【2023年度版】京王杯2歳ステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る京王杯2歳ステークスの入賞馬

京王杯2歳ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 5 オオバンブルマイ 牡2 55kg 1.20.9 ディスクリートキャット ディープインパクト
2 4 フロムダスク 牡2 55kg 1.21.1 Bolt d’Oro Giant’s Causeway
3 8 スピードオブライト 牝2 54kg 1.21.1 ロードカナロア ディープインパクト
2021 1 3 キングエルメス 牡2 55kg 1.21.3 ロードカナロア スペシャルウィーク
2 5 トウシンマカオ 牡2 55kg 1.21.5 ビッグアーサー スペシャルウィーク
3 7 ラブリイユアアイズ 牝2 54kg 1.21.6 ロゴタイプ ヴィクトワールピサ
2020 1 3 モントライゼ 牡2 55kg 1.21.8 ダイワメジャー Nayef
2 8 ロードマックス 牡2 55kg 1.21.8 ディープインパクト Dubawi
3 8 ユングヴィ 牡2 55kg 1.21.9 ミュゼスルタン ディープインパクト
2019 1 4 タイセイビジョン 牡2 55kg 1.20.8 タートルボウル スペシャルウィーク
2 7 ビアンフェ 牡2 55kg 1.21.1 キズナ サクラバクシンオー
3 5 ヴァルナ 牡2 55kg 1.21.4 エピファネイア ダンスインザダーク
2018 1 1 ファンタジスト 牡2 55kg 1.24.7 ロードカナロア ディープインパクト
2 5 アウィルアウェイ 牝2 54kg 1.24.7 ジャスタウェイ キングカメハメハ
3 6 カルリーノ 牡2 55kg 1.25.0 マツリダゴッホ ショウナンカンプ
2017 1 1 タワーオブロンドン 牡2 55kg 1.21.9 Raven’s Pass Dalakhani
2 6 カシアス 牡2 55kg 1.22.2 キンシャサノキセキ ディラントーマス
3 7 アサクサデンゲキ 牡2 55kg 1.22.3 Stormy Atlantic Dixieland Band
2016 1 8 モンドキャンノ 牡2 55kg 1.21.9 キンシャサノキセキ サクラバクシンオー
2 6 レーヌミノル 牝2 54kg 1.22.0 ダイワメジャー タイキシャトル
3 6 ディバインコード 牡2 55kg 1.22.5 マツリダゴッホ ヘクタープロテクター
2015 1 8 ボールライトニング 牡2 55kg 1.22.6 ダイワメジャー デヒア
2 7 アドマイヤモラール 牡2 55kg 1.22.8 キンシャサノキセキ ニホンピロウイナー
3 2 シャドウアプローチ 牡2 55kg 1.22.8 ジャングルポケット フレンチデピュティ
2014 1 3 セカンドテーブル 牡2 55kg 1.21.5 トワイニング サンデーサイレンス
2 1 サフィロス 牡2 55kg 1.21.7 キンシャサノキセキ Out of Place
3 7 ニシノフラッシュ 牡2 55kg 1.21.8 サクラバクシンオー Silver Hawk
2013 1 8 カラダアレジェンド 牡2 55kg 1.23.1 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2 5 クインズハリジャン 牡2 55kg 1.23.2 スペシャルウィーク Storm Boot
3 4 ラブリープラネット 牡2 55kg 1.23.2 ダイワメジャー トワイニング

京王杯2歳ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 10 オオバンブルマイ 新馬(中6週) 5 1
2 11 フロムダスク OP 2 10
3 5 スピードオブライト 新馬(中6週) 1 1
2021 1 8 キングエルメス OP(中2カ月) 1 5
2 4 トウシンマカオ 新馬(中2カ月) 2 1
3 3 ラブリイユアアイズ OP(中2ヵ月) 4 1
2020 1 2 モントライゼ 小倉2歳S 1 2
2 9 ロードマックス 新潟2歳S 6 7
3 5 ユングヴィ 未勝利(中3週) 3 1
2019 1 1 タイセイビジョン 函館2歳S 2 2
2 3 ビアンフェ 函館2歳S 4 1
3 4 ヴァルナ 未勝利(中4週) 2 1
2018 1 2 ファンタジスト 小倉2歳S 3 1
2 1 アウィルアウェイ OP(中3か月) 1 1
3 6 カルリーノ 函館2歳S 3 3
2017 1 1 タワーオブロンドン OP(中10週) 1 1
2 5 カシアス 函館2歳S 1 1
3 4 アサクサデンゲキ 小倉2歳S 3 1
2016 1 3 モンドキャンノ 函館2歳S 1 2
2 1 レーヌミノル 小倉2歳S 1 1
3 4 ディバインコード 500万下(中8週) 2 1
2015 1 2 ボールライトニング 新馬(中4週) 1 1
2 6 アドマイヤモラール 未勝利(中6週) 1 1
3 1 シャドウアプローチ OP(中5週) 2 1
2014 1 11 セカンドテーブル 小倉2歳S 6 7
2 4 サフィロス OP(中4週) 1 1
3 1 ニシノフラッシュ 500万下(中8週) 1 1
2013 1 5 カラダアレジェンド 新馬(連闘) 2 1
2 6 クインズハリジャン 未勝利(中3週) 1 1
3 2 ラブリープラネット 小倉2歳S 3 3

