2025年第70回GⅡ京王杯スプリングカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年京王杯スプリングカップの注目馬を分析!

京王杯スプリングカップの特徴

GⅡ京王杯スプリングカップは第2回東京開催3日目に行われる4歳以上芝1400mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内に牝馬限定を除くGⅠ優勝馬。

1kg増・・・1年以内の牝馬限定GⅠ及び牝馬限定を除くGⅡ優勝馬、1年以前に牝馬限定GⅠを除くGⅠ勝利馬(2歳戦を除く)。

国際競争に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は安田記念出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能です。

安田記念のステップレースに指定され、JRA所属馬は優勝馬に、地方所属馬は2着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の京王杯スプリングカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年京王杯スプリングカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シャドウフューリー イスラボニータ 牡5 戸崎圭太 社台ファーム
杉山晴紀(栗東) Pleasantly Perfect 57kg 飯塚知一
2 2 カルロヴェローチェ シルバーステート 騙5 M.デムーロ ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ロックオブジブラルタル 57kg 大野照旺
3 3 ママコチャ クロフネ 牝6 川田将雅 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) キングカメハメハ 56kg 金子真人H
4 4 ロジリオン リオンディーズ 牡4 松山弘平 坂東牧場
古賀慎明(美浦) パイロ 58.5kg 久米田正明
5 5 アサカラキング キングヘイロー 牡5 横山和生 場 協和牧場
斎藤誠(美浦) キズナ 58kg 山口 雄司
5 6 バルサムノート モーリス 牡5 松岡正海 ノーザンファーム
高野友和(栗東) ダイワメジャー 57kg 吉田勝己
6 7 オオバンブルマイ ディスクリートキャット 牡5 津村明秀 サンデーヒルズ
吉村圭司 (栗東) ディープインパクト 57kg 岡浩二
6 8 スズハローム サトノダイヤモンド 牡5 菅原明良 アラキファーム
牧田和弥(栗東) ローレルゲレイロ 57kg 森達郎
7 9 トウシンマカオ ビッグアーサー 牡6 横山武史 服部牧場
高柳瑞樹 (美浦) スペシャルウィーク 58kg サトー
7 10 レッドモンレーヴ ロードカナロア 牡6 M.ディー ノーザンファーム
蛯名正義 (美浦) ディープインパクト 57kg 東京ホースレーシング
8 11 トゥラヴェスーラ ドリームジャーニー 牡10 三浦皇成 社台ファーム
高橋康之 (栗東) アドマイヤコジーン 58kg 吉田照哉
8 12 カンチェンジュンガ ビッグアーサー 牡5 幸英明 サンバマウンテンF
庄野靖志(栗東) ノヴェリスト 57kg 幅田昌伸

勝ち馬予想に役立つ!京王杯スプリングカップの注目馬分析

ママコチャ

クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
ブチコ キングカメハメハ Kingmanbo
マンファス
シラユキヒメ サンデーサイレンス
ウェイブウインド

ママコチャは2023年のスプリンターズSの優勝馬。これまで20戦7勝2着3回3着3回。今年はオーシャンSを1人気で勝ち、前走高松宮記念念では6番人気で3着と好走後方に控え、メンバー中3番目の脚を使っています。

ママコチャの父は芝・ダートGⅠ勝ちのクロフネ。キングカメハメハ産駒の母ブチコはダートの3勝馬。毛色は違えども1つ上の全姉は白毛のGⅠ3勝馬のソダシ。また近親に短距離重賞6勝のメイケイエール。距離適性は父のクロフネから。

2023年夏まで1400~1600m戦中心したが、それ以降は芝1200m中心。3走前に阪神Cで優勝馬から0.2秒差の5着と好走。その前の年の阪神Cも0.1秒差5着。GⅡ戦でもGⅠ級が揃う中での着差なので、今回のメンバーなら実力上位斤量も前走と変わらず、勝ち負け。

トウシンマカオ

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
ユキノマーメイド スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
サスペンスクイーン Woodman
Crystal Cup

トウシンマカオは2022、23年の京阪杯連覇、24年オーシャンS、セントウルSと重賞4勝馬昨年のスプリンターズSで2着のスプリンター。これまで24戦7勝2着2回3着2回。前走高松宮記念では5番人気で4着。3着のママコチャとは首差。

