過去10年のデータから見る天皇賞(春)の入賞馬
天皇賞(春)の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 8 | タイトルホルダー | 牡4 | 58kg | 3.16.2 | 稍重 | ドゥラメンテ | Motivator |
2 | 8 | ディープボンド | 牡5 | 58kg | 3.17.3 | キズナ | キンングヘイロー | ||
3 | 4 | テーオーロイヤル | 牡4 | 58kg | 3.17.4 | リオンディーズ | マンハッタンカフェ | ||
2021 | 1 | 1 | ワールドプレミア | 牡5 | 58kg | 3.14.7 | 良 | ディープインパクト | Acatenango |
2 | 6 | ディープボンド | 牡4 | 58kg | 3.14.8 | キズナ | キンングヘイロー | ||
3 | 2 | カレンブーケドール | 牝5 | 56kg | 3.15.2 | ディープインパクト | Scat Daddy | ||
2020 | 1 | 8 | フィエールマン | 牡5 | 58kg | 3.16.5 | 良 | ディープインパクト | Green Tune |
2 | 4 | スティッフェリオ | 牡6 | 58kg | 3.16.5 | ステイゴールド | Mtoto | ||
3 | 4 | ミッキースワロー | 牡6 | 58kg | 3.16.9 | トーセンホマレボシ | ジャンブルポケット | ||
2019 | 1 | 7 | フィエールマン | 牡4 | 58kg | 3.15.0 | 良 | ディープインパクト | Green Tune |
2 | 5 | グローリーヴェイズ | 牡4 | 58kg | 3.15.0 | ディープインパクト | スウェプトオーヴァーボード | ||
3 | 6 | パフォーマプロミス | 牡7 | 58kg | 3.16.0 | ステイゴールド | タニノギムレット | ||
2018 | 1 | 6 | レインボーライン | 牡5 | 58kg | 3.16.2 | 良 | ステイゴールド | フレンチデピュティ |
2 | 6 | シュヴァルグラン | 牡6 | 58kg | 3.16.2 | ハーツクライ | Machiavellian | ||
3 | 4 | クリンチャー | 牡4 | 58kg | 3.16.3 | ディープスカイ | ブライアンズタイム | ||
2017 | 1 | 2 | キタサンブラック | 牡5 | 58kg | 3.12.5 | 良 | ブラックタイド | サクラバクシンオー |
2 | 3 | シュヴァルグラン | 牡5 | 58kg | 3.12.7 | ハーツクライ | Machiavellian | ||
3 | 8 | サトノダイヤモンド | 牡4 | 58kg | 3.12.7 | ディープインパクト | Orpen | ||
2016 | 1 | 1 | キタサンブラック | 牡4 | 58kg | 3.15.3 | 良 | ブラックタイド | サクラバクシンオー |
2 | 2 | カレンミロティック | 騙8 | 58kg | 3.15.3 | ハーツクライ | A.P. Indy | ||
3 | 4 | シュヴァルグラン | 牡4 | 58kg | 3.15.5 | ハーツクライ | Machiavellian | ||
2015 | 1 | 1 | ゴールドシップ | 牡6 | 58kg | 3.14.7 | 良 | ステイゴールド | メジロマックイーン |
2 | 7 | フェイムゲーム | 牡5 | 58kg | 3.14.7 | ハーツクライ | アレミロード | ||
3 | 1 | カレンミロティック | 騙7 | 58kg | 3.14.8 | ハーツクライ | A.P. Indy | ||
2014 | 1 | 4 | フェノーメノ | 牡5 | 58kg | 3.15.1 | 良 | ステイゴールド | デインヒル |
2 | 6 | ウインバリアシオン | 牡6 | 58kg | 3.15.1 | ハーツクライ | Storm Bird | ||
3 | 3 | ホッコーブレーヴ | 牡6 | 58kg | 3.15.1 | マーベラスサンデー | ダンシングブレーヴ | ||
2013 | 1 | 3 | フェノーメノ | 牡4 | 58kg | 3.14.2 | 良 | ステイゴールド | デインヒル |
2 | 1 | トーセンラー | 牡5 | 58kg | 3.14.4 | ディープインパクト | Lycius | ||
3 | 7 | レッドカドー | 騙7 | 58kg | 3.14.7 | Cadeaux | パントレセレブル |
天皇賞(春)入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 2 | タイトルホルダー | 日経賞 | 1 | 1 |
2 | 1 | ディープボンド | 阪神大賞典 | 1 | 1 | |
3 | 4 | テーオーロイヤル | ダイヤモンドS | 2 | 1 | |
2021 | 1 | 3 | ワールドプレミア | 日経賞 | 2 | 3 |
2 | 1 | ディープボンド | 阪神大賞典 | 3 | 1 | |
3 | 4 | カレンブーケドール | 日経賞 | 1 | 2 | |
2020 | 1 | 1 | フィエールマン | 有馬記念 | 6 | 4 |
2 | 11 | スティッフェリオ | 日経賞 | 9 | 3 | |
3 | 4 | ミッキースワロー | 日経賞 | 1 | 1 | |
2019 | 1 | 1 | フィエールマン | AJCC | 1 | 2 |
