【2021年度版】マイルチャンピオンシップ入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るマイルチャンピオンシップの入賞馬

マイルチャンピオンシップの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 2 グランアレグリア 牝4 55kg 1.32.0 ディープインパクト Tapit
2 4 インディチャンプ 牡5 57kg 1.32.1 ステイゴールド キングカメハメハ
3 4 アドマイヤマーズ 牡4 57kg 1.32.2 ダイワメジャー Medicean
2019 1 3 インディチャンプ 牡4 57kg 1.33.0 ステイゴールド キングカメハメハ
2 7 ダノンプレミアム 牡4 57kg 1.33.2 ディープインパクト Intikhab
3 7 ペルシアンナイト 牡5 57kg 1.33.3 ハービンジャー サンデーサイレンス
2018 1 1 ステルヴィオ 牡3 56kg 1.33.3 ロードカナロア ファルブラヴ
2 1 ペルシアンナイト 牡4 57kg 1.33.3 ハービンジャー サンデーサイレンス
3 2 アルアイン 牡4 57kg 1.33.5 ディープインパクト Essence of Dubai
2017 1 8 ペルシアンナイト 牡3 56kg 1.33.8 稍重 ハービンジャー サンデーサイレンス
2 6 エアスピネル 牡4 57kg 1.33.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 2 サングレーザー 牡3 56kg 1.33.9 ディープインパクト Deputy Minister
2016 1 8 ミッキーアイル 牡5 57kg 1.33.1 ディープインパクト ロックオブジブラルタル
2 4 イスラボニータ 牡5 57kg 1.33.1 フジキセキ Cozzene
3 7 ネオリアリズム 牡5 57kg 1.33.2 ネオユニヴァース Meadowlake
2015 1 8 モーリス 牡4 57kg 1.32.8 スクリーンヒーロー カーネギー
2 5 フィエロ 牡6 57kg 1.33.0 ディープインパクト デインヒル
3 3 イスラボニータ 牡4 57kg 1.33.0 フジキセキ Cozzene
2014 1 6 ダノンシャーク 牡6 57kg 1.31.5 ディープインパクト Caerleon
2 4 フィエロ 牡5 57kg 1.31.5 ディープインパクト デインヒル
3 2 グランティア 牡5 57kg 1.31.7 アグネスタキオン Marju
2013 1 3 トーセンラー 牡5 57kg 1.32.4 ディープインパクト Lycius
2 2 ダイワマッジョーレ 牡4 57kg 1.32.6 ダイワメジャー Law Society
3 7 ダノンシャーク 牡5 57kg 1.32.7 ディープインパクト Caerleon
2012 1 1 サダムパテック 牡4 57kg 1.32.9 稍重 フジキセキ エリシオ
2 4 グランプリボス 牡4 57kg 1.32.9 サクラバクシンオー サンデーサイレンス
3 8 ドナウブルー 牝4 55kg 1.33.0 ディープインパクト Bertolini
2011 1 3 エイシンアポロン 牡4 57kg 1.33.9 稍重 Giant’s Causeway Sadler’s Wells
2 1 フィスペクトル 牡5 57kg 1.33.9 キングカメハメハ Bahri
3 7 サプレザ 牝6 55kg 1.344.1 Bahri Pleasant Tap

マイルチャンピオンシップ入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 1 グランアレグリア スプリンターズS 1 1
2 3 インディチャンプ 安田記念 2 3
3 5 アドマイヤマーズ スワンS 2 3
2019 1 3 インディチャンプ 毎日王冠 3 3
2 1 ダノンプレミアム 天皇賞秋 3 2
3 6 ペルシアンナイト 毎日王冠 4 4
2018 1 5 ステルヴィオ 毎日王冠 3 2
2 3 ペルシアンナイト 富士S 4 5
3 4 アルアイン 天皇賞秋 5 4
2017 1 4 ペルシアンナイト 富士 2 5
2 2 エアスピネル 富士S 1 1
3 7 サングレーザー スワンS 2 1
2016 1 3 ミッキーアイル スプリンターズS 2 2
2 2 イスラボニータ 富士S 4 2
3 7 ネオリアリズム 札幌記念 5 1
2015 1 4 モーリス 安田記念 1 1
2 2 フィエロ スワンS 1 2
3 1 イスラボニータ 天皇賞秋 6 3
2014 1 8 ダノンシャーク 富士S 1 7
2 3 フィエロ スワンS 2 3
3 9 グランティア 毎日王冠 2 5
2013 1 2 トーセンラー 京都大賞典 2 3
2 3 ダイワマッジョーレ スワンS 2 2
3 1 ダノンシャーク 富士S 1 1
2012 1 4 サダムパテック 天皇賞秋 10 8
2 1 グランプリボス スワンS 3 1
3 5 ドナウブルー 府中S 1 3
2011 1 5 エイシンアポロン 富士S 1 1
2 11 フィスペクトル スプリンターズS 6 6
3 4 サプレザ 英サンチャリオットS(GI)   1

