【2021年度版】京王杯2歳ステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る京王杯2歳ステークスの入賞馬

京王杯2歳ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 3 モリトライゼ 牡2 55kg 1.21.8 ダイワメジャー Nayef
2 8 ロードマックス 牡2 55kg 1.21.8 ディープインパクト Dubawi
3 8 ユングヴィ 牡2 55kg 1.21.9 ミュゼスルタン ディープインパクト
2019 1 4 タイセイビジョン 牡2 55kg 1.20.8 タートルボウル スペシャルウィーク
2 7 ビアンフェ 牡2 55kg 1.21.1 キズナ サクラバクシンオー
3 5 ヴァルナ 牡2 55kg 1.21.4 エピファネイア ダンスインザダーク
2018 1 1 ファンタジスト 牡2 55kg 1.24.7 ロードカナロア ディープインパクト
2 5 アウィルアウェイ 牝2 54kg 1.24.7 ジャスタウェイ キングカメハメハ
3 6 カルリーノ 牡2 55kg 1.25.0 マツリダゴッホ ショウナンカンプ
2017 1 1 タワーオブロンドン 牡2 55kg 1.21.9 Raven’s Pass Dalakhani
2 6 カシアス 牡2 55kg 1.22.2 キンシャサノキセキ ディラントーマス
3 7 アサクサデンゲキ 牡2 55kg 1.22.3 Stormy Atlantic Dixieland Band
2016 1 8 モンドキャンノ 牡2 55kg 1.21.9 キンシャサノキセキ サクラバクシンオー
2 6 レーヌミノル 牝2 54kg 1.22.0 ダイワメジャー タイキシャトル
3 6 ディバインコード 牡2 55kg 1.22.5 マツリダゴッホ ヘクタープロテクター
2015 1 8 ボールライトニング 牡2 55kg 1.22.6 ダイワメジャー デヒア
2 7 アドマイヤモラール 牡2 55kg 1.22.8 キンシャサノキセキ ニホンピロウイナー
3 2 シャドウアプローチ 牡2 55kg 1.22.8 ジャングルポケット フレンチデピュティ
2014 1 3 セカンドテーブル 牡2 55kg 1.21.5 トワイニング サンデーサイレンス
2 1 サフィロス 牡2 55kg 1.21.7 キンシャサノキセキ Out of Place
3 7 ニシノフラッシュ 牡2 55kg 1.21.8 サクラバクシンオー Silver Hawk
2013 1 8 カラダアレジェンド 牡2 55kg 1.23.1 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2 5 クインズハリジャン 牡2 55kg 1.23.2 スペシャルウィーク Storm Boot
3 4 ラブリープラネット 牡2 55kg 1.23.2 ダイワメジャー トワイニング
2012 1 6 エーシントップ 牡2 55kg 1.21.2 Tale of the Cat Unbridled’s Song
2 1 ラブリーデイ 牡2 55kg 1.21.3 キングカメハメハ ダンスインザダーク
3 8 カオスモス 牡2 55kg 1.21.5 マイネルラヴ ファルブラヴ
2011 1 5 レオアクティブ 牡2 55kg 1.22.1 アドマイヤムーン オペラハウス
2 3 サドンストーム 牡2 55kg 1.22.3 ストーミングホーム Green Desert
3 3 オリービン 牡2 55kg 1.22.4 ダイワメジャー Zilzal

京王杯2歳ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 2 モリトライゼ 小倉2歳S 1 2
2 9 ロードマックス 新潟2歳S 6 7
3 5 ユングヴィ 未勝利(中3週) 3 1
2019 1 1 タイセイビジョン 函館2歳S 2 2
2 3 ビアンフェ 函館2歳S 4 1
3 4 ヴァルナ 未勝利(中4週) 2 1
2018 1 2 ファンタジスト 小倉2歳S 3 1
2 1 アウィルアウェイ OP(中3か月) 1 1
3 6 カルリーノ 函館2歳S 3 3
2017 1 1 タワーオブロンドン OP(中10週) 1 1
2 5 カシアス 函館2歳S 1 1
3 4 アサクサデンゲキ 小倉2歳S 3 1
2016 1 3 モンドキャンノ 函館2歳S 1 2
2 1 レーヌミノル 小倉2歳S 1 1
3 4 ディバインコード 500万下(中8週) 2 1
2015 1 2 ボールライトニング 新馬(中4週) 1 1
2 6 アドマイヤモラール 未勝利(中6週) 1 1
3 1 シャドウアプローチ OP(中5週) 2 1
2014 1 11 セカンドテーブル 小倉2歳S 6 7
2 4 サフィロス OP(中4週) 1 1
3 1 ニシノフラッシュ 500万下(中8週) 1 1
2013 1 5 カラダアレジェンド 新馬(連闘) 2 1
2 6 クインズハリジャン 未勝利(中3週) 1 1
3 2 ラブリープラネット 小倉2歳S 3 3
2012 1 5 エーシントップ OP(中3か月) 1 1
2 7 ラブリーデイ OP(中7週) 2 1
3 8 カオスモス OP(中5週) 1 3
2011 1 5 レオアクティブ 500万下(中2週) 2 2
2 9 サドンストーム OP(中6週) 1 5
3 4 オリービン 未勝利(中6週) 1 1

