2022年第96回G2中山記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年中山記念の注目馬を分析!

中山記念の特徴

G2中山記念は第2回中山開催2日目に行われる4歳以上芝1800mの別定戦です。負担重量は2月28日以前の開催なら4歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、3月以降であれば4歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が以下の通りに加算されます。

2kg増・・・過去1年以内に牝馬限定を除くG1勝利馬。

1kg増・・・過去1年以内に牝馬限定G1勝利馬、同G2勝利馬。一年以上前に牝馬限定及び2歳G1を除くG1勝利馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は大阪杯出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

中山記念は大阪杯へのステップレースに指定され、JRA所属馬であれば優勝馬に、地方所属馬であれば2着以内に入った馬に大阪杯への優先出走権が与えられます。

↓過去10年の中山記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年中山記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ソッサスブレイ  コンデュイット 騙8 柴田大和 コスモヴューファーム
粕谷昌央 (美浦) スペシャルウィーク 56kg 手嶋康雄
1 2 トーラスジェミニ  キングズベスト 牡6 西村淳也 川上牧場
長谷川浩 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 小桧山悟 (美浦)
2 3 ガロアクリーク キンシャサノキセキ 牡5 田辺裕信 笠松牧場
上原博之 (美浦) Kingmambo 56kg 水上行雄
2 4 ヒュミドール   オルフェーヴル 騙6 M.デムーロ 宮内牧場
小手川準 (美浦) チチカステナンゴ 56kg サンライズ
3 5 パンサラッサ ロードカナロア 牡5 吉田豊 木村秀則
矢作芳人 (栗東) モンジュー 56kg 広尾レース
3 6 レッドサイオン ロードカナロア 牡6 木幡育也 ノーザンファーム
藤沢和雄 (美浦) アアグネスタキオン 56kg 東京レーシング
4 7 ウインイクシード マンハッタンカフェ 牡8 松岡正海 コスモヴューファーム
鈴木伸尋 (美浦) ボストンハーバー 56kg ウィン
4 8 マルターズディオサ キズナ 牝5 戸崎圭太 天羽禮治
手塚貴久 (美浦) Grand Slam 54kg 藤田在子
5 9 ゴーフォザサミット ハーツクライ 牡7 北村宏司 矢野牧場
藤沢和雄 (美浦) Storm Cat 56kg 山本英俊
5 10 ルフトシュトローム キンシャサノキセキ 牡5 石橋脩 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) キングカメハメハ 56kg サンデーレーシング
6 11 カラテ トゥザグローリー 牡6 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 56kg 小田切光
6 12 アドマイヤハダル ロードカナロア 牡4 横山武史 ノーザンファーム
大久保龍 (栗東) ディープインパクト 55kg 近藤旬子
7 13 ワールドリバイバル  エピファネイア 牡4 津村明秀 天羽牧場
牧田和弥 (栗東) アグネスタキオン 56kg 鈴木昭和
7 14 コントラチェック ディープインパクト 牝6 丸山元気 ノーザンファーム
藤沢和雄(美浦) Halling 54kg キャロットファーム
8 15 ダノンザキッド ジャスタウェイ 牡4 川田将雅 ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) Dansili 55kg ダノックス
8 16 ワールドウインズ ルーラーシップ 騙5 田中勝春 藤原牧場
武幸四郎 (栗東) フジキセキ 56kg 川勝裕之

勝ち馬予想に役立つ!中山記念の注目馬分析

ダノンザキッド

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
Wild Again
エピックラヴ Dansili デインヒル
Hasili 
Leopard Hunt Diesis
Alcando

ダノンザキッドは2020年JRA最優秀2歳牡馬2歳時に新馬、東京スポーツ杯2歳ステークス、ホープフルステークスの3連勝。3歳春は順調さを欠き、皐月賞では1番人気15着惨敗。その後骨折が判明。秋は富士ステークス4着、マイルチャンピオンシップで3着に入っています。

ダノンザキッドの父はジャスタウェイ。母エピクラヴはアイルランド産でフランス芝1800mG3の勝ち馬で、芝2000mG1サンタラリ賞でも2着。ダノンザキッドの半兄でディープブリランテ産駒のミッキーブリランテは阪急杯2着の実績。

