【2021年度版】府中牝馬ステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る府中牝馬ステークスの入賞馬

府中牝馬ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 4 サラキア 牝5 54kg 1.48.5 ディープインパクト Lomitas
2 6 シャドウディーヴァ 牝4 54kg 1.49.0 ハーツクライ Dansili
3 8 サムシングジャスト 牝4 54kg 1.49.2 ヴィクトワールピサ タイキシャトル
2019 1 4 スカーレットカラー 牝4 54kg 1.44.5 稍重 ヴィクトワールピサ ウォーエンブレム
2 3 フロンティアクーン 牝6 54kg 1.44.7 メイショウサムソン サンデーサイレンス
3 8 ラッキーライラック 牝4 54kg 1.44.8 オルフェーヴル Flower Alley
2018 1 4 ディアドラ 牝4 56kg 1.44.7 ハービンジャー スペシャルウィーク
2 8 リスグラシュー 牝4 54kg 1.44.7 ハーツクライ American Post
3 2 フロンティアクーン 牝5 54kg 1.44.8 メイショウサムソン サンデーサイレンス
2017 1 7 クロコスミア 牝4 54kg 1.48.1 稍重 ステイゴールド ボストンハーバー
2 1 ヴィブロス 牝4 56kg 1.48.1 ディープインパクト Machiavellian
3 5 アドマイシャリード 牝4 56kg 1.48.3 ステイゴールド Numerous
2016 1 8 クイーンズリング 牝4 54kg 1.46.6 マンハッタンカフェ Anabaa
2 1 マジックタイム 牝5 54kg 1.46.8 ハーツクライ ブライアンズタイム
3 5 スマートレイアー 牝6 55kg 1.46.9 ディープインパクト ホワイトマズル
2015 1 8 ノボリディアーナ 牝5 54kg 1.46.3 稍重 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2 2 クイーンズリング 牝5 54kg 1.46.5 ディープインパクト ホワイトマズル
3 8 カフェブリリアント 牝5 55kg 1.46.5 ブライアンズタイム Caerleon
2014 1 4 ディアデラマドレ 牝4 54kg 1.45.7 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 3 クイーンズリング 牝4 55kg 1.45.8 ディープインパクト ホワイトマズル
3 8 ホエールキャプチャ 牝6 55kg 1.45.9 クロフネ サンデーサイレンス
2013 1 7 ホエールキャプチャ 牝5 55kg 1.48.8 クロフネ サンデーサイレンス
2 8 ドナウブルー 牝5 56kg 1.48.9 ディープインパクト Bertolini
3 3 スイートサルサ 牝3 52kg 1.48.9 デュランダル Grand Lodge
2012 1 7 マイネイサベル 牝4 54kg 1.45.5 テエグノシス サンデーサイレンス
2 4 スマートシルエット 牝5 54kg 1.45.6 ファルブラヴ Deputy Minister
3 6 ドナウブルー 牝4 54kg 1.45.7 ディープインパクト Bertolini
2011 1 7 イタリアンレッド 牝5 55kg 1.46.8 稍重 ネオユニヴァース Indian Ridge
2 8 アニメイトバイオ 牝4 55kg 1.46.8 ゼンノロブロイ フレンチデピュティ
3 3 フミノイマジーン 牝5 55kg 1.46.9 マンハッタンカフェ Dixieland Band

府中牝馬ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 7 サラキア OP 3 1
2 6 シャドウディーヴァ クイーンステークス 9 4
3 8 サムシングジャスト 3勝クラス 2 1
2019 1 4 スカーレットカラー クイーンステークス 4 1
2 9 フロンティアクーン クイーンステークス 2 7
3 2 ラッキーライラック ヴィクトリアマイル 1 4
2018 1 1 ディアドラ クイーンステークス 1 1
2 2 リスグラシュー 安田記念 6 8
3 7 フロンティアクーン クイーンステークス 4 2
2017 1 5 クロコスミア 1600万下 1 1
2 1 ヴィブロス ドバイターフ 5 1
3 2 アドマイシャリード クイーンステークス 1 6
2016 1 3 クイーンズリング OP 1 2
2 2 マジックタイム 関屋記念 1 3
3 1 スマートレイアー ヴィクトリアマイル 3 4
2015 1 11 ノボリディアーナ OP 4 2
2 1 クイーンズリング OP 1 1
3 5 カフェブリリアント 関屋記念 1 7
2014 1 4 ディアデラマドレ クイーンステークス 3 5
2 1 クイーンズリング クイーンステークス 1 3
3 2 ホエールキャプチャ 札幌記念 7 3
2013 1 4 ホエールキャプチャ 札幌記念 9 14
2 5 ドナウブルー 関屋記念 2 4
3 7 スイートサルサ 1600万下 3 1
2012 1 10 マイネイサベル 新潟記念 9 17
2 5 スマートシルエット 新潟記念 4 6
3 1 ドナウブルー 関屋記念 1 1
2011 1 5 イタリアンレッド 小倉記念 4 1
2 4 アニメイトバイオ クイーンステークス 3 3
3 3 フミノイマジーン マーメイドステークス 2 1

府中牝馬ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 1勝2着3回3着2回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 0勝2着2回3着3回、連対率2割、複勝率5割

