2025年第74回GⅢ中山金杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年中山金杯の注目馬を分析!

中山金杯の特徴

GⅢ中山金杯は第1回中山開催初日に行われる4歳以上芝2000mで行われるハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

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2025年中山金杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ラーグルフ モーリス 牡6 菅原明良 スマイルファーム
宗像義忠 (美浦) ファルブラヴ 57.5kg 村木隆
1 2 アルナシーム モーリス 牡6 藤岡佑介 ノーザンファーム
橋口慎介 (栗東) ディープインパクト 58kg ライオンレースホース
2 3 パラレルヴィジョン キズナ 牡6 T.マーカンド ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) マクフィ 58kg キャロットファーム
2 4 ジェイパームス ジャスタウェイ 騙5 佐々木大輔 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Congaree 56kg エムズレーシング
3 5 ショウナンアデイブ ディープインパクト 牡6 池添謙一 ノーザンファーム
高野友和(栗東) Mineshaft 55kg 国本哲秀
3 6 カラテ トゥザグローリー 牡8 杉原誠人 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 59kg 小田切光
4 7 マイネルモーント ゴールドシップ 牡5 丹内祐次 ビッグレッドファーム
高木登(美浦) ロージズインメイ 55kg TC・ラフィアン
4 8 エアファンディタ ハットトリック 牡8 戸崎圭太 Sekie Y & Tsunebumi Y
池添学 (栗東) エンパイアメーカー 57.5kg ラッキーフィールド
5 9 ギャラクシーナイト ドゥラメンテ 牡6 菊沢一樹 杵臼牧場
藤原英昭 (栗東) シンボリクリスエス 56kg ライオンレースホース
5 10 セイウンプラチナ ミッキーアイル 牡6 内田博幸 鮫川啓一
千葉直人(美浦) エリシオ 54kg 西山茂行
6 11 カレンシュトラウス ルーラーシップ 牡8 荻野極 高昭牧場
平田修 (栗東) ゼンノロブロイ 54kg 鈴木隆司
6 12 ディオスバリエンテ ロードカナロア 騙7 大野拓弥 ノーザンファーム
堀宜行(美浦) サンデーサイレンス 55kg キャロットファーム
7 13 アドマイヤビルゴ ディープインパクト 牡8 北村宏司 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Elusive City 57kg 近藤旬子
7 14 リカンカブール シルバーステート 牡6 津村明秀 辻牧場
田中克典 (栗東) Zoffany 58kg ラ・メール
7 15 クリスマスパレード キタサンブラック 牝4 石川裕紀人 ノーザンファーム
加藤士津八(美浦) Blame 55kg G1レーシング
8 16 ボーンディスウェイ ハーツクライ 牡6 木幡巧也 社台ファーム
牧光二 (美浦) プラティニ 56kg 平田修
8 17 シンリョクカ サトノダイヤモンド 牝5 木幡初也 下河辺牧場
竹内正洋 (美浦) キングカメハメハ 56kg 由井健太郎
8 18 ホウオウビスケッツ マインドユアビスケッツ 牡5 H.ドイル 岡田スタッド
奥村武 (美浦) ルーラーシップ 59.5kg 小笹芳央

勝ち馬予想に役立つ中山金杯の注目馬分析

ホウオウビスケッツ

マインドユアビスケッツ Posse Silver Deputy
Raska
Jazzmane Toccet
Alljazz
ホウオウサブリナ ルーラーシップ キングカメハメハ
エアグルーヴ
トラヴェシーア ディープインパクト
マンファス

ホウオウビスケッツは昨年の函館記念の優勝馬。これまで12戦4勝2着2回3着3回昨年は東京新聞杯から6戦連続で馬券。2走前の毎日毎日王冠は2着、前走天皇賞秋で逃げ粘って3着しています。

ホウオウビスケッツの父はドバイゴールデンシャヒーン連覇のマインドユアビスケッツ。ルーラーシップ産駒の母ホウオウサブリナは未出走馬。近親に活躍馬はいません。また血統内にキングカメハメハの母マンファスの4×3の濃いクロスを持ちます。父は短距離ダート血統で影響力は母の父から。

中山は皐月賞で17着惨敗も、4戦2勝2着1回と得意また洋芝の函館記念で2番手先行し3着に0.6秒差を付けているようにパワータイプの逃げ馬。先行有利な中山2000mは適鞍。GⅢなので前走に比べメンバーは手薄も、今回はトップハンデの59.5kgで前走より1.5kgも増

