【2023年度版】中日新聞杯入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る中日新聞杯の入賞馬

中日新聞杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 母の父
2022 1 1 キラーアビリティ 牡3 56kg 1.59.4 ディープインパクト Congaree
2 8 マテンロウレオ 牡3 56kg 1.59.4 ハーツクライ ブライアンズタイム
3 5 アイコンテーラー 牝4 52kg 1.59.5 ドゥラメンテ ケイムホーム
2021 1 1 ショウナンバルディ 牡5 55kg 1.59.8 キングズベスト Redoute’s Choice
2 3 アフリカンゴールド 騙6 54kg 1.59.9 ステイゴールド Gone West
3 5 シゲルピンクダイヤ 牝5 54kg 2.00.0 ダイワメジャー High Chaparral
2020 1 1 ボッケリーニ 牡4 55kg 2.00.1 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 7 シゲルピンクダイヤ 牝4 54kg 2.00.2 ダイワメジャー High Chaparral
3 5 ヴェロックス 牡4 57kg 2.00.3 ジャスタウェイ Monsun
2019 1 2 サトノガーネット 牝4 53kg 1.59.2 ディープインパクト Victory Note
2 5 ラストドラフト 牡3 55kg 1.59.2 ノヴェリスト ディープインパクト
3 4 アイスストーム 牡4 54kg 1.59.2 ストーミングホーム Red Ransom
2018 1 5 ギベオン 牡3 56kg 1.59.3 ディープインパクト Ghostzapper
2 6 ショユナンバッハ 牡7 54kg 1.59.3 ステイゴールド サクラバクシンオー
3 7 ストロングタイタン 牡5 57kg 2.00.0 Regal Ransom Tiznow
2017 1 7 メートルダール 牡4 55kg 1.59.3 ゼンノロブロイ Silver Hawk
2 5 ミッキーロケット 牡4 57.5kg 1.59.5 キングカメハメハ Pivotal
3 6 ロードヴァンドール 牡4 56kg 1.59.6 ダイワメジャー Storm Cat
2016 1 3 サトノノブレス 牡6 58kg 2.01.3 ディープインパクト トニービン
2 7 ファントムライト 牡7 55kg 2.01.4 オペラハウス サンデーサイレンス
3 7 レコンダイト 牡6 55kg 2.01.4 ハーツクライ ラストタイクーン
2015 1 1 ディサイファ 牡6 57kg 2.01.2 ディープインパクト Dubai Millennium
2 5 デウスウルト 騙7 55kg 2.01.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 2 マイネルミラノ 牡5 55kg 2.01.5 ステイゴールド Polish Precedent
2014 1 8 マーティンボロ 牡5 54kg 2.01.7 ディープインパクト Nureyev
2 3 ラキシス 牝4 54kg 2.01.7 ディープインパクト Storm Cat
3 7 ラブリーデイ 牡4 56kg 2.01.7 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2013 1 7 サトノアポロ 牡5 55kg 1.59.6 シンボリクリスエス Bering
2 4 アドマイヤタイシ 牡6 55kg 1.59.63 シングスピール Dubai Millennium
3 1 トウカイパラダイス 牡6 56kg 1.59.7 ゴールドアリュール マルゼンスキー

中日新聞杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 5 キラーアビリティ アルゼンチン共和国杯 2 8
2 4 マテンロウレオ L 5 1
3 10 アイコンテーラー L 10 3
2021 1 8 ショウナンバルディ L 5 8
2 17 アフリカンゴールド L 16 8
3 10 シゲルピンクダイヤ 府中牝馬S 9 10
2020 1 2 ボッケリーニ L 2 1
2 9 シゲルピンクダイヤ 府中牝馬S 5 7
3 1 ヴェロックス 小倉大賞典 1 9
2019 1 8 サトノガーネット エリザベス女王杯 12 9
2 3 ラストドラフト L 1 8
3 2 アイスストーム L 3 5
2018 1 1 ギベオン セントライト記念 3 13
2 12 ショユナンバッハ OP 3 11
3 7 ストロングタイタン 小倉記念 4 12
2017 1 2 メートルダール 関屋記念 1 12
2 1 ミッキーロケット 天皇賞秋 14 12
3 5 ロードヴァンドール 天皇賞秋 18 14
2016 1 1 サトノノブレス 日経新春杯 4 3
2 9 ファントムライト OP 1 2
3 13 レコンダイト アルゼンチン共和国杯 5 10
2015 1 5 ディサイファ AJCC 11 5
2 2 デウスウルト 中山金杯 5 3
3 6 マイネルミラノ 小倉大賞典 7 5
2014 1 10 マーティンボロ 1600万下 3 1
2 3 ラキシス 京都記念 3 4
3 4 ラブリーデイ 有馬記念 14 12
2013 1 5 サトノアポロ AJCC 4 4
2 1 アドマイヤタイシ 中山金杯 2 2
3 3 トウカイパラダイス 日経新春杯 4 3

