2023年第71回GⅢ毎日杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年毎日杯の注目馬を分析!

毎日杯の特徴

GⅢ毎日杯は第2回阪神開催初日に行われる3歳限定芝1800mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。過去の獲得本賞金により重量が加算され、本賞金1800万以上の馬は1kg増。

国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走登録が可能です。

皐月賞へのトライアルレースではありませんが、毎日杯で優勝すると本賞金で皐月賞への出走がほぼ確実になるため事実上の最終切。2017年にはアルアインがこのステップで皐月賞を優勝しています。

また入賞馬は今後の重賞路線で活躍する馬が多く、キズナがダービー、ブラストワンピースが有馬記念、キセキが菊花賞、インディチャンプが安田記念、スピルバーグが天皇賞秋を制し、昨年もシャフリヤールがダービーを優勝するなど、今後を占う上で重要なレースです。

↓過去10年の毎日杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年毎日杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 フェイト リアルスティール 牡3 藤岡康太 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) Wiesenpfad 56kg 藤田晋
2 2 セレンディピティ ドゥラメンテ 牡3 吉田隼人 ノーザンファーム
音無秀孝 (栗東) ハービンジャー 56kg 近藤英子
3 3 シーズンリッチ ドゥラメンテ 牡3 角田大河 ノーザンファーム
久保田貴 (美浦) ハーツクライ 56kg 宇田豊
4 4 オメガリッチマン イスラボニータ 牡3 石川裕紀人 社台ファーム
安田翔伍 (栗東) ディープインパクト 56kg 原禮子
4 5 キングズレイン ルーラーシップ 牡3 岩田康誠 ノーザンファーム
手塚貴久 (美浦) ディープインパクト 56kg サンデーレーシング
5 6 ダブルジョーク Practical Joke 牡3 横山典弘 William H & Altair F. LLC
昆貢 (栗東) Rahy 56kg ゴドルフィン
5 7 ドクタードリトル デクラレーションオブウォー 牡3 松山弘平 社台ファーム
今野貞一 (栗東) キングカメハメハ 56kg 谷掛龍夫
6 8 ノッキングポイント モーリス 牡3 藤岡佑介 ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) キングカメハメハ 56kg サンデーレーシング
6 9 マイネルメモリー ゴールドシップ 牡3 吉村智洋 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) スターオブコジーン 56kg TC・ラフィアン
7 10 エマヌエーレ ロードカナロア 牡3 和田竜二 ノーザンファーム
平田修 (栗東) ハーツクライ 56kg 丸山担
7 11 フルメタルボディー マインドユアビスケッツ 牡3 松田大作 社台ファーム
清水久詞 (栗東) ダンスインザダーク 56kg 社台レースホース
8 12 アドマイヤイル サクソンウォリアー 牡3 団野大成 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Invincible Spirit 56kg 近藤旬子
8 13 ドットクルー ディーマジェスティ 牡3 岩田望来 佐々木牧場
笹田和秀 (栗東) ロードカナロア 56kg 幅田昌伸

キングズレイン

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
タッチングスピーチ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リッスン Sadler’s Wells
Brigid

キングズレインはこれまで4戦2勝3着3回。2戦目の8月札幌芝1800m未勝利戦を勝ち上がり11月の東京芝2000mを1分59秒7の好時計で連勝。前走ホープフルSでは3着。上りはメンバー中最速で、優勝馬まで0.2秒差まで詰め寄っています。

キングズレインの父はルーラーシップディープインパクト産駒の母タッチングスピーチはローズS勝ち、エリザベス女王杯でも3着している3勝馬。母の全弟に菊花賞・セントライト記念で2着しているサトノルークスがいます。

父方にトニービン、母方にサドラーズウェルズの血が入っており、スタミナがある配合。切れるというよりスタミナに任せて長くいい脚を使うタイプ。阪神外回りを使う毎日杯ではディープインパクトの血を持っている馬が活躍しているので本馬も該当。

春のGⅠ出走には優勝が必須。血統的に距離はもっと欲しいものの、能力的に勝ち負け。

ノッキングポイント

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
チェッキーノ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ハッピーパス サンデーサイレンス
ハッピートレイルズ

ノッキングポイントはこれまで4戦2勝6月東京芝1600m新馬戦では1番人気で優勝次走のサウジアラビアロイヤルカップでは前走の33.2秒の末脚が評価され1番人気も前残りの展開で4着敗退前走東京芝1600mでは1番人気、1分32秒9の好時計勝ち

ノッキングポイントの父はモーリスキングカメハメハ産駒の母チェッキーノはフローラS勝ちでオークス2着の3勝馬。母の全兄のコディーノは札幌2歳S・東京スポーツ杯勝ち、朝日杯フューチュリティS2着、皐月賞3着。

母はオークス2着も、基本的に母系は早熟系のマイラー4戦中3戦で上りが33秒台。直線の短い中山1600mでは1.2秒差の大差負けを喫しているように、瞬発力勝負の馬。そのためバックストレッチ、ホームストレッチ共に直線が長い阪神1800mは適鞍。200mの距離延長なら守備範囲。勝ち負け。

オメガリッチマン

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Isla Mujeres
エルカラファテ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
オジャグワ Pure Prize
Open Secrets

オメガリッチマンはこれまで5戦1勝2着1回3戦目の新潟芝1800m未勝利戦で勝ち上がり。距離短縮で臨んだ中山芝1600mでは1.5秒差を付けられ大差負け。前走京成杯では9番人気も、優勝馬ソールオリエンスに0.4秒差2着に好走しています。

オメガリッチマンの父は皐月賞馬のイスラボニータ。ディープインパクト産駒の母エルカラファテは未勝利馬。アルゼンチン産の祖母オジャグワは同国GⅠ5勝、計12勝を挙げ、同国牝馬チャンピオンに2年連続で選出された名牝。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

祖母は名牝も日本では目立った産駒を輩出していません。前走2着も、逃げ馬がブービー負けを期している厳しい流れで、優勝馬と同じ中段に構えていたため、棚ぼた的な2着。優勝馬とは瞬発力の差で瞬時に0.4秒差も付けられ、一級線に比べ現状能力は劣ります。

また距離が伸ばして成績が良化したように、距離短縮は基本マイナス。見送り。

アドマイヤイル

サクソンウォリアー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
メイビー Galileo
Sumora
アイムユアーズII Invincible Spirit Green Desert
Rafha
Rebelline Robellino
Fleeting Rainbow

アドマイヤイルは2戦1勝2着1回1月中京芝2000m新馬戦で1番人気も、優勝馬の末脚に屈し0.1秒差2着。続く2月中京芝2200m未勝利戦はメンバー中上り最速の34.1秒の末脚で2着とは首差で優勝。

アドマイヤイルの父はディープインパクト産駒で英国マイルGⅠ2勝のサクソンウォリアー。アイルランド産の母アイムユアーズIIは海外で2勝。

既に馬体が530kg近くある巨漢馬。2走ともゆったりしたペースだったため、前走より400mも距離が短縮し、よりスピードが求められる1800m戦に対応できるかはかなり疑問。見送り。

↓ここをクリックすると他の重賞の【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました