2024年第547回GⅠ高松宮記念 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年高松宮記念の注目馬を分析!

高松宮記念の特徴

GⅠ高松宮記念は第2回中京開催6日に行われる4歳以上芝1200mの定量戦です。負担重量は牡・騙馬58kg、牝馬56kg。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また阪急杯及びオーシャンS優勝馬、同レースで2着までに入った地方馬、レーテイング上位5頭に優先出走権が与えられます。

それ以外は通算獲得賞金+過去1年間の獲得賞金+過去2年間のG1(Jpn1含む)の蚊獲得賞金」の合計で、賞金が高い順に出走が可能です。

↓過去10年の高松宮記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年高松宮記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ビッグシーザー ビッグアーサー 牡4 吉田隼人 バンブー牧場
西園正都 (栗東) Tale of Ekati 58kg 幅田昌伸
1 2 マッドクール Dark Angel 牡5 坂井瑠星 Moyglare Stud Farm Ltd
池添学 (栗東) Indian Ridge 58kg サンデーレーシング
2 3 ナムラクレア ミッキーアイル 牝5 浜中俊 谷川牧場
長谷川浩 (栗東) Storm Cat 56kg 奈村睦弘
2 4 モズメイメイ リアルインパクト 牝4 藤岡佑介 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 56kg キャピタル・システム
3 5 トウシンマカオ ビッグアーサー 牡5 C.ルメール 服部牧場
高柳瑞樹 (美浦) スペシャルウィーク 58kg サトー
3 6 ルガル ドゥラメンテ 牡4 西村淳也 江馬由将
杉山晴紀 (栗東) New Approach 58kg 三嶋牧場
4 7 テイエムスパーダ レッドスパーダ 牝5 富田暁 浦河小林牧場
五十嵐忠 (栗東) アドマイヤコジーン 56kg 竹園正繼
4 8 ソーダズリング ハーツクライ 牝4 武豊 社台ファーム
音無秀孝(栗東) シンボリクリスエス 56kg 社台レースホース
5 9 シャンパンカラー ドゥラメンテ 牡4 吉田豊 社台ファーム
田中剛 (美浦) Reckless Abandon 58kg 青山洋一
5 10 ビクターザウィナー Toronado 騙6 K.リョン  
C.シャム(香港) Cape Cross 58kg Y.チュウ
6 11 メイケイエール ミッキーアイル 牝6 池添謙一 ノーザンファーム
武英智 (栗東) ハービンジャー 56kg 名古屋競馬
6 12 ロータスランド Point of Entry 牝7 岩田康誠 Dr. A.Sones & Dr. N.Yoshida
辻野泰之 (栗東) Scat Daddy 56kg 小林英一H
7 13 ウインカーネリアン スクリーンヒーロー 牡7 三浦皇成 コスモヴューファーム
鹿戸雄一 (美浦) マイネルラヴ 58kg ウイン
7 14 ママコチャ クロフネ 牝5 川田将雅 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) キングカメハメハ 56kg 金子真人H
7 15 ディヴィーナ モーリス 牝4 M.デムーロ ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 56kg 佐々木主浩
8 16 ウインマーベル アイルハヴアナザー 牡5 松山弘平 コスモヴューファーム
深山雅史 (美浦) フジキセキ 58kg ウイン
8 17 マテンロウオリオン ダイワメジャー 牡5 横山典弘 ムラカミファーム
昆貢 (栗東) キングカメハメハ 58kg 寺田千代乃
8 18 シュバルツカイザー   Dark Angel 騙6 大野拓弥 Ross Moorhead
大竹正博 (美浦) Nashwan 58kg ゴドルフィン

勝ち馬予想に役立つ!高松宮記念の注目馬分析

ナムラクレア

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
サンクイーンII Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Fountain of Peace Kris S.
Coup de Genie

ナムラクレアは昨年の高松宮記念の2着馬で、同年のスプリンターズSでも3着。これまで16戦5勝2着4回3着3回。短距離GⅢを4勝し、短距離重賞12戦中で馬券を外したのはわずか1回。前走京都牝馬Sでもタイム差無で2着しています。

ナムラクレアの父はディープインパクト産駒でマイルGⅠ2勝のミッキーアイル。ストームキャット産駒で米国産の母サンクイーンIIは海外で1勝。母の近親に日本で種牡馬として繋養されているパゴなど、欧州GⅠ馬多数。

前走は56kgを背負い、しかも馬体重はプラス10kgの重め残り。それでも斤量55kgで優勝したソーダズリングとはわずか首差。今回は叩き2戦目でしっかり仕上げて来ると思われます。

短距離の差し馬なので、昨年重馬場だった高松宮記念で前を行くファストフォースに届かなかった雪辱を果たせるか。良馬場できっちり絞れていれば勝ち負け。

ママコチャ

クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
ブチコ キングカメハメハ Kingmanbo
マンファス
シラユキヒメ サンデーサイレンス
ウェイブウインド

ママコチャは昨年のスプリンターズSの優勝馬。これまで16戦6勝2着2回3着2回前走阪神カップで1番人気に推されたものの、優勝馬ウインマーベルから0.2秒の5着に敗れています。

