2024年第65回GⅡAJCC予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年AJCCの注目馬を分析!

AJCCの特徴

GⅡアメリカジョッキークラブカップ(以下、AJCC)は第1回中山開催8日目に行われる4歳以上芝2200mで行われている別定戦です。負担重量は4歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、5歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利で、負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内の牝馬GⅠを除くGⅠ優勝馬

1kg増・・・1年以上の牝馬限定GⅠを除くGⅠ優勝馬、1年以内の牝馬限定GⅠ馬及び牝馬限定を除くGⅡ優勝馬(2歳限定を除く)。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

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2024年AJCC出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 マイネルウィルトス スクリーンヒーロー 牡8 横山武史 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 57kg TC・ラフィアン
2 2 クロミナンス ロードカナロア 牡7 C.ルメール 白老ファーム
尾関知人(美浦) マンハッタンカフェ 57kg サンデーレーシング
3 3 モリアーナ エピファネイア 牝4 横山典弘 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 54kg 高橋文男
4 4 ショウナンバシット シルバーステート 牡4 横山和生 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) Medaglia d’Oro 57kg 国本哲秀
5 5 ホウオウリアリティ モーリス 牡6 大野拓弥 岡田スタツド
高木登(美浦) フジキセキ 57kg 小笹芳央
5 6 サンストックトン ワールドエース 牡5 R.キングスコート 加藤ステーブル
鹿戸雄一 (美浦) キングカメハメハ 57kg 加藤ステーブル
6 7 アドマイヤハレー モーリス 牡6 田辺裕信 ノーザンファーム
宮田敬介(美浦) ディープインパクト 57kg 近藤旬子
6 8 シルブロン トーセンジョーダン 牡6 R.ピーヒュレク 坂東牧場
稲垣幸雄 (美浦) サンデーサイレンス 57kg シルクレーシング
7 9 カラテ トゥザグローリー 牡8 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 57kg 小田切光
7 10 ラーグルフ モーリス 牡7 三浦皇成 スマイルファーム
宗像義忠 (美浦) ファルブラヴ 57kg 村木隆
8 11 チャックネイト ハーツクライ 騙6 R.キング 社台ファーム
堀宜行(美浦) Dynaformer 57kg 金子真人H
8 12 ボッケリーニ  キングカメハメハ 牡8 浜中俊 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) ダンスインザダーク 57kg 金子真人H

勝ち馬予想に役立つ!AJCCの注目馬分析

モリアーナ

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
メジロフランシス カーネギー Sadler’s Wells
Detroit
メジロモントレー モガミ
メジロクインシー

モリアーナは昨年の紫苑Sの優勝馬。こいれまで8戦3勝3着1回。前走秋華賞では7番人気で5着。優勝馬リバティアイランドから0.6秒差を付けられましたが、3着でオークス2着のハーバーとは0.1秒差この世代の牝馬ではトップクラスの実力を持っています。

モリアーナの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母ガルデルスリールは芝マイルの2勝馬。近親に活躍馬はいません。モリアーナは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。父も母の父も3歳戦が強い早熟血統。

母系はマイラーも前2走で2000m戦を克服しているので父の血の影響力が強いか。ただし、中山2200mはスピードよりスタミナとパワーを要求され、秋で芝の状態が良くスピード有利の中山2000m紫苑Sとは勝手が違います。さらに重賞常連の牡馬の古馬とも初対戦見送り。

ポッケリーニ

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ポップコーンジャズ ダンスインザダーク サンデーサイレンス
ダンシングキィ
グレイスルーマー トニービン
ディスクジョッキー

ポッケリーニは2020中日新聞杯。2022年目黒記念、昨年の鳴尾記念と重賞3勝。これまで28戦7勝2着10回3着2回。昨年は重賞4戦して宝塚記念以外馬券。秋は京都大賞典、前走チャレンジCで連続2着勝ち馬とのタイム差もありません。

ポッケリーニの父はキングカメハメハ。母ポップコーンジャズはダンスインザダーク産駒の1勝馬。ポッケリーニの全兄は宝塚記念と天皇賞秋を勝ち、JRA最優秀4歳以上牡馬に輝いたラブリーディ。

中山外回りは2022年のAJCC3着、日経賞は2年連続2着と得意。既に8歳馬ですが、前走の成績からも能力は衰えていません。重賞実績もメンバー中随一。勝ち負け。

ショウナンバシット

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
ギエム Medaglia d’Oro El Prado
Cappucino Bay
オーサムフェザー Awesome of Course 
Precious Feather

ショウナンバシットはこれまで10戦3勝2着1回3着1回。昨年皐月賞トライアルの若葉Sで優勝し、皐月賞で5着。ただし、その後はダービー、神戸新聞杯、菊花賞は掲示板に載らず。前走ジャパンカップに参戦し、12番人気で11着と惨敗。

ショウナンバシットの父はディープインパクト産駒のシルバーステート。メダグリアドーロ産駒の母ギエムは未出走馬。祖母は米2歳チャンピオンでGⅠ2勝、全10勝のオーサムフェザー。母の半弟でディープインパクト産駒のスーパーフェザーが青葉賞と小倉記念で3着しています。

シルバーステート産駒は重賞で4勝を挙げていますが、距離は1600~2000m。母系もマイラーなのでスタミナが必要な中山2200mでは距離が長いと考えられます。また母が米2歳チャンピオンということからも、基本早熟か。見送り。

チャクネイト

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ゴシップガール Dynaformer Roberto
Andover Way
Temperence Gift Kingmambo
Shapiro’s Mistress

チャクネイトはこれまで14戦4勝2着1回3着7回で、掲示板を外したことはありません。3勝クラスを突破して臨んだ前走初重賞のアルゼンチン共和国杯では2番人気に推されて3着。優勝馬ゼッフィーロとは0.2秒差、2着馬のマイネルウィルトスとは首差です。

チャックネイトの父はハーツクライ米国産の母ゴシップガールはGⅠアメリカンオークス勝ち他重賞3勝、全5勝という良血。チャックネイトはヘイルトゥリーズンの4×4の濃いクロスを持ちます。

新馬戦以外は2200~2600m戦。中山2200mは勝ち切れませんが3戦2着1回3着2回と得意。今回は前走より1kg増も、2走前に58kgを背負い勝っているので問題はありません。また父は晩成型のハーツクライ。勝ちみに遅いものの、安定感から連下で。

ラーグルフ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
アバンドーネ ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
ロスグラシアレス シンボリクリスエス
ロスマリヌス

ラーブルフは昨年の中山金杯の優勝馬で、続く中山記念でも2着。これまで13戦5勝2着1回3着1回大阪杯では9番人気で11着、札幌記念では11番人気で8着惨敗秋は毎日王冠に登録していましたが、追い切りで鼻出血。秋は全休しています。

ラーグルフの父はモーリス。ファルブラヴ産駒の母アバンドーネは未勝利馬。祖祖母の半弟は皐月賞馬のノーリーズン。祖祖母の姉の系統からダービー馬のワンアンドオンリーが出ています血統内にフェアリーキングの4×3、サンデーサイレンスの4×4の濃いクロス有り。

中山は7戦2勝2着1回3着1回。ただし2200mのセントライト記念では6番人気で5着、優勝馬ガイアフォースから1秒も離されています。中山は得意とはいえ、父がモーリスなので、スタミナが必要な2200m戦は割引。抑えまで。

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