2025年第20回GⅡ阪神カップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年阪神カップの注目馬を分析!

阪神カップの特徴

GⅡ阪神カップは第6回阪神開催7日目に行われる3歳以上芝1400mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。

国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され。2頭まで出走登録が可能です。

古馬混合重賞のGⅡクラスで馬齢戦は阪神カップと札幌記念だけなで、獲得賞金等で加算重量がかさむ馬には貴重なレースです。

↓過去10年の阪神カップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年阪神カップ出走登録馬一覧表

出走馬 馬齢 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
アスクワンタイム ロードカナロア 牡4 ASK STUD
梅田智之(栗東) ディープインパクト 58kg 廣崎利洋
エイシンフェンサー ファインニードル 牝5 木田牧場
吉村圭司(栗東) エイシンサンディ 56kg 栄進堂
カリボール ジャスタウェイ 牡9 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) サクラバクシンオー 58kg 大和屋暁
グレイイングリーン ディープインパクト 牡7 追分ファーム
池江泰寿 (栗東) Closing Argument 58kg 青芝商事
グロリアラウス リアルインパクト 騙4 白老ファーム
斉藤崇史 (栗東) Songandaprayer 58kg シルクレーシング
シャドウフューリー イスラボニータ 牡5 社台ファーム
杉山晴紀(栗東) Pleasantly Perfect 58kg 飯塚知一
ジューンブレア American Pharoah 牝4 Diamond Creek Farm
武英智(栗東) Galileo 56kg 古川潤
シュタールヴィント ロードカナロア 牡5 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) ディープインパクト 58kg 社台レースホース
ショウナンザナドゥ キズナ 牝3 ノーザンファーム
松下武士(栗東) Pulpit 55kg 国本哲秀
シンフォーエバー Complexity 牡3 Bret Jones
森秀行(栗東) Pulpit 57kg 藤田晋
ダノンマッキンリー モーリス 牡4 ノーザンファーム
藤原英昭(栗東) Holy Roman Emperor 58kg ダノックス
ナムラクレア ミッキーアイル 牝6 谷川牧場
長谷川浩 (栗東) Storm Cat 57kg 奈村睦弘
フォーチュンタイム グレーターロンドン 牡4 下河辺牧場
吉岡辰弥(栗東) ブライアンズタイム 58kg 伊藤功一
ミッキーゴージャス ミッキーロケット 牝5 ノーザンファーム
安田隆行(栗東) ディープインパクト 56kg 野田 みづき
モズナナスター モズアスコット 牝5 上村清志
矢作芳人 (栗東) アグネスデジタル 56kg キャピタル・システム
モズメイメイ リアルインパクト 牝5 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 56kg キャピタル・システム
ヤブサメ ファインニードル 牡4 日進牧場
石橋守(栗東) グラスワンダー 58kg 岡浩二
ヨシノイースター ルーラーシップ 牡7 清水義德
中尾秀正 (栗東) ゼンノロブロイ 58kg ガーベラパークスタツド
ルガル ドゥラメンテ 牡5 江馬由将
杉山晴紀 (栗東) New Approach 58kg 三嶋牧場

勝ち馬予想に役立つ!阪神カップの注目馬分析

ナムラクレア

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
サンクイーンII Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Fountain of Peace Kris S.
Coup de Genie

ナムラクレアは昨年の阪神カップの優勝馬。これまで23戦6勝2着6回3着6回。既に短距離重賞を5勝し、GⅠで馬券になること7回今年も高松宮記念2着、スプリンターズS3着は昨年と同じ着順の上、同じローテションでの参戦。

ナムラクレアの父はディープインパクト産駒でマイルGⅠ2勝のミッキーアイル。ストームキャット産駒で米国産の母サンクイーンIIは海外で1勝。母の近親に日本で種牡馬として繋養されているパゴなど、欧州GⅠ馬多数。

昨年もスプリンターズSの前哨戦で馬券を外し、本番で3着。同レースあがり最速も同じ。走破時計も0.1秒しか違わず、能力の衰えはありません前走のあがりはメンバー中最速の32秒7、5戦連続で33秒前半の脚を使っているので阪神外回りの1400mは合っています。

ナムラクレアは来春の高松宮記念で引退が決定。同レースまで間隔があるのでここは全力。昨年の再現も十分あり得るか。勝ち負け。

ルガル

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
アタブ New Approach Galileo
Park Express
Moon’s Whisper Storm Cat
East of the Moon

ルガルは昨年のスプリンターズSの優勝馬。これまで18戦4勝2着5回3着1回。重賞は他に23年葵Sと京阪杯で2着。24年のシルクロードS勝ち今年は前走まで海外GⅠを含め4戦して連対なし。仕切り直しの前走京阪杯では1番人気で2着。優勝馬とは0.1秒差。

ルガルの父は牡馬春のクラシック2冠のドゥラメンテ。アイルランド産の母アタブは海外で1勝。祖祖母イーストオブザムーンは仏国の最優秀3歳牝馬で、遠縁にドバイターフ勝ちのリアルスィール、オークス他海外GⅠ3勝のラヴィズオンリーユーがいます。

