2020 1 6 スワーヴアラミス 牡5 57kg 1.51.3 稍重 ハーツクライ Sligo Bay
2 1 クリンチャー 牡6 57.5kg 1.51.3 ディープスカイ ブライアンズタイム
3 2 レピアーウィット 牡5 55kg 1.51.7 ヘニーヒューズ Running Stag
2019 1 5 サトノティターン 牡6 55kg 1.52.3 シンボリクリスエス Deputy Minister
2 6 ロンドンタウン 牡6 58kg 1.52.5 カネヒキリ Honour and Glory
3 6 リーゼントロック 牡8 56kg 1.52.5 ダイワメジャー A.P. Indy
2018 1 4 センチュリオン 牡6 57kg 1.52.1 キングカメハメハ ホワイトマズル
2 7 クインズサターン 牡5 55kg 1.52.1 パイロ クロフネ
3 2 ロワジャンダン 牡7 56kg 1.52.2 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2017 1 2 インカテーション 牡7 57.5kg 1.52.0 稍重 シニスターミニスター Machiavellian
2 8 ディアデルレイ 牡6 55kg 1.52.1 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 3 アルタイル 牡5 54kg 1.52.2 カネヒキリ Grand Slam
2016 1 2 ショウナンアポロン 牡6 54kg 1.52.7 アドマイヤマックス アフリート
2 2 バスタータイプ 牡4 56kg 1.52.8 ホワイトマズル ブライアンズタイム
3 4 ドコフクカゼ 牡6 56.5kg 1.52.9 ワイルドラッシュ フレンチデピュティ
2015 1 8 マイネルクロップ 牡5 56kg 1.52.7 クロフネ サンデーサイレンス
2 8 イッシンドウタイ 牡6 56kg 1.52.7 スズカマンボ スラヴィック
3 7 マスクトヒーロー 牡7 57kg 1.52.7 ハーツクライ ホワイトマズル
2014 1 8 ソロル 牡4 56kg 1.51.2 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2 3 ジュベルムーサ 牡4 57kg 1.51.3 アスネスタキオン ロックオブジブラルタル
3 1 ドコフクカゼ 牡4 55kg 1.51.3 ワイルドラッシュ フレンチデピュティ
2013 1 8 グランドシチー 牡6 58kg 1.52.6 キングカメハメハ ブライアンズタイム
2   バーディバーディ 牡6 58kg 1.52.6 ブライアンズタイム Seeking the Gold
3 1 フレイムオブピース 牡4 55kg 1.52.9 ウォーエンブレム サンデーサイレンス

マーチステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 2 メイショウハリオ チャンピオンズC 10 7
2 12 ケンシンコウ 東海S 10 9
3 3 ブルベアイリーデ 東海S 3 3
2021 1 6 レピアーウィット 武蔵野S 7 10
2 2 ヒストリーメイカー 東京大賞典 2 2
3 3 メモリーコウ OP(ダ) 9 2
2020 1 1 スワーヴアラミス OP(ダ) 2 2
2 4 クリンチャー L(ダ) 3 2
3 8 レピアーウィット OP(ダ) 4 14
2019 1 8 サトノティターン 1600万下(ダ) 2 1
2 11 ロンドンタウン コリアC(GI) 1 1
3 12 リーゼントロック 佐賀記念(G3) 5 2
2018 1 2 センチュリオン OP(ダ) 1 1
2 5 クインズサターン OP(ダ) 3 3
3 10 ロワジャンダン 報知グランプリ(G) 2 2
2017 1 10 インカテーション フェブラリーS 15 13
2 2 ディアデルレイ OP(ダ) 6 5
3 11 アルタイル 1600万下(ダ) 11 3
2016 1 8 ショウナンアポロン OP(ダ) 11 6
2 1 バスタータイプ OP(ダ) 1 1
3 2 ドコフクカゼ OP(ダ) 2 2
2015 1 6 マイネルクロップ 佐賀記念(G3) 1 1
2 5 イッシンドウタイ OP(ダ) 3 5
3 1 マスクトヒーロー OP(ダ) 1 1
2014 1 3 ソロル フェブラリーS 10 12
2 2 ジュベルムーサ OP(ダ) 2 1
3 5 ドコフクカゼ OP(ダ) 3 2
2013 1 2 グランドシチー OP(ダ) 2 1
2 6 バーディバーディ OP(ダ) 6 2
3 3 フレイムオブピース 1600万下(ダ) 2 1

マーチステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

2番人気 3勝2着3回3着1回、連対率6割、複勝率7割

3番人気 1勝2着0回3着3回、連対率1割、複勝率4割

ハンデキャップ戦らしく1番人気の連対率2割、複勝率3割、3番人気は連対率1割、複勝率2割と信用できません。一方で2番人気が連対率6割、複勝率7割と好成績。1番人気ほどレッシャーが無いため、それなりに実力が発揮できる印象です。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は4回、その内2回で複数頭2桁人気が馬券に絡んでいるように馬券は荒れ気味。ただし過去10年で6回は3着まで8番人気以内で収まっているので、上位陣の実力を見極め馬券を組み立てる必要があります。

前走と馬券

GⅠ     3勝2着2回3着0回(地方含む)

ダート重賞 2勝2着1回3着3回(地方含む)

OP・L   4勝2着7回3着5回

条件戦   1勝2着0回3着2回

もともとJRAのダート重賞が少ないためJRAのオープン大将や、賞金と名誉のため地方重量を転戦している馬が多く活躍します。実際に前走OPやLクラスからの出走が4勝2着7回、馬券全体の53.3%も占めています。

前走OP・L・地方重賞(GⅠ除く)からの出走馬22頭中17頭が前走5番人気以内、また15頭が前走で馬券に絡んでいます。そのためOPクラスで常に安定した実力を発揮している馬が中心。また同じコース開催のOP総武S組が好走します。

一方前走ダートGⅠ組の5頭中2頭が前走人気も着順も2桁。出走馬の大半がOPクラスの手薄なメンバー構成なら、多少ハンデを背負っても馬券になると判断できます。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   11頭

ミスタープロスペクター系  6頭

ノーザンダンサー系     4頭

シアトルスルー系      4頭

ロベルト系         3頭

その他           2頭

ダート戦なので芝レースに比べサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬は相対的に弱いレース。サンデーサイレンス系であればアグネスタキオン系やフジキセキ系などダート馬を多く出す馬が比較的強い傾向。

ミスタープロスペクター系は6頭中4頭がキングカメハメハ産駒。基本的にダート向きの大型馬でパワーのある産駒を多く輩出する種牡馬が強いレースです。

性齢と馬券

4歳   1勝2着2回3着2回、占有率16.7%

5歳   3勝2着2回3着2回、占有率33.3%

6歳   5勝2着5回3着3回、占有率43.3%

7歳以上 1勝2着1回3着3回、占有率16.70%

馬券の中心は5勝2着5回の6歳馬。オープン大将同士の対決になることが多く、さらにこの時期の中山の砂は乾燥して時計が掛かり、スピードよりパワー重視。必然的に経験豊富なダート馬が台頭します。また過去10年で牝馬が馬券になったことはありません。

ハンデと馬券

52kg以下     0勝2着0回3着0回、占有率0%

53~54kg台 1勝2着0回3着2回、占有率10.0%

55~56kg台 4勝2着5回3着6回、占有率50.0%

57kg以上    5勝2着5回3着2回、占有率40.0%

軽ハンデだからと言って馬券になるわけではないレース。むしろ57kg以上の実力を認められている馬が5勝を挙げているように、勝ち切るには実力が必要。

一方で馬齢定量より1kg程度軽い馬の2、3着が多く、やはりそれなりにダートの経験と実績が必要だと分かります。

マーチステークスのレース及びコースの攻略法

マーチステークスはコーナーを4つ回る中山ダート1800mを使用。スタートはスタンド手前の第4コーナーを回った付近。スタート直後に中山の急坂を登ることになるので、点は早くならずポジション争いはスムーズ。

中山コースは小回りでコーナーがきつく、バックストレッチ、ホームストレッチ共に短いのでスピードが上げにくく全体的にペースは遅め。また中山ダートは高低差が4.5mもあり、しかも中山名物の急坂を2回上るため走破距離以上にスタミナが必要。

ゴール前の直線は308mと短く、ゴール前1ハロンの場所に高低差2.1mの急坂が待ち受けます。本的に逃げ、先行が有利なコースですが、過去10年で馬券になった30頭中第4コーナーを回った時点で5番手以内が16頭と実際に先行勢と後続勢で馬券になる確率は半々。

10番手以降からの差し切り勝ちも2回あります。特徴的なのはこの時期の中山のダートは乾燥して時計が掛かり、他の競馬場のダートコースよりパワーが必要。

重で脚抜きが良かった2回を除き、最も軽い馬体でも478kg。過去10年で馬券に絡んだ30頭中18頭が500kg超、490kg台まで含めると23頭と馬格が必要。良馬場なら500kg超えの馬から狙うのがベストです。

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