ママコチャの父は芝・ダートGⅠ勝ちのクロフネ。キングカメハメハ産駒の母ブチコはダートの3勝馬。毛色は違えども1つ上の全姉は白毛のGⅠ3勝馬のソダシ。

昨年の北九州記念まで1400~1600m戦を中心に使われ、同レースで1分7秒4という早い時計で走破。その勢いを以ってスプリンターズSで優勝しましたが、早い時計が出やすい同レースで良馬場にも関わらず勝ち時計は1分8秒と遅め。逃げ馬が4着しているようにスローペースでの前残りの競馬。

1600m戦もでき3番手につけていたママコチャがスピードとスタミナを活かし粘り切った格好。今回はゴール前直線が長い中京コースで追い出しは遅め。そのため瞬発力のある馬にゴール前で切れ負けする可能性が大。今回は見送り。

トウシンマカオ


ビッグアーサー
サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
ユキノマーメイド スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
サスペンスクイーン Woodman
Crystal Cup

トウシンマカオは2022、23年の京阪杯を連覇し、前走のオーシャンSも優勝。これまで16戦6勝2着1回3着2回。1200mの重賞は8戦して掲示板を外したのは、昨年5番人気に推されて15着に敗れた高松宮記念のみ。

トウシンマカオの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念優勝のビッグアーサー。スペシャルウィーク産駒の母ユキノマーメイドは芝中距離の4勝馬。トウシンマカオの半兄でタイキシャトル産駒のベステダンクがマイラーズカップ2着他7勝を挙げています。

兄もマイルまでの活躍で、母系の影響力は余り強くないと考えられます。また血統内にミスタープロスペターの4×4のクロスがあり、よりスピードが強調された配合。1400m勝ちもありますが、基本的には1200m向きのスプリンター。

昨年の京阪杯はトップハンデで優勝。続く前走オーシャンSでは京阪杯より馬体を12kgも増やして余裕残しでも2着に0.2秒差を付けて完勝とここにきてもう一段ギアが上がっています。

ただし中京コースは1400m戦だったファルコンSを含め3戦して馬券になっておらずコース適性では疑問。また前走オーシャンSからの出走馬は過去10年で優勝は1回勝ち切るには難しい印象。抑えまで。

ルガル

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
アタブ New Approach Galileo
Park Express
Moon’s Whisper Storm Cat
East of the Moon

ルガルは前走シルクロードSで重賞初制覇。これまで13戦3勝2着4回3着1回。未勝利戦脱出までダートで4戦を要しましたが、芝転向後の7戦で馬券を外したのはわずか1回重賞は他に葵Sで2着、スワンSで4着、京阪杯で2着の実績。

ルガルの父は牡馬春のクラシック2冠のドゥラメンテ。アイルランド産の母アタブは海外で1勝。祖祖母イーストオブザムーンは仏国の最優秀3歳牝馬で、遠縁にドバイターフ勝ちのリアルスィール、オークス他海外GⅠ3勝のラヴィズオンリーユーがいます。

シルクロードSではスプリンターズSで2番人気のトップハンデ馬アグリとはハンデ差0.5kgも、勝ち時計1分7秒7、0.5秒差を付ける圧勝劇。京阪杯2着の時より馬体重を10kg増やしているので、スプリンターらしく馬体に身が入った印象。

中京芝は初ですが、新潟芝1400mで3着しているので左回りは問題ありません。また今回は前走より斤量が+0.5kgも、馬体重が522kgもある4歳馬なので斤量負けの心配もなしか。過去10年でシルクロードS組が5勝を挙げていることからも、勝ち負け。

ウインマーベル

アイルハヴアナザー Flower Alley Distorted Humor
プリンセスオリビア
Arch’s Gal Edith Arch
Force Five Gal
コスモマーベラス フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
ロモーラ Nijinsky
Single Blade

ウインマーベルは阪神C、阪急杯と阪神芝1400m重賞を連勝。これまで21戦6勝2着4回3着3回。重賞は他に葵S勝ちがあり、2022年のキーランドC、スプリンターズSで連続2着。2023年の京王杯スプリングCでも2着しています。

ウインマーベルの父は米クラシック2冠のアイルハヴアナザー。基本的にダート中距離系種牡馬ですが、小回りコースの短距離なら芝も走ります。フジキセキ産駒の母コスモマーベルはOP2勝、愛知杯2着の実績もある7勝馬。ウインマーベルの全姉ウインジェルベーラが函館2歳ステークスで2着しています。

馬体重は470kg前後、3歳にしてスプリンターズSで2着したことから、その後はシルクロードSで59kgを背負わされるなど斤量負けしていた印象。昨年の高松宮記念10着でしたが、スプリンターズSで6着と徐々に調子を取り戻し、斤量57kgのスワンSで5着、58kgの阪神C、阪急杯連勝からも斤量慣れしたか。

今回も前走と同じ58kg。ここ3戦1400m戦なのが気になりますが、阪神Cを1分19秒3の早い時計で押し切っているので久々の1200m戦でも対応可能。中京1200mも2歳OPと葵Sを優勝しているので走ります。勝ち負け。

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