過去10年のデータから見るクイーンステークスの入賞馬

クイーンステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

※2013年は函館開催

クイーンステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

※2013年は函館開催

クイーンステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気　5勝2着2回3着1回　連対率7割、複勝率8割

2番人気　3勝2着0回3着1回　連対率3割、複勝率4割

3番人気　0勝2着1回3着1回　連対率1割、複勝率2割

1番人気が5勝、連対率7割、複勝率8割と連軸として信頼が置けます。一方で2人気は1番人気に次ぐ3勝を挙げているものの2着は無く、3着も１回のみ。3番人気に至っては勝利がなく、連対率1割、複勝率2割とほとんど信用できません。

1番人気の連対率は7割ですが、馬連で1・2番人気、1・3番人気で決まったことありません。2桁人気が馬券に絡んだのは3回。1番人気を中心に穴から中穴程度の馬を紐に馬券を組み立てるのが基本。

前走と馬券

距離が1800mのため、マイルG1ヴィクトリアマイルと芝2000mのマーメイドステークスからの参戦が目立ちます。

ヴィクトリアマイル組　　3勝2着3回3着3回

マーメイドステークス組　1勝2着2回3着2回

ヴィクトリアマイル組は2段落ちの条件になるので前走の人気・着順はあまり関係ありません。一方マーメイドステークス組は1頭を除き前走の着順は関係なく、5番人気以内が条件。

また3歳ではオークスからの参戦が2勝2着0回3着1回、NHKマイルカップから参戦が1勝。3歳G1からの挑戦だと前走1桁人気、1桁着順とそれなりに力がないと相手になりません。

またオープンや条件戦からの参戦は1勝2着3回3着3回、占有率20％と、他馬の多くが重賞から挑戦なので勢いだけでは勝てないレースです。

血統と馬券

札幌競馬場は函館競馬場と同様に時計の掛かる洋芝が用いられています。牝馬のマイル戦で強いディープインパクトが2勝2着0回3着1回と、他に牝馬限定重賞に比べ非常に成績が悪い結果。大飛びのハーツクライ産駒は1頭も馬券に絡んでいません。

一方ファルブラブやゼンノロブロイ、マンハッタンカフェなど産駒がややズブイ種牡馬の活躍が目立ちます。また1800ｍとはいえスタミナが必要で、母の父のほとんどが中距離以上で実績のある種牡馬の血を持っています。

性齢と馬券

3歳　　　　4勝2着0回3着1回　占有率16.7％

4歳　　　　3勝2着4回3着4回　占有率36.7％

5歳　　　　1勝2着6回3着5回　占有率40.0％

6歳　　　　2勝2着0回3着0回　占有率6.6％　

7歳以上　　無し

勝ち星は3歳の4勝が最多。１頭を除き前走3歳G1で、残り1頭のアヴェンチュラも阪神ジュベナイルフィリーズで3番人気4着。骨折で春を棒に振っただけで、続く秋華賞で優勝しているので、3歳馬は素質が必要。

馬券は勝ち鞍こそ4歳に譲りますが、馬券は4、5歳でほぼ拮抗。6歳は2勝を挙げただけで、7歳以上に至っては馬券になっていません。4、5歳の大部分がヴィクトリアマイルなどG1からの参戦です。6歳の2頭は前走G3からの参戦。実績重視の傾向があります。

クイーンステークスのレース及びコースの攻略法

G3クイーンステークスは札幌芝1800mを使用。スタートはスタンド手前。ゴール板手前から。スタートから最初のコーナーまで185mしかなく、先行争いは熾烈。また札幌競馬場は函館競馬場と共に小回りコースですがカーブが緩やかで、さほどスピードを落とすことなくコーナリングが可能。

第3～第4コーナーも同様で、さらに差し、追い込みが若干有利になるスパイラルカーブは設けられていません。しかも最後の直線は266mと函館競馬場に次ぐ短さ。圧倒的に逃げ、先行が有利なコースです。

ほぼ平坦コースですが、札幌競馬も函館競馬場と同様に洋芝が用いられパワーが必要。また第3から第4コーナーにかけて「まくり」ができるため、器用な馬であれば差し、追い込みでも逃げ、先行馬を差し切ることが可能です。