GⅢ3勝でここ1年半掲示板に載っていないカラテが59kgなので、さすがに見込まれた印象。切れ味のある軽量馬に足元をすくわれる可能性があります。抑えまで。

クリスマスパレード

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ミスエリカ Blame Arch
Liable
Le Relais コロナドズクエスト
Malbay

クリスマスパレードは昨年の紫苑Sの優勝馬。これまで6戦3勝前走秋華賞では8番人気の低評価も5着と掲示板を確保しています。

クリスマスパレードの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。米国産のミスエリカはJRA1勝・地方3勝。母の半兄は米国で重賞2勝を含む4勝馬。

開幕週で例年時計が早い2走前の紫苑Sでは2番手で先行し1分56秒6コースレコードを樹立。秋華賞でも2番手で先行し、優勝馬チェルヴィニアには0.5秒差を付けられるもの走破時計は1分57秒6で、基本的に時計勝負は得意。またダートの関東オークス以外は芝2000~2200mで掲示板を外していません。

今回のハンデは中山芝2000mコースレコードを作った時と同じ55kg。トップハンデのホウオウビスケッツとは4.5kg差があり、持ち時計ではクリスマスパレードの方が上。二番手で折り合えるので、ホウオウビスケッツを見る形で額面通りに走れば勝ち負け。

シンショリカ

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
レイカーラ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
カーラパワー Caerleon
Jabali

シンショリカは昨年の新潟記念の優勝馬。これまで11戦2勝2着1回3着1回。新馬戦以外は全て重賞で、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、昨年の中山牝馬S3着で馬券。前走エリザベス女王杯では6番人気も優勝馬から0.5秒差4着と掲示板を確保しています。

シンショリカの父はディープインパクト系で菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンド。キングカメハメハ策の母レイカーラは芝マイルの5勝馬。母の半兄はマイルチャンピオンシップ馬のダノンシャークで、母系はマイラー。

前走エリザベス女王では2番手先行。逃げ馬と同位置の先行馬が殿、ブービー負けを喫している中で4着に粘っているので先行力はあります。ただし、新潟記念優勝時のハンデは54kgに対し、今回は56kgで前走のエリザベス女王と同じ。当レースでは0.5秒差負けています。見送り。

リカンカブール

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
アンブラッセモワ Zoffany Dansili
Tyranny
Ice Flower Pivotal
エジラール

リカンカブールは昨年の中山金杯の優勝馬。これまで13戦5勝2着1回3着1回。中山金杯後の大阪杯は16着、函館記念は8着と大敗も、前走オールカマーで優勝馬から0.2秒差3着と好走しています。

リカンカブールの父はディープインパクト産駒のシルバーステート。フランス産のアンブラッセモワは国内で未勝利。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走オールカマーでは優勝馬レーベンスティールと0.2秒差。ただし逃げ馬を見る形で2番手先行しながら、逃げ馬を捉えきれなかったあたり勝負弱さが伺えます。中山芝2000mは2戦2勝。既に6歳馬ですがまだ13戦と数を使っておらず、上昇の余地があります。

今回のハンデは58kgで昨年に比べ2kg増。ただし斤量58kgは2、3勝クラスで連勝。また函館記念でホウオウビスケッツに1.1秒差負けも、当時はリカンブールの斤量が58kgで休み明けに対し、ホウオウビスケッツは57.5gで一戦叩いた万全の臨戦態勢。

今回同じGⅢ1勝馬でも斤量面では1.5kgの差があり有利。得意なコースなら勝ち負け。

マイネルモーント

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
マイネテレジア ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
チューベローズ シンボリクリスエス
チューニー

マイネルモーントはこれまで14戦4勝2着5回3着1回重賞は3歳時にラジオNIKKEI賞に参戦して11着惨敗。その後は条件戦を地道に勝ち上がり、3勝クラス卒業後の前走チャレンジカップでは12番人気で6着しています。

マイネルモーントの父はゴールドシップ。ロージズインメイ産駒の母ゲッカコウは芝中距離の4勝馬。祖祖母はクイーンC馬でオークス2着のチューニー、祖母の半妹にダート重賞3勝のトロワボヌール。

マイネルモーメントは血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの4×5×5の濃いクロスが持ちます。ゴールドシップ×ロージズインメイはオークス馬のユーバーレーベン、昨年のクイーンS勝ちのコガネノソラと同じ配合で、両馬とも中距離以上で能力発揮。

前走京都開催のチャレンジカップは6着と雖も、優勝馬ラヴェルから1秒も離されています。今回の舞台の中山は4戦2勝2着2回と得意。また今回のハンデは55kgで前走より2kg減は有利。ただし中山芝も持ち時計は2分台。強力な先行馬が多く、時計勝負になった時は追走できない可能性が大。見送り。

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