【2020年度版】函館記念入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る函館記念の入賞馬

函館記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 2 マイスタイル 牡5 56kg 1.59.6 ハーツクライ フォーティナイナー
2 3 マイネルファンロン 牡4 54kg 1.59.6 ステイゴールド ロージズインメイ
3 5 ステイフーリッシュ 牡4 57.5kg 1.59.9 ステイゴールド キングカメハメハ
2018 1 4 エアアンセム 牡7 55kg 1.59.8 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2 2 サクラアンプルール 牡7 57.5kg 1.59.9 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 8 エテルナミノル 牝5 54kg 2.00.0 エンパイアメーカー フジキセキ
2017 1 6 ルミナスウォーリア 牡6 55kg 2.01.2 メイショウサムソン アグネスタキオン
2 7 タマモベストプレイ 牡7 56.5kg 2.01.4 フジキセキ ノーザンテースト
3 8 ヤマカツライデン 牡5 55kg 2.01.4 シンボリクリスエス ダンスインザダーク
2016 1 3 マイネルミラノ 牡6 56kg 1.59.0 稍重 ステイゴールド Polish Precedent
2 4 ケイティープライド 牡6 52kg 1.59.3 ディープインパクト フレンチデピュティ
3 5 ツクバアズマオー 牡5 55kg 1.59.5 ステイゴールド Polish Precedent
2015 1 3 ダービーフィズ 牡5 54kg 1.59.1 ジャングルポケット サンデーサイレンス
2 2 ハギノハイブリッド 牡4 56kg 1.59.1 タニノギムレット トニービン
3 1 ヤマカツエース 牡3 53kg 1.59.7 キングカメハメハ グラスワンダー
2014 1 2 ラブイズブーシェ 牡5 56kg 2.00.1 マンハッタンカフェ メジロマックイーン
2 5 ダークシャドウ 牡7 58kg 2.00.2 ダンスインザダーク Private Account
3 1 ステラウインド 牡5 54kg 2.00.4 ゼンノロブロイ スピニングワールド
2013 1 4 トウケイヘイロー 牡4 57.5kg 1.58.6 ゴールドヘイロー ミルジョージ
2 1 アンコイルド 牡4 55kg 1.58.9 Private Account Alzao
3 8 アスカクリチャン 牡6 56kg 1.58.9 スターリングローズ ダイナレター
2012 1 2 トランスワープ 騙7 54kg 2.00.4 ファルブラヴ リアルシャダイ
2 4 イケトップガン 牡8 52kg 2.00.6 マヤノトップガン サンデーサイレンス
3 2 ミッキーパンプキン 牡6 55kg 2.00.6 ダンスインザダーク Alzao
2011 1 2 キングトップガン 牡8 54kg 2.00.3 マヤノトップガン マルゼンスキー
2 2 マヤノライジン 牡10 53kg 2.00.3 マヤノトップガン Danzig
3 7 アクシオン 牡8 57kg 2.00.6 サンデーサイレンス Dixieland Band
2010 1 3 マイネルスターリー 牡5 56kg 1.58.5 スターオブコジーン サンデーサイレンス
2 6 ジャミール 牡4 56kg 1.59.1 ステイゴールド Sadler’s Wells
3 4 ドリームサンデー 牡6 57kg 1.59.1 タイキシャトル ブライアンズタイム

函館記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 1 マイスタイル OP 2 9
2 9 マイネルファンロン OP 5 12
3 3 ステイフーリッシュ 鳴尾記念 4 3
2018 1 5 エアアンセム エプソムカップ 8 5
2 7 サクラアンプルール 日経賞 6 3
3 13 エテルナミノル マーメイドS 6 11
2017 1 5 ルミナスウォーリア 金鯱賞 9 5
2 14 タマモベストプレイ 天皇賞(春) 14 13
3 7 ヤマカツライデン 天皇賞(春) 12 15
2016 1 3 マイネルミラノ エプソムカップ 6 3
2 13 ケイティープライド OP 7 6
3 9 ツクバアズマオー OP 4 3
2015 1 3 ダービーフィズ 目黒記念 2 6
2 10 ハギノハイブリッド 新潟記念 7 10
3 7 ヤマカツエース NHKマイルカップ 7 13
2014 1 2 ラブイズブーシェ 目黒記念 12 2
2 8 ダークシャドウ エプソムカップ 8 3
3 7 ステラウインド 1600万下 1 1
2013 1 3 トウケイヘイロー 鳴尾記念 6 1
2 7 アンコイルド OP 3 8
3 8 アスカクリチャン 新潟大賞典 9 8
2012 1 4 トランスワープ OP 1 3
2 8 イケトップガン OP 11 5
3 7 ミッキーパンプキン OP 7 3
2011 1 4 キングトップガン 目黒記念 7 1
2 12 マヤノライジン OP 6 6
3 7 アクシオン エプソムカップ 12 10
2010 1 2 マイネルスターリー 新潟大賞典 7 4
2 1 ジャミール 天皇賞(春) 3 7
3 5 ドリームサンデー 金鯱賞 6 2

