2025年第60回GⅡデイリー杯2歳ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年デイリー杯2歳ステークスの注目馬を分析!

デイリー杯2歳ステークスの特徴

GⅡデイリー杯2歳ステークスは第3回京都開催3日目に行われる2歳限定芝1600mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬55kg、牝馬54kg。国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

デイリー杯2歳ステークスは地方所属馬の朝日杯フューチュリティSのステップレースに指定され、同レース出走候補馬3頭まで優先出走権が与えられ、デイリー杯2歳ステークスで2着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。

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2025年デイリー杯2歳ステークス出走登録馬一覧表

出走馬 馬齢 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
アイガーリー モズアスコット 牡2 社台ファーム
秋山真一郎(栗東) ディープインパクト 56kg 小谷野宗靖
アスミル ダノンプレミアム 牡2 中脇栄
本田優(栗東) グラスワンダー 56kg 村上憲政
アドマイヤクワッズ リアルスティール 牡2 ノーザンファーム
友道康夫(栗東) Zoffany 56kg 近藤旬子
エイシンディード ファインニードル 牡2 山田昇史
大久保龍志(栗東) キングカメハメハ 56kg 栄進堂
カヴァレリッツォ サートゥルナーリア 牡2 ノーザンファーム
吉岡辰弥(栗東) ハーツクライ 56kg シルクレーシング
ガリレア モズアスコット 牡2 ヴェルサイユファーム
清水英克(美浦) ステイゴールド 56kg 井高義光
キャンディード トーセンラー 牡2 社台ファーム
松下武士(栗東) Speightstown 56kg グリーンファーム
グッドピース Kingman 牡2 North Hills Co. Ltd
高野友和(栗東) Medaglia d’Oro 56kg 前田幸治
サーディンラン レイデオロ 牡2 社台ファーム
武英智(栗東) Fortify 56kg 谷掛龍夫
スターオブロンドン タワーオブロンドン 牡2 絵笛牧場
矢作芳人(栗東) Sea The Stars 56kg 犬塚悠治郎
プレダトゥール ディーマジェスティ 牡2 フジワラファーム
北出成人(栗東) タイキシャトル 56kg フジワラファーム
マイケルバローズ ロードカナロア 牡2 杵臼牧場
上村洋行(栗東) ダイワメジャー 56kg 猪熊広次

勝ち馬予想に役立つ!デイリー杯2歳ステークスの注目馬分析

キャンディード

トーセンラー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
プリンセスオリビア Lycius
Dance Image
ストロボフラッシュ Speightstown Gone West
Silken Cat
Sheraton Park Cozzene
Queen’s Park

キャンディードは中京2歳S優勝馬で、これまで2戦2勝。7月小倉芝1200mを2番人気で勝ち上がり、前走6番人気だった中京2歳Sではメンバー中最速の33秒9の末脚を繰り出し、単勝1.7倍の圧倒的な1番人気スターアニスを首差差し切っています。

キャンディードの父はディープインパクト産駒でマイルCS勝ちのトーセンラー。米国産の母ストロボフラッシュはダート短距離の3勝馬。母の全弟は米ダートGⅢ勝ち。キャンディードは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

前走は1分19秒4という好時計勝ち。しかもあがりは33秒9、2着馬には34秒3で2番目の脚を使って抜け出しており、しかも3着馬には1.1秒も引き離しています。

今回はさらに1ハロン距離延長ですが、前走の末脚を見れば父のトーセレンラーの影響が強いと思われます。父は京都に滅法強かったため、ここも好勝負必死か。勝ち負け。

エイシンディード

ファインニードル アドマイヤムーン エンドスウィープ
マイケイティーズ
ニードルクラフト Mark of Esteem
Sharp Point
エーシンムディー キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エイシンルーデンス サンデーサイレンス
エイシングレイシャス

エイシンディードは函館2歳Sの優勝馬でこれまで3戦2勝2着1回。北海道牧場の門別でデビューし、2戦目の6月JRA認定競走未勝利戦を5番人気で優勝。前走函館2歳Sでは9番人気でしたが、2着に0.3秒差を付け逃げ切り勝ち。あがりもメンバー中最速です。

