【2022年度版】中京記念入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る中京記念の入賞馬

中京記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2021 1 3 アンドラステ 牝5 54kg 1.46.2 オルフェーヴル Dynaformer
2 6 カテドラル 牡5 56kg 1.46.3 ハーツクライ ロックオブジブラルタル
3 8 クラヴェル 牝4 52kg 1.46.3 エピファネイア キングカメハメハ
2020 1 7 メイケイダイハード 牡5 53kg 1.32.7 ハードスパン キングカメハメハ
2 7 ラセット 牡5 55kg 1.32.7 モンテロッソ アスネスタキオン
3 8 エントシャイデン 牡5 56kg 1.32.8 ディープインパクト サクラバクシンオー
2019 1 3 グルーヴィット 牡3 52kg 1.33.6 稍重 ロードカナロア スペシャルウィーク
2 3 クリノガウディー 牡3 52kg 1.33.6 スクリーヒーロー ディアブロ
3 4 プリモシーン 牝4 55.5kg 1.33.7 ディープインパクト Fastnet Rock
2018 1 8 グレーターロンドン 牡6 56.5kg 1.32.3 ディープインパクト ドクターデヴィアス
2 6 ロジクライ 牡5 56kg 1.32.4 ハーツクライ Machiavellian
3 2 リライアブルエース 牡5 54kg 1.32.6 ディープインパクト Unusual Heat
2017 1 2 ウインガニオン 牡5 57kg 1.33.2 ステイゴールド ポリッシュネイビー
2 3 グランシルク 牡5 56kg 1.33.6 ステイゴールド Unusual Heat
3 8 ブラックムーン 牡5 57kg 1.33.6 アドマイヤムーン ジェネラス
2016 1 7 ガルバルディ 牡5 55kg 1.33.6 ディープインパクト Zafonic
2 4 ピークトラム 牡5 56kg 1.33.7 チチカステナンゴ スペシャルウィーク
3 6 ケントオー 牡4 56kg 1.33.8 ダンスインザダーク トウカイテイオー
2015 1 3 スマートオリオン 牡5 57kg 1.33.4 グラスワンダー ウイニングチケット
2 1 アルマディヴァン 牝5 52kg 1.34.4 メジロベイリー メジロライアン
3 5 ダローネガ 牡6 55kg 1.33.5 ダイワメジャー ホワイトマズル
2014 1 8 サダムパテック 牡6 58kg 1.37.1 稍重 フジキセキ エリシオ
2 7 ミッキードリーム 牡7 56kg 1.37.1 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 4 マジェスティハーツ 牡4 56kg 1.37.1 ハーツクライ ボストンハーバー
2013 1 8 フラガラッハ 牡6 57kg 1.33.5 デュランダル トニービン
2 6 ミッキードリーム 牡6 57kg 1.33.6 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 3 リルダヴァル 牡6 57kg 1.33.8 アグネスタキオン サンダーガルチ
2012 1 1 フラガラッハ 牡5 57kg 1.35.1 デュランダル トニービン
2 8 ショウリュウムーン 牝5 54kg 1.35.3 キングカメハメハ ダンスインザダーク
3 5 トライアンフマーチ 牡6 58kg 1.35.4 スペシャルウィーク ダンシングブレーヴ

中京記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2021 1 1 アンドラステ マーメイドS 3 2
2 6 カテドラル 安田記念 9 12
3 5 クラヴェル マーメイドS 5 2
2020 1 18 メイケイダイハード OP 10 11
2 6 ラセット L 6 2
3 9 エントシャイデン L 9 1
2019 1 3 グルーヴィット NHKマイルカップ 4 10
2 6 クリノガウディー NHKマイルカップ 13 14
3 1 プリモシーン ヴィクトリアマイル 4 2
2018 1 1 グレーターロンドン 京王杯スプリングS 3 4
2 5 ロジクライ マイラーズC 3 7
3 4 リライアブルエース 京王杯スプリングS 6 6
2017 1 5 ウインガニオン OP 3 1
2 2 グランシルク OP 1 2
3 1 ブラックムーン OP 1 1
2016 1 7 ガルバルディ OP 2 5
2 6 ピークトラム OP 2 1
3 4 ケントオー OP 4 1
2015 1 6 スマートオリオン OP 11 1
2 13 アルマディヴァン OP 9 8
3 3 ダローネガ 1600万下 2 1
2014 1 7 サダムパテック 安田記念 17 7
2 11 ミッキードリーム OP 12 5
3 5 マジェスティハーツ エプソムカップ 1 6
2013 1 5 フラガラッハ 京王杯スプリングS 14 15
2 13 ミッキードリーム OP 9 6
3 3 リルダヴァル エプソムカップ 6 4
2012 1 5 フラガラッハ OP 11 1
2 6 ショウリュウムーン OP 1 15
3 10 トライアンフマーチ OP 1 1

中京記念と馬券の傾向

過去10年の集計より。2020年は阪神で、2021年は小倉芝1800mで開催。

人気と馬券

1番人気 2勝2着0回3着2回 連対率2割、複勝率4割

2番人気 0勝2着1回3着0回 連対率1割、複勝率1割

3番人気 1勝2着0回3着2回 連対率1割、複勝率3割

体調管理が難しい猛暑のハンデキャップ戦らしく、上位の連対率は1~2割とほとんど馬券になりません。一方で5、6番人気の連対率が良く

5番人気 3勝2着1回3着2回 連対率4割、複勝率6割

6番人気 1勝2着5回3着0回 連対率6割、複勝率6割

過去10年中9回でどちらかが連軸。また過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は5回、その内4回が馬連と荒れ気味。しかも馬連で2桁人気が馬券になった4回はいずれも5、6番人気が対抗なので、嵌ると大穴が狙えます。

前走と馬券

春マイルGⅠ     2勝2着2回3着1回

マイラーズカップ  0勝2着1回3着0回

京王杯スプリングC  2勝2着0回3着1回

エプソムカップ   0勝2着0回3着2回

マーメイドS     1勝2着0回3着1回

OP・L       5勝2着7回3着4回

条件戦       0勝2着0回3着1回

夏は有力馬の多くが休養に充てるため、手薄なメンバーのうちに重賞を勝ちたいオープン・リステッドからの出走馬が馬券全体の半数以上を占めます。その他では春のマイルGⅠからの出走組の成績が良く、メンバーが手薄なので前走2桁人気からでも十分巻き返してきます。

一方で条件戦からは過去9年で1頭、3着が最高。マイル路線は層が厚く、軽ハンデでも条件クラスの能力では厳しいレースです。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   19頭

ミスタープロスペター系    6頭

ロベルト系          3頭

ノーザンダンサー系      1頭

その他            1頭

ホームストレッチ、バックストレッチとも直線が長いコースを使うためスピードを活かしやすく、サンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が19頭、全体の6割以上を占めます。その内複数頭馬券になっているのはディープインパクト産駒が5頭、ステイゴールド系、ハーツクライが各3頭。

他はミスタープロスペクター系が6頭で、中4頭がキングカメハメハの血を持っています。他の競馬場のマイル戦と同様に、スピードと瞬発力を兼ね備えた産駒を多く出す種牡馬が台頭しています。

性齢と馬券

3歳   1勝2着1回3着0回 占有率6.7%

4歳   0勝2着0回3着4回 占有率13.3%

5歳   6勝2着7回3着3回 占有率53.4%

6歳   3勝2着1回3着3回 占有率23.3%

7歳以上 0勝2着1回3着0回 占有率3.3%

馬券の中心は5歳馬。5勝、馬券全体の5割を占めます。その次が6歳馬で、この2世代でほぼ8割。4歳馬は猛暑に慣れしていないため3着まで。またマイル戦はスピードと瞬発力が必要で、瞬発力の衰えが来る高齢馬も苦戦。基本的に5、6歳馬を中心に馬券を組むのが得策。

牡・騙馬 9勝2着8回3着8回 占有率86.3%

牝馬   1勝2着2回3着2回 占有率16.7%

「夏は牝馬」という格言がありますが、中京記念には当てはまりません。基本的に牡馬から馬券を考えるのが賢明です。

ハンデと馬券

52kg以下   0勝2着0回3着0回 占有率0%

52~53kg台 2勝2着2回3着1回 占有率16.7%

54~55kg台 2勝2着2回3着3回 占有率23.3%

56~57kg台 5勝2着6回3着5回 占有率53.3%

58kg以上   1勝2着0回3着1回 占有率6.7%

ハンデ戦とはいえ、馬齢定量とほぼ同斤量の56~57kg台が全体の半数以上さすがに58kg以上を背負うと馬券にはなり難く、優勝馬はGⅡ勝ちがありGⅠ2着のサダムパテックのみ。基本的にハンデキャッパーがそれなりに実力を認めた馬から選ぶのが無難。

中京記念のレース及びコースの攻略法

2022年の中京記念はコーナーを4つ回る小倉芝1800mで行われます。スタートはスタンド正面ゴール前1ハロン辺りから。スタートから最初の直線まで217mと短めで、先行争いは熾烈。先行馬はある程度の脚が必要です。

最初のコーナーは高低差3mの上り坂で、一旦スピードが落ちます。その後、第2コーナーから第4コーナー半ばまで段階的に長い下り坂。そのため全体的にスピードが出やすいコース設定で、第4コーナーにはスパイラルカーブが設けられ、スピードを出し過ぎると外に振られます。

ゴール前の直線は293mと短く、しかも平坦。下り坂でスピードに乗ったまま直線に入れます。先行馬であればスパイラルカーブで外に振られても、内ラチは荒れているため寧ろ好都合。そのままなだれ込めます。そのため逃げ、先行馬が有利です。

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