【2023年度版】アルゼンチン共和国杯入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るアルゼンチン共和国杯の入賞馬

アルゼンチン共和国杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 4 ブレークアップ 牡4 54kg 2.31.1 ノヴェリスト クロフネ
2 8 ハーツイストワール 牡6 55kg 2.31.3 ハーツクライ キャプテンスティーヴ
3 8 ヒートオンビート 牡5 57kg 2.31.3 キングカメハメハ ディープインパクト
2021 1 6 オーソリティ 牡4 57.5kg 2.32.4 オルフェーヴル シンボリクリスエス
2 7 マイネルウィルトス 牡5 56kg 2.32.8 スクリーンヒーロー ロージズインメイ
3 3 フライライクバード 牡4 55kg 2.32.9 スクリーンヒーロー シンボリクリスエス
2020 1 8 オーソリティ 牡3 54kg 2.31.6 オルフェーヴル シンボリクリスエス
2 1 タストドラフト 牡4 56kg 2.31.8 ノヴェリスト ディープインパクト
3 5 サンアップルトン 牡4 55kg 2.31.9 ゼンノロブロイ キングカメハメハ
2019 1 5 ムイトオブリガード 牡5 56kg 2.31.5 ルーラーシップ サンデーサイレンス
2 2 タイセイトレイル 牡4 55kg 2.31.7 ハーツクライ シンボリクリスエス
3 1 アフリカンゴールド 騙4 55kg 2.31.7 ステイゴールド Gone West
2018 1 5 パフォーマプロミス 牡6 56kg 2.33.7 ステイゴールド タニノギムレット
2 6 ムイトオブリガード 牡4 55kg 2.33.8 ルーラーシップ サンデーサイレンス
3 5 マコトガラハット 騙5 51kg 2.33.9 スズカマンボ ブライアンズタイム
2017 1 2 スワーヴリチャード 牡3 56kg 2.30.0 ハーツクライ Unbridled’s Song
2 4 ソールインパクト 牡5 53kg 2.30.4 ディープインパクト Exchange Rate
3 1 セダブリランテス 牡3 54kg 2.30.6 ディープブリランテ ブライアンズタイム
2016 1 6 シュヴァルグラン 牡4 58kg 2.33.4 ハーツクライ Machiavellian
2 3 アルバート 牡5 57kg 2.33.5 アドマイヤドン ダンスインザダーク
3 7 ヴォルシェーブ 牡5 55kg 2.33.5 ネオユニヴァース サンダーガルチ
2015 1 7 ゴールドアクター 牡4 56kg 2.34.0 スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2 7 メイショウカドマツ 牡6 55kg 2.34.0 ダイワメジャー Kris S.
3 8 レーヴミストラル 牡3 55kg 2.34.4 キングカメハメハ Highest Honor
2014 1 2 フェイゲーム 牡4 57kg 2.30.5 ハーツクライ アレミロード
2 5 クリールカイザー 牡5 56kg 2.30.9 キングヘイロー サッカーボーイ
3 6 スーパームーン 牡5 55kg 2.31.0 ブライアンズタイム Sadler’s Wells
2013 1 6 アスカクリチャン 牡6 56kg 2.30.9 スターリングローズ ダイナレター
2 8 アドマイヤラクティ 牡5 57.5kg 2.31.1 ハーツクライ エリシオ
3 2 ルルーシュ 牡5 57.5kg 2.31.1 ゼンノロブロイ Highest Honor

アルゼンチン共和国杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 6 ブレークアップ 3勝クラス 2 10
2 5 ハーツイストワール OP 1 1
3 3 ヒートオンビート 新潟記念 1 5
2021 1 1 オーソリティ 天皇賞春 6 10
2 4 マイネルウィルトス 札幌記念 11 4
3 3 フライライクバード 3勝クラス 1 1
2020 1 3 オーソリティ 青葉賞 3 1
2 6 タストドラフト OP 2 8
3 9 サンアップルトン オールカマー 7 6
2019 1 2 ムイトオブリガード 目黒記念 2 5
2 5 タイセイトレイル OP 3 3
3 1 アフリカンゴールド 3勝クラス 2 1
2018 1 3 パフォーマプロミス 宝塚記念 4 9
2 1 ムイトオブリガード 1600万下 2 1
3 11 マコトガラハット 1600万下 8 3
2017 1 1 スワーヴリチャード ダービー 3 2
2 7 ソールインパクト 1600万下 3 3
3 3 セダブリランテス ラジオNIKKEI賞 2 1
2016 1 2 シュヴァルグラン 宝塚記念 5 9
2 4 アルバート 天皇賞春 6 6
3 3 ヴォルシェーブ 1600万下 1 1
2015 1 1 ゴールドアクター 1600万下 1 1
2 4 メイショウカドマツ オールカマー 10 7
3 3 レーヴミストラル ダービー 4 9
2014 1 2 フェイゲーム オールカマー 4 6
2 4 クリールカイザー オールカマー 12 3
3 3 スーパームーン OP 3 3
2013 1 7 アスカクリチャン OP 2 4
2 4 アドマイヤラクティ 京都大賞典 5 4
3 3 ルルーシュ 札幌記念 3 15

