2023年第32回GⅢアーリントンカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年アーリントンカップの注目馬を分析!

アーリントンカップの特徴

GⅢアーリントンカップは第2回阪神開催7日目に行われる3歳限定芝1600mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。NHKマイルカップのトライアルレースで、アーリントンカップで3着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。

アーリントンカップは国際競走る指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬はNHKマイルカップ出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能で、JRA2歳GⅠおよび3歳重賞勝利馬にも出走登録が可能です。

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2023年アーリントンカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ショーモン マインドユアビスケッツ 牡3 鮫島克駿 ノーザンファーム
橋口慎介 (栗東) ディープインパクト 56kg 林瑛子
1 2 ユリーシャ グレーターロンドン 牝3 松山弘平 スカイビーチステーブル
中村 直也(栗東) ハービンジャー 54kg 竹下 佳利
2 3 シルヴァーデューク シルバーステート 牡3 池添謙一 沖田博志
西村真幸 (栗東) ロックオブジブラルタル 56kg 田畑利彦
2 4 セッション シルバーステート 牡3 団野大成 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Dubawi 56kg 林正道
3 5 ナヴォーナ ロードカナロア 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
矢作 芳人(栗東) Soldier Hollow 56kg ラ・メール
3 6 オオバンブルマイ ディスクリートキャット 牡3 武豊 サンデーヒルズ
吉村圭司 (栗東) ディープインパクト 56kg 岡浩二
4 7 トーホウガレオン リアルスティール 牡3 岩田康誠 ノーザンファーム
石坂公一 (栗東) Songandaprayer 56kg 東豊物産
4 8 タリエシン キンシャサノキセキ 牡3 幸英明 社台ファーム
金成 貴史(美浦) Dubai Destination 56kg 野田 努
5 9 キョウエイブリッサ グレーターロンドン 牡3 酒井学 山口義彦
武市康男 (美浦) ルーラーシップ 56kg 田中晴夫
5 10 スカイロケット ジャスタウェイ 牡3 横山和生 ノーザンファーム
須貝 尚介(栗東) Royal Applause 56kg シルクレーシング
6 11 オーシャントライブ フジキセキ 牡3 藤岡康太 ノーザンファーム
高柳 大輔(栗東) ディープインパクト 56kg サンデーレーシング
6 12 マルチャン ラブリーデイ 牡3 高倉稜 社台ファーム
武市 康男(美浦) スウェプトオーヴァーボード 56kg 瀬谷 隆雄
7 13 ドクタードリトル デクラレーションオブウォー 牡3 西村淳也 社台ファーム
今野貞一 (栗東) キングカメハメハ 56kg 谷掛龍夫
7 14 アイルシャイン ヴィクトワールピサ 牡3 横山典弘 千代田牧場
新谷功一 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 勝本竜二
7 15 ランスオブサウンド ディープブリランテ 牝3 藤岡佑介 フジワラフアーム
奥村 豊(栗東) Gone West 54kg 五影 慶則
8 16 タイセイクラージュ サトノクラウン 牡3 和田竜二 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) サンデーサイレンス 56kg 田中成奉
8 17 ヤクシマ Havana Grey 牡3 C.ルメール Whitsbury Manor Stud
寺島良 (栗東) Compton Place 56kg ゴドルフィン
8 18 ティニア Frankel 牡3 荻野極 North Hills Co. Ltd
池江泰寿 (栗東) Giant’s Causeway 56kg 前田幸治

勝ち馬予想に役立つ!アーリントンカップの注目馬分析

カルロヴェローチェ

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
スサーナトウショウ ロックオブジブラルタル デインヒル
Offshore Boom
シーイズトウショウ サクラバクシンオー
ジェーントウショウ

カルロヴェローチェはこれまで4戦2勝2着1回前走ファルコンSで1番人気、優勝馬とはタイム差無しの2着。同じ位置にいた8番人気のタマモブラックタイが先に抜け出し、追い駆ける形になったものの、脚色はカルロヴェローチェが上。3着馬には0.5秒差を付けています。

カルロヴェローチェの父はディープインパクト産駒で初年度から重賞勝ち馬を出したシルバーステート。ロックオブジブラルタル産駒の母スサーナトウショウは短距離の未勝利馬。母で弟にジャスタウェイ産駒のヴェルテックスが名古屋グランプリを優勝。

祖母は短距離重賞5勝、計7勝を挙げたシーイズトウショウなので基本的に母系は短距離血統。今回は距離延長ですが、未勝利戦は芝阪神1800m、1勝クラスで中京芝1600mを勝ち上がっており共に先行してメンバー中最速の脚で上がっているので問題ありません。今回も勝ち負け。

