2024年第56回GⅢ函館2歳ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年函館2歳ステークスの注目馬を分析!

函館2歳ステークスの特徴

GⅢ函館2歳ステークスは第1回函館開催5日目に行われる2歳限定芝1200mの馬齢定量戦です。負担重量は牡馬・牝馬共55kg。ただし南半球生産馬は負担重量が3kg減。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。

JRAでは最初の2歳重賞です。JRAの2歳新馬戦はダービー後から始まり、函館2歳ステークスまで2カ月無いので、この間に勝ち上がった馬が出走します。基本的にメンバーが手薄で、仕上がりが早い馬が勝つレースです。

優勝馬は早熟タイプが多く、ここを勝っても馬券的に期待できるのは2歳G1まで。多くの馬はクラッシク路線前半で成長のピークを迎えるので、古馬になって活躍する馬は少数派。むしろ2、3着馬が古馬になって息の長い活躍をします。

↓過去10年の函館2歳ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年函館2歳ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 エンドレスサマー アルアイン 牡2 横山和生 ノーザンファーム
上原佑紀(美浦) Zamindar 55kg フィールドレーシング
2 2 チギリ レッドファルクス 牝2 北村友一 社台ファーム
鹿戸雄一(美浦) フジキセキ 55kg 北村栄治
3 3 リリーフィールド モズアスコット 牝2 武豊 追分ファーム
小崎憲(栗東) アグネスタキオン 55kg 吉田晴哉
3 4 ヒデノブルースカイ ナダル 牡2 高杉吏麒 ヒサイファーム
梅田智之(栗東) ディープインパクト 55kg 大石秀夫
4 5 ニシノラヴァンダ サトノアラジン 牝2 永野猛蔵 ヤナガワ牧場
奥平雅士(美浦) Sidney’s Candy 55kg 西山茂行
4 6 モズナナスター モズアスコット 牝2 菱田裕二 上村清志
矢作芳人(栗東) アグネスデジタル 55kg キャピタル・システム
5 7 サトノカルナバル キタサンブラック 牡2 佐々木大輔 ノーザンファーム
堀宜行(美浦) Numerous 55kg 里見治
5 8 ラインパシオン シルバーステート 牝2 大江原比呂 小泉牧場
水野貴広(美浦) スエヒロコマンダー 55kg 大澤繁昌
6 9 ヴーレヴー サトノクラウン 牝2 浜中俊 ノーザンファーム
武幸四郎(栗東) マンハッタンカフェ 55kg 桑田牧場
6 10 カルプスペルシュ シュヴァルグラン 牝2 鮫島克駿 ノーザンファーム
石坂公一(栗東) ロードカナロア 55kg 村尾賢二
7 11 シュードタキライト ウインブライト 牡2 丹内祐次 岡田スタッド
菊川正達(美浦) タイキシャトル 55kg コロンバスサークル
7 12 オカメノコイ パイロ 牝2 藤岡佑介 ハシモトファーム
小笠倫弘(美浦) チチカステナンゴ 55kg 岡浩二
8 13 エメラヴィ オルフェーヴル 牝2 横山武史 桑田牧場
松永幹夫(栗東) シンボリクリスエス 55kg 桑田牧場
8 14 ヤンキーバローズ エピファネイア 牡2 岩田康誠 富田牧場
上村洋行(栗東) ディープインパクト 55kg 猪熊広次

勝ち馬予想に役立つ!函館2歳ステークスの注目馬分析

サトノカルナバル

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
リアリサトリス Numerous Mr. Prospector
Number
Riziere グルームダンサー
Rive Du Sud

サトノカルナバルは6月東京芝1400m新馬戦を、単勝1.6倍の圧倒的1番人気で優勝。稍重の中、5番手中段で進み勝ち時計は1分23秒6、上りはメンバー中最速の34秒、2着に1.1秒差を付けて圧勝しています。

サトノカルナバルの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。仏国産の母リアリサトリスは海外で3勝。母の半兄に仏国短距離GⅠ勝ちのルーヴァルがいます。

前走短距離で圧勝は父ではなく母の影響か。早熟系が多く出走し手薄なメンバーによるもので、勝ち時計自体は平均点。また洋芝は初で、左回りから右回りに変わり、不利な条件が重なります。良くて抑えまで。

エンドレスサマー

アルアイン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ドバイマジェスティ Essence of Dubai
Great Majesty
コケレール Zamindar Gone West
Zaizafon
Cracovie Caerleon
Luth de Saron

エンドレスサマーは6月函館芝1200m新馬戦を2番人気で逃げ切り勝ち。良馬場で勝ち時計は1分9秒4、上りはメンバー中最速の34秒6、2着に0.8秒差を付けて完封しています。

エンドレスサマーの父はディープインパクト系で皐月賞・大阪杯勝ちのアルアイン。アイルランド産の母コケレ-ルは仏国芝2000mGⅠ勝ちを含む4勝馬。血統的には距離はもっと伸びた方が良いタイプ。

前走の勝ち時計は過去10年の函館2歳Sの勝ち時計で3番目に早い時計。前走で洋芝は経験済みで、先手を取って上り最速の脚を繰り出せるのは函館2歳Sでは有利。血統的にもまだ伸びしろがあります。勝ち負け。

ニシノラヴァンダ

サトノアラジン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マジックストーム Storm Cat
Foppy Dancer
プルージャ Sidney’s Candy Candy Ride
Fair Exchange
Pumpkin Pivotal
Gallivant

ニシノラヴァンダは6月函館芝1200m新馬戦を1番人気で逃げ切り勝ち。良馬場で勝ち時計1分9秒3、上がりはメンバー中2番目の35秒2、2着に0.7秒差を付けて圧勝しています。

ニシノヴァランダの父はディープインパクト系で安田記念勝ちのサトノアラジン。アルゼンチン産の母プルージャは同国GⅡ勝ちがある2勝馬。ニシノヴァランダは血統内にストームキャットの3×4の濃いクロスを持ちます。

前走の勝ち時計は過去10年の函館2歳Sと比較すると2番目に早い時計で、洋芝適性を立証済み。ただし馬体重が416kgと小柄で、前走は7頭立てフルゲートが予想される本レースで先手が取れないと早々に潰れる可能性があります。抑えまで。

ヤンキーバローズ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
キャンディバローズ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
アフレタータ タイキシャトル
チャイナブリーズ

ヤンキーバローズは前走6月函館芝1200m新馬戦を単勝1.2倍の圧倒的な1番人気で優勝。先行2番手で折り合い、勝ち時計は1分9秒8、上りはメンバー中最速の34秒7、逃げた2番人気の2着とは0.2秒差。

ヤンキーバローズの父はエピファネイアディープインパクト産駒の母キャンディバローズはファンタジーSの勝馬で2勝。母の半姉でアドマイヤムーン産駒のファインチョイスが函館2歳S勝ちを含む4勝ヤンキーバローズは血統内にサンデーサイレンスの4×3、ヘイローの5×4×5の濃いクロスを持ちます。

母系は早熟の短距離傾向。父もどちらかというと早熟系。前走の勝ち時計からも函館2歳Sで好走するだけの能力を示しています。血統的にも2~3歳前半で頭打ちになる可能性が高く、ここは全力投球か。勝ち負け。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました