過去8年のデータから見るアルテミスステークスの入賞馬

アルテミスステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

アルテミスステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

アルテミスステークスと馬券の傾向

過去8年の集計より

人気と馬券

1番人気　3勝2着2回3着0回、連対率75％、複勝率75％

2番人気　2勝2着2回3着1回、連対率50％、複勝率75％

3番人気　0勝2着0回3着0回、連対率0％、複勝率0％

1番人気の連対率が75％とハイアベレージ。2番人気も連対率50％、複勝率75％と馬券になります。一方で3番人気は過去8年で1度も馬券に絡んでいないという厳しい結果。

しかし、4～6番人気は1勝2着3回3着5回なので、上位人気はそれなりに馬券になっています。1、2番人気は前評判が高い素質馬であることが多く、3番人気以下とは実力差があるため。1、2番人気、3～6番人気、それ以下で実力にかなりの差があると見て取れます。

過去8年で2桁人気が馬券に絡んだことは3回で、1勝2着1回3着1回。人気薄は前走未勝利戦を勝ち上がってきた馬が大半です。

ただし前走未勝利戦でも人気は5番以内がほとんど。新馬戦は運がなかったと見た方が良く、2戦目で競馬を覚えるので基本的に1、2番人気の素質馬以外は団栗の背比べ。体調管理や感情の調整が難しい時期の牝馬なので、前走の時計やあがりなど個々に能力を比較した方が良いでしょう。

前走と馬券

新馬戦　　　2勝2着3回3着1回　占有率25.0％

未勝利戦　　4勝2着1回3着3回　占有率33.3％

1勝クラス　0勝2着2回3着2回　占有率16.7％

OP・重賞　 2勝2着2回3着2回　占有率25.0％

意外ですが、能力的に劣っていると思われる未勝利戦からの参戦が好成績なのが分かります。重賞とはいえ、クラッシックを狙っている馬が多数出走するわけでありません。前走でレースを覚え調子が上がっている馬が上位に食い込んで来る、と見た方が良いでしょう。

血統と馬券

ディープインパクト　2勝2着3回3着1回　占有率25％

ハーツクライ　　　　2勝2着0回3着0回　占有率8.3％

ステイゴールド　　　1勝2着0回3着2回　占有率12.5％

ダイワメジャー　　　1勝2着1回3着0回　占有率8.3％

サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が全体の2/3を占め、その中でもディープインパクトが全体の25％を占めます。マイル戦ですが好成績は中距離以上で好成績を収める種牡馬が大半。短距離からマイルが得意な種牡馬はほとんど馬券になっていません。

アルテミスステークスのレース及びコースの攻略法

アルテミスステークスはコーナーを2つ回る東京芝1600mAのコースを使用。タートはスタンド向こう側の引き込み線から。

開幕から7日目で最内の芝は荒れ気味。そのため先行すると内に閉じ込められる1枠は過去8年で1頭しか馬券に絡んでいません。絡んだ馬はスタートが遅れても良い差し馬。

スタート後直線が長く、しかも下り坂なので加速が付けやすいコース設定。また東京のコーナーは径が大きく加速をつけたまま回れます。ゴール前の直線が長いため差し・追い込みが有利。勝った馬の75％は最終コーナーを回った時点で７番低下。

ただし、直線が長いため追い出しを我慢する傾向にあり、過去8年で逃げ馬が3頭馬券に絡んでいます。基本的に瞬発力勝負になりやすく、勝ち馬の75％は上がり33秒台。前走の上がり時計はチェックが必要です。