2023年第71回GⅡ神戸新聞杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年神戸新聞杯の注目馬を分析!

神戸新聞杯の特徴

Ⅱ神戸新聞杯は第4回阪神開催6日目に行われる3歳限定芝2400mの定量戦です。負担重量は牡馬56kg、牝馬54kg。

菊花賞のトライアルレースに指定され、3着までに同レースの優先出走権が与えられます。

地方所属馬は菊花賞出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能で、春のクラッシックレース及びNHKマイルカップの2着以内の馬に神戸新聞杯への優先出走権が与えられます。

また国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで、優先出走権が与えられます。

菊花賞と関連の深いレースであり、同じトライアルレースのセントライト記念より多くの菊花賞馬や後のGⅠ馬を輩出する出世レースです。

↓過去10年の神戸新聞杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年神戸新聞杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サスツルギ ハーツクライ 牡3 北村宏司 ノーザンファーム
木村哲也(美浦) Dalakhani 56kg サンデーレーシング
2 2 ショウナンバシット シルバーステート 牡3 M.デムーロ ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) Medaglia d’Oro 56kg 国本哲秀
3 3 サトノグランツ サトノダイヤモンド 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Oratorio 56kg 里見治
4 4 ロードデルレイ ロードカナロア 牡3 坂井瑠星 ケイアイファーム
中内田充正(栗東) ハーツクライ 56kg ロードホースクラブ
4 5 バールデュヴァン ミッキーアイル 牡3 古川吉洋 社台ファーム
浜田多実雄(栗東) マンハッタンカフェ 56kg グリーンファーム
5 6 サヴォーナ キズナ 牡3 池添謙一 高昭牧場
中竹和也 (栗東) スニッツェル 56kg 加藤誠
5 7 ファントムシーフ ハービンジャー 牡3 武豊 谷川牧場
西村真幸 (栗東) Medaglia d’Oro 56kg ターフ・スポート
6 8 マイネルラウレア ゴールドシップ 牡3 横山武史 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 56kg TR・ラフィアン
6 9 ビキニボーイ ビーチパトロール 牡3 松若風馬 谷岡牧場
梅田智之(栗東) ハーツクライ 56kg 小林祥晃
7 10 ナイトインロンドン グレーターロンドン 牡3 和田竜二 坂東牧場
大竹正博(美浦) メジロマックイーン 56kg 窪田芳郎
7 11 シーズンリッチ ドゥラメンテ 牡3 角田大河 ノーザンファーム
久保田貴 (美浦) ハーツクライ 56kg 宇田豊
8 12 スマートファントム ハービンジャー 牡3 岩田望来 静内山田牧場
石橋守(栗東) ディープインパクト 56kg 大川徹
8 13 ハーツコンチェルト ハーツクライ 牡3 松山弘平 ハシモトファーム
武井亮 (美浦) Unbridled’s Song 56kg グリーンファーム

勝ち馬予想に役立つ!神戸新聞杯の注目馬分析

ファントムシーフ

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
ルパンⅡ Medaglia d’Oro El Prado
Cappucino Bay
Promising Lead デインヒル
Arrive

ファントムシーフは共同通信杯の優勝馬。これまで6戦3勝3着1回。2歳時にホープフルSで2番人気4着。皐月賞は1番人気に推されるものの優勝馬ソールオリエンスから0.5秒差3着ダービーでは3番人気8着敗退。ただし優勝馬とは0.4秒差

ファントムシーフの父はハービンジャー。米国産の母ルパンⅡは未勝利馬。祖母プロミッシングリードは愛国中距離GⅠの優勝馬。母系は海外でGI馬を多数輩出し、父ハービンジャーの父ダンジリもこの系統。

血統内に大種牡馬デインヒル、5頭のGⅠ馬を生んだハシリの3×3の濃いクロス、さらにノーザンダンサーの5×5×5×5のクロスがある異色の配合。

前走ダービーでは上位8頭中6頭が上り33秒台という究極の上り勝負になっため、後ろからレースを進めたファントムシーフにはかなり不利。ただし掲示板に載った上位5頭はファントムシーフより上りが早いので、逆転はできません。

今回は仕切り直しの一戦。神戸新聞杯は前走ダービー出走組が半数近くを占め、前走着外でも馬券になっています。ただし、父がノーザンダンサー系は過去10年に3着が1回あるのみで、血統的にもノーザンダンサーが色濃いファントムシーフでは、前回同様に瞬発力勝負になった時に分が悪いか。抑えまで。

ハーツコンチェルト

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ナスノシベリウス Unbridled’s Song Unbridled
Trolley Song
Cradlesong Pine Bluff
Happy Tune

ハーツコンセチェルトはダービー3着馬。これまで6戦1勝2着1回3着2回東京スポーツ杯では1番人気で3着。2走前に青葉賞2着でダービー出走権を得て、ダービーでは優勝馬タラスティーラとタイム差無し。

ハーツコンチェルトの父はハーツクライ。アンブライドルズソング産駒の母ナスノシベリウスは芝マイルの3勝馬で、産駒は全て中央で2勝以上を挙げていますが、目立った活躍は出ていません。血統内にヘイローの3×5の濃いクロスを持ちます。

ダービーを除き、5戦で上りはメンバー中2番手以内。前走も33秒台で上がっており、末脚は強力。東京2400mを2戦していずれも好走からも、阪神外回りを使う神戸新聞杯の距離は適鞍勝ち負け。

サトノグランツ

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
チェリーコレクト Oratorio Danehill
Mahrah
Holy Moon エルナンド
Centinela

サトノグランツは京都新聞杯の優勝馬。これまで6戦3勝2着1回。前走ダービーでは7番人気で11着、上りこそメンバー中2番目の33秒1を繰り出していますが、優勝馬タラスティーラから0.7秒差を付けられ惨敗

サトノグランツの父はディープインパクト産駒で菊花賞と有馬記念勝ちのサトノダイヤモンド。アイルランド産のチェリーコレクトはイタリアで重賞2賞を含む8勝馬。母の兄弟に海外GⅠ勝ち馬が2頭。サトノグランツの半姉でディープインパクト産駒のダイアナブライトがクイーン賞勝ち。

前走ダービーはほぼ最後方付近からの競馬になり、究極の上がり勝負となったため末脚勝負のサトノグランツには不利な展開。阪神2400mは1勝クラスで優勝歴あり。菊花賞馬のサトノダイヤモンドの血の影響が強ければ、ゴール前直線の長い阪神外回り2400mは適鞍。連下で。

ロードデルレイ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
デルフィーノ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
レディアーティスト フレンチデピュティ
レディーバラード

ロードデルレイはこれまで3戦3勝重賞経験はなく前走新潟芝2000m2勝クラスを1番人気で優勝。勝ち時計1分59秒1、2番手で先行し、2着とはタイム差無も、上りはメンバー中2番目の33秒4を繰り出しています。

ロードデルレイの父はロードカナロア。ハーツクライ産駒の母デルフィーノは芝中距離の4勝馬。ロードデルレイの全兄は地方で3勝、遠縁に重賞2勝、計5勝のダノンバラードがいます。

母は中距離馬も勝ち星は芝2000mまで。父がロードカナロアなので、前走より距離400m増は血統的にも不利3連勝も強い相手と対戦していないため、重賞勝ち馬がいる本レースのペースに付いて来られるかは疑問。見送り。

ナイトインロンドン

グレーターロンドン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ロンドンブリッジ Orpen
Marsella
ムーンハウリング メジロマックイーン フォーティナイナー
Danzig’s Beauty
アスカシーズ カコイーシーズ
ポイントメーカー

ナイトインロンドンはこれまで5戦3勝2着1回3戦目の東京芝2400m未勝利戦を脱出後、2400m超の条件戦を3連勝。前走古馬混合戦の札幌芝2600m2勝クラスを単勝1.8倍の1番人気で優勝。2着に0.3秒差を付け、上りもメンバー中最速です。

ナイトインロンドンの父はディープインパクト産駒のグレーターロンドン。メジロマックイーン産駒の母ムーンハウリングは地方で3勝。ナイトイインロンドンの半姉でモンテロッソ産駒のリュルネージュが中山牝馬S2着を含む3勝を挙げています。

父より母系の血が強く、母の父のメジロマックイーンの心肺機能の強さを受け継ぎ先行して押し切るタイプで、2400m超戦は4戦連メンバー中最速の上りも、切れるというより長くいい脚を使うタイプで、上りはいずれも34秒台姉が重賞好走も勝ち切れなかったことからも、決め手勝負は不利。抑えで。

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