過去10年のデータから見るアルゼンチン共和国杯の入賞馬
アルゼンチン共和国杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 4 | ブレークアップ | 牡4 | 54kg | 2.31.1 | 良 | ノヴェリスト | クロフネ |
2 | 8 | ハーツイストワール | 牡6 | 55kg | 2.31.3 | ハーツクライ | キャプテンスティーヴ | ||
3 | 8 | ヒートオンビート | 牡5 | 57kg | 2.31.3 | キングカメハメハ | ディープインパクト | ||
2021 | 1 | 6 | オーソリティ | 牡4 | 57.5kg | 2.32.4 | 良 | オルフェーヴル | シンボリクリスエス |
2 | 7 | マイネルウィルトス | 牡5 | 56kg | 2.32.8 | スクリーンヒーロー | ロージズインメイ | ||
3 | 3 | フライライクバード | 牡4 | 55kg | 2.32.9 | スクリーンヒーロー | シンボリクリスエス | ||
2020 | 1 | 8 | オーソリティ | 牡3 | 54kg | 2.31.6 | 良 | オルフェーヴル | シンボリクリスエス |
2 | 1 | タストドラフト | 牡4 | 56kg | 2.31.8 | ノヴェリスト | ディープインパクト | ||
3 | 5 | サンアップルトン | 牡4 | 55kg | 2.31.9 | ゼンノロブロイ | キングカメハメハ | ||
2019 | 1 | 5 | ムイトオブリガード | 牡5 | 56kg | 2.31.5 | 良 | ルーラーシップ | サンデーサイレンス |
2 | 2 | タイセイトレイル | 牡4 | 55kg | 2.31.7 | ハーツクライ | シンボリクリスエス | ||
3 | 1 | アフリカンゴールド | 騙4 | 55kg | 2.31.7 | ステイゴールド | Gone West | ||
2018 | 1 | 5 | パフォーマプロミス | 牡6 | 56kg | 2.33.7 | 良 | ステイゴールド | タニノギムレット |
2 | 6 | ムイトオブリガード | 牡4 | 55kg | 2.33.8 | ルーラーシップ | サンデーサイレンス | ||
3 | 5 | マコトガラハット | 騙5 | 51kg | 2.33.9 | スズカマンボ | ブライアンズタイム | ||
2017 | 1 | 2 | スワーヴリチャード | 牡3 | 56kg | 2.30.0 | 良 | ハーツクライ | Unbridled’s Song |
2 | 4 | ソールインパクト | 牡5 | 53kg | 2.30.4 | ディープインパクト | Exchange Rate | ||
3 | 1 | セダブリランテス | 牡3 | 54kg | 2.30.6 | ディープブリランテ | ブライアンズタイム | ||
2016 | 1 | 6 | シュヴァルグラン | 牡4 | 58kg | 2.33.4 | 良 | ハーツクライ | Machiavellian |
2 | 3 | アルバート | 牡5 | 57kg | 2.33.5 | アドマイヤドン | ダンスインザダーク | ||
3 | 7 | ヴォルシェーブ | 牡5 | 55kg | 2.33.5 | ネオユニヴァース | サンダーガルチ | ||
2015 | 1 | 7 | ゴールドアクター | 牡4 | 56kg | 2.34.0 | 重 | スクリーンヒーロー | キョウワアリシバ |
2 | 7 | メイショウカドマツ | 牡6 | 55kg | 2.34.0 | ダイワメジャー | Kris S. | ||
3 | 8 | レーヴミストラル | 牡3 | 55kg | 2.34.4 | キングカメハメハ | Highest Honor | ||
2014 | 1 | 2 | フェイゲーム | 牡4 | 57kg | 2.30.5 | 良 | ハーツクライ | アレミロード |
