【2021年度版】中山牝馬ステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る中山牝馬ステークスの入賞馬

中山牝馬ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 2 フェアリーポルカ 牝4 52kg 1.50.2 不良 ルーラーシップ アグネスタキオン
2 8 リュヌルージュ 牝5 50kg 1.50.3 モンテロッソ メジロマックイーン
3 5 エスピワー 牝4 53kg 1.50.4 オルフェーヴブル シンボリクリスエス
2019 1 5 フロンテアクイーン 牝6 54kg 1.47.7 メイショウサムソン サンデーサイレンス
2 6 ウラヌスチャーム 牝4 53kg 1.47.7 ルーラーシップ フジキセキ
3 3 アッフィラート 牝6 51kg 1.47.7 ディープインパクト Loup Solitaire
2018 1 8 カワキタエンカ 牝4 53kg 1.49.0 稍重 ディープインパクト クロフネ
2 4 フロンテアクイーン 牝5 54kg 1.49.1 メイショウサムソン サンデーサイレンス
3 6 レイホーロマンス 牝5 52kg 1.49.3 ハービンジャー サンデーサイレンス
2017 1 2 トーセンビクトリー 牝5 53kg 1.49.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 7 マジックタイム 牝6 56kg 1.49.4 ハーツクライ ブライアンズタイム
3 1 クインズミラーグロ 牝5 52kg 1.49.5 マンハッタンカフェ In Excess
2016 1 8 シュンドルボン 牝5 54kg 1.50.3 ハーツクライ エルコンドルパサー
2 8 ルージュバック 牝4 56kg 1.50.3 マンハッタンカフェ Awesome Again
3 3 メイショウスザンナ 牝7 55kg 1.50.4 アグネスデジタル サンデーサイレンス
2015 1 2 バウンズシャッセ 牝4 54kg 1.47.5 ゼンノロブロイ Halling
2 5 アイスフォーリス 牝6 54kg 1.47.5 ステイゴールド クロフネ
3 8 パワースポット 牝7 53kg 1.47.7 スズカマンボ パラダイスクリーク
2014 1 3 フーラブライド 牝5 53kg 1.48.52 ゴールドアリュール メジロマックイーン
2 7 ケイアイエレガント 牝5 53kg 1.48.7 キングカメハメハ A.P. Indy
2 7 キャトルフィーユ 牝5 52kg 1.48.7 ディープインパクト Tejano Run
2013 1 6 マイネイザベル 牝5 56kg 1.48.5 テレグノシス サンデーサイレンス
2 4 スマートシルエット 牝6 54kg 1.48.6 ファルブラヴ Deputy Minister
3 8 オールザットジャズ 牝5 56kg 1.48.7 タニノギムレット サンデーサイレンス
2012 1 6 レディアルバローザ 牝5 54kg 1.50.6 キングカメハメハ Tejano Run
2 4 オールザットジャズ 牝4 53kg 1.50.7 タニノギムレット サンデーサイレンス
3 2 エオリアンハーブ 牝6 53kg 1.50.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2011 1 7 レディアルバローザ 牝4 53kg 1.45.4 キングカメハメハ Tejano Run
2 6 フミノイマジーン 牝5 51kg 1.45.8 マンハッタンカフェ Dixieland Band
3 2 コスモネモシン 牝4 55kg 1.45.9 ゼンノロブロイ シングスピール

中山牝馬ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 3 フェアリーポルカ 愛知杯 6 4
2 14 リュヌルージュ 2勝クラス 5 1
3 1 エスピワー ターコイズS 2 2
2019 1 5 フロンテアクイーン ターコイズS 4 4
2 3 ウラヌスチャーム 愛知杯 3 4
3 11 アッフィラート 1600万下 5 2
2018 1 6 カワキタエンカ OP 2 10
2 2 フロンテアクイーン ターコイズS 3 2
3 9 レイホーロマンス 愛知杯 1 2
2017 1 5 トーセンビクトリー OP 1 8
2 1 マジックタイム 1600万下 1 1
3 7 クインズミラーグロ 愛知杯 6 3
2016 1 4 シュンドルボン 愛知杯 1 8
2 1 ルージュバック 有馬記念 6 10
3 15 メイショウスザンナ 愛知杯 18 12
2015 1 3 バウンズシャッセ 愛知杯 6 8
2 4 アイスフォーリス 中山金杯 11 5
3 5 パワースポット 京都牝馬S 8 3
2014 1 1 フーラブライド 日経新春杯 4 3
2 10 ケイアイエレガント 1600万下 10 1
2 4 キャトルフィーユ 愛知杯 14 2
2013 1 6 マイネイザベル エリザベス女王杯 10 7
2 2 スマートシルエット 東京新聞杯 10 6
3 1 オールザットジャズ 日経新春杯 7 12
2012 1 8 レディアルバローザ 京都牝馬S 7 6
2 7 オールザットジャズ 1600万下 1 1
3 11 エオリアンハーブ OP 4 6
2011 1 10 レディアルバローザ 1600万下 1 5
2 14 フミノイマジーン 1600万下 7 6
3 13 コスモネモシン 京都牝馬S 13 3