エイシンディードの父は春秋スプリントGⅠ制覇のファインニードル。キングカメハメハ産駒の母エーシンエムディーは芝短距離の3勝馬。祖母は牝馬限定GⅢ2勝のエイシンルーデンス。エイシンディードは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

前走で2着だった1番人気のブラックチャリスは続くファンタジーSで馬体重プラス16kgながら優勝馬から0.1秒差4着なので、負かした相手も強かったと言えます。

ただし、血統的に短距離馬で、2ハロン距離延長はマイナス。先行型なので息が持たず、差し切られる公算が大。見送り。

カヴァレリッツォ

サートゥルナーリア ロードカナロア キングカメハメハ
ランニングヒロイン
シーザリオ カーネギー
メジロモントレー
バラーディスト ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
バラダセール Not For Sale
La Balada

カヴァレリッツォは8月中京芝1600m新馬戦を1番人気で優勝。勝ち時計1分34秒2、あがりはメンバー中最速の34秒、2着に0.8秒差の大差をつけています。

カヴァレリッツォの父はホープフルS・皐月賞勝ちのサートゥルナーリア。ハーツクライ作の母バラーディストはダートマイルの3勝馬。カヴァレリッツォは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

祖母はアルゼンチン3歳牝馬チャンピオンで同国GⅠ2勝の5勝馬。母の半弟は弥生賞勝ちで菊花賞3着のサトノフラッグ、半妹は阪神JF・桜花賞2着のサトノレイナス。

血統的にはもう少し距離が欲しいタイプも、2歳ならマイル戦が現状適鞍。前走は前半早めのペースを中段で折り合い、ゴール前直線では早々に先頭に立って着差を広げています。今回も京都外回りなのでゴール前直線が長く、カヴァレリッツォの息の長い末脚が活かせます。連下。

グッドピース

Kingman Invincible Spirit Green Desert
Rafha
Zenda Zamindar
Hope
フィドゥーシア Medaglia d’Oro El Prado
Cappucino Bay
ビリーヴ サンデーサイレンス
グレートクリスティーヌ

グッドピースは前走9月阪神芝1600mを2番人気で優勝。勝ち時計1分35秒1、あがりはメンバー中最速の33秒2、逃げた2着馬に0.4秒差を付けています。

グッドピースの父は欧州マイルGⅠ4勝のキングマン。米中距離ダートGⅠ3勝のメダグリアドーロ産駒の母フィドゥーシアはアイビスSD2着のある短距離の7勝馬。母の半弟はスプリターズS他重賞3勝、全7勝のジャンダルム。祖母はスプリント春秋スプリントGⅠ勝ちで全10勝のビリーヴ。

グッドピースは血統内にダンジグの4×4の濃いクロスを持ちます。母系は短距離系も父、母の父はマイラーなので、現状マイルが適鞍か。また3代続けてスプリントGⅠを輩出いている母系は底力あり。

ただし、前走はスローペースで、逃げ馬の2着馬も33秒台であがっている若干楽な競馬重賞勝ち馬が2頭も出走している本レースのペースだと、前走のような脚を使えるかは疑問。抑えまで。

アドマイヤクワッズ

リアルスティール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ラヴィズオンリーミー Storm Cat
Monevassia
デイトライン Zoffany Dansili
Tyranny
パシフィックリム Singspiel
Prairie Runner

アドマイヤクワッズは前走10月京都芝1600m新馬戦を1番人気で優勝。勝ち時計1分34秒1、中段に控えメンバー中あがり最速の33秒3の脚を使い、逃げ込みを図る逃げ、2番手の選考勢をゴール前で差し切っています。

アドマイヤクワッズの父はドバイターフ勝ちのリアルスティール。欧州短距離GⅠ勝ちのゾファニーを父に持つ母デイトラインは芝マイルの勝利馬。祖母は豪州GⅢ勝ちの7勝馬。また祖母は欧州GⅡ勝ちで、母系は海外でGⅡ〜GⅢ勝ちの馬を多数輩出。

前走はミドルに近いスローペースで、メンバー中唯一33秒前半の脚を使っています。父、母を考えれば、距離は1600~1800mが適鞍。前走でデイリー杯と同じ舞台を経験しているのも強み。叩き2戦目メンバーが手薄な2歳GⅡなら、ここででも好勝負可能か。連下で。

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