京王杯2歳ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 2勝2着2回3着2回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率2割

3番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

1番人気は連対率4割、複勝率6割と連軸にするには難しいものの馬券は抑えた方が無難。一方で2、3番人気の成績が悪く、連対率1~2割、複勝率も2~3割と信用できません。

一方、5番人気の成績が良く、1番人気とそん色ありません。

5番人気 2勝2着1回3着2回、連対率3割、複勝率5割

人気は前走の成績によって上下しますが、未勝利戦勝ち上がりやOP戦敗退からの挑戦など、実際の力関係の比較が難しいため中位人気馬が意外と多く馬券に絡んできます。

前走と馬券

函館2歳S     2勝2着2回3着1回、占有率16.7%

小倉2歳S     3勝2着1回3着2回、占有率20.0%

新潟2歳S     0勝2着1回3着1回、占有率6.7%

OP・1勝クラス 2勝2着3回3着3回、占有率26.6%

新馬      3勝2着1回3着1回、占有率16.7%

未勝利     0勝2着2回3着2回、占有率13.3%

この時期になると2歳戦もかなり消化、OPや1勝クラスを経験している馬が増えます。GⅡということもあり、本レース前に行われた2歳重賞と明らかに異なり、厳しいレースを経験した馬が馬券に絡む確率が高と分かります。

また2歳重賞の函館2歳Sや小倉2歳Sなど1200m戦経験馬が大多数を占め、出走馬で馬券に絡むのは明らかに短距離傾向の馬。

さらに馬券に絡んだ30頭中25頭が前走3番人気以内、同じく30頭中26頭が前走で3着以内と、素質と競走成績は必須。出走馬が実力以上に激走する機会が少ないレースです。

血統と馬券

サンデーサイレンス系  14頭

ミスタープロスペター系   6頭

ノーザンダンサー系     6頭

その他           4頭

同世代実力上位陣による短距離重賞なので、他の2歳重賞に比べ父にサンデーサイレンス系を持つ馬が少ない傾向。30頭中14頭で、全体約半数。

サンデーサイレンス系で複数頭馬券に並んでいるのはキンサシャノキセキ4頭、ダイワメジャー2頭、マツリダゴッホ2頭と、サンデーサイレンス系でも短距離馬を多く出す種牡馬が大多数

次いでスピードと瞬発力に秀でたミスタープロスペター系と、持久力をパワーに秀でたノーザンダンサー系が共に6頭、各20%ずつ。こちらもほとんどが短距離系統の種牡馬。

勝馬も古馬になって短距離からマイル近辺で活躍する馬が多いので、将来クラッシックを狙っている馬より短距離系統の馬を狙うレースと言えます。

性齢と馬券

牡・騙馬  10勝2着8回3着9回

牝馬      0勝2着2回3着2回

牝馬は2歳牝馬路線が整備されているので出走自体が少なく、馬券に絡んだ4頭中3頭は前走でOP勝ち、賞金的に年末の阪神ジュベナイルフィリーズの出走を確実にしています。余程の力がない限り馬券にならないと判断できます。

京王杯2歳ステークスのレース及びコースの攻略法

京王杯2歳ステークスはコーナーを2つ回る東京芝1400mBコースを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチに中間あたりから。スタートから最初のコーナーまで335mしかないものの、スタート直後に1.5mほどの急な登り坂が待ち構えテンはさほど早くなりません。

その後第3コーナー手前、残り1200m辺りから長い下り坂なので、1400m戦とはいえ実質は1200mのレース。東京のカーブは大きく、スピードをさほど落とさずに回れます。第4コーナーを過ぎると高低差2mの急坂が待ち構えていますが、距離を走っていないため一気に駆け上がれます。

ゴール前の直線は525.9mと長く、基本的に差し・追い込みが有利な設定ですが、この1400m戦に限っては逃げ・先行馬有利馬券に絡んだ30頭中22頭が第4コーナーを回った時点で5番手以内。また最後も瞬発力勝負になりやすく、勝ち馬10頭中7頭が上がり34秒台。

まさに「テン良し、中良し、終い良し」と競走馬の資質が試されるレースです。

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