中山牝馬ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より。2011年は震災のため阪神開催。

人気と馬券

1番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

2番人気 0勝2着2回3着0回、連対率2割、複勝率2割

3番人気 2勝2着1回3着0回、連対率3割、複勝率3割

ハンデキャップ戦の上、牝馬限定戦、しかもこの時期からは牝馬はフケ(発情期)が始まるため体調管理が難しく荒れるレースの典型上位人気は連対率、複勝率も2~3割とほとんど信用でません。もちろん馬連で1~3番人気の馬同士で決まった年は1度もありません。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は6回、3頭とも2桁人気だった年が1回あります。ただし近8年で見ると馬連で1~3番人気のいずれかが絡んでいるので、この中から連軸を選ぶのが得策。1~3番人気の馬を1頭ピックアップし、4番人気以下の馬から薄く手広く流すレースです。

前走と馬券

G1         1勝2着1回3着0回、占有率6.7%

G2         1勝2着0回3着1回、占有率6.7%

愛知杯       3勝2着1回3着4回、占有率26.7%

ターコイズS     1勝2着1回3着1回、占有率10.0%

その他重賞     1勝2着2回3着2回、占有率16.6%

OP・L・条件クラス 3勝5回5着3着2回、占有率33.3%

重賞組では愛知杯組が全体の26.7%を占め、全体では前走格下条件組が33.3%を占めるように、前走の条件よりは前走った距離が関連するレース。

中山牝馬ステークスは芝1800mとマイラーと中距離が共に出走できる非根幹距離のレースですが小回りの中山の芝1800mはスピードが出し難い上、高低差が5.3mもあるため実際の走破距離よりもスタミナが必要。実際に好成績なのは前走1800m以上を走った馬。逆に前走1600m以下だと割引。

また前走の人気より着順がある程度関係しており、馬券になった30頭中20頭が前走掲示板に載っています。掲示板を外した残り10頭4頭は前走牡馬との混合重賞。そのためある程度好調を維持しているか、前走きつい競馬を経験している馬が馬券になります。

血統と馬券

基本的にはサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が強いレースですが、それでも馬券になった30頭中の14頭、50%を切っているので他の重賞に比べると低い数値。

ディープインパクト産駒は3頭しかおらず、サンデーサイレンス系であればハーツクライ、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイが複数頭入っているように切れ味より図太く伸びてくるタイプがほとんど。

次いでミスタープロスペクター系が8頭で全体の26.7%。8頭中7頭がキングカメハメハの血を引いておりパワータイプの馬。またノーザンダンサー系は4頭ですが、いずれもヨーロッパ系の時計が掛かる馬場に適した血を持っています。

そのため、スピードよりスタミナやパワー重視の血統を選んだ方が良いでしょう。

性齢と馬券

4歳   4勝2着3回3着2回、占有率30.0%

5歳   5勝2着4回3着4回、占有率43.3%

6歳   1勝2着3回3着2回、占有率20.%

7歳以上 0勝2着0回3着2回、占有率6.7%

馬体の完成度と若さがものを言うレース。馬券のほぼ3/4を4、5歳馬が占め、勝ち鞍と2着の半分は5歳馬。年を重ねるごとに成績が落ちることが如実に分かります。7歳以上の高齢馬は3着2回だけなので、馬単・馬連狙いなら無視して良いでしょう。

ハンデと馬券

52kg以下   1勝2着2回3着4回、占有率23.3%

53~54kg   8勝2着6回3着3回、占有率56.7

55~56kg   1勝2着2回3着3回、占有率20.0%

52kg以下の軽ハンデ馬や逆に馬齢定量より重い55kg以上を背負った馬は苦戦傾向。基本的にハンデキャッパーが馬齢定量と同等か1kg軽いと判断した馬が大多数を占めます。実際のハンデより当日の馬の調子の善し悪しが成績を左右します。

中山牝馬ステークスのレース及びコースの攻略法

中山牝馬ステークスは中山芝内回り1800mAコースを使用。スタートはスタンド正面、ゴール前の急坂途中から。スタートから最初のコーナーまで204mと短く、ポジション争いは熾烈。ただし中山はコーナーがきついのですぐに流れは落ち着きます。

中山の内回りは2周1667mあまりと小さく、ホームストレッチも333mと短め。第2コーナーから向こう正面中盤まで急な下り坂が続くので加速が付けやすいのですが、大跳びの馬には厳しく全体的にスピード自体はあまり上がりません。

また中山はコース全体の高低差が5.3mもあり、実際の走破距離よりもスタミナが必要。スタミナ温存のためスローペースになりやすく、開幕から3週目で芝の状態はまだ良いにも関わらず走破時計は全体的に遅め。1800m戦ですが勝ち時計は1分48秒±0.5秒がほとんど。

第4コーナーを回ると最後の直線は310mと短く、ゴール前に高低差2.2mの急坂が待ち受けます。

基本的に逃げ、先行馬が有利なコースですが、先行馬では1、2番手以外で気分よくレースを進めた馬以外は馬券になり難い傾向。1、2番手の連がらみは過去10年で5回、逃げ、2番手のどちらかが馬券に絡んでいます。

他方、第4コーナーを回った時点で6番以下が30頭中19頭と、道中スタミナロスを避け中盤以降で構えていた馬が2/3を占めます。また上がり時計も牝馬特有の切れ味勝負にはならず、早くても34.5秒前後。とにかく牝馬にはタフなコースなので、へこたれないスタミナとパワーが必要なレースです。

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