2025年オークスの注目馬を分析!
オークスの特徴
GⅠオークスは第2回東京開催10日目に行われる3歳牝馬限定芝2400mの馬齢定量戦です。正式名は優駿牝馬。牝馬クラシック3冠レースの一つであり、牡馬のダービー(日本優駿)と並び最も権威あるレースで優勝馬は「樫の女王」と称えられます。負担重量は55kg。
オークスの出走条件は①花賞5着以内②フローラS2着以内③スイートピーS1着馬に優先出走権が与えられ、それ以外は獲得本賞金の高い順位に出走が可能。残りは抽選。
また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。地方所属馬は上記出走条件の①~③に該当する馬が出走可能です。
なおオークスの1~3着馬にはその年の秋に仏国牝馬限定芝2400mGⅠヴェルメイユ賞への優先出走権が与えられます。
牡馬クラッシクの皐月賞が2000m、ダービーが2400mで距離延長が400mに対し、桜花賞が1600m、オークスは2400mと距離が一気に800mも延長します。多くが桜花賞からの参戦ですが、距離適性では他の路線組も台頭しやすく馬券の検討が難しいレースです。
勝ち馬予想に役立つ!オークスの注目馬分析
| 枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
| 所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
| 1 | 1 | アルマヴェローチェ | ハービンジャー | 牝3 | 岩田望来 | ノーザンファーム |
| 上村洋行(栗東) | ダイワメジャー | 55kg | 大野照旺 | |||
| 1 | 2 | レーヴドロペラ | モーリス | 牝3 | 大野拓弥 | ハシモトファーム |
| 加藤士津八(美浦) | ディープインパクト | 55kg | ライオンレースホース | |||
| 2 | 3 | パラディレーヌ | キズナ | 牝3 | 丹内祐次 | 岡田スタッド |
| 千田輝彦(栗東) | Closing Argument | 55kg | 岡田牧雄 | |||
| 2 | 4 | アイサンサン | キズナ | 牝3 | 北村宏司 | サンデーヒルズ |
| 佐々木晶三(栗東) | シンボリクリスエス | 55kg | 岡浩二 | |||
| 3 | 5 | リンクスティップ | キタサンブラック | 牝3 | M.デムーロ | 白老ファーム |
| 西村真幸(栗東) | Kitten’s Joy | 55kg | サンデーレーシング | |||
| 3 | 6 | ビップデイジー | サトノダイヤモンド | 牝3 | 幸英明 | ノーザンファーム |
| 松下武士(栗東) | キングカメハメハ | 55kg | 鈴木邦英 | |||
| 4 | 7 | レーゼドラマ | キズナ | 牝3 | 坂井瑠星 | 社台ファーム |
| 辻野泰之(栗東) | Burning Roma | 55kg | 社台レースホース | |||
| 4 | 8 | サタデーサンライズ | デクラレーションオブウォー | 牝3 | 田辺裕信 | 下河辺牧場 |
| 石坂公一(栗東) | サンデーサイレンス | 55kg | 松岡隆雄 | |||
| 5 | 9 | エンブロイダリー | アドマイヤマーズ | 牝3 | C.ルメール | ノーザンファーム |
| 森一誠(美浦) | クロフネ | 55kg | シルクレーシング | |||
| 5 | 10 | タイセイプランセス | リアルスティール | 牝3 | 石橋脩 | ノーザンファーム |
| 池上昌和(美浦) | Australia | 55kg | 田中成奉 | |||
| 6 | 11 | ウィルサヴァイブ | アルアイン | 牝3 | 団野大成 | ノーザンファーム |
| 須貝尚介(栗東) | ハービンジャー | 55kg | 安原浩司 | |||
| 6 | 12 | ブラウンラチェット | キズナ | 牝3 | D.レーン | ノーザンファーム |
| 手塚貴久(美浦) | Congrats | 55kg | サンデーレーシング | |||
| 7 | 13 | タガノアビー | アニマルキングダム | 牝3 | 藤岡佑介 | 新冠タガノファーム |
| 千田輝彦(栗東) | アイルハヴアナザー | 55kg | 八木良司 | |||
| 7 | 14 | サヴォンリンナ | サトノダイヤモンド | 牝3 | 北村友一 | 追分ファーム |
