2025年第61回GⅢ小倉記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年GⅢ小倉記念の注目馬を分析!

GⅢ小倉記念の特徴

2024年のGⅢ小倉記念は第2回小倉開催8日目に行われる3歳以上芝2000mのハンデキャップ戦です。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走可能です。

サマー2000シリーズの第3戦目に指定され、1着10点、2着5点、3着4点、4着3点、5着2点、6着以下は1点が加算されます。

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2025年GⅢ小倉記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 イングランドアイズ Kingman 牝5 松若風馬 Hara Reiko Racing Co. Ltd
安田翔伍 (栗東) ハーツクライ 51kg 原禮子
1 2 ショウナンアデイブ ディープインパクト 牡6 岩田康誠 ノーザンファーム
高野友和(栗東) Mineshaft 56kg 国本哲秀
2 3 カネフラ グランデッツァ 牡5 永島まなみ 社台ファーム
高橋康之(栗東) キングカメハメハ 54kg 社台レースホース
2 4 メリオーレム シュヴァルグラン 牡4 川田将雅 追分ファーム
友道康夫(栗東) Starspangledbanner 56kg GⅠレーシング
3 5 マイネルメモリー ゴールドシップ 牡5 田口貫太 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) スターオブコジーン 56kg TC・ラフィアン
3 6 シェイクユアハート ハーツクライ 牡5 古川吉洋 社台ファーム
宮徹 (栗東) Sri Pekan 55kg 吉田千津
4 7 オールセインツ キズナ 牡4 酒井学 社台ファーム
友道康夫(栗東) ルーラーシップ 54kg 平田修
4 8 ラスカンブレス ブリックアンドモルタル 牡4 荻野極 吉田勝己
林徹(美浦) マンハッタンカフェ 56kg ノーザンファーム
5 9 リカンカブール シルバーステート 騙6 団野大成 辻牧場
田中克典 (栗東) Zoffany 58kg ラ・メール
5 10 ナムラエイハブ リアルスティール 牡5 松山弘平 谷川牧場
長谷川浩大(栗東) エンパイアメーカー 55kg 奈村睦弘
6 11 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙8 高杉吏麒 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 56kg ナカヤマH
6 12 ハピ キズナ 牡6 坂井瑠星 ノースヒルズ
大久保龍 (栗東) キングカメハメハ 57kg 寺田寿男
7 13 スズカダブル バゴ 牡5 吉村誠之助 辻牧場
西村真幸 (栗東) ジャイアントレッカー 54kg 永井啓弍
7 14 グラティアス ハーツクライ 牡7 小沢大仁 ノーザンファーム
加藤征弘 (美浦) Lizard Island 56kg スリーエイチレーシング
8 15 ニホンピロキーフ キタサンブラック 牡5 幸英明 友田牧場
大橋勇樹(栗東) スウェプトオーヴァーボード 56kg 小林英一
8 16 ディープモンスター ディープインパクト 牡7 北村友一 矢野牧場
池江泰寿 (栗東) Bellamy Road 58kg DMMドリームクラブ

勝ち馬予想に役立つ!GⅢ小倉記念の注目馬分析

メリオーレム

シュヴァルグラン ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ハルーワスウィート Machiavellian
ハルーワソング
メリオーラ Starspangledbanner Choisir
Gold Anthem
Messelina Noverre
Ingerence

メリオーレムはこれまで13戦4勝2着3回3着4回。重賞は昨年の神戸新聞杯で1番人気5着。続く菊花賞は10番人気で13着の成績。今年は条件戦を4戦し、2走前の5月東京芝2000m3勝クラスで2着、前走東京芝1800m3勝クラスを1番人気で卒業。

メリオーレムの父はJC馬のシュヴァルグラン。愛国産の母メリオーラは伊国GⅢ2着している3勝馬。近親に活躍馬は無し。血統内にモーンオブソング・ラーイの4×4の濃いクロスがあります。

2走前の東京芝2000mで1分57秒8の好時計。前走も東京芝1800mを1分44秒6で走り、時計が出やすい小倉に対応可能。3勝クラスを卒業したばかりなので、今回のハンデは56kgで、前走に比べ1kg減

ただし、神戸新聞杯・菊花賞で同年代と能力差があり、重賞経験豊富な古馬との対戦も初。重賞勝ちがあるトップハンデのエピファニーが58.5kg、新潟大賞典で3着だったハピが57kgなので能力差を考えると、1kg差では厳しい印象。見送り。

ハピ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
クイーンパイレーツ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
カリフォルニアネクター Stormy Atlantic
Absolute Nectar

ハピはこれまで21戦3勝2着3回3着5回重賞勝ちは無いものの、2022年チャンピオンズCで3着など、ダート重賞で馬券になること4回前走初芝だった新潟大賞典で57kgを背負い、10番人気にもかかわらず3着に突っ込んできています。

