2025年第62回GⅡ弥生賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年弥生賞の注目馬を分析!

弥生賞の特徴

GⅡ弥生賞は第2回中山開催4日目に行われる3歳限定芝2000mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。国債競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は皐月賞出走候補馬のみ2頭まで、JRA2歳GⅠ優勝馬に優先出走権が与えられます。

皐月賞のトライアルレースに指定され、3着までに入った馬に皐月賞への優先出走権が与えられます。

皐月賞と同じコースで、トライアルの中では皐月賞までの間隔が一番長く、かつては皐月賞馬を占う上で重要なレースでした。しかし中山芝2000mの条件戦やOP戦が増え、尚且つ2歳GⅠホープフルSから皐月賞直行のケースもあり、その重要性が近年希薄化。

ここ10年では弥生賞優勝馬から皐月賞馬は出ず、タイトルホルダーとタラスティエーラの2着が最高。ただしタイトルホルダーとアスクビクターモアが菊花賞を、マカヒキとタラスティエーラがダービー、サトノクラウンが宝塚記念を制し、同世代の出世レースなのは変わりません。

↓過去10年の弥生賞入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年弥生賞出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 レディネス スワーヴリチャード 牡3 横山典弘 フジワラファーム
昆貢(栗東) Shamardal 57kg 安原浩司
2 2 ナグルファル エピファネイア 牡3 川田将雅 社台ファーム
杉山晴紀(栗東) Bellamy Road 57kg 社台レースホース
3 3 ヴィンセンシオ リアルスティール 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
森一誠(美浦) キングカメハメハ 57kg キャロットファーム
3 4 ベストシーン レイデオロ 牡3 田辺裕信 下河辺牧場
手塚貴久(美浦) ディープインパクト 57kg 星野壽市
4 5 ブラックジェダイト キタサンブラック 牡3 佐々木大輔 田端牧場
大竹正博(美浦) Monsun 57kg YGGホースクラブ
4 6 ジュタ ドゥラメンテ 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人(栗東) ストリートセンス 57kg ラ・メール
5 7 アロヒアリイ ドゥラメンテ 牡3 横山和生 ノーザンファーム
田中博康(美浦) オルフェーヴル 57kg 鈴木剛史
5 8 ファウストラーゼン モズアスコット 牡3 杉原誠人 友田牧場
西村真幸(栗東) スペシャルウイーク 57kg 宮崎俊也
6 9 アスクシュタイン ドゥラメンテ 牡3 横山武史 高昭牧場
藤原英昭(栗東) Bellamy Road 57kg 廣崎利洋HD
6 10 ロードガレリア フィエールマン 牡3 戸崎圭太 ケイアイファーム
藤岡健一(栗東) ロードカナロア 57kg ロードホースクラブ
7 11 ミュージアムマイル リオンディーズ 牡3 幸英明 フジワラファーム
高柳大輔(栗東) ハーツクライ 57kg 安原浩司
7 12 クラウディアイ サートゥルナーリア 牡3 鮫島克駿 笠松牧場
橋口慎介(栗東) ディープインパクト 57kg ケイズジャパン
8 13 ガンバルマン フィエールマン 牡3 原優介 クリアファーム
萱野浩二(美浦) Kingmambo 57kg 大田恭充
8 14 マイネルゼウス ダノンバラード 牡3 津村明秀 ブルースターファーム
奥村武(美浦) オルフェーヴル 57kg TCラフィアン

勝ち馬予想に役立つ!弥生賞の注目馬分析

ナグルファル

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ランドオーバーシー Bellamy Road Concerto
Hurry Home Hillary
Belle Watling Pulpit
Polly Adler

ナグルファルは11月京都芝2000m新馬戦、12月京都芝2000m1勝クラスを共に1番人気で連勝。共に2番手先行で上りはメンバー中最速。時計も2分00秒7、2分00秒6と2分台で走破しています。

ナグルファルの父はエピファネイア米国産の母ランドオーバーシーは海外GⅡ勝ちがありGⅠ2着2回の2勝馬。母の半兄ウォーストーリーは海外重賞3勝、計8勝と活躍。

前走は単勝1.9倍、2着に0.7秒差を付ける圧勝劇。まだ底を見せておらず、弥生賞に標準を合わせての出走。父がエピファネイアなのでこの時期は走ります。3着以内に入らなければ皐月賞への出走が叶わないので、ここは全力。連下で。