| 田中克典(栗東) | Zoffany | 55kg | GⅠレーシング | |||
| 7 | 15 | カムニャック | ブラックタイド | 牝3 | A.シュタルケ | 社台ファーム |
| 友道康夫(栗東) | サクラバクシンオー | 55kg | 金子真人H | |||
| 8 | 16 | ゴーソーファー | キズナ | 牝3 | 津村明秀 | ノーザンファーム |
| 手塚貴久(美浦) | Ghostzapper | 55kg | 藤田晋 | |||
| 8 | 17 | ケリフレッドアスク | ドゥラメンテ | 牝3 | M.ディー | ASK STUD |
| 藤原英昭(栗東) | ディープインパクト | 55kg | 廣崎利洋 | |||
| 8 | 18 | エリカエクスプレス | エピファネイア | 牝3 | 戸崎圭太 | 三嶋牧場 |
| 杉山晴紀(栗東) | Galileo | 55kg | 三木正浩 |
エンブロイダリー
| アドマイヤマーズ | ダイワメジャー | サンデーサイレンス |
| ウインドインハーヘア | ||
| ヴィアメディチ | Medicean | |
| Via Milano | ||
| ロッテンマイヤー | クロフネ | フレンチデピュティ |
| ブルーアヴェニュー | ||
| アーデルハイト | アグネスタキオン | |
| ビワハイジ |
エンブロイダリーは桜花賞の優勝馬。これまで6戦4勝2着1回。1勝クラス、クイーンC、桜花賞で芝1600m戦3連勝を飾っています。
エンブロイダリーの父はマイルGⅠ3勝のアドマイヤマーズ。クロフネ産駒の母ロッテンマイヤーはクイーンC3着がある3勝馬。また母の姉妹にマーメイドS2着のエーデルブルーメ、地方GⅢ3着のアーデルリーベがおり、重賞では一歩足りない母系。
ただし祖祖母はGⅠ馬のビワハイジで、オークス他GⅠ6勝のブエナビスタを輩出。エンブロイダリーは血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスが底力を底上。
未勝利戦で芝1800mを2着に1.2秒差も、能力が他馬より抜けていただけ。芝1400m勝ちがあり、父がダイワメジャー系のアドマイヤマーズ、母の父がクロフネだと血統的に持って2000mまでで、2400m戦は不向き。
前走の走りもマイラーそのもの。スローで息が持つ、あるいはハイペースで後方待機ったら馬券内も、基本見送り。
アルマヴェローチェ
| ハービンジャー | Dansili | デインヒル |
| Hasili | ||
| Penang Pearl | Bering | |
| Guapa | ||
| ラクアミ | ダイワメジャー | サンデーサイレンス |
| ウインドインハーヘア | ||
| レイズアンドコール | サクラバクシンオー | |
| モーリストンベル |
アルマヴェローチェは昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの優勝馬で、桜花賞の2着馬。これまで4戦2勝。札幌2歳Sでも2着しています。
アルマヴェローチェの父はハービンジャー。ダイワメジャー産駒の母ラクアミは芝マイルの3勝馬。母の半弟でキンシャサノキセキ産駒のモンドキャノンが京王杯2歳Sを勝ちで朝日杯フューチュリティーS2着。アルマヴェローチェは血統内にノーザンダンサーの5×5×5×5の濃いクロスを持ちます。
桜花賞はぶっつけ本番で、馬体重+12kgにも拘わらず、あがりはメンバー中最速。少し前にいたエンブロイダリーを首差捉えられない惜しい競馬で、あと数メートル長ければ差し切れています。さらに3着には0.4秒差を付けています。
母の父は殆どマイラーだけを出すダイワメジャーですが、父は英2400mGⅠ勝ちのハービンジャーなので、血統面からも桜花賞馬のエンブロイダリーよりオークス向き。
新馬戦は稍重の札幌芝1800m、重の札幌2歳Sはハナ差でメンバー中最速。優勝馬のマジックサンズはNHKマイルCで2着と強い相手と接戦で、この時期に洋芝の1800mで勝ち負けできるなら中距離以上は走れます。さらにここ3戦メンバー中最速は、切れ味勝負になりやすいオークス向き。勝ち負け。
リンクスティップ
| キタサンブラック | ブラックタイド | サンデーサイレンス |
| ウインドインハーヘア | ||
| シュガーハート | サクラバクシンオー | |
| オトメゴコロ | ||
| ダンスウィズキトゥン | Kitten’s Joy | El Prado |
