過去10年のデータから見るカペラステークスの入賞馬
カペラステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 3 | リメイク | 牡5 | 55kg | 1.08.9 | 良 | パドトロワ | バブルガムフェロー |
2 | 1 | リュウノユキナ | 牡6 | 56kg | 1.09.6 | ヴァーミリアン | クロフネ | ||
3 | 2 | ジャスティン | 牡5 | 57kg | 1.09.6 | オルフェーヴル | Gone West | ||
2021 | 1 | 2 | ダンシングプリンス | 牡5 | 56kg | 1.09.5 | 良 | パドトロワ | バブルガムフェロー |
2 | 1 | リュウノユキナ | 牡6 | 57kg | 1.09.6 | ヴァーミリアン | クロフネ | ||
3 | 5 | オメガレインボー | 牡5 | 56kg | 1.10.0 | アイルハヴアナザー | アグネスタキオン | ||
2020 | 1 | 7 | ジャスティン | 牡4 | 58kg | 1.09.8 | 良 | オルフェーヴル | Gone West |
2 | 6 | レッドルゼル | 牡4 | 56kg | 1.09.8 | ロードカナロア | フレンチデピュティ | ||
3 | 5 | ダンシングプリンス | 牡4 | 56kg | 1.09.9 | パドトロワ | バブルガムフェロー | ||
2019 | 1 | 4 | コパノキッキング | 騙4 | 58kg | 1.09.3 | 良 | Spring At Last | ゴールドヘイロー |
2 | 6 | テーオージーニアス | 牡4 | 56kg | 1.09.7 | ゴールドアリュール | Afternoon Deelites | ||
3 | 7 | シュウジ | 牡6 | 57kg | 1.09.7 | キンシャサノキセキ | Kingmambo | ||
2018 | 1 | 1 | コパノキッキング | 騙3 | 55kg | 1.10.2 | 良 | Spring At Last | ゴールドヘイロー |
2 | 6 | サイタスリーレッド | 牡5 | 56kg | 1.10.3 | ダノンシャンティ | Salt Lake | ||
3 | 1 | キタサンミカヅキ | 牡8 | 58kg | 1.10.4 | キングヘイロー | サクラバクシンオー | ||
2017 | 1 | 8 | ディオスコリダー | 牡3 | 55kg | 1.11.0 | 良 | カネヒキリ | ワイルドラッシュ |
2 | 8 | スノードラゴン | 牡9 | 58kg | 1.11.1 | アドマイヤコジーン | タヤスツヨシ | ||
3 | 4 | ブルドッグボス | 牡5 | 57kg | 1.11.3 | ダイワメジャー | デインヒル | ||
2016 | 1 | 1 | ノボバカラ | 牡4 | 57kg | 1.10.2 | 良 | アドマイヤオーラ | フレンチデピュティ |
2 | 6 | ニシケンモノノフ | 牡5 | 56kg | 1.10.5 | メイショウボーラー | アフリート | ||
3 | 7 | コーンベリー | 牝5 | 56kg | 1.10.7 | サウスヴィグラス | ミシックトライブ | ||
2015 | 1 | 7 | キクノストーム | 牡6 | 56kg | 1.09.7 | 重 | スタチューオブリバティ | Fabulous Dancer |
2 | 7 | カジキ | 牡6 | 56kg | 1.09.7 | サクラバクシンオー | ブライアンズタイム | ||
3 | 6 | マルカフリート | 牡9 | 56kg | 1.09.8 | アフリート | タヤスツヨシ | ||
2014 | 1 | 1 | ダノンレジェンド | 牡4 | 56kg | 1.09.5 | 良 | Macho Uno | Storm Cat |
2 | 6 | サトノタイガー | 牡6 | 56kg | 1.10.4 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ||
3 | 8 | メイショウノーベル | 牡5 | 56kg | 1.10.4 | スペシャルウィーク | Miswaki | ||
2013 | 1 | 1 | ノーザンリバー | 牡5 | 56kg | 1.10.7 | 良 | アグネスタキオン | Machiavellian |
2 | 4 | スノードラゴン | 牡5 | 56kg | 1.10.7 | アドマイヤコジーン | タヤスツヨシ | ||
3 | 2 | シルクフォーチュン | 牡7 | 57kg | 1.10.8 | ゴールドアリュール | アルワウーシュ |
カペラステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 3 | リメイク | オパールスプリント(GⅢ) | 3 | 2 |
2 | 2 | リュウノユキナ | JCBスプリント | 5 | 2 | |
3 | 6 | ジャスティン | OP(ダ) | 1 | 15 | |
2021 | 1 | 3 | ダンシングプリンス | L | 1 | 1 |
2 | 2 | リュウノユキナ | JCBスプリント | 3 | 5 | |
3 | 6 | オメガレインボー | 武蔵野S | 6 | 3 | |
2020 | 1 | 4 | ジャスティン | JCBスプリント | 1 | 8 |
2 | 1 | レッドルゼル | OP(ダ) | 2 | 1 | |
3 | 2 | ダンシングプリンス | 3勝クラス | 1 | 1 | |
2019 | 1 | 2 | コパノキッキング | JCBスプリント | 2 | 2 |
2 | 3 | テーオージーニアス | OP(ダ) | 2 | 2 | |