マイルチャンピオンシップと馬券の傾向

過去10年の集計より。2020年は阪神開催。

人気と馬券

1番人気 1勝2着2回3着2回、連対率3割、複勝率5割

2番人気 1勝2着3回3着0回、連対率4割、複勝率4割

3番人気 2勝2着4回3着0回、連対率6割、複勝率6割

G1レースの割に上位人気の信頼度が低いレース。1番人気の優勝は過去10年で昨年の1回のみ。2着も2回と低調です。2番人気もさほど変わらない成績。一方3番人気は2勝2着4回、連対率6割なので、連軸なら3番人気が馬券的に妙味。

2桁人気が馬券に絡んだ年は過去10年で1回のみ。ただし過去9年で見ると絡んでいません。馬連は過去10年中8回が番人気以内同士で決着。3着も7番人気が2回、9番気が1回と、基本的に実力馬同士で決まる傾向です。

上位人気馬の実力に差があまりない証拠で、上位人気から当日の気配を注視して馬券の取捨選択をした方が良いでしょう。

前走と馬券

馬券に絡んだ馬の大多数が前走G1、G2クラスかステップレースの富士ステークス、スワンステークスから。

スプリンターズステークス 2勝2着1回3着0回

毎日王冠         2勝2着0回3着2回

天皇賞秋         1勝2着1回3着2回

富士ステークス      3勝2着3回3着1回

スワンステークス     0勝2着4回3着2回

安田記念         1勝2着1回3着0回

その他重賞        1勝2着0回3着3回

前走富士ステークス、毎日王冠、天皇賞秋、安田記念と東京の1600~2000mを経験している馬の成績が良いことが分かります。前走東京コースだった18頭中16頭は、前走で5番人気以内。同様に16頭が前走掲示板に載っています。

マイルチャンピオンシップは京都外回りを使うのでホームストレッチ、バックストレッチ共に長く、東京コース巧者との親和性が高いことが伺えます。

一方でマイルチャンピオンシップのトライアルレースに指定され、同じ京都コースで行われるスワンステークス組は優勝が無く2、3着が多い傾向。スワンステークス組で馬券に絡んだ馬は全頭前走で馬券になっています。

また過去10年で条件戦から出走した馬が馬券に絡んだことは無く、前走の重賞の格がダイレクトに成績に反映されるレースです。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   20頭

ノーザンダンサー系    4頭

ミスタープロスペクター系 3頭

その他          3頭

ホームストレッチ、バックストレッチ共に長くスピード能力を存分に活かせるコースなので、スピード能力に秀でたサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が30頭中20頭、全体の2/3を占めます。

その内複数頭馬券に絡んでいる種牡馬はディープインパクト12頭で最多。優勝も4回しており、他を圧倒。その次がフジキセキ4頭、ダイワメジャー2頭、ステイゴールド2頭なので、ディープインパクト以外はピッチ走法で走る産駒を多く出すサンデーサイレンス系が多数。

次いでノーザンダンサー系が4頭ですが、内3頭は父ハービンジャー×母の父サンデーサイレンスの組み合わせ。他の系統も半数が母の父がサンデーサイレンス系種牡馬なので、サンデーサイレンスの血は必須です。

性齢と馬券

3歳     2勝2着0回3着1回、占有率10.0%

4歳     5勝2着5回3着4回、占有率46.7%

5歳     2勝2着4回3着4回、占有率33.3%

6歳     1勝2着1回3着1回、占有率10.0%

7歳以上   0勝2着0回3着0回、占有率00.0%

中心は5勝2着5の4歳馬、続いて5歳馬の順。3歳馬で優勝している2頭は皐月賞で入着しているように、世代トップクラスの馬でなければ馬券になりません。高齢馬は苦戦傾向で、7歳以上の馬は馬券に絡まず6歳馬も全て過去G1で馬券になっています。それ以下の成績の高齢馬は切り。

過去10年で牝馬は1勝3着2回、全体の10%。昨年の優勝のグランアレグリアは2歳時にワールドレーティングで1位、他2頭中1頭も海外のG1馬なので、牝馬でも桁違いの実力が無ければ基本無視して良いでしょう。

マイルチャンピオンシップのレース及びコースの攻略法

2021年度のマイルチャンピオンシップはコーナーを2つ回る阪神芝外回り1600mコースを使用。スタートはスタンド向こう側、第2コーナーを過ぎたところから。スタートから最初のコーナーまで444mあり基本的に平坦、スタートダッシュがつけやすいコース。

阪神外回りは第3、第4コーナーの径が大きく緩やか。また第4コーナーから急な下り坂が続くので加速がつけやすい構造です。ただし、加速しすぎると第4コーナーを回った時に外に振られてコースロスが生じ、後続の差し、追い込み馬にインを突かれるリスクがあります。

ゴール前直線は473mと長く、しかもゴール前1ハロンのところに高低差1.9mの急な上り坂が待ち受けます。基本的に差し、追い込みが有利なコースです。

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