| Kitten’s First | ||
| Madame Du Lac | Lemon Drop Kid | |
| Geisha Girl |
リンクスティップは桜花賞の3着馬。これまで4戦1勝2着1回3着1回。2戦目の12月京都芝2000m未勝利戦で勝ち上がり、続くきさらぎ賞では牡場相手に2着。前走桜花賞では最後方からメンバー中2番目の脚で3着に食い込んでいます。
リンクスティップの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。米国産の母ダンスウィズキトゥンは海外で3勝。母の半兄に米芝中距離GⅠ2連覇を含む重賞5勝、全7勝を挙げたディヴィシデロ。リンクスティップは血統内にサドラーズウェルズの3×4の濃いクロスを持ちます。
サドラーズウェルズの血が濃く、父がキタサンブラックを考えれば距離が伸びた方が良いタイプ。リンクスティップの一つ上で父がハーツクライ系だったデュアルウィルダーが青葉賞で差のない3着なられば、血統からも中長距離向き。既に2000m戦を2度経験し、前走より距離延長は明らかにプラス。
また前走はスタートが決まらず後方から。それでも最後は桜花賞馬と同じメンバー中2番目の脚で他馬をごぼう抜き。1、2着馬には及ばないものの、4着馬には0.5秒差も付けてています。連下で。
エリカエクスプレス
| エピファネイア | シンボリクリスエス | Kris S. |
| Tee Kay | ||
| シーザリオ | スペシャルウィーク | |
| キロフプリミエール | ||
| エンタイスド | Galileo | Sadler’s Well |
| Urban Sea | ||
| Dialafara | Anabaa | |
| Diamilina |
エリカエクスプレスはフェアリーSの優勝馬で、これまで3戦2勝。桜花賞では1番人気推されましたが、スタートが良くて逃げてしまい、優勝馬エンブロイダリー1.1秒離され着に敗れています。
エリカエクスプレスの父はエピファネイア。アイルランド産の母エスタンドは未出走馬。母の半兄に愛国クラシック2冠馬のカプリがおり、他の兄妹も重賞勝ち馬多数。またエリカエクスプレスは血統内にサドラーズウェルズの4×3、ノーザンダンサーの5×4×5の濃いクロスを持ちます。
血統的も2400m向きで、桜花賞が自らが作ったハイペースのせいで先行馬は総崩れ、上位陣は差し、追い込みが占める中、5着に踏ん張っているのは相当スタミナがある証拠。そのため前走より距離延長は血統面からもプラス。
あとは行きたがる気性を抑えられるかがカギ。まだ戦歴が少なく、今回も暴走する可能性は否めません。抑えまで。
カムニャック
| ブラックタイド | サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | ||
| ウインドインハーヘア | Alzao | |
| Burghclere | ||
| ダンスアミーガ | サクラバクシンオー | サクラユタカオー |
| サクラハゴロモ | ||
| ダンスオールナイト | エルコンドルパサー | |
| ダンスパートナー |
カムニャックはフローラSの優勝馬。これまで4戦2勝。新馬戦は芝2000mを1番人気で2着に0.6秒差。アルテミスS、京都芝1600mLクラスは掲示板外すも、芝2000mの前走では7番人気の低評価を覆し2着に0.2秒差を付けています。
カムニャックの父はディープインパクトの全兄のブラックタイド。サクラバクシンオー産駒の母ダンスアミーガは芝マイルの5勝馬。ダンスアミーガの一つ上でロードカナロア産駒のキープカルムがダービー卿チャレンジトロフィーで3着。
母の半弟でハービンジャー産駒のヨカグラが障害GⅢ勝ちを含む、障害で4勝。カムニャックは血統内にサンデーサイレンスの2×4の濃いクロスを持ちます。
父がブラックタイド、母の父サクラバクシンオーはキタサンブラックと同じ。また祖祖母はオークス馬のダンスパートナーで、祖母の父はエルコンドルパサーと、母の父以外はスタミナ豊富な血統。さらに前走の勝ち時計1分58秒9は過去10年で最速。
ただし、同じ血統背景のキタサンブラックが秋を越してから本格化。近親も古馬になってから活躍しているので、本格化はまだ先。前走好時計勝ちから来る反動も気になります。また過去10年でフローラSの勝ち馬のオークス優勝は無く、2着が3回。良くて連下まで。





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