ハピの父はキズナ。キングカメハメハ産駒の母クイーンパイレーツは未勝利馬。祖母カルフォルニアネクターは米ダートGⅡ勝ちを含む5勝馬。血統内にストームキャットの3×4の濃いクロスを持ちます。父がキズナ、母の父がキングカメハメハなので血統的には芝でも走れる素養はあります。

鋭い末脚が武器のダート馬で、ダート19戦中15戦でメンバー中上がり3番手以内3走前、前々走でも上り最速で、前走初芝だった新潟大賞典では57kgを背負いながらメンバー中2番目の上りで後方から追い上げています。

ただし今回は小回りで先行有利の小倉。ハンデは先頭と同じ57kgも、後方一気のハピにはコース的に厳しい印象。抑えまで。

ニホンピロキーフ

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ニホンピロアンバー スウェプトオーヴァーボード エンドスウィープ
Sheer Ice
ニホンピロエミリー デヒア
ニホンピロポリーナ

ニホンピロキーフはこれまで22戦4勝2着3回3着4回。重賞は6戦して2024年のマイラーズC3着が最高、今年は4戦して2走前のマイラーズCで3番人気の4着。前走しらさぎSでは6番人気で11着。優勝馬キープカルムから0.8秒も離されています。

ニホンピロキーフは中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。スウェプトオーヴァーボード産駒の母ニホンピロアンバーはフィリーズレビューで2着している短距離の2勝馬。

祖母の半兄のニホンピロサートはJRAダート短距離重賞2勝、地方短距離重3勝を含む13勝馬。ニホンピロガレーロが小倉大賞典を含む6勝、ニホンピロジュプタが地方GⅠ南部杯、JRAGⅢエルムSなど全7勝と、一族は走ります。

前走は押し出される形でハナへ。本来のレースはできず、能力を出し切れずにレース終了。

基本的にマイル中心に使われていますが、こと小倉に関しては1800~2000mのレースで4戦3勝。3勝クラスで小倉芝2000mを勝ち上がり、小倉開催で1800m戦だった昨年の中京記念でも優勝馬とは0.3秒差の5着とこのコースは得意。

前走大敗のため今回のハンデは前走から1kg軽い56kg昨年の小倉開催の中京記念では56.5kgだったので、0.5kg軽ければGⅢなら接戦可能。連下で。

ナムラエイハブ

リアルスティール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ラヴィズオンリーミー Storm Cat
Monevassia
アムラアン エンパイアメーカー Unbridled
Toussaud
アイリッシュピース サンデーサイレンス
アイリッシュダンス

ナムラエイハブはこれまで15戦4勝2着2回3着5回。重賞は過去に2戦し、23年デイリー杯2歳で5番人気の4着きさらぎ賞で9番人気の10着。その後は条件戦を地道に使い、前走5月新潟芝1800m3勝クラスを2番人気で卒業

ナムラエイハブの父はドバイターフ勝ちのリアルスティール。母ナムラアンは芝中距離の4勝馬。祖母はハーツクライの全姉。ナムラエイハブは血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

前走は逃げ馬が沈む中、2番手で折り合い押し切り勝ち。ただし、ナムラエイハブより2着馬の方があがりが0.5秒も早く、基本的に展開が向いた印象です。

今回のハンデは55kgで、前走に比べ3kg減。同じ3勝クラスを卒業したばかりのメリオーレムが56kgなので、明らかに有利。ただし、久々の重賞の上、重賞歴豊富な馬が多数出走ハンデが軽くてもペース的に付いて来られない可能性が大。見送り。

ラスカンブレス

ブリックスアンドモルタル Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Beyond the Waves Ocean Crest
Excedent
アースライズ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
ライジングクロス Cape Cross
Woodrising

ラスカンブレスはこれまで10戦4勝2着2回3着1回重賞歴はないものの、これまで馬券を外したのはわずか1回。今年は条件戦を3戦して、前走東京芝2400m3勝クラスを1番人気で卒業。あがりはメンバー中2番目で、2着に0.2秒差を付けています。

ランカンブレスの父はストームキャット系でBCターフ他米芝GⅠ3勝のブリックスアンドモルタル。マンハッタンカフェ産駒の母アースライズはフラワーC2着、GⅢ3着2回のある3勝馬。

祖母で英国産のライジングクロスは海外GⅡ勝ちがある5勝馬で、母の半弟は昨年のホープフルS、今年のダービーを制したクロワデゥノール。ラスカンブレスは血統内にストームバードの4×4の濃いクロスを持ちます。

10中9戦でメンバー中あがり2番手以内で、中7戦で最速。33秒台を4回もマークしており末脚は強力。前走は5番手で競馬をし、あがり2番目の脚を使用。ゴール前直線の短い小倉でも、この瞬発力なら勝負可能。また今回のハンデは56kgで、前走に比べ2kgも減はかなり有利。

父は小倉記念と相性の良いノーザンダンサー系なので、この条件なら好走可能。勝ち負け。

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