【2023年度版】エリザベス女王杯入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るエリザベス女王杯の入賞馬

エリザベス女王杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 8 ジェラルディーナ 牝4 56kg 2.13.0 モーリス ディープインパクト
2 7 ウインマリリン 牝5 56kg 2.13.3 スクリーンヒーロー Fusaichi Pegasus
2 7 ライラック 牝3 54kg 2.13.3 オルフェーヴル キングカメハメハ
2021 1 8 アカイイト 牝4 56kg 2.12.1 キズナ シンボリクリスエス
2 3 ステラリア 牝3 54kg 2.12.4 キズナ Motivator
3 1 クラヴェル 牝4 56kg 2.12.5 エピファネイア キングカメハメハ
2020 1 8 ラッキーライラック 牝5 56kg 2.10.3 オルフェーヴル Flower Alley
2 7 サラキア 牝5 56kg 2.10.4 ディープインパクト Lomitas
3 6 ラヴズオンリユー 牝4 56kg 2.14.4 ディープインパクト Storm Cat
2019 1 1 ラッキーライラック 牝4 56kg 2.14.1 オルフェーヴル Flower Alley
2 3 クロコスミア 牝6 56kg 2.14.3 ステイゴールド ボストンハーバー
3 6 ラヴズオンリユー 牝3 54kg 2.14.3 ディープインパクト Storm Cat
2018 1 6 リスグラシュー 牝4 56kg 2.13.1 ハーツクライ American Post
2 5 クロコスミア 牝5 56kg 2.13.1 ステイゴールド ボストンハーバー
3 4 モズカッチャン 牝4 56kg 2.13.6 ハービンジャー キングカメハメハ
2017 1 3 モズカッチャン 牝3 54kg 2.14.3 ハービンジャー キングカメハメハ
2 2 クロコスミア 牝4 56kg 2.14.3 ステイゴールド ボストンハーバー
3 5 ミッキークイーン 牝5 56kg 2.14.3 ディープインパクト Gold Away
2016 1 2 クイーンズリング 牝4 56kg 2.12.9 マンハッタンカフェ Anabaa
2 5 シングウィズジョイ 牝4 56kg 2.12.9 マンハッタンカフェ シンボリクリスエス
3 1 ミッキークイーン 牝4 56kg 2.13.1 ディープインパクト Gold Away
2015 1 6 マリアライト 牝4 56kg 2.14.9 稍重 ディープインパクト エルコンドルパサー
2 8 ヌーヴォレコルト 牝4 56kg 2.14.9 ハーツクライ スピニングワールド
3 4 タッチングスピーチ 牝3 54kg 2.14.9 ディープインパクト Sadler’s Wells
2014 1 1 ラキシス 牝4 56kg 2.12.3 ディープインパクト Storm Cat
2 5 ヌーヴォレコルト 牝3 54kg 2.12.3 ハーツクライ スピニングワールド
3 7 ディアデラマドレ 牝4 56kg 2.12.5 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2013 1 2 メイショウマンボ 牝3 54kg 2.16.6 スズカマンボ グラスワンダー
2 8 ラキシス 牝3 54kg 2.16.8 ディープインパクト Storm Cat
3 4 アロマティコ 牝4 56kg 2.16.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス

エリザベス女王杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 4 ジェラルディーナ オールカマー 5 1
2 5 ウインマリリン 札幌記念 5 3
2 12 ライラック 秋華賞 6 10
2021 1 10 アカイイト 府中牝馬S 12 7
2 7 ステラリア 秋華賞 9 6
3 9 クラヴェル 新潟記念 2 3
2020 1 1 ラッキーライラック 札幌記念 1 3
2 5 サラキア 府中牝馬S 7 1
3 3 ラヴズオンリユー 府中牝馬S 1 5
2019 1 3 ラッキーライラック 府中牝馬S 2 3
2 7 クロコスミア 府中牝馬S 3 5
3 1 ラヴズオンリユー オークス 1 1
2018 1 3 リスグラシュー 府中牝馬S 2 2
2 9 クロコスミア 府中牝馬S 6 5
3 1 モズカッチャン 札幌記念 4 3
2017 1 5 モズカッチャン 秋華賞 5 3
2 9 クロコスミア 府中牝馬S 5 1
3 3 ミッキークイーン 宝塚記念 4 3
2016 1 3 クイーンズリング 府中牝馬S 3 1
2 12 シングウィズジョイ 府中牝馬S 8 7
3 2 ミッキークイーン ヴィクトリアマイル 1 2
2015 1 6 マリアライト オールカマー 4 5
2 1 ヌーヴォレコルト オールカマー 1 2
3 4 タッチングスピーチ 秋華賞 2 6
2014 1 3 ラキシス オールカマー 4 1
2 1 ヌーヴォレコルト 秋華賞 1 2
3 6 ディアデラマドレ 府中牝馬S 4 1
2013 1 2 メイショウマンボ 秋華賞 3 1
2 6 ラキシス 1000万下 1 1
3 5 アロマティコ 府中牝馬S 1 7