2走前のスプリンターズSは5ヵ月の休養明けで、しかも不利な外枠から。4番人気もいいところなく12着敗退。叩き2戦目となる前走京阪杯では馬体を10kg増やし、59kgを背負いながら0.1秒差と2着と1年振りに馬券。同斤量なら突き放しています。

今回は叩き3戦目で上昇が見込めます。ただし1400m戦は約2年振り。またダートを含め1400m戦は6戦1勝2着2回3着1回掲示板こそ外していないもの上位クラスでは勝ち切れておらず、突き抜けるまでの距離適性は無いか。抑えまで。

ジューンブレア

American Pharoah Pioneerof the Nile エンパイアメーカー
Star of Goshen
Littleprincessemma Yankee Gentleman
Exclusive Rosette
Lap of Luxury Galileo Sadler’s Wells
Urban Sea
Halland Park Lass Spectrum
Palacegate Episode

ジューンブレアはこれまで11戦4勝2着3回重賞勝ちはありませんが、今年の函館スプリントS、CBC賞、スプリンターズSで連続2着。前走スプリンターズSは逃げて1分6秒9、優勝馬とタイム差無し。ロードカナロアのレースレコードに0.2秒差の惜敗。

ジューンブレアの父は米三冠馬でGⅠ8勝のアメリカンファラオ。愛国産の母ラップオブラグジュアリーは海外で1勝。母の全兄は愛国で重賞2勝。半兄はGⅠ2勝を含む重賞3勝馬。ジューンブレアは5代先までクロスが無いアウトブリード。

前半に飛ばし後半も脚色が衰えない快速馬。父がパワータイプなので洋芝の函館スプリントSでも1分6秒6という驚異的な時計を叩き出しています。ただし今回の1400m戦はフィリーズレビュー13着以来。

血統は中長距離の種牡馬を重ねるも、母系は短距離血統でマイルまでは今一歩の成績。距離延長は歓迎ではない口。有力馬のマークがきついと最後の1ハロンで脚が鈍る可能性があります。抑えまで。

ダノンマッキンリー

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ホームカミングクイーン Holy Roman Emperor デインヒル
Chancey Squaw
Lagrion Diesis
Wrap It Up

ダノンマッキンリーは24年ファルコンS、スワンS勝ちがある重賞2勝馬。これまで14戦4勝昨年の阪神Cでは5番人気で11着。今年は阪急杯4着後に海外短距離GⅠを2戦し4着11着。休み明けで13番人気だったスプリンターズSでは優勝馬から0.4秒差6着。

ダノンマッキンリーの父はモーリス愛国産の母ホームカミングクーンは英1000ギニー勝ちのGⅠ馬。ダノンマッキンリーの半姉も愛国芝1400mGⅠ勝ち。母の半兄は欧州中長距離GⅠ5勝でカルティエ賞年度代表馬の年同代表馬ディラントーマス。

また一族は欧州GⅠ他多数のステークスウィナーを輩出している良血。

前走スプリンターズSでは午体重+19kgでの出走ですが、減った馬体が戻っただけ。しかもあがりはメンバー中2番目の32秒8、3着のナムラクレア・4着で今年の高松宮記念馬サトノレーヴとは0.1秒差、GⅠ馬ママコチャと同着。今回は叩き2戦目で上昇が見込めます。

さらに芝1400m戦は6戦4勝。掲示板を外したのは3歳で参戦した昨年の阪神カップのみ。馬体が成長した今回は前進が見込めます。ただし昨年の覇者で前走先着を許したナムラクレアも参戦。前走のあがりはナムラクレアの方が0.1秒早く、能力と安定度ではに一枚下連下で。

フォーチュンタイム

グレーターロンドン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ロンドンブリッジ ドクターデヴィアス
オールフォーロンドン
パッションローズ ブライアンズタイム Roberto
Kelley’s Day
ウィルダネスストーム Storm Cat
Wilderness Song

フォーチュンタイムはこれまで8戦5勝2着1回。昨年末に3勝クラスを卒業し、初重賞だった阪急杯で1番人気5着5ヵ月休養明けの関屋記念で復帰し3番人気の6着敗退。さらに4ヵ月空けた前走東京芝1400mLクラスを1番人気で優勝しています。

フォーチュンタムの父はディープインパクト産駒でマイルGⅢ勝ちのグレーターロンドン。ブライアンズタイム産駒の母オールタイムベストは芝短距離の4勝馬。祖母は米国ダート中距離GⅠを含む15勝。近親に地方短距離路線で11勝のフサイチアデクタムがおり、距離適性は母系から。

フォーチュンタイムの前走東京芝1400mの勝ち時計は1分19秒9、あがりはメンバー中2番目の32秒9と優秀で、2着もGⅡ勝ちがあるレッドモンレーヴなので強いメンバー相手の勝利。初重賞だった阪急杯で1番人気の推された逸材なので、Lクラスなら順当か。

さらに1400m戦は2戦2勝、1600m戦も3戦2勝なので距離不安はありません。ただし、今回はGⅡ戦でしかもGⅠクラスのメンバーが相手。負担重量も前走より0.5kg増えます。時計は通用しても最後の底力は疑問。抑えまで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました