過去10年のデータから見る新潟記念の入賞馬

新潟記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

新潟記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

新潟記念と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気　2勝2着2回3着0回、連対率4割、複勝率4割

2番人気　2勝2着0回3着0回、連対率2割、複勝率2割

3番人気　0勝2着0回3着3回、連対率0割、複勝率3割

1番人気の連対率4割、2番人気は2割、3番気に至っては過去10年で1度も馬連に絡んでいないように人気上位はかなり不振で信用できません。一方で5、6番人気が連軸になっている年が7回、5～9番人気が馬連に絡んでいる年は9年回と1桁人気下位の方が馬券に絡んでいます。

2桁人気が馬券に絡んだ年は5年と半分を占め、その内馬連は2回。ハンデキャップ戦らしく荒れるレースです。

前走と馬券

サマー2000シリーズからの転戦馬が多いのが特徴。

七夕記念　0勝2着3回3着1回

函館記念　1勝2着1回3着0回

小倉記念　5勝2着2回3着4回

札幌記念　0勝2着0回3着0回

コース形態が180度違いますが、同じ野芝で適度なローテションが組める小倉記念からの成績が抜群に良いのが分かります。小倉記念でポイントを稼いでいる馬か、小倉記念で上位人気だったものの1Pしか稼げなかった馬が馬券に絡んでいます。

また前走G1だった馬は前走の人気やハンデに関わらず馬券に絡んできます。

血統と馬券

過去10年で馬券に絡んだ30頭中、ディープインパクト産駒が7頭、全体の23.3％とハイアベレージ。またサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が全体の8割、母の父を含めれば9割以上と、圧倒的にサンデーサイレンス系が強いレースです。

野芝で時計が早く、平坦で最後の直線が長いといったコース設定は、サンデーサイレンス系に最適なレースと言えます。

性齢と馬券

3歳　　　　　1勝2着0回3着0回、占有率3.3％

4歳　　　　　2勝2着3回3着2回、占有率23.3％

5歳　　　　　4勝2着3回3着4回、占有率36.7％

6歳　　　　　1勝2着2回3着2回、占有率16.7％

7歳以上　　　2勝2着2回3着2回、占有率20％

5歳世代が中心。4勝、全体でも36.7％を占めます。4、6、7歳で差は少ないものの、全体としてみた時は7歳馬の活躍が目立ちます。実際に年齢的に人気になり難いのですが、実際に人気薄で馬券に絡んでくるので当日の調子が良ければ買いです。

また過去10年で馬券に絡んだ牝馬は1頭だけで軽ハンデ馬。完全に牡馬偏重のレースです。

ハンデと馬券

52kg以下　 　1勝2着0回3着0回、占有率3.3％

53～54kg台　 1勝2着2回3着3回、占有率20％

55～56kg台　 6勝2着5回3着3回、占有率46.7％

57kg以上　 　2勝2着3回3着4回、占有率30％

極端な軽ハンデ馬は馬券に絡むことが少なく、重賞経験豊富な重ハンデ馬でも十分能力が発揮されるレース。馬券に絡んだ馬の9割は前走重賞からの転戦なので、負担重量に関わらず当日の馬の調子から判断した方が馬券になります。

新潟記念のレース及びコースの攻略法

新潟記念はコーナーを2つ回る新潟外回り芝2000m、Bコースを使用。スタートはスタンドの向こう側の1400ｍと2000mで使う引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで935mと非常に長く、ポジション争いはスムーズ。また大跳びの馬も十分加速できます。

新潟外回りは第3コーナー手前から高低差2.2mの上り坂が続きます。第3コーナーをすぐ過ぎると今度は内回りコースに入るまで緩やかな下り坂が続きます。

ゴールまでの直線は658.7mと非常に長く、差し・追い込み馬が有利。ただし各馬追い出しをけん制し合うため最後は瞬発力勝負で、上りは33秒台決着。最終週で芝は荒れて見えますが新潟はコースの幅が広く、馬場の良い所を選んでレースが運べるため勝ち時計は2分を切ります。

持ち時計や過去の上がり時計は要チェックです。