2 | 5 | クリールカイザー | 牡5 | 56kg | 2.30.9 | キングヘイロー | サッカーボーイ | ||
3 | 6 | スーパームーン | 牡5 | 55kg | 2.31.0 | ブライアンズタイム | Sadler’s Wells | ||
2013 | 1 | 6 | アスカクリチャン | 牡6 | 56kg | 2.30.9 | 良 | スターリングローズ | ダイナレター |
2 | 8 | アドマイヤラクティ | 牡5 | 57.5kg | 2.31.1 | ハーツクライ | エリシオ | ||
3 | 2 | ルルーシュ | 牡5 | 57.5kg | 2.31.1 | ゼンノロブロイ | Highest Honor |
アルゼンチン共和国杯入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 6 | ブレークアップ | 3勝クラス | 2 | 10 |
2 | 5 | ハーツイストワール | OP | 1 | 1 | |
3 | 3 | ヒートオンビート | 新潟記念 | 1 | 5 | |
2021 | 1 | 1 | オーソリティ | 天皇賞春 | 6 | 10 |
2 | 4 | マイネルウィルトス | 札幌記念 | 11 | 4 | |
3 | 3 | フライライクバード | 3勝クラス | 1 | 1 | |
2020 | 1 | 3 | オーソリティ | 青葉賞 | 3 | 1 |
2 | 6 | タストドラフト | OP | 2 | 8 | |
3 | 9 | サンアップルトン | オールカマー | 7 | 6 | |
2019 | 1 | 2 | ムイトオブリガード | 目黒記念 | 2 | 5 |
2 | 5 | タイセイトレイル | OP | 3 | 3 | |
3 | 1 | アフリカンゴールド | 3勝クラス | 2 | 1 | |
2018 | 1 | 3 | パフォーマプロミス | 宝塚記念 | 4 | 9 |
2 | 1 | ムイトオブリガード | 1600万下 | 2 | 1 | |
3 | 11 | マコトガラハット | 1600万下 | 8 | 3 | |
2017 | 1 | 1 | スワーヴリチャード | ダービー | 3 | 2 |
2 | 7 | ソールインパクト | 1600万下 | 3 | 3 | |
3 | 3 | セダブリランテス | ラジオNIKKEI賞 | 2 | 1 | |
2016 | 1 | 2 | シュヴァルグラン | 宝塚記念 | 5 | 9 |
2 | 4 | アルバート | 天皇賞春 | 6 | 6 | |
3 | 3 | ヴォルシェーブ | 1600万下 | 1 | 1 | |
2015 | 1 | 1 | ゴールドアクター | 1600万下 | 1 | 1 |
2 | 4 | メイショウカドマツ | オールカマー | 10 | 7 | |
3 | 3 | レーヴミストラル | ダービー | 4 | 9 | |
2014 | 1 | 2 | フェイゲーム | オールカマー | 4 | 6 |
2 | 4 | クリールカイザー | オールカマー | 12 | 3 | |
3 | 3 | スーパームーン | OP | 3 | 3 | |
2013 | 1 | 7 | アスカクリチャン | OP | 2 | 4 |
2 | 4 | アドマイヤラクティ | 京都大賞典 | 5 | 4 | |
3 | 3 | ルルーシュ | 札幌記念 | 3 | 15 |
アルゼンチン共和国杯と馬券の傾向
過去10年の集計より。
人気と馬券
1番人気 3勝2着1回3着1回、連対率4割、複勝率5割
2番人気 3勝2着0回3着0回、連対率3割、複勝率3割
3番人気 2勝2着0回3着7回、連対率1割、複勝率9割
1番人気の連対率は4割、複勝率5割とハンデ戦なので次第点。2番人気は連対率、複勝率共に3割なのであまり信用が置けません。3番人気は2勝、連対率2割も、複勝率は何と9割。また単勝も1~3番人気で8勝を挙げているように、ハンデキャップ戦にも関わらずかなり堅いレースです。ちなみに4番人気は