トウシンマカオの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念勝ちを収めたビッグアーサー。スペシャルウィーク産駒の母ユキノマーメイドは芝中距離で4勝。トウシンマカオの半兄にタイキシャトル産駒のベステンダンクがマイラーズC2着他7勝を挙げています。

またトウシンマカオはニジンスキーの4×3の濃いクロスを持ち、血の影響は父から。

新馬戦は1600m戦で勝利、3歳時に1400mLクラス勝ちがありますが、適正距離が決まる古馬になって馬券に絡んでいるのは全て1200m戦23年スワンS、昨年の京王杯スプリングスークスでは共に掲示板を外しています。

また昨年GⅡ勝ちがあるため、斤量も前走と同じ58kgを背負います。ママコチャに比べると距離適性で劣ります。見送り。

シャドウフューリー

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Isla Mujeres
コージーロージー Pleasantly Perfect Pleasant Colony
Regal State
Felidia Golden Fleece
Exclusive Fable

シャドウフューリーはこれまで19戦5勝2着7回3着2回。初重賞だった前走中京開催の京都金杯で1番人気に推されましたが、優勝馬サクラトゥジュールから0.4秒差の6着に敗れています。

シャドウフューリーの父は皐月賞馬のイスラボニータ。米国産の母コージーロージーは海外で重賞3勝を含む5勝馬。母の半兄も海外でハンデ重賞3勝を含む11勝馬。

19戦中16戦が左回りのサウスポー。東京芝1400mは9戦3勝2着3回3着1回で、掲示板を外していません。また条件戦ですが58kgで上り最速の33秒2を使ったことがあり、1分19秒9と早い持ち時計もあります。

今回は前走と同じ57kg。1つクラス上がりGⅡ戦で、GⅠ馬のママコチャと短距離重賞4勝のトウシンマカオが参戦していますが、それ以外はドングリの背比べ距離適性ではトウシンマカオに勝ります。連下で。

ロジリオン

リオンディーズ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
ビービーバーレル パイロ Pulpit
Wild Vision
ファインディンプル Silver Hawk
ファインディッシュ

ロジリオンはこれまで14戦3勝2着2回3着3回重賞勝ちはありませんが、京王杯2歳S2着、2024年NHKマイルC、富士S、今年の京都金杯で3着の成績。前走ダービー卿チャレンジCでは2番人気も、優勝馬から0.4秒差9着に敗れています。

ロジリオンの父は朝日杯フューチュリティS馬のリオンディーズ。パイロ産駒の母ビービーバーレルはフェアリーS勝ちの2勝馬。母の半兄でマイネルラヴ産駒のダブルウェッジはアーリントンC勝ち、シンザン記念2着の3勝馬。基本的に母系は早熟のマイラー。

東京馬1400mは2~3歳時は5戦2勝2着2回の好成績。また前走に比べ斤量が1.5kgも減るのは大きなアドバンテージ。ただし3歳夏から1600m戦中心に使われているため、久々の1400m戦がややネック。1400m戦の持ち時計も1分20秒7なので、ママコチャ、シャドウフューリーに劣ります抑えで。

カンチェンジュンガ

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
クェスタボルタ ノヴェリスト Monsun
Night Lagoon
ワイドサファア アグネスタキオン
クイーンソネット

カンチェンジュンガは今年の阪急杯の優勝馬。これまで18戦5勝前走高松宮記念では9番人気で10着敗退。優勝馬サトノレーヴから1.1秒も離されています。

カンチェンジュンガの父はサクラバクシンオー系のビッグアーサー。ノヴェリスト産駒の母クェスタボルタは未勝利馬。母の半弟にJpnⅠかしわ記念他重賞3勝のワイドファラオ、今年の愛知杯を勝ったワイドラトゥール。カンチェンジュンガはノーザンダンサーの4×4の濃いクロスを持ちます。

短距離の追い込み馬で、前走を除き、4戦連続メンバー中最速の脚を使い末脚は堅実。また前走から1kg減の57kgで出走できるのも有利です。ただし、馬券になるかどうかは展開次第の所があり、少頭数でペースが落ちつくと、届かない可能性が大良くて抑えまで。

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