中日新聞杯と馬券の傾向

現在と同時期の開催は2017年から。2016年以前は3月開催。

人気と馬券

1番人気 2勝2着2回3着1回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 2勝2着1回3着1回、連対率3割、複勝率4割

3番人気 0勝2着2回3着1回、連対率2割、複勝率4割

1番人気の連対率4割、複勝率5割なのでハンデキャップ戦の割にまずまずの成績。2番人気の連対率3割、3番人気の連対率は2割と、人気が下がるごとに馬券になる確率も下がります。馬連は1番人気以外の1桁人気は満遍なく馬券なります

2桁人気が馬券に絡んだのは過去10年で5回。複数頭2桁人気が馬券になった年も1回あり荒れ気味。2桁人気で馬券に絡んだ馬は共に父がサンデーサイレンス系、母の父が短距離系種牡馬という共通点があります。

前走と馬券

中京記念が年末開催になったのは2017年からなので、過去6年より集計。

エリザベス女王杯   1勝2着0回3着0回

天皇賞秋       0勝2着1回3着1回

アルゼンチン共和国杯 1勝2着0回3着0回

セントライト記念   1勝2着0回3着0回

府中牝馬S         0勝2着1回3着1回

小倉記念         0勝2着0回3着3回

関屋記念         1勝2着0回3着0回

OP・Lクラス       2勝2着5回3着2回

重賞から出走した馬のほとんどが、前走大敗馬。一方で前走GⅠだった馬以外は、前走で5番人気以内と、そのクラスで十分評価に値する実力があったことが伺えます。

前走大敗でハンデが軽くなるため巻き返しが可能で、前走好成績の馬より有利になると考えられます。そのため前走GⅡ以上のクラスで大敗し、人気落ちの馬は要注意。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   18

ミスタープロスペクター系   8頭

ノーザンダンサー系      2頭

その他            2頭

芝2000mでバックストレッチとホームストレッチの直線が長くスピードを活かしやすいため、スピード能力に秀でたサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が30頭中18頭、全体の6その内ディープインパクトが6勝2着1回3着0回と他を圧倒

他に複数頭馬券になっているサンデーサイレンス系種牡馬はダイワメジャー4頭、ステイゴールド系とハーツクライ系が共に3頭。他もダイワメジャー以外は現役時代クラッシックディスタンスで活躍した種牡馬が目立ちます。

残りはミスタープロスペクター系が8頭で全体の約3割。8頭中6頭がキングマンボ系。その他の系統の種牡馬も中長距離で実績のある種牡馬が並びます。

性齢と馬券

年末開催の過去6年の集計より

3歳   2勝2着2回3着0回、占有率22.2%

4歳   3勝2着2回3着4回、占有率50.0%

5歳   1勝2着0回3着2回、占有率16.6%

6歳   0勝2着1回3着0回、占有率5.6%

7歳以上 0勝2着1回3着0回、占有率5.6%

圧倒的に4歳が強いレース。全体の5割以上を4歳馬が占めます。一方6歳以上の高齢馬は苦戦。過去6年で馬券になった牝馬は4頭で全体の2割。中京芝2000mはアップダウンが激しく、実際の距離よりスタミナが必要で、スピード優位の牝馬には不利なレースです。

ハンデと馬券

52kg以下     0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

53~54kg台   2勝2着4回3着2回、占有率30.0%

55~56kg台   6勝2着5回3着4回、占有率46.7%

57kg以上     2勝2着1回3着3回、占有率20.0%

馬券になる斤量は55~56kgの範囲が最多で全体の約5割。馬齢で定められた斤量よりやや軽めの馬が好走すると分かります。

一方で57kg以上の斤量を背負って馬券になった馬は、過去にGⅠ出走歴があります。クラスが2つも下がるので、重ハンデでも勝ち負けできると考えられます。

中日新聞杯のレース及びコースの攻略法

中日新聞杯はコーナーを2つ回る中京芝2000mAコースを使用。スタートはスタンド正面のゴール前坂下から。スタートから最初のコーナーまで314mあり、ポジション争いは比較的スムーズに行われます。

バックストレッチ中央まで高低差1mほど上り坂を上りますが、勾配はきつくないのでほぼ平坦。バックストレッチは400m近くあり、跳びが大きな馬はスタミナを温存しながら走れます。

バックストレッチ中央を過ぎると一転して第4コーナーまで高低差3.5mの長い下り坂。ここから一気にレースが動きます。第3から第4コーナーに掛けてスパイラルカーブが設けられているので、下り坂を利用して加速をつけすぎると遠心力で外に振られ距離ロスします。

ゴールまでの最後の直線は412mと長く、差し・追い込み有利なコース過去6年の優勝馬の内5頭が第4コーナーを回った時点で7番低下。一方勝ち馬の上がりが33秒台になったのは2回だけ。瞬発力より長くいい脚を使えるタイプが台頭します。

ゴール前300~200mまでに高低差2mの急坂が待ち受けます。実質上り坂を2度駆け上がるので、実走距離よりスタミナが必要です。

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