アルゼンチン共和国杯と馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 3勝2着1回3着1回、連対率4割、複勝率5割

2番人気 3勝2着0回3着0回、連対率3割、複勝率3割

3番人気 2勝2着0回3着7回、連対率1割、複勝率9割

1番人気の連対率は4割、複勝率5割とハンデ戦なので次第点。2番人気は連対率、複勝率共に3割なのであまり信用が置けません。3番人気は2勝、連対率2割も、複勝率は何と9割。また単勝も1~3番人気で8勝を挙げているように、ハンデキャップ戦にも関わらずかなり堅いレースです。ちなみに4番人気は

4番人気 0勝2着5回3着0回、連対率5割、複勝率5割

全体的に人気がそのまま実力に反映されるレースで、馬連は7番人気以内で決まっています。過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは3着が1頭のみ。大穴狙いは禁物。

前走と馬券

春GⅠ       4勝2着2回3着2回、占有率26.7%

京都大賞典    0勝2着2回3着0回、占有率6.7%

その他重賞    3勝2着1回3着3回、占有率23.3%

OP・条件クラス 3勝2着5回3着5回、占有率43.3%

GⅡでもハンデキャップ戦なので、前走重賞からとOPや条件戦など格下条件からの挑戦が半々。実績馬ならここをステップにジャパンカップ、有馬記念を狙う馬が多いので、春のGⅠか中距離GⅡから出走してきます。

実際にOPや条件クラスからの挑戦馬が半数を占めているように、調子が良ければ格下でも十分馬券になるレースです。条件馬であれば前走1着、オープン馬であれば前走4着以内が馬券の条件。

一方、春のGⅠからなら前走1桁人気で着順も1桁、秋のGⅡからでも前走の入賞が条件前走重賞組は実績、格上挑戦組は調子を重視するレース。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   17頭

ミスタープロスペクター系   6頭

ロベルト系          5頭

ノーザンダンサー系      1頭

その他            2頭

長距離重賞なので、サンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が30頭中17頭、全体の6割を占めます。サンデーサイレンス系種牡馬で複数頭馬券に絡んでいるのはハーツクライ6頭、ステイゴールド系4頭、ゼンノロブロイ2頭、ディープインパクト系2頭。

長距離戦で上位に来るディープインパクト系ですが、基本的に非力なのでハンデキャップ戦の本レースは不向き。より長距離適性が高いハーツクライ産駒やステイゴールド系が多数を占めます象。

他の系統も同様で、父が現役時代に2400m戦以上で実績のあるパワーとスタミナを供えた種牡馬が大多数を占めます。

性齢と馬券

3歳   2勝2着0回3着2回、占有率13.3%

4歳   5勝2着3回3着3回、占有率36.7%

5歳   1勝2着5回3着5回、占有率36.7%

6歳   2勝2着2回3着0回、占有率13.3%

7歳以上 0勝2着0回3着0回、占有率0%

馬券の中心は5勝を挙げている4歳馬。4、5歳馬で全体の7割以上を占めるので、有力馬はこの2世代から選ぶのが無難。4歳馬の場合、馬券に絡んだ11頭中6頭が前走OPや条件戦からの挑戦なのは注目。

一方、3歳馬で馬券に絡んだ4頭とも前走3歳重賞からの挑戦なので、それなりに実績が必要です。また過去10年で7歳馬以上と牝馬は馬券に絡んでいないので軽視。

ハンデと馬券

52kg以下    0勝2着0回3着1回、占有率3.4%

53~54kg台  2勝2着1回3着1回、占有率13.3%

55~56kg台  5勝2着7回3着6回、占有率60.0%

57kg以上    3勝2着2回3着2回、占有率23.3%

軽ハンデだからと言って必ずしも激走するわけではなく、基本的にハンデキャッパーがそれなりに実力を認めた馬が好走。とはいえ、馬齢の斤量より少し軽い55~56kg台を背負った馬が全体の6割を占め、実力+斤量の恩恵は考慮に入れる必要があります。

アルゼンチン共和国杯のレース及びコースの攻略法

アルゼンチン共和国杯は東京芝2500mBコースを使用。スタートはスタンド手前のゴール前直線の坂の下から。スタートから第1コーナーまで直線が400m近くありポジション争いはスムーズ。しかも長距離レースに該当するため全体的に時計は早くなりません。

開催も半ばを過ぎていますが、前週に仮柵を移動しているため芝の内外の差はあまりありません。最後の直線が長いため差し・追い込み馬が有利。過去10年で逃げ馬が馬券に絡んだことはありません。

芝の状態がまだ良く、近6年は瞬発力勝負になっており、勝ち馬の上がり時計は33秒台になるとも珍しくありません。近走の上がりの時計はチェックが必要です。

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