ミュージアムマイル

リオンディーズ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
ミュージアムヒル ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ロレットチャペル フレンチデピュティ
サンタフェトレイル

ミュージアムマイルは朝日杯フューチュリティーSの2着馬。これまで4戦2勝2着1回3着1回。未勝利、1勝クラス連勝で臨んだ前走は2番人気優勝馬アドマイヤズームに0.4秒差を付けられましたが、2着には0.4秒差を付け、上りも優勝馬に次ぐ2番目の33秒8をマーク。

ミュージアムスマイルの父は朝日杯フューチュリティーS馬のリオンディーズ。ハーツクライ産駒の母ミュージアムヒルは芝マイルの3勝馬。祖母の半兄に重賞2勝のキンスグトレイル。また母系からシンコウラブリー他重賞勝ち馬多数。

ミュージアムマイルは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

4戦中3戦でメンバー中上がり最速。2走前の11月京都芝2000mでは単勝1.9倍で勝ち時計は2分00秒、上りはメンバー中最速の33秒7で、2着に0.5秒差を付けています。

母系はマイラーも、父、母の父共にクラシックディスタンスでの馬。前走より距離が延びるのはプラス。前走の成績からも、ここは勝って皐月賞に臨みたいところ。連下で。

 

ヴィンセンシオ

リアルスティール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ラヴィズオンリーミー Storm Cat
Monevassia
シーリア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
シーザリオ カーネギー
メジロモントレー

ヴィンセンシオはこれまで2戦2勝。前走11月中山芝200m1勝クラスでは3番人気も、中断でレースを進め、ゴール前で抜け出したところを1番人気に追撃を凌いで競り勝っています。勝ち時計1分58秒8は優秀。

ヴィンセンシオの父はディープインパクト産駒でドバイターフ勝ちのリアルスティール。キングカメハメハ産駒の母シーリア芝中距離の2勝馬。祖母は日米オークスを制したシーザリオ。母の半兄に現種牡馬のエピファネイア、全兄にリオンディーズ、半弟にサートゥルナーリアがいる良血。

ウィンセシオは血統内にキングマンボの3×3、サンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持ちます。

中山2000m勝ちがあるのは大きなアドバンテージ。時期こそ違えどホープフルSの勝ち時計より1秒7も早く血統背景からも重賞級2走とも上りは35秒2,34秒7と切れる脚が無いのがネックも、早めに仕掛ければ押し切れる可能性が大。勝ち負け。

ジュタ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
シャンパンエニワン ストリートセンス Street Cry
Bedazzle
Simply Red Ghostzapper
Luminare

ジュタはこれまで3戦2勝。2走前にホープフルSに出走し8番人気で4着前走中京芝2000mを1番人気で優勝。勝ち時計2分2秒3、上りはメンバー中2番目の35秒1

ジュタの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。ストリートセンス産駒の母シャンパンエニワンは米GⅡ勝ちがある海外3勝馬。祖母の兄弟はアルゼンチンでGⅠ他重賞勝ち馬多数。

ホープフルS4着と雖も、優勝馬クロワデュノールから0.7秒差2着馬とも0.4秒差を杖けられています。また勝鞍は共に左回り。前走の勝ち時計もさほど強調できません。弥生賞は2分を切ることはほぼ、切れる脚が無いのでゴール前で交わされる可能性が大。見送り。

クラウディアイ

サートゥルナーリア ロードカナロア キングカメハメハ
ランニングヒロイン
シーザリオ カーネギー
メジロモントレー
モンクール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
プレシャスキール ノーザンテースト
マルゼンキール

クラウディアイはこれまで3戦1勝3着1回中京芝2000m新馬戦を勝ち上がり、次走ラジオNIKKEI杯京都2歳Sでは3着と好走。前走ホープフルSでは13番人気の低評価5着と掲示板を確保しています。

クラウディアイの父はホープフルS、皐月賞勝ちのサートゥルナーリア。ディープインパクト産駒の母モンクールは未勝利馬。母の半姉がプロキシオンS他ダート重賞3勝のメイショウカズサを輩出。クラウディアイは血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持ちます。

重賞で2回掲示板を確保も、共に優勝馬から0.3秒以上離されています今回はGⅡ戦とはいえ皐月賞出走目的の素質馬が出走するため、手薄なメンバーのGⅢで3着のクラウィアイにはやや荷が重い印象。見送り。

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