2 | 6 | グローリーヴェイズ | 香港ヴァーズ | 3 | 1 | |
3 | 8 | パフォーマプロミス | 京都記念 | 4 | 4 | |
2018 | 1 | 2 | レインボーライン | 阪神大賞典 | 3 | 1 |
2 | 1 | シュヴァルグラン | 大阪杯 | 4 | 13 | |
3 | 4 | クリンチャー | 日経賞 | 5 | 7 | |
2017 | 1 | 1 | キタサンブラック | 大阪杯 | 1 | 1 |
2 | 4 | シュヴァルグラン | 阪神大賞典 | 2 | 2 | |
3 | 2 | サトノダイヤモンド | 阪神大賞典 | 1 | 1 | |
2016 | 1 | 2 | キタサンブラック | 大阪杯 | 5 | 2 |
2 | 13 | カレンミロティック | 阪神大賞典 | 5 | 6 | |
3 | 3 | シュヴァルグラン | 阪神大賞典 | 1 | 1 | |
2015 | 1 | 2 | ゴールドシップ | 阪神大賞典 | 1 | 1 |
2 | 7 | フェイムゲーム | ダイヤモンドS | 1 | 1 | |
3 | 10 | カレンミロティック | 阪神大賞典 | 6 | 4 | |
2014 | 1 | 4 | フェノーメノ | 日経賞 | 2 | 5 |
2 | 3 | ウインバリアシオン | 日経賞 | 1 | 1 | |
3 | 12 | ホッコーブレーヴ | 日経賞 | 10 | 2 | |
2013 | 1 | 2 | フェノーメノ | 日経賞 | 1 | 1 |
2 | 3 | トーセンラー | 京都記念 | 6 | 1 | |
3 | 6 | レッドカドー | ドバイワールドカップ | 11 | 2 |
天皇賞(春)と馬券の傾向
過去10年の集計より。2021・22年は阪神芝3200mで開催。
人気と馬券
1番人気 3勝2着3回3着0回、連対率6割、複勝率6割
2番人気 5勝2着0回3着1回、連対率5割、複勝率6割
3番人気 0勝2着3回3着1回、連対率3割、複勝率4割
1、2番人気の信頼度が高く、連対率は5~6割、複勝率は共に6割。ただし勝ち鞍は2番人気で5勝と半数を占めます。一方3番人気の優勝は無く、連対率3割、複勝率4割なのでやや成績が落ちます。
また過去10年で1~3番人気が馬連で全て馬券に絡まなかった年は無いものの、1~3番人気同士で馬連が決まった年も2回しかありません。
過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は4回、中2回が馬連でのもの。上位人気の間に人気薄が絡んでくる可能性が高いレースです。
前走と馬券
秋GⅠ 1勝2着0回3着0回、占有率3.3%
阪神大賞典 2勝2着4回3着3回、占有率30.0%
日経賞 4勝2着2回3着4回、占有率26.7%
大阪杯 2勝2着1回3着0回、占有率20.0%
その他重賞 1勝2着3回3着3回、占有率23.3%
古くから天皇賞(春)のステップレースだった阪神大賞典。日経賞、大阪杯の3レースを使って臨んだ馬が全体の3/4を占めます。基本的に阪神大賞典と日経賞の成績はほぼ互角。大阪杯組はGⅠに昇格後に全体の成績を落としており、激戦の疲労は回復し難いか。
他は前走2200m以上のレースを使っていた馬が大半。馬券になった30頭中27頭が前走掲示板に載っており、23頭は馬券になっています。前走の調子を維持しているかが好走条件。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 27頭
他 3頭
父にサンデーサイレンス系の種牡馬を持つ馬が全体の9割で他を圧勝。
ディープインパクト系 11頭(全兄ブラックタイド含)
ハーツクライ 7頭
ステイゴールド系 6頭
上記3系統で全体の約8割るほど傾向がハッキリしています。
性齢と馬券
4歳 4勝2着2回3着4回、占有率33.3%
5歳 5勝2着4回3着1回、占有率33.3%
6歳 1勝2着3回3着2回、占有率20.0%
7歳以上 0勝2着1回3着3回、占有率13.4%
馬券の中心は4、5歳馬。5歳をピークに着順が下がっていくことが明白に分かります。かつては前年の菊花賞馬が翌年の天皇賞(春)で好走するパターンでしたが、ここ10年ではキタサンブラックをフィエールマン、タイトルホルダーの2頭だけ。
3000m超の平地GⅠは天皇賞(春)しかないため、リピーターが多いレースの一つ。過去10年で6頭が複数年で馬券になっています。そのため過去に天皇賞(春)で馬券に絡んでいれば要注意。なお過去10年で馬券になった牝馬は昨年のカレンブーケドールのみで、基本軽視。
天皇賞(春)のレース及びコースの攻略法
2022年の天皇賞春はコーナーを6つ回る京都外回り芝3200mを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチの中間あたり。スタートから最初のコーナーまで417mと長め。走破距離が長くスタートからすぐに3mの上り坂がるためテンから早くなることはありません。
高低差3mの山を2度上ることになりますが、それ以外は平坦。道中は基本淡流れます。レースが動くのは第3コーナーの上り坂を上ってから。先行馬が長い下り坂を利用して一気にペースが上がります。
第4コーナーを回るとゴール前直線は403.7mと長めも、平坦なのでスピードが乗ったままで流れ込めます。基本逃げ、先行馬が有利で、京都開催の8年で馬券になった24頭中17頭が第4コーナーを回った時点で5番手以内。ただし過去10年で京都コースで逃げ切り勝ちはキタサンブラックのみ。
長距離戦なので上りは掛かり34秒後半。スタミナがあり長くいい脚を使えることが条件です。
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