2024年第67回GⅡ阪神牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年阪神牝馬ステークスの注目馬を分析!

阪神牝馬ステークスの特徴

GⅡ阪神牝馬ステークスは第2回阪神開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定芝1600mの別定戦です。負担重量は55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年内のGⅠ優勝馬2kg増

1kg増・・・過去1年内のGⅡ優勝馬及び1年以上前にGⅠ優勝馬(2歳時除く)

国際競争に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬にとってヴィクトリアマイルへのステップレースに指定されており、同レース出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能です。また阪神牝馬ステークスで2着以内に入った地方馬はヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の阪神牝馬ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年阪神牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 マスクトディーヴァ ルーラーシップ 牝4 J.モレイラ 社台ファーム
辻野泰之(栗東) ディープインパクト 56kg 社台レースホース
2 2 モズゴールドバレル Optimizer 牝5 岩田望来 Timothy Lesley Thompson
藤岡健一 (栗東) ロックオブジブラルタル 55kg キャピタル・システム
3 3 テンハッピーローズ エピファネイア 牝6 津村明秀 社台ファーム
高柳大輔 (栗東) タニノギムレット 55kg 天白泰司
4 4 サブライムアンセム ロードカナロア 牝5 北村友一 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) シンボリクリスエス 55kg サンデーレーシング
5 5 シングザットソング ドゥラメンテ 牝4 鮫島克駿 白老ファーム
高野友和 (栗東) My Golden Song 55kg 社台レースホース
6 6 モリアーナ エピファネイア 牝4 横山典弘 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 56kg 高橋文男
6 7 ドゥアイズ ルーラーシップ 牝4 B.ムルザバエフ ノーザンファーム
庄野靖志 (栗東) ディープインパクト 55kg G1レーシング
7 8 スピーディキック タイセイレジェンド 牝5 御神本訓史 加藤鈴幸
藤原智行 (浦和) サイレントディール 56kg 熊谷武
7 9 ウンブライル ロードカナロア 牝4 川田将雅 ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 55kg サンデーレーシング
8 10 モズゴールドバレル Optimizer 牝5 藤岡佑介 Timothy Lesley Thompson
藤岡健一 (栗東) ロックオブジブラルタル 55kg キャピタル・システム
8 11 ライラック オルフェーヴル 牝5 戸崎圭太 杵臼牧場
相沢郁 (美浦) キングカメハメハ 56kg 芹澤精一

勝ち馬予想に役立つ!阪神牝馬ステークスの注目馬分析

マスクトディーヴァ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
マスクオフ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ビハインドザマスク ホワイトマズル
ヴアインゴールド

マスクトディーヴァは昨年のローズSの勝馬で、続く秋華賞でも2着。これまで6戦3勝2着1回。前走3ヵ月半の休養明けだった東京新聞杯では単勝1.9倍の圧倒的な1番人気も、優勝馬サクラトゥジュールから0.4秒差6着と掲示板を外しています。

マスクトディーヴァの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒のマスクオフは芝マイルの1勝馬。祖母ビハインドザマスクは短距離重賞3勝を含む10勝馬。近親にダート重賞2勝のサンライズソニア。マスクトディーヴァは血統卯内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

前走は賞金を稼いでいるため4歳牝馬ながら56kgを背負ってのもの。また秋華賞より10kgも馬体を増やしているため、やや太め残りだったか。さらに出遅れながら、それでもメンバー中2番目の上りを使い、さらに2着馬とは0.2秒差は地力があります。

GⅡ勝ちがあるため他馬より負担重量が1kg重いものの、今回は牝馬限定戦で前走に比べメンバーが手薄。マイル戦は今回が2戦目で慣れも見込めます。三冠馬リバティアイランドに肉薄した末脚があればここは勝ち負け。

モリアーナ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ガルデルスリール ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
バシマー Grand Lodge
Bella Vitessa

モリアーナは昨年の紫苑Sの優勝馬。これまで9戦3勝3着1回。前走はAJCCに出走し、並み居る古馬に混じって優勝馬チャックネットから0.2秒差の4着と好走しています。

モリアーナの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母ガルデルスリールは芝マイルの2勝馬。近親に活躍馬はいません。モリアーナは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。父も母の父も3歳戦が強い早熟血統。

3歳春はマイル戦3戦もクラスが上がるごとに着順が下がっています。母系はマイラーも秋から2000m戦で好走していることを考えれば父の影響力が大。今回は前走に比べ600mも走破距離が短縮します。現状ではマイルは忙しく、メンバーが少ないとはいえ勝ち負けは厳しいか。抑えまで。

ライラック

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ヴィーヴァブーケ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
ブルーリッジリバー フジキセキ
スカーレットブルー

ライラックは2022のフェアリーSの優勝馬。これまで14戦2勝1着1回3着2回重賞は他に2022年の紫苑Sで2着、エリザベス女王杯2着。昨年の府中牝馬Sで3着し、エリザベス女王杯でも4着に好走しています。

ライラックの父はオルフェーヴル。キングカメハメハ産駒の母ヴィーヴァブーケは1勝馬。ライラクの半兄にゴールドシップ産駒のブラックホールが札幌2歳Sを優勝。サンデーサイレンスの3×4、ノーザンダンサーの5×4×4の濃いクロスを持ちます。

3歳マイル重賞勝ちも、古馬になってから好走しているのは中距離戦父が昨今ステイヤーを多く出しているオルフェーヴルなので、府中牝馬Sで3着しているもののさらに短い今回の1600m戦は現状ライラックには忙しいか。見送り。

ドゥアイズ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
ローズマンブリッジ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
サミットヴィル Grand Lodge
Tina Heights

ドゥアイズはこれまで10戦2勝2着4回3着1回重賞勝ちはありませんが、札幌2歳SとクイーンCで2着。阪神ジュベナイルフィリーズでは3着し、桜花賞でも5着。前走2月京都芝1600mLクラスを1分32秒6の好時計勝ち。

ドゥアイズの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒の母ローズマンブリッジは芝マイルの2勝馬。祖母サミットヴィルは英芝マイルGⅢ勝ちがある3勝馬。母の全妹からファルコンS勝ちのルークズネクストが出ています。

オークス、秋華賞ではいずれも1秒以上の大差負け。逆に1600~1800mのマイル戦では7戦して馬券を外したのは桜花賞の5着のみ。ここ2戦続けて牡馬混合の芝マイルLクラスで差のない競馬をしていることからも、牝馬限定のGⅢなら十分勝ち負け

ウンブライル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ウンブライルはこれまで7戦2勝2着2回重賞勝ちはありあませんが、昨年のニュージランドトロフィーとNHKマイルCでいずれも2着で、上りはメンバー中最速。9カ月の休み明けだった前走東京新聞杯では優勝馬から0.6秒差の9着に敗退しています。

ウンブライルの父はロードカナロア。ファルヴラブ産駒の母ラルケットは芝マイルの4勝馬。ウンブライルの全兄にマイルチャンピオンシップ勝ちのステルヴィオがおり、血統的にもマイラー。

休養明けの前走は馬体重が22kg増。NHKマイルカップ自我464kgなので、成長分を加味しても若干重め残り。また前走レース中にハミを取らず、終始チグハグなレース。それでも初めて古馬を相手に1分32秒7で走破しているので力はあります。

2~3歳春の成績を見る限り叩き良化型なので、叩き2戦目の今回は前進があるか。連下で。

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