3 | 7 | シュウジ | OP(ダ) | 7 | 3 | |
2018 | 1 | 1 | コパノキッキング | OP(ダ) | 1 | 1 |
2 | 11 | サイタスリーレッド | OP(ダ) | 6 | 1 | |
3 | 2 | キタサンミカヅキ | JCBスプリント | 5 | 3 | |
2017 | 1 | 4 | ディオスコリダー | 1600万下 | 3 | 1 |
2 | 8 | スノードラゴン | JCBスプリント | 7 | 7 | |
3 | 2 | ブルドッグボス | JCBスプリント | 3 | 3 | |
2016 | 1 | 3 | ノボバカラ | 武蔵野S | 3 | 9 |
2 | 2 | ニシケンモノノフ | オーバルスプリント(GⅢ) | 2 | 4 | |
3 | 1 | コーンベリー | JCBスプリント | 4 | 3 | |
2015 | 1 | 3 | キクノストーム | OP(ダ) | 2 | 5 |
2 | 4 | カジキ | OP(ダ) | 4 | 11 | |
3 | 6 | マルカフリート | OP(ダ) | 11 | 1 | |
2014 | 1 | 12 | ダノンレジェンド | OP(ダ) | 3 | 5 |
2 | 7 | サトノタイガー | JCBスプリント | 6 | 2 | |
3 | 8 | メイショウノーベル | OP(ダ) | 9 | 3 | |
2013 | 1 | 6 | ノーザンリバー | OP(ダ) | 4 | 1 |
2 | 7 | スノードラゴン | OP(ダ) | 7 | 6 | |
3 | 2 | シルクフォーチュン | 武蔵野S | 5 | 11 |
カペラステークスと馬券の傾向
過去10年の集計より
人気と馬券
1番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割
2番人気 1勝2着3回3着4回、連対率4割、複勝率8割
3番人気 4勝2着1回3着0回、連対率5割、複勝率5割
1番人気は連対率1割、複勝率2割と馬券として信頼できません。一方、2番人気は連対率4割も複勝率8割、3番人気は連対率、複勝率共に5割と、連軸は3番人気あたりおススメ。実際に4番人気は2勝2着1回です。
2桁人気が馬券に絡んだのは過去10年で2回、いずれも馬連。もともとダート短距離のレースの番組は多く組まれているもの、ダート1200mのJRA重賞はカペラステークスしかありません。そのため出走馬は過去に対戦している同士が多く、能力差が明確。
しかも中山は内枠と外枠で有利不利があり、季節要因でダートは乾燥しパワーが必要で、さらにゴール前に急坂が待ち受けています。スピードよりパワーが優先で、馬格が無ければ走り切れません。
実際に過去10年で470kg以下の馬が馬券に絡んだのはわずか2回。一方で500kg超の馬が全体の約6割を占めます。そのため、馬格と当日の調子を優先した方が馬券になります。
前走と馬券
武蔵野S 2勝2着0回3着2回
JCBスプリント 2勝2着3回3着3回
OP・Lクラス 5勝2着7回3着4回
3勝クラス(旧1600万下) 1勝2着0回3着1回
重賞ではJCBスプリントと武蔵野S組の成績が良く、それ以外はほぼ前走オープン。重賞実績は関係なく、オープン大将が活躍するレースで、京都のオータムリーフSか東京の霜月Sをステップにした馬が多く馬券に絡む傾向です。
ダート1400m重賞は根岸SとプロキシオンS、それでも距離が長く感じる馬は多数おり、大抵ダート1200mOP・Lクラスを転戦。特に中山ダート1200mは特殊なコース、同コースの実績馬から選ぶのが無難。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 11頭
ミスタープロスペクター系 10頭
ノーザンダンサー系 4頭
その他 5頭
過去10年で馬券になった30頭中、現在の日本の主流血統であるサンデーサイレンス系とミスタープロスペクター系がほぼ拮抗。
サンデーサイレン系であればフジキセキ系3頭。ゴールドアリュール産駒とオルフェーヴル産駒が共に2頭、ミスタープロスペクター系はフォーティーナイナー系5頭、キングマンボ系4頭。他の系統もダートのマイル戦までは走れる短距離系種牡馬が多数を占めます。
性齢と馬券
3歳 2勝2着0回3着0回、占有率6.6%
4歳 4勝2着2回3着1回、占有率26.7%
5歳 3勝2着3回3着5回、占有率36.7%
6歳 1勝2着3回4着1回、占有率16.7%
7歳以上 0勝2着1回3着3回、占有率13.3%
勝ち鞍は4歳馬に譲るものの、馬券の中心は5歳馬。短距離戦ですがスピードよりパワーr優位なので6歳くらいまで十分馬券になりますが、勝ち切るは瞬発力も必要。基本的に瞬発力→パワー→スタミナの順に衰えるため、瞬発力に秀でフレッシュな4歳世代の勝ち鞍が増えます。
9歳馬が2着していますが、スプリンターズS優勝のスノードラゴンなので、高齢馬ならG1級の力が無ければ馬券になりません。なお牝馬は過去10年で3着1回。地方ダートG1優勝歴のあるコーンベリーなので、相当力が無ければ無視。
カペラステークスのレース及びコースの攻略法
カペラステークスはコーナーを2つ回る中山ダート1200mを使用。スタートはスタンド向こう側、ダート1200m専用の引き込み線から。スタート直後芝の内回りコースを走るため、長く芝を走れる大外が先行争いで有利。
スタートから最初のコーナーまで502mと非常に長く、しかも第4コーナー中盤まで高低差4.5mの長い下り坂が続くのでテンから早い展開。最後の直線は308mと短く、しかもゴール前1ハロンの場所からゴール手前まで高低差2.2mの急坂が待ち受けます。
基本的に逃げ・先行が有利で、スピードとパワーを兼ね備えていないと勝ち切れません。ただし、GⅢ戦なので先行争いが激化し前崩れの展開になることも多く、馬券に絡んだ馬の60%は第4コーナーを回った時点で7番以下に控えていた差し馬。
またこの時期の中山のダートは非常に乾燥して砂が重く、馬格が無ければパワー負けするため巨漢馬が活躍します。
コメント