前走マイルチャンピオンシップでは優勝馬グランアレグリアから0.2秒差。2着シュネルマイスターとは0.1秒差と2歳チャンピオンの維持を見せた格好。上りも1,2着馬に次ぐ3番目と末脚の強力さは健在です。

今年の中山記念登録メンバー中唯一のGⅠ馬であり、中山記念は前走GⅠだった馬が過去10年で6勝を挙げています。また斤量も前走より1kg軽くなるのは有利。前走よりメンバーも手薄です。今回は勝ち負け。

カラテ

トゥザグローリー キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス
フェアリードール
レディーノパンチ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
レイサッシュ パラダイスクリーク
ゴールデンサッシュ

カラテは昨年の東京新聞杯の優勝馬。これまで28戦6勝2着1回3着1回6勝中5勝が1600m戦。その内、中山で3勝を挙げています。前走の東京新聞杯では2番人気で3着し、マイル戦は走ります。

カラテの父はキングカメハメハ産駒で中長距離重賞5勝のトゥザグローリー。フレンチデピュティ産駒の母レディーノパンチは未出走馬。母系からステイゴールド、ドリームパスポート、ショウナンパンドラなど活躍馬を多数輩出。成績からも母の父フレンチデピュティが強く出ているタイプ。

未勝利戦で芝2000mを勝ち上がっていますが、良績は芝1600mに集中。中山芝1600mは外周りですが、芝1800m戦は内回りコーナーがきつく、重賞は東京・新潟のようなワンターンで好成績を挙げている本馬には不利。また前走GⅠ・中山金杯以外の重賞組の成績も良くありません。見送り。

アドマイヤダハル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
スウェアトウショウ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
タバサトウショウ ダンシングブレーヴ
サマンサトウショウ

アドマイヤダハルはこれまで8戦3勝2着1回3歳時に皐月賞トライアルの若葉ステークスを勝ち、本番の皐月賞で4着ダービーでは3番人気に推されましたが、距離に限界があり17着に敗退夏から秋は休養に充て、今回が叩き3戦目。

アドマイヤダハルの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒のスウェアトウショウは未勝利馬。母の半姉は中距離GⅠ3勝のスウィープトウショウ。

前走休み明け叩き2戦目の前走東京芝2000mリステッドクラスで1分57秒の好時計で2着に入っています。父がロードカナロアなので前走より距離短縮はプラス。ただし、まだ古馬一線級と戦っておらず、前走重賞以外から中山記念で馬券になった馬は過去10年で1頭のみ。今回は見送り。

パンタラッサ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ミスペンバリー モンジュー Sadler’s Wells 
Floripedes 
Stitching ハイエステイト
Itching 

パンタラッサは昨年の福島記念で重賞初制覇。これまで18戦4勝2着4回重賞は他に3歳時にラジオNIKKEI賞で2着に入っています。

パンサラッサの父はロードカナロア。モンジュー産駒の母ミスペンバリーは未勝利馬。パンタラッサの上にディープインパクト駒のエタンダールが青葉賞2着、デメシオンが阪神牝馬馬特別3着と、重賞でもそこそこの成績。

4勝は全て芝2000m。前走有馬記念では8番人気でしたが、さすがに初距離の上、相手が悪く13着に敗退。距離短縮の今回はプラスも、過去に中山を5走って掲示板に載ったことがありません今回は見送り。

ウインイクシード

ウインエクシードは昨年の3着馬。これまで35戦4勝2着7回3着8回重賞勝ちはありませんが、中山金杯で2、3着の実績があり、今年は6着からの再挑戦です。

ウインイクシードの父は万能系種牡馬のマンハッタンカフェ。ボストンハーバー産駒の母イクスキューズはデイリー杯クイーンカップの優勝馬。ウインイクシードの半妹でゴールドシップ産駒のウインキートスが目黒記念を優勝しています。

中山や福島が主戦場で、中山芝1800~2000mに限れば11戦1勝2着4回3着3回と大崩れしません。今年の中山金杯ではいつもの先行策が取れずに優勝馬から0.5秒差。ただし2着とは0.1秒差と好走の範囲。中山記念は前走中山金杯組が強いので、本馬には有利。

年齢的に勝ち切れないまでも、2、3着ならあり。抑えで。

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