2025年第43回GⅢ中山牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年中山牝馬ステークスの注目馬を分析!

中山牝馬ステークスの特徴

GⅢ中山牝馬ステークスは第2回中山開催3日目に行われる4歳以上牝馬限定芝1800mのハンデキャプ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。地方所属馬は2頭まで出走登録が可能です。

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2025年中山牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ミアネーロ ドゥラメンテ 牝5 津村明秀 ノーザンファーム
林徹(美浦) Pulpit 55.5kg シルクレーシング
2 2 ビヨンドザヴァレー イスラボニータ 牝5 菱田裕二 社台ファーム
橋口慎介(栗東) Galileo 54kg 社台レースホース
3 3 コンクシェル キズナ 牝5 横山武史 ノースヒルズ
清水久詞 (栗東) Galileo 55kg 前田晋二
3 4 フィールシンパシー ベーカバド 牝6 横山琉人 岡田スタッド
小島茂之 (美浦) ダンスインザダーク 54kg 岡田牧雄
4 5 ジューンオレンジ ジャスタウェイ 牝5 横山和生 ヒダカファーム
長谷川浩 (栗東) シンボリクリスエス 54kg 吉川潤
4 6 クリスマスパレード キタサンブラック 牝4 石川裕紀人 ノーザンファーム
加藤士津八(美浦) Blame 56kg G1レーシング
5 7 ホーエリート ルーラーシップ 牝4 戸崎圭太 白老ファーム
田島俊明(美浦) ステイゴールド 54kg 吉田晴哉
5 8 ペイシャフラワー ニシケンモノノフ 牝5 永島まなみ 友田牧場
高橋康之(栗東) ヴィクトワールピサ 51kg 北所直人
6 9 ヒップホップソウル キタサンブラック 牝5 北村宏司 社台ファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 55kg 社台レースホース
6 10 エミュー ハービンジャー 牝5 佐々木大輔 ノースヒルズ
和田正一 (美浦) スペシャルウィーク 53kg ノースヒルズ
7 11 シランケド デクラレーションオブウォー 牝5 M..デムーロ 下河辺トレーニングC
牧浦充徳(栗東) ディープインパクト 54kg ニッシンH
7 12 シンティレーション ロードカナロア 牝6 杉原誠人 ノーザンファーム
池上昌和 (美浦) アグネスタキオン 56kg シルクレーシング
8 13 キミノナハマリア ハービンジャー 牝5 菅原明良 社台ファーム
千田輝彦 (栗東) ヴィクトワールピサ 54kg 浦野和由
8 14 セキトバイースト デクラレーションオブウォー 牝4 藤岡佑介 タイヘイ牧場
四井洋文(栗東) Footstepsinthesand 55kg TNレーシング

勝ち馬予想に役立つ!中山牝馬ステークスの注目馬分析

シランケド

デクラレーションオブウォー War Front Danzig
Starry Dreamer
Tempo West Rahy
Tempo
フェアブルーム ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ビューフェアー Fast Gold
Misty Moon

シランケドはこれまで9戦4勝2着2回3着2回新馬戦以外は馬券を外しておらず3歳時に紫苑Sで3着も秋華賞には出走せず。昨年は条件戦を地道に勝ち上がり、7月福島、10月新潟の芝2000m2、3勝クラスを共に1番人気で優勝。上りもメンバー中最速。

シランケドの父は米芝中距離GⅠ2勝のデクラレーションオブウォー。ディープインパクト産駒の母フェアブルームは地方で4勝。祖母ビーフェアーはアルゼンチンでGⅠ3勝を含む5勝馬。

芝2000mは条件戦ながら3戦連続で2分を切っており、スピード勝負に対応。またあがりは全戦でメンバー中3番目以内、中7回がメンバー中最速。レースのほとんどをゴール前直線の短い小回りコースを使っているのも特徴。切れるというより早め仕掛けで押し切る競馬。

ただし中山は2戦2着1回3着1回と勝ち切れない印象。回のハンデは54kgで、快速馬のクリスマスパレードは56kgとハンデ差は2kg有利。レースはクリスマスパレードが引っ張る展開が予想され、ハンデさ2kgのシランケドがどれだけ肉薄できるかがカギ。

クリスマスパレードがハンデ55kgだった金杯が1分58秒5、シラケンドが2年前の紫苑ステークスでの走破時計は1分58秒3なので、単純に考えれば逆転まで可能。連下で。

クリスマスパレード

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ミスエリカ Blame Arch
Liable
Le Relais コロナドズクエスト
Malbay

クリスマスパレードは昨年の紫苑Sの勝ち馬。これまで7戦3勝。秋華賞では8番人気で5着。前走中山金杯で1番人気に推されるものの、逃げて4着。優勝馬には0.4秒差を付けられています。