京王杯2歳ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 2勝2着2回3着2回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率2割

3番人気 1勝2着1回3着0回、連対率2割、複勝率2割

1番人気は連対率4割、複勝率6割と連軸にするには難しいものの馬券は抑えた方が無難。2番人気の連対率1割、3番人気の連対率2割、複勝率も共に2割と信用できません。

一方、5番人気の成績が良く、1番人気とそん色ありません。

5番人気 3勝2着1回3着1回、連対率4割、複勝率5割

人気は前走の成績によって上下しますが、未勝利戦勝ち上がりやオープン戦敗退からの挑戦など、実際の力関係の比較が難しいため中位人気馬が意外と多く馬券に絡んできます。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは1回で、優勝。2015年から馬券の傾向が明らかに異なり、昨年を9番人気が2着に入ったのを除き3着まで6番人気以内。内4回が馬連で1番人気が絡み、馬券も堅く収まっています。

前走と馬券

函館2歳ステークス  2勝2着2回3着1回、占有率16.7%

小倉2歳ステークス  3勝2着1回3着2回、占有率20.0%

新潟2歳ステークス  0勝2着1回3着1回、占有率6.7%

オープン・1勝クラス 3勝2着4回3着3回、占有率33.2%

新馬         2勝2着0回3着0回、占有率6.7%

未勝利        0勝2着2回3着3回、占有率16.7%

この時期になると2歳戦もかなり消化し、オープンや1勝クラスを経験している馬が増えます。G2クラスということもありますが、京王杯2歳ステークス以前に行われた2歳重賞と明らかに異なり、厳しいレースを経験した馬が馬券に絡む確率が高まります。

また2歳重賞の函館2歳ステークスや小倉2歳ステークスなど1200m戦を経験している馬が大多数を占めるように、出走馬で馬券に絡むのは明らかに短距離傾向。

さらに馬券に絡んだ30頭中27頭が前走3番人気以内、同じく30頭中27頭が前走で3着以内と、素質と競走成績が伴っていなければなりません。これを見ても、出走馬が実力以上に激走する機会が少ないレースと判断できます。

血統と馬券

サンデーサイレンス系  15頭

ミスタープロスペター系  7頭

ノーザンダンサー系    5頭

その他          3頭

同世代実力上位陣による短距離重賞ということもあり、他の2歳重賞に比べ父にサンデーサイレンス系を持つ馬が少ない傾向。30頭中15頭で、全体の50%。

サンデーサイレンス系で複数頭馬券に並んでいるのはキンサシャノキセキ4頭、ダイワメジャー3頭、マツリダゴッホ2頭と、サンデーサイレンス系でも短距離馬を多く出す種牡馬が大多数を占めます。

次いでスピードと瞬発力に秀でたミスタープロスペター系が7頭、全体の23.3%、持久力をパワーに秀でたノーザンダンサー系が5頭、全体の16.7%。こちらもほとんどが短距離系統の種牡馬

勝馬も古馬になって短距離からマイル近辺で活躍する馬が多いので、将来クラッシックを狙っている馬より短距離系統の馬を狙うレースと言えます。

性齢と馬券

牡・騙馬  10勝2着8回3着10回

牝馬    0勝2着2回3着0回

牝馬は2歳牝馬路線が整備されているので出走自体が少なく、馬券に絡んだ2頭は共に前走でオープンクラスを勝ち、賞金的に年末の阪神ジュベナイルフィリーズの出走を確実にしています。よほどの力がない限り馬券にならないと判断できます。

京王杯2歳ステークスのレース及びコースの攻略法

京王杯2歳ステークスはコーナーを2つ回る東京芝1400mBコースを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチに中間あたりから。スタートから最初のコーナーまで335mしかないのですが、スタート直後に1.5mほどの急な登り坂が待ち構えているのでテンはさほど早くなりません。

その後第3コーナー手前、残り1200m辺りから長い下り坂。1400m戦とはいえ実質は1200mのレース。さらい東京のカーブは大きく、スピードをさほど落とさずに回れます。第4コーナーを過ぎると高低差2mの急坂が待ち構えていますが、距離を走っていないため一気に駆け上がれます。

ゴール前の直線は525.9mと長く、基本的に差し・追い込みが有利な設定ですが、この1400m戦に限っては逃げ・先行馬有利馬券に絡んだ30頭中20頭が第4コーナーを回った時点で5番手以内。また最後も瞬発力勝負になりやすく、勝ち馬10頭中7頭が上がり33秒台

まさに「テン良し、中良し、終い良し」と競走馬の資質が試されるレースです。

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