2022年第40回G3中山牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

【2022年度版】中山牝馬ステークス入賞馬データ

過去10年のデータから見る中山牝馬ステークスの入賞馬

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2021 1 7 ランブリングアレー 牝5 55kg 1.54.8 不良 ディープインパクト シンボリクリスエス
2 6 ロザムール 牝5 52kg 1.54.8 ローズキングダム Caerleon
3 4 フェアリーポルカ 牝5 55kg 1.54.9 ルーラーシップ アグネスタキオン
2020 1 2 フェアリーポルカ 牝4 52kg 1.50.2 不良 ルーラーシップ アグネスタキオン
2 8 リュヌルージュ 牝5 50kg 1.50.3 モンテロッソ メジロマックイーン
3 5 エスピワー 牝4 53kg 1.50.4 オルフェーヴル シンボリクリスエス
2019 1 5 フロンテアクイーン 牝6 54kg 1.47.7 メイショウサムソン サンデーサイレンス
2 6 ウラヌスチャーム 牝4 53kg 1.47.7 ルーラーシップ フジキセキ
3 3 アッフィラート 牝6 51kg 1.47.7 ディープインパクト Loup Solitaire
2018 1 8 カワキタエンカ 牝4 53kg 1.49.0 稍重 ディープインパクト クロフネ
2 4 フロンテアクイーン 牝5 54kg 1.49.1 メイショウサムソン サンデーサイレンス
3 6 レイホーロマンス 牝5 52kg 1.49.3 ハービンジャー サンデーサイレンス
2017 1 2 トーセンビクトリー 牝5 53kg 1.49.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 7 マジックタイム 牝6 56kg 1.49.4 ハーツクライ ブライアンズタイム
3 1 クインズミラーグロ 牝5 52kg 1.49.5 マンハッタンカフェ In Excess
2016 1 8 シュンドルボン 牝5 54kg 1.50.3 ハーツクライ エルコンドルパサー
2 8 ルージュバック 牝4 56kg 1.50.3 マンハッタンカフェ Awesome Again
3 3 メイショウスザンナ 牝7 55kg 1.50.4 アグネスデジタル サンデーサイレンス
2015 1 2 バウンズシャッセ 牝4 54kg 1.47.5 ゼンノロブロイ Halling
2 5 アイスフォーリス 牝6 54kg 1.47.5 ステイゴールド クロフネ
3 8 パワースポット 牝7 53kg 1.47.7 スズカマンボ パラダイスクリーク
2014 1 3 フーラブライド 牝5 53kg 1.48.52 ゴールドアリュール メジロマックイーン
2 7 ケイアイエレガント 牝5 53kg 1.48.7 キングカメハメハ A.P. Indy
2 7 キャトルフィーユ 牝5 52kg 1.48.7 ディープインパクト Tejano Run
2013 1 6 マイネイザベル 牝5 56kg 1.48.5 テレグノシス サンデーサイレンス
2 4 スマートシルエット 牝6 54kg 1.48.6 ファルブラヴ Deputy Minister
3 8 オールザットジャズ 牝5 56kg 1.48.7 タニノギムレット サンデーサイレンス
2012 1 6 レディアルバローザ 牝5 54kg 1.50.6 キングカメハメハ Tejano Run
2 4 オールザットジャズ 牝4 53kg 1.50.7 タニノギムレット サンデーサイレンス
3 2 エオリアンハーブ 牝6 53kg 1.50.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス

中山牝馬ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2021 1 7 ランブリングアレー 愛知杯 6 2
2 5 ロザムール 中山金杯 14 4
3 6 フェアリーポルカ 小倉大賞典 6 3
2020 1 3 フェアリーポルカ 愛知杯 6 4
2 14 リュヌルージュ 2勝クラス 5 1
3 1 エスピワー ターコイズS 2 2
2019 1 5 フロンテアクイーン ターコイズS 4 4
2 3 ウラヌスチャーム 愛知杯 3 4
3 11 アッフィラート 1600万下 5 2
2018 1 6 カワキタエンカ OP 2 10
2 2 フロンテアクイーン ターコイズS 3 2
3 9 レイホーロマンス 愛知杯 1 2
2017 1 5 トーセンビクトリー OP 1 8
2 1 マジックタイム 1600万下 1 1
3 7 クインズミラーグロ 愛知杯 6 3
2016 1 4 シュンドルボン 愛知杯 1 8
2 1 ルージュバック 有馬記念 6 10
3 15 メイショウスザンナ 愛知杯 18 12
2015 1 3 バウンズシャッセ 愛知杯 6 8
2 4 アイスフォーリス 中山金杯 11 5
3 5 パワースポット 京都牝馬S 8 3
2014 1 1 フーラブライド 日経新春杯 4 3
2 10 ケイアイエレガント 1600万下 10 1
2 4 キャトルフィーユ 愛知杯 14 2
2013 1 6 マイネイザベル エリザベス女王杯 10 7
2 2 スマートシルエット 東京新聞杯 10 6
3 1 オールザットジャズ 日経新春杯 7 12
2012 1 8 レディアルバローザ 京都牝馬S 7 6
2 7 オールザットジャズ 1600万下 1 1
3 11 エオリアンハーブ OP 4 6