4番人気 0勝2着5回3着0回、連対率5割、複勝率5割
全体的に人気がそのまま実力に反映されるレースで、馬連は7番人気以内で決まっています。過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは3着が1頭のみ。大穴狙いは禁物。
前走と馬券
春GⅠ 4勝2着2回3着2回、占有率26.7%
京都大賞典 0勝2着2回3着0回、占有率6.7%
その他重賞 3勝2着1回3着3回、占有率23.3%
OP・条件クラス 3勝2着5回3着5回、占有率43.3%
GⅡでもハンデキャップ戦なので、前走重賞からとOPや条件戦など格下条件からの挑戦が半々。実績馬ならここをステップにジャパンカップ、有馬記念を狙う馬が多いので、春のGⅠか中距離GⅡから出走してきます。
実際にOPや条件クラスからの挑戦馬が半数を占めているように、調子が良ければ格下でも十分馬券になるレースです。条件馬であれば前走1着、オープン馬であれば前走4着以内が馬券の条件。
一方、春のGⅠからなら前走1桁人気で着順も1桁、秋のGⅡからでも前走の入賞が条件。前走重賞組は実績、格上挑戦組は調子を重視するレース。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 17頭
ミスタープロスペクター系 6頭
ロベルト系 5頭
ノーザンダンサー系 1頭
その他 2頭
長距離重賞なので、サンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が30頭中17頭、全体の6割を占めます。サンデーサイレンス系種牡馬で複数頭馬券に絡んでいるのはハーツクライ6頭、ステイゴールド系4頭、ゼンノロブロイ2頭、ディープインパクト系2頭。
長距離戦で上位に来るディープインパクト系ですが、基本的に非力なのでハンデキャップ戦の本レースは不向き。より長距離適性が高いハーツクライ産駒やステイゴールド系が多数を占めます象。
他の系統も同様で、父が現役時代に2400m戦以上で実績のあるパワーとスタミナを供えた種牡馬が大多数を占めます。
性齢と馬券
3歳 2勝2着0回3着2回、占有率13.3%
4歳 5勝2着3回3着3回、占有率36.7%
5歳 1勝2着5回3着5回、占有率36.7%
6歳 2勝2着2回3着0回、占有率13.3%
7歳以上 0勝2着0回3着0回、占有率0%
馬券の中心は5勝を挙げている4歳馬。4、5歳馬で全体の7割以上を占めるので、有力馬はこの2世代から選ぶのが無難。4歳馬の場合、馬券に絡んだ11頭中6頭が前走OPや条件戦からの挑戦なのは注目。
一方、3歳馬で馬券に絡んだ4頭とも前走3歳重賞からの挑戦なので、それなりに実績が必要です。また過去10年で7歳馬以上と牝馬は馬券に絡んでいないので軽視。
ハンデと馬券
52kg以下 0勝2着0回3着1回、占有率3.4%
53~54kg台 2勝2着1回3着1回、占有率13.3%
55~56kg台 5勝2着7回3着6回、占有率60.0%
57kg以上 3勝2着2回3着2回、占有率23.3%
軽ハンデだからと言って必ずしも激走するわけではなく、基本的にハンデキャッパーがそれなりに実力を認めた馬が好走。とはいえ、馬齢の斤量より少し軽い55~56kg台を背負った馬が全体の6割を占め、実力+斤量の恩恵は考慮に入れる必要があります。
アルゼンチン共和国杯のレース及びコースの攻略法
アルゼンチン共和国杯は東京芝2500mBコースを使用。スタートはスタンド手前のゴール前直線の坂の下から。スタートから第1コーナーまで直線が400m近くありポジション争いはスムーズ。しかも長距離レースに該当するため全体的に時計は早くなりません。
開催も半ばを過ぎていますが、前週に仮柵を移動しているため芝の内外の差はあまりありません。最後の直線が長いため差し・追い込み馬が有利。過去10年で逃げ馬が馬券に絡んだことはありません。
芝の状態がまだ良く、近6年は瞬発力勝負になっており、勝ち馬の上がり時計は33秒台になるとも珍しくありません。近走の上がりの時計はチェックが必要です。
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