3番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率2割

春にG1で好走した牝馬は夏を休養に充て、エリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップに向け叩き台として出走します。そのため春のG1で好走した馬が1、2番人気になりますが、余裕残しが多く連軸にするにはやや不安な結果。複勝率は6割あるので連下扱いが正解。

3番人気に至ってはほぼ馬券になりません。

一方である程度実力があり、G1出走のため賞金を加算したい4、5番人気の馬の成績が良いのが特徴。

4番人気 3勝2着2回3着0回 連対率5割、複勝率5割

5番人気 2勝2着2回3着1回 連対率4割、複勝率5割

これらの馬は前走G3や条件クラスで好走している馬が多く、夏の勢いをそのまま残して出走してくる馬に妙味がある証拠です。

また2桁人気が馬券に絡んだのは2回で、2回とも優勝。ただしその際連対している馬は5番人気以内。馬連では5番人気以下同士で決まったことは1度だけ。

基本的に1~5番人気以内の馬を連軸とし、馬連は10回中6回が5番人気以内同士、3連複も4回1~5番人気以内で決まっており、牝馬同士のレースの割にさほど荒れません。

前走と馬券

春のG1実績馬が出走してきますが、前走G1経験馬で馬券になった馬4頭のみで優勝馬は無く、ほとんど馬券になりません。強いのは夏の重賞を叩いてこのレースで賞金を加算したい馬です。

マイルG1        0勝2着2回3着2回、占有率13.3%

クイーンステークス  3勝2着4回3着2回、占有率30.0%

新潟記念       1勝2着1回3着0回、占有率6.7%

札幌記念       1勝2着0回3着1回、占有率6.7%

関屋記念       0勝2着2回3着2回、占有率6.7%

マーメイドステークス 0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

OP・L        3勝2着1回3着0回、占有率13.3%

条件戦クラス     1勝2着0回3着2回、占有率10.0%

ローテーション的にクイーンステークス組の成績が良いのが明らか。クイーンステークス組で馬券に絡んでいる馬は前走の着順に関わらず1頭を除き前走5番人気以内。また前走夏の重賞を使った馬の中、前走の走破距離が2000m以外の馬は前走5番人気以内で1桁着順だったのは注目。

また前走オープン、条件クラスからの挑戦であれば前走5番人気以内で勝ち負けしていることが条件です。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   20頭

ノーザンダンサー系     7頭

ミスタープロスペクター系  1頭

その他           2頭

開幕から2週目で芝の状態が良いため、スピード能力に秀でたサンデーサイレンス系種牡馬を父持つ馬が馬券に絡んだ30頭中20頭、全体の2/3を占めます。

サンデーサイレンス系種牡馬の中、複数頭馬券になっているのはディープインパクト8頭がトップ、他はハーツクライ、ヴィクトワールピサ、マンハッタンカフェ、ステイゴールドが共に2頭なので中距離以上で実績のある種牡馬が強いことが分かります。

次いでノーザンダンサー系が7頭。瞬発力やスピードは劣りますが、一度スピードに乗ってしまえば持続力と粘りがあります。なおノーザンダンサー系を父に持つ馬7頭6頭は母の父がサンデーサイレンス系種牡馬

一方で、日本の主流血統の1つになりつつあるミスタープロスペクター系は僅か1頭と振るわず。まだ前が止まらない馬場なのでパワーと瞬発力が売りのミスタープロスペクター系には分が悪いレース。

性齢と馬券

3歳   0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

4歳   6勝2着5回3着4回、占有率50.0%

5歳   4勝2着4回3着3回、占有率36.7%

6歳   0勝2着1回3着2回、占有率10.0%

7歳以上 0勝2着0回3着0回、占有率0.0%

中心は馬券の半数を占める4歳馬。その次に5歳馬で、この2世代で全体のほぼ9割7歳以上は馬券に絡んでいません。6歳馬で馬券に絡んでいる馬は過去に重賞勝ちがあるか、複数連対実績のある馬です。

府中牝馬ステークスのレース及びコースの攻略法

毎日王冠はコーナーを3つ回る東京競馬場芝1800mのAコースを使用。スタートはスタンド向こう側、芝1800m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまでの156mと極端に短く、ポジション争いは熾烈。テンから早い展開になります。

また最初のコーナーまでの距離が短いため、内枠で行き脚が付かないと外から被せられるため内枠は不利。過去10年で1、2枠に優勝は無く外枠の7、8枠が6勝と結果は極端です。

第3オーナーまでのバックストレッチは542mと非常に長く、跳びが大きな馬にはスピードが出しやすいコース。第3コーナー手前で高低差1.5mの坂を上りますがさほど気にする必要はありません。この坂を上ると第4コーナーを過ぎるまで長い下り坂で加速が付けやすい構造。

第4コーナーを回ると最後の直線は525mと長く、差し・追い込みが有利。ただし第4コーナーを過ぎた直後に高低差2.1mの上り坂が待ち構えているので、勝負は坂を上り切った残り2ハロン。ここからゴールまでの約400mは平坦です。

東京の最後が長いため騎手同士が互いにけん制し合い追い出しが遅くなる傾向があります。また開幕から2週目なので芝の状態が良く、前がなかなか止まりません。稍重でも先行馬は33秒台の上り繰り出します。勝ち馬は重だった昨年以外上がり33秒台。早い上がりを出せない馬はほぼ馬券になりません。

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