2025年第32回GⅢ函館スプリントステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年函館スプリントステークスの注目馬を分析!

函館スプリントステークスの特徴

2025年のGⅢ函館スプリントステークスは第1回函館開催初日に行われる3歳以上芝1200mの別定戦です。負担重量は3歳牡・騙馬53kg、同牝馬51kg。4歳以上牡・騙馬57kg、牝馬55kg。過去の重賞勝利実績により加算重量が異なります。

3kg増・・・1年以内にGⅠ(牝馬限定戦を除く)勝利

2kg増・・・1年以前にGⅠ勝利(牝馬限定戦を除く)、1年以内の牝馬限定G1勝利馬、GⅡ勝利馬(牝馬限定戦を除く)

1kg増・・・1年以前の牝馬限定G1勝利馬、GⅡ勝利馬(牝馬限定戦を除く)、GⅢ勝利馬(牝馬限定戦を除く)

上、2歳時の成績を除く。国際競走に指定され外国調教馬は8頭まで優先的に出走可能。また地方所属馬は2頭まで出走登録できます。

サマースプリントシリーズの第1弾に指定され、1着馬は10点、2着5点、3着馬4点、4着馬3点、5着馬2点、6着以下は1点を獲得できます。

↓過去10年の函館スプリントステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年函館スプリントステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ジューンブレア American Pharoah 牝4 武豊 Diamond Creek Farm
武英智(栗東) Galileo 55kg 古川潤
1 2 カルチャーデイ ファインニードル 牝4 酒井学 松田牧場
四位洋文(栗東) マイネルラヴ 55kg MMSホールディングス
2 3 インビンシブルパパ Shalaa 牡4 横山武史 Arrowfield G Pty Ltd
伊藤大士(美浦) Canford Cliffs 55kg 迫田三果子 
2 4 カピリナ ダンカーク 牝4 戸崎圭太 谷岡牧場
田村俊明(美浦) マンハッタンカフェ 55kg ヒダカブリーダーズU
3 5 ドンアミティエ アジアンエクスプレス 牡5 丹内祐次 村田牧場
今野貞一(栗東) キングヘイロー 57kg 山田寛一
3 6 ウイングレイテスト スクリーンヒーロー 牡7 松岡正海 コスモヴューファーム
畠山吉宏 (美浦) サクラユタカオー 58kg ウイン
4 7 ナムラクレア ミッキーアイル 牝6 C.ルメール 谷川牧場
長谷川浩 (栗東) Storm Cat 57kg 奈村睦弘
4 8 ミリアッドラヴ ニューイヤーズデイ 牝3 池添謙一 ノーザンファーム
新谷功一(栗東) スマートファルコン 52kg 白石明日香
5 9 フィオライア ファインニードル 牝4 小沢大仁 日高大洋牧場
西園正都 (栗東) サクラバクシンオー 55kg 友駿ホースクラブ
5 10 ジョーメッドヴィン ドレフォン 牡4 横山和生 山際牧場
清水久嗣(栗東) キングヘイロー 57kg 上田江吏子
6 11 ペアポルックス キンサシャノキセキ 牡5 松若風馬 ASK STUD
梅田智之(栗東) ディープインパクト 57kg 廣崎双葉
6 12 ステークホルダー ハービンジャー 牡5 藤岡佑介 岡田スタツド
斎藤誠(美浦) アドマイヤムーン 57kg 諸江幸祐
7 13 プルパレイ イスラボニータ 騙6 岩田康誠 社台ファーム
須貝尚介 (栗東) Fusaichi Pegasus 57kg Gリビエール・R
7 14 レイベリング Frankel 牡5 吉田隼人 S.Nicholas & L.Nugent
鹿戸雄一 (美浦) Docksider 57kg ビッグレッドファーム
8 15 モリノドリーム モーリス 牝6 佐々木大輔 森永牧場
鹿戸雄一(美浦) アドマイヤムーン 55kg 森和久
8 16 ゾンニッヒ ラブリーデイ 牡6 浜中俊 坂東牧場
池江泰寿 (栗東) ディープインパクト 57kg 金子真人H

勝ち馬予想に役立つ!函館スプリントステークスの注目馬分析

ナムラクレア

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
サンクイーンII Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Fountain of Peace Kris S.
Coup de Genie

ナムラクレアは2022年の函館スプリントステークスの優勝馬。これまで21戦6勝2着6回3着5回。重賞は他に21年小倉2歳S、23年シルクロードS、キーランドC、24年阪神C勝ちと重賞5勝。23年、今年と高松宮記念で2着とGⅠまであと一歩。

ナムラクレアの父はディープインパクト産駒でマイルGⅠ2勝のミッキーアイル。ストームキャット産駒で米国産の母サンクイーンIIは海外で1勝。母の近親に日本で種牡馬として繋養されているパゴなど、欧州GⅠ馬多数。

1200m戦で掲示板を外したことは無く函館スプリントステークス、キーランドC勝ちが示すように洋芝も苦にしません今回の57kgは初斤量ですが、23年のシルクロードSでは56.5kgを背負い優勝なら問題無し。高松宮記念から中2.5ヵ月でもポン駆けは利くタイプ。

前走高松宮記念でもメンバー中最速の33秒3の切れ味で追い込んでいるので、ゴール前直線の短い函館でも対応可能。前走より2枚落ちのメンバー構成のGⅢなら勝ち負け。

ビッグシーザー

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
アンナペレンナ Tale of Ekati  Tale of Ekati
サイレンスビューティ
Maria’s Storm Maria’s Mon
バイユーストーム

