2023年第45回GⅢ新潟大賞典予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年新潟大賞典の注目馬を分析!

新潟大賞典の特徴

GⅢ新潟大賞典は第1回新潟開催第2日目に行われる4歳以上芝2000mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

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2023年新潟大賞典出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 トーラスジェミニ  キングズベスト 牡7 木幡育也 川上牧場
長谷川浩 (栗東) マンハッタンカフェ 58kg 小桧山悟 (美浦)
1 2 カラテ トゥザグローリー 牡7 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 59kg 小田切光
2 3 レッドランメルト ディープインパクト 牡4 荻野極 社台牧場
国枝栄 (美浦) Orpen 56kg 東京ホースレーシング
2 4 ショウナンマグマ ザファクター 牡4 石橋脩 青藍牧場
尾関知人 (美浦) ステイゴールド 57kg 国本哲秀
3 5 ブラヴァス キングカメハメハ 牡6 今村聖奈 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 57 佐々木主浩
3 6 セイウンハーデス シルバーステート 牡4 津村明秀 鮫川啓一
橋口慎介 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 西山茂行
4 7 カレンルシェルブル ハービンジャー 牡5 斎藤新 社台ファーム
安田翔伍 (栗東) ハーツクライ 57kg 鈴木隆司
4 8 モズベッロ ディープブリランテ 牡7 角田大和 村田牧場
森田直行 (栗東) Harlan’s Holiday 57.5kg キャピタル・システム
5 9 ロングラン ヴィクトワールピサ 騙5 勝浦正樹 社台ファーム
和田勇介 (美浦) Kendargent 55kg 梅澤明
5 10 キラーアビリティ ディープインパクト 牡3 北村友一 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Congaree 59kg キャロットファーム
6 11 イクスプロージョン オルフェーヴル 牡5 和田竜二 ノーザンファーム
杉山晴紀 (栗東) シンボリクリスエス 57kg 近藤英子
6 12 ヤマニンサルバム イスラボニータ 牡4 浜中俊 錦岡牧場
中村直也 (栗東) ホワイトマズル 56kg 土井肇
7 13 ピースワンパラディ ジャングルポケット 牡7 丹内祐次 高山牧場
大竹正博 (美浦) アグネスデジタル 57.5kg 長谷川成利
7 14 カイザーバローズ ディープインパクト 牡5 藤岡佑介 下河辺牧場
中内田充 (栗東) Storm Cat 56kg 猪熊広次
8 15 スパイダーゴールド ダイワメジャー 牡4 石川裕紀人 ノーザンファーム
鹿戸雄一 (美浦) Candy Ride 56kg 村木隆
8 16 ハヤヤッコ キングカメハメハ 牡7 丸山元気 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) クロフネ 58.5kg 金子真人H

勝ち馬予想に役立つ!新潟大賞典の注目馬分析

スパイダーゴールド

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
シュガーショック Candy Ride Ride the Rails
Candy Girl
Enthusiastically Distorted Humor
Unbridled Hope

スパイダーゴールドはこれまで7戦4勝2着2回未勝利戦脱出まで4戦を要しましたが、その後は1勝クスから3勝クラスまで左回りの芝2000mを3連勝。前走東京芝2000mの勝ち時計は1分57秒7と早く、先行2番手での押し切り勝ち。

スパイダーゴールドの父はダイワメジャー米国産の母シュガーショックは米ダートGⅢ勝ちがある5勝馬スパイダーゴールドの半兄でオルフェーヴル産駒のラゴームはきさらぎ賞勝ちがあり、現在はダート馬として現役。

ダイワメジャー産駒にしては距離が持つことからも、距離適性は母系から。父と同様にスピードがあるため、時計勝負は得意。今回のハンデは前走から据え置きの56kgで、トップハンデとは3kg差昨年の新潟大賞典の勝ち時計が1分57秒7なので、前走通りに走れば勝ち負け

アイコンテーラー

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ボイルトウショウ ケイムホーム Gone West
Nice Assay
ミッドナイトオアシス Java Gold
Northernette

アイコンテーラーはこれまで18戦4勝2着1回3着3回重賞勝ちはありませんが、昨年末の中日新聞杯で10番人気から3着と好走、続く愛知杯でも7番人気でしたが、優勝馬アートハウスから0.3秒差の2着に入っています。

アイコンテーラーの父は牡馬春2冠のドゥラメンテ。ケイホーム産駒の母ボイルトウショウは未勝利馬。母の半兄でティンバーカントリー産駒のトウショウナイトがアルゼンチン共和国杯勝ち、GⅡ2着5回、計6勝。アイコンテーラーは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

血統的にスタミナがあり、牝馬ながら芝2000mを中心に出走。昨年の新潟大賞典では1番人気に推されていますが、勝ち馬の時計1分58秒4では追走できす、0.7秒差9着敗退芝2000mで接戦時は2分前後の走破時計なので時計勝負は苦手か。また前走より+1kgはマイナス見送り。