エリザベス女王杯と馬券の傾向

過去10年の集計より。2020~22年は阪神開催。

人気と馬券

1番人気 1勝2着2回3着2回、連対率3割、複勝率5割

2番人気 1勝2着1回2着1回、連対率2割、複勝率3割

3番人気 3勝2着0回3着2回、連対率3割、複勝率5割

1番人気は僅か1勝、連対率3割と人気の割に馬連では馬券になり難い傾向、ただし複勝率は5割なので、一応馬券は抑え。2番人気も連対率2割、複勝率3割と信用が置けません。一方3番人気は3勝、複勝率5割と1番人気と遜色無く妙味。

一方で2桁人気が馬券に絡んだのは過去10年で3回、内2回が馬連でのもの。牝馬重賞の割にあまり荒れません。過去10年で馬券に絡んだ馬の70%は6番人気以内。7番人気まで広めると約8割なので、人気上位馬からピックアップが基本です。

前走と馬券

3歳馬であれば秋華賞から、古馬ならエリザベス女王杯のステップレースの府中牝馬S組が馬券に絡む確率が高い傾向があります。

秋華賞    2勝2着2回3着2回

府中牝馬S 4勝2着5回3着3回

府中牝馬S組の勝率が高いことが分かります。府中牝馬S組で馬券に絡んだ12頭中9頭が前走5番人気以内、同じく10頭が掲示板に載っています。やはり、それなりに実力が無ければ馬券に絡みません。

宝塚記念   0勝2着0回3着1回

札幌記念   1勝2着1回3着1回

オールカマー 3勝2着1回3着0回

同様に他の重賞からではGⅡクラス以上で掲示板に載った馬が中心牡馬と勝ち負けできるなら相当能力が高いと判断できます。ほとんどの牝馬が牝馬重賞ばかり使っているので、この路線からの出走なら買い。条件クラスからの出走はほぼ馬券にならず、過去10年で1頭のみ。ほぼ無視して良いでしょう。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   23頭

ロベルト系         3頭

ミスタープロスペクター系  2頭

ノーザンダンサー系     2頭

2200mは牝馬には長距離に相当し、身体が柔らかく効率的にスピードを持続させるサンデーサイレンス系種牡馬を父持つ馬が30頭中23頭、全体の約8割を占めます。

サンデーサイレンス系で複数頭馬券になっている種牡馬はディープインパクト系11頭と最多。他はステイゴールド系6頭、マンハッタンカフェ2頭、ハーツクライ2頭と、もともと長距離に強い種牡馬が並びます。

次点がロベルト系3頭で、エピファネイアとスクリーンヒーロー系。ミスタープロスペクター系2頭ですが、全てキングカメハメハ産駒。ノーザンダンサー系も現役時代中長距離馬だったハービンジャーなので、やはり血統的に中長距離志向でなければ馬券になりません。

性齢と馬券

3歳   2勝2着3回3着3回、占有率26.7%

4歳   7勝2着3回3着6回、占有率53.3%

5歳   1勝2着3回3着1回、占有率16.7%

6歳   0勝2着1回3着0回、占有率3.3%

7歳以上 0勝2着0回3着0回、占有率0%

中心は4歳馬。過去10年で7勝を挙げ、占有率も50%以上とハイアベレージ。その次が3歳馬という順。5歳、6歳はほぼ馬券に絡まず、絡んだ馬は牝馬GⅠ馬か過去にエリザベス女王杯で掲示板に載った馬。それ以外の高齢牝馬は馬券から外して良いでしょう。

エリザベス女王杯のレース及びコースの攻略法

エリザベス女王杯はコーナーを4つ回る京都芝外回り2200mBコースを使用。スタートはスタンド正面、内回りの第4コーナーを回った辺りから。スタートから最初のコーナーまで370m余りあり、ポジション争いはスムーズ。

第1から第2コーナーに掛けて径が小さいため、ここでペースが落ち着きます。バックストレッチは510mと非常に長く、スライド走法の馬はスピードが出せ尚且つスタミナを温存できます。

向こう正面中段から第3コーナー中段まで高低差4.3mの長い上り坂。その後は第4コーナー過ぎまで長い下り坂が続きます。京都外回りは第3~4コーナーの径が大きくスピードを落とさず回れるため、ここで一気にペースが上がります。

また第4コーナーからゴール前直線が直角に近く、さらに内回りの合流地点で内が空くため、先行馬があまりスピードを上げ過ぎると遠心力で外に振られて距離ロスし、後方待機馬でスタミナを温存していた差し馬にインを突かれやすくなります。

ゴール前直線は平坦で398mと長め。京都開催の過去7年では、先行馬と後方待機馬の比率は互角。ただし1ハロン12秒のラップで考えると、スタミナ温存のため道中スローで進むためか勝ち時計はやや遅め。瞬発力勝負になりやすく上がり時計は必須。

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