ビッグシーザーは昨年の京阪杯の優勝馬。これまで全て芝1200m戦で、19戦7勝2着2回3着3回。重賞は他に23年葵S3着、24年オーシャンS2着、函館スプリントステークス3着。前走高松宮記念は逃げて最後に失速。優勝馬から1秒離され9着に敗退。

ビッグシーザーの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念勝ちを収めたビッグアーサー。米国産の母アンナペレンナはダート中距離で3勝。母の半姉から米GⅠ2勝他重賞6勝のムシャウィッシュ、母の半弟に佐賀記念勝ちのメテオロロジストがいます。

またビッグシーザーは血統内にストームキャットの4×4濃いクロスを持ちます。

しまいに早い脚があるわけではないので、基本的にスタートが決まるかどうかの馬。サクラバクシンオー系でもスタートが遅く、前走は初ブランカーを試すも逆に集中しすぎてコントロールが利かず。またゴール前直線の長いコースも基本苦手。

GⅢ勝ちがあるため今回の斤量は58kgも、馬体重は520kgの巨漢馬で、3走前のLクラス勝ちで克服済み。ただし、本レースには決め手があり、前走0.9秒差を付けられたナムラクレアも出走。1kg程度の斤量差では計算上逆転は不可能連下で。

ウイングレイテスト

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
ルーシームーン サクラユタカオー テスコボーイ
アンジェリカ
マリアヴァレリア Blushing Groom
Chic Belle

ウイングレイテストは2023年のスワンSの優勝馬。これまで40戦4勝2着9回3着6回。重賞は他に23年京成杯オータムハンデ、24年函館スプリントステークス、アイビーサマーDで2着、今年のオーシャンSで3着も、前走高松宮記念では16着惨敗。

ウイングレイテストの父はスクリーンヒーロー。サクラユタカオー産駒の母グレートキャティは芝マイルの2勝馬。ウイングレイテストの半兄にカリズマティック産駒のイコールパートナーが東京ハイジャンプを、マンハッタンカフェ産駒のベストメンバーが京都新聞杯を制しています。

GⅡ勝ちがあるため今回の斤量は58kgも。昨年の函館スプリントステークス、アイビスサマーDで59kgを背負い0.2秒、0.1秒差2着なら問題無し。ただし既に8歳馬で、函館スプリントステークスでは過去10年で7歳馬以上の優勝は無く、2着2回3着1回とデータ的に不利。

また前走で本レース出走のナムラクレアから1.5秒、ビッグシーザーから0.6秒も離されているので、さすがに逆転は厳しいと思われます。見送り。

インビンシブルパパ

Shalaa Invincible Spirit Green Desert
Rafha
Ghurra War Chant
Futuh
Shwaimsa Canford Cliff Tagula
Mrs Marsh
Sharp Point ロイヤルアカデミーⅡ
Nice Point

インビンシブルパパはこれまで全てダート短距離戦で、8戦5勝2着2回3着1回2走前初重賞だったカペラSでは5番人気で7着。前走4月中山ダート1200MLクラスを1番人気で逃げ切り勝ち

インビンシブルパパの父は欧州芝1200mGⅠ2勝のシャラー。愛国産の母シャワルマは海外で1勝。母の半兄は欧州で重賞4勝、また母の半姉から2018年JRA最優種短距離馬で全10勝を挙げたファインニードルを輩出。

インビンシブルパパは血統内にシャーペンアップの5×5×5、クリス・ダイイシスの4×4、ダンジグの4×4の濃いクロスを持ちます。

血統的にはダートで走っているのが不思議な馬。豪州生まれでデビューが遅く、それでも4歳春でダートのOPに出世しているのは量力が高い証拠。530kg近い巨漢馬で、スタート芝で力の要る中山ダートで4勝を挙げているため、洋芝は対応できると思われます。

ただし、今回はスプリント重賞の常連との対戦洋芝は時計が掛るとはいえ、ペースに付いて来られるかは疑問。また逃げてこその馬なので、マークがきつくなります。見送り。

カピリナ

ダンカーク Unbridled’s Song Unbridled
Trolley Song
Secret Status A.P. Indy
Private Status
ライトリーチューン マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
リーインフォースト トニービン
ティアラ

カピリナはこれまで11戦4勝2着3回3着2回初重賞だった2走前のシルクロードSでは2番人気で4着。前走愛知杯では1番人気に推され、優勝馬ワイドラトゥールから0.2秒差3着になっています。

カピリナの父はミスタープロスペクター系で米ダート中距離GⅠ2着2回のダンカーク。マンハッタンカフェ産駒の母ライトリーチューンは未勝利馬。カピリナの半姉に葵S、キーランドC勝ちのレイハリアがいます。血の影響力は母系から。

本来は先行馬ですが、重賞では流れに付いて来られず後方から。前走愛知杯は逃げ、2番手がブービー、殿負けのハイペースで、後方にいたカピリナに展開が向いた印象また愛知杯の1、2着馬はヴィクトリアマイルに参戦し11、10着なので弱いメンバーでの成績今回は牡馬混合GⅠ出走馬も多数おり、GⅢ戦とはいえレベルの高い一戦で、やはり能力不足か。見送り。

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