オオバンブルマイ

ディスクリートキャット Forestry Storm Cat
Shared Interest
Pretty Discreet Private Account
Pretty Persuasive
ピンクガーベラ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ルシュクル サクラバクシンオー
アジアンミーティア

オオバンブルマイは京王杯2歳Sの優勝馬。これまで3戦2勝。前走朝日杯フューチュリティSでは5番人気でしたが、ゲートでチャカつき出遅れ後方からの競馬。最後はメンバー中3番目の脚で追い上げるものの、優勝馬から0.6秒差7着に終わっています。

オオバンブルマイの父はストームキャット系で米中距離ダートGⅠ1勝馬のディスクリートキャット。ディープインパクト産駒の母ピンクガーベラは未勝利馬。母の全姉は短距離GⅢ2勝のブランボヌール、半弟でキズナ産駒のビアンフェも短距離GⅢ3勝と母系は短距離志向。

2勝は共に1400m。前走の京王杯2歳Sの勝ち時計1分20秒9は過去10年で最速。前走朝日杯フューチュリティS後の騎手のコメントでは1600m戦の距離は問題ないというものの、同レースの勝ち時計は過去10年で6番目タイと遅めで、距離が持った可能性もあります。

また前走の馬体は428kgと小柄で、開催が進みパワーが必要とされる荒れた馬場に対応できるかは疑問。抑えまで。

ユーリシャ

グレーターロンドン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ロンドンブリッジ ドクターデヴィアス
オールフォーロンドン
アンジェリカス ハービンジャー Dansili
Penang Pearl
ジョリーノエル スペシャルウィーク
クリスマスツリー

ユーリシャはこれまで4戦2勝2着1回前走中京芝1600mLクラスを1分34秒2、2着に0.4秒差を付けて逃げ切り勝ちを収めています。

ユーリシャの父はディープインパクト産駒でGⅢ1勝のグレーターロンドン。ハービンジャー産駒の母アンジェリカスは未勝利馬。母の半兄でシンボリクリスエス産駒のユールシンキングがセントライト記念と新潟大賞典を制しています

2勝とも芝1600mで逃げ切り勝ち。勝ち時計も1分34秒台で、アーリントンカップでは十分通用する内容。アーリントンカップでは過去10年で牝馬は優勝が1回だけも、前走で2着に負かしたコナコーストがチューリップ賞2着、桜花賞で0.2秒差2着と好成績を収めていることからも接戦は可能。抑えで。

ナヴォーナ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
セリエンホルデ Soldier Hollow In the Wings
Island Race
Saldenehre Highest Honor
Salde

ナヴォーナは前走2月東京芝1600mを1番人気で優勝勝ち時計1分36秒3はかなり遅く、前残りの展開の中10番手から上がり最速、33秒2の脚で2着に0.3秒差を付けています

ナヴォーナの父はロードカナロア独国産の母セリエンホンデはドイツオークスの優勝馬。ナヴォーナの半兄はNHKマイルカップ馬のシュネルマイスター、一族に朝日フューチュリティスS馬のサリオス、府中牝馬S馬のサラキアがいます。

前走5着までに入った馬は未だに未勝利戦を脱出しておらず、弱い相手での勝利。血統的に魅力も、アーリントンカップで前走新馬戦・未勝利戦からの出走は過去10年で2着1回3着2回。いきなり重賞のペースについて来られるかはかなり疑問。抑えまで。

ショーモン


マインドユアビスケッツ
Posse Silver Deputy
Raska
Jazzmane Toccet
Alljazz
エポキシ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シーズアン Zieten
Sunset Café

ショーモンはこれまで4戦2勝1着1回3着1回2走前にデイリー杯2歳Sで3着に入り、前走3月阪神芝1600mでは1番人気で優勝。勝ち時計1分33秒3、馬体を22kgも増やして優勝しています。

ショーモンの父は米ダート短距離GⅠ馬でドバイゴールデンシャヒーンを連覇したマインドユアビスケッツ。ディープインパクト産駒の母エポキシは未勝利馬。祖母シーズアンは英国短距離GⅠ馬も、一族に活躍馬はいません。

前走で大幅馬体重増でも時計を詰めており、時計も優秀父は今年がファーストクロップですが、同産駒のホウオウビスケッツがスプリングS2着と、短距離血統の割に芝でも距離が持ちます。また同じくデルマソトカゲが全日本2歳優駿優勝と芝・ダート兼用。全戦2番手先行で推進力もあります。勝ち負け。

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