ヤマニンサルバム

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Isla Mujeres
ヤマニンエマイユ ホワイトマズル ダンシングブレーヴ
Fair of the Furze
ヤマニンザナドゥ トニービン
ワンオブアクライン

ヤマニンサルバムはこれまで14戦4勝2着4回3着4回初重賞だった金鯱賞では4番人気に推され、レースは2番手先行で進めるも、逃げたフェーングロッテンについていけず、優勝馬からプログンノーシスから0.7秒差8着に惨敗しています。

ヤマニンサルバムの父は皐月賞馬のイスラボニータ。ホワイトマズル産駒の母ヤマニンエマイユは短距離OP2勝がある6勝馬。血統内にノーザンダンサーの4×4の濃いクロスがあります。ただし近親にこれといった活躍馬はいません。

クラスが上がるごとに距離を伸ばし、ここ4戦は左回りの芝2000mを使用。前走まで9戦連続で馬券に絡んでいることからも相手なりに走る馬。前走より負担重量が-1kgは有利です。

ただし逃げ、先行策を取ることが多く、馬券になっている時は大抵内枠。前走は8枠で外目追走も、ゴール前直線でスタミナ切れから失速。2000mの持ち時計は1分58秒7で、前半スローだったため、実は2000mの距離はギリギリの可能性が大。見送り。

キラーアビリティ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
キラーグレイシス Congaree アラジ
Mari’s Sheba
Heatherdoesntbluff Old Trieste
Michigan Bluff

キラーアビリティは2021年のホープフルSの優勝馬、これまで10戦3勝2着1回昨年末の中日新聞杯で1年ぶりの勝利今年は京都記念、大阪杯を使っていますが、5着、13着。共に優勝馬から0.9秒差を付けられています。

キラーアビリティの父はディープインパクト母キラーグレースは米ダートGⅠ馬。母の父コンガリーは米ダートGⅠ5勝という良血。血統は元々GⅠ級。

GⅠ馬はいえ2歳戦でのもの。古馬になるとGⅡクラスでも荷が重い状態です。今回はGⅢ戦ですが、ハンデは59kg。馬格は470kg程度の中型馬で、ハンデ戦の中日新聞杯は56kgでの優勝。前走大阪杯では58kgを背負って惨敗しています。さらに+1kgはかなりマイナス。見送り。

セイウンバーデス

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
ハイノリッジ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
ゴールドグレース エリシオ
グレースウーマン

セイウンバーデスはこれまで9戦3勝2着1回3歳時にダービートライアルのプリンシパルS勝ち。ダービーでは11着、菊花賞にも参戦も17着惨敗。6か月の休養明けの前走阪神芝2000m3勝クラスを2番人気で優勝。勝ち時計1分58秒9、2着に0.2秒差を付けています。

セイウンバーデスの父はディープインパクト産駒のシルバーステート。マンハッタンカフェ産駒の母ハイノリッジは地方の2勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスがありますが、近親にこれといった活躍馬はいません。

前走は+14kgの大幅馬増で強い競馬をしているので成長分。シルバーステート産駒なので菊花賞は明らかに距離が長く、血統的にははやり中距離でこその馬。連続開催で時計が掛かる阪神で前走の勝ち時計は優秀。

今回は3勝クラスからの出走なので、Lクラス勝ちがありながら前走より-1kgの56kgは有利。さらに叩き2戦目なので前進が見込めます連下で。

カラテ

カラテは昨年の新潟記念の優勝馬で、2021年の東京新聞杯勝ちもある重賞2勝馬。これまで34戦7勝2着2回3着1回昨秋は天皇賞秋、ジャパンカップにも出走し、6着、8着と掲示板は外しています。今回は6か月の休養明け。

カラテの父はキングカメハメハ産駒で中長距離重賞5勝のトゥザグローリー。フレンチデピュティ産駒の母レディーノパンチは未出走馬。母系からステイゴールド、ドリームパスポート、ショウナンパンドラなど活躍馬を多数輩出。

競走成績からも父トゥザグローリーより母の父フレンチデピュティが強く出ているタイプ。馬格も530kgもあり、距離不安があった昨年の新潟記念では57.5kgのトップハンデを背負い、メンバー中2番目目の33.3秒の末脚を使って2着に0.3秒差を付けています。

今回はトップハンデの59kg過去に58kgを背負いLクラス勝ちがあり、昨秋の天皇賞秋でも58kgを背負い1分58秒2で走破しているので、+1kgでも守備範囲。

昨年春までマイル戦を中心に使っていたにもかかわらず、昨秋から距離を伸ばして来たのは年齢的にマイルが忙しくなったからか。とは言え、2年連続で安田記念に参戦しているように、目標は安田記念でここは叩き台の可能性が大。絶対的な信用は置けず、抑えまで。

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