函館記念と馬券の傾向

人気と馬券

1番人気 1勝2着1回3着0回 連対率2割、複勝率2割

2番人気 2勝2着0回3着0回 連対率2割、複勝率2割

3番人気 3勝2着0回3着0回 連対率3割、複勝率3割

昔から1番人気が勝てないことで知られるレースで、1、2番人気の連対率も複勝率もは共に2割、3番人気も連対率、複勝率3割と上位陣が信頼できません。ただし1着馬は5番人気以内から出ています。

また2着馬が5番人気以下だったのは10回中9回、そのうち2桁人気は4回もあります。さらに過去10年で1~3番人気が3着に絡んでいないことからも紐荒れのレース。ハンデキャップマッチ通り、かなり難解なレースの一つです。

前走と馬券

GI(天皇賞春・NHKマイルかっカップ)

0勝2着2回3着2回

G2(金鯱賞・日経賞・目黒記念賞)

4勝2着1回3着1回

G3(新潟記念・鳴尾記念・エプソムカップ・マーメイドS)

2勝2着1回3着4回

オープン・1600万下(3勝クラス)

2勝2着4回3着3回

前走G2クラスからの挑戦が最多の4勝。このうち3勝が目黒記念から。一方でG1からの挑戦は勝ち切れていません。オープンは巴賞からの挑戦が多く、函館の芝適正を見据えてたたき台として使ってきています。そのため前走の着順はあまり関係ありません。

血統と馬券

過去10年で馬券になった30頭中5頭がステイゴールド産駒。また過去にはマヤノトップガン産駒が3頭、シンボリクリスエスやタニノギムレット産駒などを合わせると6頭がロベルト系と、他のレースより比率が高い傾向にあります。

函館記念が行われる函館競馬場は時計がかかるよう芝であるのに加え、最後の直線も短いのでパワーと斤量負けをしない馬力型や根性のある種牡馬の活躍が目立ちます。

性齢と馬券

3歳   0勝2着0回3着1回 占有率3.3%

4歳   1勝2着4回3着1回 占有率20%

5歳   4勝2着0回3着4回 占有率26.7%

6歳   2勝2着1回3着3回 占有率20%

7歳以上 3勝2着5回3着1回 占有率30%

勝ち鞍こそ「充実の5歳馬」が多いものの、2着0回。一方7歳以上は3勝でしかも2着5回と軸として狙えます。この時期の函館芝は基本的にスピード能力よりパワーが必要な馬場。パワーはスピードほど加齢による衰えはないので、経験豊富な高齢馬が活躍します。

なお、牝馬が過去10年で3着1回と不振。

函館記念のレース及びコースの攻略法

函館記念はコーナーを4つ回る函館芝2000mを使用。スタートはスタンド手前、2000m専用の引き込み線から。小回りコースとして知られる函館コースですが、引き込み線からスタートになるため第1コーナーまでの比較的直線は長く、先行争いは厳しくありません。

最初のゴール板を過ぎると第1コーナーから第2コーナーにかけて下り坂。バックストレッチから第3コーナー中盤まで緩やかな上り坂が続きます。

最終コーナーはスパイラルカーブが設けられ、ここでスピードを上げ過ぎる外に振られて不利です。しかし、この時期に函館は内ラチが荒れ外が有利。逃げ・先行馬がスピードを緩めることはありません。さらに最後の直線は262mと全競馬場最短。このため逃げ、先行が圧倒的に有利なコースです。

実際に過去10年で逃げ馬が3勝を挙げています。

また函館競馬場は洋芝なため時計がかかり、さらに芝が荒れているので相当パワーが必要。過去の函館コースの芝適正が如実に反映されるレースです。過去の函館コースの成績は要チェックです。

 

 

 

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