クリスマスパレードの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。米国産のミスエリカはJRA1勝・地方3勝。母の半兄は米国で重賞2勝を含む4勝馬。

開幕週で例年時計が早い紫苑Sでは2番手先行で1分56秒6コースレコードを樹立金杯でも明け4歳ながら牝馬で55kgを背負ってレースを引っ張り1分58秒1という走破時計。過去10年で金杯の勝ち時計が最も早いのはラブリィデイが作った1分57秒8なので相当能力があります。

今回は牝馬限定戦で前走に比べればメンバーは手薄1800mは初も、同じ内回りの中山2000mは4戦3勝で掲示板を外しておらず、先手を取る馬なので対応は可能。ただし今回はトップハンデの56kgで、前走に比べ1kg増は不利馬体も460kgの中型馬で1kgの斤量増でスピードが多少削がれる可能性も。それでも勝ち負け。

シンティレーション

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ファシネートダリア アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
トコア カーネギー
パーソナルファイル

シンティレーションは前走小倉牝馬Sで重賞初制覇。これまで16戦5勝2着4回3着2回。重賞は他に2022年フラワーC3着、昨年の府中牝馬Sで2着の成績。

シンティレーションの父はロードカナロア。アグネスタキオン産駒の母ファシネートダイアはJRA・地方を含め3勝母の全兄に青葉賞勝ちのアドマイヤコマンドがいます。

前走は小回りの小倉を後方からまくって、メンバー中2番目の脚で抜け出したフェアエールングと同着でゴール。3着馬には0.2秒差を付けています。中山は6戦し、中山1800mは5戦2勝2着1回3着1回で掲示板を外しておらず得意。

ただし後ろから行く馬なので展開の助けが必要中山で勝ち切れないのはそのため。また前走で重賞勝ちを収めたため、今回はクリスマスパレードと同じトップハンデの56kg。今回が最終レースで万全の仕上げで臨むと思われますが、さすがに厳しいか。抑えまで。

ミアネーロ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ミスエーニョ Pulpit A.P. Indy
Preach
Madcap Escapad ヘネシー
Sassy Pants

ミアネーロは昨年のフラワーCの優勝馬。これまで7戦2勝2着1回。重賞は他にコースレコードだった紫苑Sで優勝馬クリスマスパレードとタイム差無し2着。前走ターコイズSでは1番人気も、優勝馬から0.3秒差8着に敗れています。

ミアネーロの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。米国産の母ミスエーニョは米ダートGⅠ馬。ミアネーロの半姉でフランケル産駒のミスエルテがファンタジーS勝ち。祖母マドキャップエスカペードはGⅠ勝ちを含む重賞5勝、全7勝の活躍馬。

ミアネーロは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ち、血統的にも重賞級。

前走はマイル戦で、好成績は1800m以上なのでミアネーロには少し忙しかったレース。それでもメンバー中最速の脚を使っているので能力があります。今回はフラワーCと同じ中山1800mと期待が持てます。

ただし、重賞勝ちがあるためハンデは55.5kgで、クリスマスパレードとは0.5kg差。中段からレースを進める馬なので展開の助けが必要も。今回はクリスマスパレードが先手を握るため、紫苑Sのように前崩れになれば強力な爆発力のあるミアネーロにも再び出番か。連下で。

セキトバイースト

デクラレーションオブウォー War Front Danzig
Starry Dreamer
Tempo West Rahy
Tempo
ベアフットレディ Footstepsinthesand Giant’s Causeway
Glatisant
Lady Angharad テンビー
Lavezzola

セキトバイーストはこれまで10戦2勝2着4回3着1回チューリップ賞で2着、ローズSで3着も、桜花賞では7着、秋華賞では13着惨敗。前走1月小倉芝1800m3勝クラスを1番人気で優勝。2番手先行で2着に0.3秒差を付け押し切っています。

セキトバイーストの父は芝中距離GⅠ2勝のデクラレーションオブウォー。アイルランド産の母ベアフットレディは同国で重賞2勝の5勝馬。セキトバーストの半弟に昨年のラジオNIKKEI杯京都2歳S、ホープフルS2着のジョバンニ。セキトバイーストは血統内にラーイの3×5の濃いクロスを持ちます。

3勝クラスはあっさり勝ち抜けているので能力はオープン級。重賞で馬券になっているのは共にGⅡなので、GⅢならいい勝負。ただし今回は同型馬のクリスマスパレードがおり、秋華賞のようにマークされる展開ではかなり厳しい印象。また中山は初

さらに重賞勝ち無いにも関わらずハンデは55kg、同世代で中山の重賞勝ちがあるクリスマスパレードが56kg、ミアネーロが55.5kgなので、多少のハンデでは明らかに不利。見送り。

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