中山牝馬ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

2番人気 0勝2着2回3着0回、連対率2割、複勝率2割

3番人気 2勝2着1回3着0回、連対率3割、複勝率3割

ハンデキャップ戦の上、牝馬限定戦、しかもこの時期からは牝馬はフケ(発情期)が始まるため体調管理が難しく、荒れるレースの典型。上位人気は連対率、複勝率も2~3割とほとんど信用でません。もちろん馬連で1~3番人気の馬同士で決まった年は1度もありません。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は6回と多め。ただし近8年で見ると昨年を除き馬連で1~3番人気のいずれかが絡んでいるので、この中から連軸を選ぶのが得策。1~3番人気の馬を1頭ピックアップし、4番人気以下の馬から薄く手広く流すレースです。

前走と馬券

GⅠ         1勝2着1回3着0回、占有率6.7%

GⅡ         1勝2着0回3着1回、占有率6.7%

愛知杯        4勝2着1回3着4回、占有率30.0%

ターコイズステークス 1勝2着1回3着1回、占有率10.0%

その他重賞      1勝2着3回3着2回、占有率20.0%

OP・L・条件クラス  2勝2着4回3着2回、占有率26.6%

重賞組では愛知杯組が全体の30%を占め、全体では前走格下条件組が26.73%を占めるように、前走の条件より走破距離が関連するレース

中山牝馬ステークスは芝1800mとマイラーと中距離が共に出走できる非根幹距離。ただし小回りの中山の芝1800mはスピードが出し難く、尚且つ高低差が5.3mもあるため実際の走破距離よりもスタミナが必要。実際に好成績を収めているのは前走1800m以上を走った馬。逆に前走1600m以下だと割引

また前走の人気より着順がある程度関係しており、馬券になった30頭中21頭が前走掲示板に載っています。掲示板を外した残り10頭4頭は前走牡馬との混合重賞。そのためある程度好調を維持しているか、前走きつい競馬を経験している馬が馬券になります。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   13頭

ミスタープロスペクター系 10頭

ノーザンダンサー系     4頭

ロベルト系         2頭

その他           1頭

基本的にはサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が強いレースですが、それでも馬券になった30頭中の13頭、全体の4割程度と他の重賞に比べると低い数値。

ディープインパクト産駒は3頭しかおらず、サンデーサイレンス系であればステイゴールド系、ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイが複数頭入っているように切れ味より図太く伸びてくるタイプがほとんど。

次いでミスタープロスペクター系が10頭で全体の3割。10頭中7頭がキングカメハメハの血を引いているパワータイプの馬またノーザンダンサー系は4頭ですが、いずれもヨーロッパ系の時計が掛かる馬場に適した血を持っています。そのため、スピードよりスタミナやパワー重視の血統を選ぶレースです。

性齢と馬券

4歳   3勝2着3回3着1回、占有率23.3%

5歳   6勝2着4回3着5回、占有率50.0%

6歳   1勝2着3回3着2回、占有率20.0%

7歳以上 0勝2着0回3着2回、占有率6.7%

馬体の完成度と若さがものを言うレース。馬券のほぼ3/4を4、5歳馬が占め、勝ち鞍と2着の半分は5歳馬年を重ねるごとに成績が落ちることが如実に分かります。7歳以上の高齢馬は3着2回だけなので、馬単・馬連狙いなら無視して良いでしょう。

ハンデと馬券

52kg以下   1勝2着2回3着4回、占有率23.3%

53~54kg   7勝2着6回3着3回、占有率53.4

55~56kg   2勝2着2回3着3回、占有率23.3%

52kg以下の軽ハンデ馬や逆に馬齢定量より重い55kg以上を背負った馬は苦戦傾向。基本的にハンデキャッパーが馬齢定量と同等か1kg軽いと判断した馬が大多数を占めます。実際のハンデより当日の馬の調子の善し悪しが成績を左右します。

中山牝馬ステークスのレース及びコースの攻略法

中山牝馬ステークスは中山芝内回り1800mAコースを使用。スタートはスタンド正面、ゴール前の急坂途中から。スタートから最初のコーナーまで204mと短く、ポジション争いは熾烈。ただし中山はコーナーがきついのですぐに流れは落ち着きます。

中山の内回りは2周1667mあまりと小さく、ホームストレッチも333mと短め。第2コーナーから向こう正面中盤まで急な下り坂が続くので加速が付けやすいのですが、大跳びの馬には厳しく全体的にスピード自体はあまり上がりません。

また中山はコース全体の高低差が5.3mもあり、実際の走破距離よりもスタミナが必要。スタミナ温存のためスローペースになりやすく、開幕から3週目で芝の状態はまだ良いにも関わらず走破時計は全体的に遅め。1800m戦ですが勝ち時計は1分48秒±0.5秒がほとんど。

第4コーナーを回ると最後の直線は310mと短く、ゴール前は高低差2.2mの急坂。基本的に逃げ、先行馬が有利なコースですが、先行勢は1、2番手で気分よくレースを進めた馬以外は馬券になり難い傾向。1、2番手の連絡みは過去10年で6回、逃げ、2番手のどちらかが馬券に絡んでいます。

他方、第4コーナーを回った時点で6番以下が30頭中18頭と、道中スタミナロスを避け中盤以降で構えていた馬が60%を占めます。また上がり時計も牝馬徳湯の切れ味勝負にはならず、早くても34.5秒前後。とにかくタフなコースにへこたれないスタミナとパワーが必要なレースです。

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