種牡馬ヘニーヒューズと産駒の特徴を紹介
ヘニーヒューズの現役時代の成績
ヘニーヒューズの戦績
10戦6勝2着3回
G1及び重賞勝利
G1:米キングズビショップS(ダ7F)、 米ヴォスバーグS (ダ2F)
G2:米サラトガスペシャルS(ダ6F)
G3:米ジャージーショアS米(ダ6F)
特記事項
無
ヘニーヒューズの現役時代の特徴
米国産馬で2歳時より米ダート路線で活躍し、2戦目を15馬身差で勝ち上がると3連勝で重賞制覇。その後2歳G1奪取を狙い3連戦するも、同期のファーストサムライに連続に2着で終える。
3歳は米クラシック路線には向かわず短距離へシフト。ダート1400mG1キングズビショップステークス、ダート1200mG1ヴォスバーグステークスを連勝。ヴォスバーグステークスではレコードを叩き出しています。
米ブリダーズカップスプリントではスタートに失敗し最下位敗退。このレースを最後に種牡馬入りしています。
ヘニーヒューズの血統上の特徴
| ヘネシー | Storm Cat | Storm Bird |
| Terlingua | ||
| Island Kitty | Hawaii | |
| T. C. Kitten | ||
| Meadow Flyer | Meadowlake | Hold Your Peace |
| Suspicious Native | ||
| Shortley | Hagley | |
| Short Winded |
父は日本でもフェブラリーステークス優勝のサンライズバッカスを送り出したストームキャット系のヘネシー。母メドウフライヤーは米国の1勝馬で目立った成績は有りません。
母の父メドウレイクも短距離G1の勝ち馬。持ち込み場として日本でもシベリアンメドウが京王杯2歳ステークスを制しています。父系、母系共に短距離指向が高い種牡馬です。ストームキャットの根幹はノーザンダンサー系なので、基本的に筋肉質。
父系が日本でも短距離路線でスピード馬を多く出しているストームキャット系なので、日本でも走る下地があります。
ヘニーヒューズ産駒の特徴
日本に正式に繋養されたのは2013年からですが、持ち込み馬としてアジアエクスプレスが朝日フューチュリティステークスを、モーニンがフェブラリーステークスを制しています。
日本に繋養されてからはニュージーランドトロフィーとユニコーンステークスを制し、地方G1かしわ記念勝ちのワイルドファラオを送り出しています。
| 平均走破距離(m) |
|
| 芝 | ダート |
| 1365.2 | 1441.2 |
| 距離 | ~1400m | ~1800m | ~2200m | ~2600m | ||||
| 勝率 | 複勝率 | 勝率 | 複勝率 | 勝率 | 複勝率 | 勝率 | 複勝率 | |
| 芝 | 0.056 | 0.161 | 0.034 | 0.154 | 0.059 | 0.059 | 0.000 | 0.000 |
| ダート | 0.115 | 0.292 | 0.105 | 0.313 | 0.116 | 0.186 | 0.000 | 0.000 |
| 重賞 | 特別 | 平場 | 芝 | ダート | ||||||||||
| 出走数 | 勝利数 | 勝率 | 出走数 | 勝利数 | 勝率 | 出走数 | 勝利数 | 勝率 | 出走数 | 勝利数 | 勝率 | 出走数 | 勝利数 | 勝率 |
| 67 | 8 | 0.119 | 404 | 43 | 0.106 | 2216 | 220 | 0.099 | 472 | 23 | 0.049 | 2199 | 245 | 0.111 |
2021年8月末現在。
ヘニーヒューズ産駒は総じて早熟傾向。ストームキャット系はパワー&スピードタイプが多く、馬体が筋肉質になりがちです。そのためレースにおける消耗が激しく、爆発的なレースができる一方で、レース後は筋肉が硬直し、次のレースで成績を落としやすい傾向。
ヘニーヒューズ産駒は若駒ならスピードを活かし芝、ダート共に走りますが、産駒は1:3の割合でダート馬が多い傾向。産駒の平均走破距離は芝1300m、ダート1400mであることから分かるように、芝よりダートの走破距離が長く、距離はマイルまでの馬。それ以上の距離では成績が極端に落ちます。
ダートにおけるアーニングインデックスが1.75(2020年)と優秀。日本に繋養された時の種付料が300万と格安であるにも関わ割らず、ダートでは重賞、特別レース、平場全てで勝率は10%を超えています(上記表は芝を含む)。
またダートマイルまでにおける複勝率が30%程度と、マイル以下ならカネヒキリやゴールドアリュールより優秀。そのため2021年度の種付け料が500万円まで跳ね上がっています。
3歳までのダート短距離路線でヘニーヒューズ産駒が出てきたら買い。一方で数を使っている5歳以上だと筋肉が消耗し上がり目が無いため軽視。馬主としても3歳までに資金を回収と考えれば、馬主孝行の種牡馬と言えます。
ヘニーヒューズの代表産駒
アジアエクスプレス 朝日フューチュリティステークス(現種牡馬)
モーニン フェブラリーステークス(現種牡馬)
ワイルドファラオ 船橋かしわ記念




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